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ピラニア
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{{Otheruses|魚類のピラニア|その他のピラニア}} {{生物分類表 |名称 = ピラニア |色 = 動物界 |画像 = [[ファイル:Pirhana06.jpg|250px]] |画像キャプション = |界 = [[動物界]] [[:w:Animal|Animalia]] |門 = [[脊索動物門]] [[:w:Chordate|Chordata]] |亜門 = [[脊椎動物亜門]] [[:w:Vertebrate|Vertebrata]] |綱 = [[条鰭綱]] [[:w:Actinopterygii|Actinopterygii]] |目 = [[カラシン目]] [[:w:Characiformes|Characiformes]] |科 = |亜科 = セルラサルムス亜科 <br/>[[:w:Serrasalminae|Serrasalminae]] |属 = |種 = |学名 = |英名 = [[:en:Piranha|Piranha]] }} [[Image:Jaw of the piranha.jpg|thumb|ベネズエラのピラニア]] [[Image:Piranha.jaw.jpg|thumb|ピラニアの顎骨]] '''ピラニア'''(piranha、piraña<ref>「ピラニャ」の表記が原語の発音に近い</Ref>)は、[[アマゾン川]]など[[南アメリカ]]の[[熱帯]]地方に生息する[[肉食]]の[[淡水魚]]の'''総称'''である('''特定の[[種 (分類学)|種]]や[[属 (分類学)|属]]を示す単語ではない''')。ピラニアと呼ばれる魚は基本的に[[カラシン目]]セルサラムス科セルサラムス亜科(serrasalmus)に属する種が主だが、分類が曖昧な種もある。 "piranha"とは、現地のインディオの言語であるトゥピ語で「魚」を意味する"Pira"と、「歯」を意味する"Ranha"を合わせたもので、「歯のある魚」の意味。 == 形態 == 体長は小型の種で15 [[センチメートル|センチ・メートル]]、大型種では60センチ・メートル程に達する。ピラニア・ナッテリーは緑と赤に輝く鱗を持ち容姿も美しく、[[熱帯魚]]として家庭で飼育する愛好者も多い。 観賞魚として人気のある[[ネオンテトラ]]はピラニアと同じ[[カラシン目|カラシン]]の仲間であり、顔つきもよく似ている。小さいため分かりにくいがネオンテトラにも鋭い牙がある。また、草食でおとなしい[[メチニス]]の仲間に近縁で体型、色彩などが似る。 == 生態 == ピラニアは、上記のメチニス系の草食魚類から、1000万年 - 800万年前ほど前、雑食の[[メガピラニア]](学名:''Megapiranha paranensis'')を経て、現代の肉食のピラニアへと進化した<ref>[http://www.nescent.org/news/thisweek.php?id=99 New fossil tells how piranhas got their teeth]</ref>。そのため草食系の気質が多く残っている。概して臆病な性質であり、特に単体での性格は極端に臆病であるため群れることを好む。自分より大きく動くものに対しては、すぐ逃げ出す傾向がある。 野生種の食物は他の魚や稀に水に落ちた雛鳥や[[ネズミ]]など、主に自分よりも小形の魚類や動物類である。他には川で死にかけている、もしくは川で死んでからあまり時間が経っていない動物類の肉も食べていて、「たとえ空腹でも大型の[[恒温動物|温血動物]]は襲わない」という説は誤りである<ref>http://www.charonboat.com/item/221</ref>。獲物からは常に距離を取り、その安全圏から獲物の肉を盗み取るように高速に泳ぐ。ただし、血液臭や水面を叩く音に敏感に反応し、群れ全体が興奮状態となると水面が盛り上がるほどの勢いで獲物に喰らい付く<ref>このような捕食シーンの展示は水族館のショーの定番である。</ref>。 群れは常に同じ水域で活動しており、ほとんど移動しない。そのため、乾季になると多くのピラニアが干上がった川に取残され、[[カメ]]や[[鳥類|野鳥]]や[[アヒル]]の餌となっている。 == 人間との関係 == [[映画]]などのフィクションによって広められた「アマゾンの人喰い魚」は誇張であるが、鋭利な歯と強靭な顎を持つ肉食性の魚であり、一切襲われることはないとはいえず、ピラニアが興奮状態になる可能性がある出血状態([[怪我]]や[[月経]]等)で、安易にピラニアの生息域に入ることは避けるべきである。 ピラニア自体は[[たんぱく質]]が豊富で、現地では食用とする。鋭い歯はその切れ味の良さから[[散髪]]に用いられるなど、[[鉄器文明]]がない地域であったこともあって、古来から刃物として活用されている。 また、ピラニアは「アマゾン川の魚」として[[デンキウナギ]]と並んで世界的に有名な魚であり、外国人にも人気が高いことから、現代では重要な「[[観光]]資源」としても扱われている。ピラニアの肉を用いた料理の他、特徴であるその鋭い歯を使った各種の日用品および装飾品や、そのまま姿干しにしたり[[剥製]]にしたりしたものが土産物として人気が高い。 == 観賞魚としてのピラニア == 鋭い牙に注意していればピラニアは飼育が容易な種である。ただし、水槽の中に手を入れて作業する場合、噛まれて大怪我をする事故が起こる。同様にピラニアが水の外に出て暴れているような状況で、素手や軍手程度の装備で捕まえようとする行動も事故を誘発する危険がある。食性に対しては、主に[[生き餌|活餌]]としての[[キンギョ|金魚]]のほか、[[刺身]]や[[鶏肉]]などで対処可能である。 日本には[[1950年代]]後期に大阪の園芸会社の橘善兵衛によって、初めて[[ブラジル]]から輸入された。熱帯種の為、日本の河川では越冬することが基本的にできないが、稀に温暖な地域や、暖かい水が流れ込む水域では越冬し、おそらく飼育されて逃がされたものと見られるピラニアが日本の河川で捕獲されることがある。 == 主なピラニア == [[File:2010-0117-Peru-piranha.jpg|thumb|ペルーでグリルにされたピラニア]] [[Image:Souvenir piranha side.JPG|thumb|お土産用のピラニア]] ; ピラニア・ナッテリー : 学名:''Pygocentrus nattereri'' : ずんぐりとした体格、体色は上部が緑で腹部が鮮やかな赤色。日本国内でもペットとして最も普及した種で、国内や[[東南アジア]]で養殖された稚魚が頻繁に流通・輸入され、1尾500円前後で購入可能。この体色は有機質が溶け込んだpHの低い赤茶色の水の色に適応したもので、水質を調整せずに飼育していると色が出なかったり、褪色する場合がある。{{要出典|date=2012年4月|}}最近[[ピラルクー]]が出現したことにより警戒心からピラニアが凶暴化し人間や馬等の大型動物を襲うようになった。 ; ピラニア・ピラヤ : 学名:''Pygocentrus piraya'' : 丸い黒色の体格に、腹部が鮮やかな赤色をした、''Pygocentrus''属ピラニアの代表格。野生のものは最大で50センチ・メートル以上で体重6 [[キログラム|キロ・グラム]]の個体も確認されている、飼育下でも40センチ・メートル近くに成長する。性格は臆病な上に神経質。生息域によって体色が異なることが多い。飼育できるピラニアの中ではもっとも温和な性格で、体長を合わせれば他の魚との同居もさほど難しくない種。{{要出典|date=2012年4月|}} ; ジャイアント・イエローピラニア : 学名:''Pygocentrus ternezi'' : 現地で恐れられている種のひとつ。{{要出典|date=2012年4月|}}個体数も多く食用としても頻繁に利用されている。現地名ではアマレロ。腹部の黄色は成魚になると目立たなくなる。 :パンタナールでは毎年乾季になると牛が被害にあうと言う。{{要出典|date=2012年4月|}}{{誰2|date=2012年4月|}}{{独自研究|date=2012年4月|}} ; ピラニア・ブラック : 学名:''Serrasalmus rhombeus'' : ''Serrasalmus''属ピラニアの代表格。全身が黒、またはグレーで、''Pygocentrus''属に比べてやや顔が尖り、最大50センチ・メートル以上の個体も存在する。飼育下では広い水槽環境なら40センチ・メートルぐらいまで成長する。アマゾン川全域に生息するが、特に上流域(特にネグロ川流域)付近に生息する種はネグロブラックとして有名で{{要出典|date=2012年4月|}}現在はこの産地物は稀少である。 ; ダイヤモンドピラニア : 学名:''Serrasalmus spilopleura'' : 体表に輝く鱗が散在するピラニア全般の特徴が特に顕著に現れる種。ダイヤモンドイエローピラニアと呼ばれる''Pristobrycon gibbus''種と区別するために「ダイヤモンドブラックピラニア」の名前でも呼ばれる。菱形の美しい体格に真っ赤な瞳を持ったピラニアで、「実は臆病」と解されるピラニアの中でも臆病さからくる強いテリトリー意識が強く、風説に近い攻撃性を持つ個体もおり、マニアには人気のある種。{{要出典|date=2012年4月|}} ; カタリーナ・ピラニア : 学名:''Serrasalmus compressus'' :顔つきが精悍な印象。{{要出典|date=2012年4月|}}{{独自研究|date=2012年4月|}} ; エロンガータ・ピラニア : 学名:''Serrasalmus elongatus'' : 他のピラニアに比べて非常に体高が低く、スレンダーな印象を受けるピラニア。{{誰2|date=2012年4月|}} 他の魚の鱗を剥ぎ取って食べることに特化した「スケールイーター」である。なお、この習性はある程度の大きさのある魚に対してのもので、飼育下ではメダカなどの小魚を与えられると普通に捕食する。同じような体型で、下顎が赤く染まる「レッドギル・エロンガータピラニア」と呼ばれるタイプも存在する。 ; ラインノーズ・ピラニア : 学名:''Serrasalmus geryi'' : 上あごから背びれにかけて、体の中心線に沿った黒いラインの入るピラニア。フェイスラインピラニアとも。成長すると背中が盛り上がり、より体高が増す。 :銀白色の体は上品な美しさがあり、特に顔に出た銀色は素晴らしい。{{要出典|date=2012年4月|}}{{誰2|date=2012年4月|}}{{独自研究|date=2012年4月|}} ; イエロー・ピラニア : 学名:''Pristobrycon calmoni'' ; ピラニア・アントニィ : 学名:''Pristobrycon antoni'' ; ウィンプル・ピラニア : 学名:''Catoprion mento'' : エロンガータ・ピラニアと同様のスケールイーターである。下顎が突出している。歯は連なった省略系であり、鋭利でないため獲物を噛み切ることができない点で他のピラニアとは別の亜科のカトプリオン亜科として区別される場合もある。産地により様々なタイプが存在し個体差も激しい。{{要出典|date=2012年4月|}} == 脚注 == <references /> == 関連項目 == {{Commons category|Serrasalminae|ピラニア}} * [[魚の一覧]] * [[カンディル]] - アマゾンに住む肉食性の魚 {{DEFAULTSORT:ひらにあ}} [[Category:カラシン目]] [[Category:淡水魚]] [[Category:熱帯魚]] [[Category:食用川魚]]
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