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バケルくん
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{{漫画}} 『'''バケルくん'''』は[[藤子・F・不二雄]]の[[SF漫画]]作品、及びそれを原作とする[[ドラマ]]作品。 == 概要 == 小学生・'''須方カワル'''が宇宙人から不思議な人形をもらい、その人形に乗り移って姿を変えることができるようになるという日常SF作品。「バケルくん」はその人形のうちの1つ。人形を手に入れて変身できるようになったカワルの日常生活を描く。 アニメ化はされておらず、コミックスも長く絶版になっていたため、藤子・F・不二雄作品の中では知名度が低い。『[[小学館の学年別学習雑誌|小学四年生]]』に掲載された「[[ドラとバケルともうひとつ]]」の中の一作で、『[[ドラえもん]]』[[てんとう虫コミックス]]第9巻に収録された「[[ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ|ぼく、桃太郎のなんなのさ]]」(ドラえもんとの共演作品)が比較的知られている。「ぼく、桃太郎のなんなのさ」は[[1981年]]に映画化されたが、バケルくんは登場せず、ドラえもん単体の作品として作られた。 [[てんとう虫コミックス]]([[小学館]])、[[藤子不二雄ランド]]([[中央公論新社|中央公論社]])、[[ぴっかぴかコミックス]](小学館)などから単行本が発行されたが、一部未収録作品があった。[[藤子・F・不二雄大全集]](小学館)で刊行された『バケルくん』では、初めて全作品が収録された。 == 掲載誌 == * [[小学館の学年別学習雑誌]] ** 『小学二年生』1974年2月号 - 1975年3月号 ** 『小学三年生』1975年4月号 - 1976年3月号 ** 『小学四年生』1975年4月号 - 1976年3月号 * 『[[月刊コロコロコミック|コロコロコミック]]』 1977年 - 1978年(再録) * 『[[別冊コロコロコミック]]』(「新バケルくん」として) 1984年7月号 - 10月号 == コミックス == * [[小学館]] [[てんとう虫コミックス]]全2巻 ** 2巻の後半は初版以降「[[ジャングル黒べえ]]」を収録していたが、「[[黒人差別をなくす会]]」の黒人描写問題により、バケルくん未収録作品へ差し替えられた。それ以降はカバーの作者名義が「藤子・F・不二雄」に変更されているのが見分けるポイントである。『[[ジャングル黒べえ]]』の項も参照。これによって2巻は「ジャングル黒べえ」収録版は数千円以上の価格が付けられることが多く、また「藤子・F・不二雄」版も発行部数が少ないため入手が非常に難しい。 * [[中央公論新社|中央公論社]] [[藤子不二雄ランド]]全3巻(新バケルくんも収録) * 小学館 [[ぴっかぴかコミックス]]全5巻 * 小学館 [[藤子・F・不二雄大全集]]全1巻(全作品収録) == あらすじ == ある日、友達と飛行機の[[ラジコン]]で遊んでいたさえない小学生・'''カワル'''は通称「おばけやしき」と呼ばれる薄気味悪い屋敷にラジコンを飛び込ませてしまう。責任を取らされて一人でラジコンを探しに行ったカワルはその屋敷で人形と人間が次々に入れ替わる家族を目撃する。カワルが近くにあった犬の人形を手に取ったところ、自分がその犬に乗り移り自分の体が人形になってしまう。実はこの屋敷にいたのは体を持たない魂だけの宇宙人で、研究のために地球に来ており地球人型の人形に乗り移っていたのだ。宇宙人の目的は研究のみであり、すでに目的を果たしたので自分の星に帰る直前であった。宇宙人はおどかしてしまったおわびとして自分の持つ様々な人形コレクションを屋敷ごとカワルに譲り、UFO型人形に乗り移って帰っていった。以後カワルはバケルくんはじめ様々な姿に変身できるようになる。 == 人形 == 人形は片手の中に収まるような大きさで<ref>第1話でカワルが初めて手にとった犬の人形はもう少し大きいように見える。</ref>、鼻がスイッチになっており、鼻を押すことでカワルに限らず誰でも人形に乗り移ることができる(元の人間は人形になる)。バケルの家族の他にも様々な人や動物の人形も無数に存在し、変身している間はその人形の能力を発揮できる(バケルに変身して運動神経の良さを発揮したり、外国人の人形を使って外国人と会話したり、犬の人形で鋭い嗅覚を発揮したりした)。また、同時に複数の人形の鼻を押すことで複数の人形を同時に動かすことも可能。1人で同時に複数の人形に乗り移った場合、カワルは当初は全ての人形に同じ動きをさせることしかできなかったが、後の猛特訓により、同時変身している複数の人形がそれぞれ別の動きをしたり別のセリフを話すことも可能となった<ref>{{Cite journal|和書|year=1984|month=8|title=バケルくん 新ひみつ変身百科|journal=[[別冊コロコロコミック]]|issue=8月号|pages=10頁|publisher=[[小学館]]}}</ref>。 == 主なキャラクター == ; 須方カワル (すがた かわる) : 主人公。力が弱く頭も良くない小学生。[[宇宙人]]からもらった[[人形]]を使って様々な人・動物などに変身する。下手の横好きで野球を趣味とするが、作中で特訓の成果あって主力打者になっている。カワルがバケルをはじめとする様々な人形を持っていることは誰も知らない。そればかりか、バケルなどバケ田一家は実在人物であると周囲には思われている。 ; 人形をくれた宇宙人 : 研究目的で地球に来訪していた[[魂]]だけの意識生命体。地球では人形を使って地球人の姿に偽装していた。第1話でカワルに人形を譲り、宇宙へ帰っていった。このとき、自分のことを誰にも言わないとカワルに約束させたことが語られる話が後にあるが、第1話の中にはそういう台詞はない。UFO人形の姿で時々カワルに会いに来る。作中では「人形をくれた宇宙人」と呼ばれるのみで、素性については語られていない(UFO人形は映画『[[宇宙戦争 (1953年の映画)]]』のマーシャンウォーマシンがモデル)。 ; バケ田バケル (ばけた ばける) : 宇宙人の人形の1つでカワルが主に使う人形家族・バケ田一家の長男。運動神経抜群。ハートマークの帽子がトレードマーク。 ; バケ田ユメ代 (ばけた ゆめよ) : バケルの姉。頭が良く美人でスタイルもいいが、運動は苦手。カワルを苛めるゴン太をたびたび袖にする。 ; バケ田バケ左衛門 (ばけた ばけざえもん) : バケルの父。体を使うことは苦手。いくらでもお金が出てくる不思議な[[財布]]を持っている。財布の中は[[四次元]]空間に通じているため、いくらでも物が入る。財布の中のお金は決して[[偽札]]ではなく、人形をくれた宇宙人が研究資金のために自分の星で採掘した大量の[[ダイヤモンド|ダイヤ]]を地球で売って稼いだ本物のお金であるという。おかげでカワルが小遣いに困ることは全く無く、空き地を地主から買い取ったり、倒産寸前の出版社を建て直したり、[[北極]]に不時着した[[旅客機]]の乗員・乗客のために[[非常食]]や毛布などの物資を大量購入したり、店の商品を買い占めたりすることもあるが、お金は一向に尽きる様子がない。 ; バケ田オボロ : バケルの母。優しい。家事全般が得意。 : 一時期、バケタ家がブティックを開業したときには、既製服の[[リサイクル|リメイク]]を行い、ユミ子の愛犬が着ていた犬用の服を人間用にリメイクした際には、誤って[[蚤|ノミ]]まで大きくしてしまう。 ; バケ田トロン : バケ田家の犬。とても鼻がきく。 ; カワルの父 : 丸の内の会社に勤める係長。上司に気に入られており、課長昇進も約束されていた(本編で実現はしていない)。家事は苦手。 ; カワルの母 : 専業主婦だが、内職をしている。勉強をしないカワルへの小言が多い。 ; ユミ子 : カワルの同級生。周りからはユミちゃんと呼ばれている。バケルのことが好きで、彼の頼みなら絶対に断らない。その一方でカワルに好かれており、バケル - ユミ - カワルの三角関係になっている。当然だが、バケルがカワルであることには気付いていない。また、ユミ子自身、カワルへの好意はさほど持っていない。 ; ゴン太 : ガキ大将。カワルの入っている野球チームの監督で、野球に情熱を燃やす。かなり男らしい面もあるが、普段はカワルを苛めている。ユメ代のことが好きであり、彼女の言うことなら何でも聞く。父親は不動産屋。 ; ホー助 : ゴン太の野球チームに入っている。ゴン太の子分。茶色い髪。 == ドラマ版 == 『'''藤子不二雄のバケルくん'''』(ビデオリリース時『藤子不二雄名作シリーズ4 バケルくん』)。[[1987年]][[5月4日]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列の[[月曜ドラマランド]]枠内でドラマ化された。 アイキャッチでバケルとトロン(犬)のアニメーションが流され、そのパートが本作唯一のアニメ化となっている。 === 原作との相違点 === *カワル・バケルが男性から女性に変更されており、それと同時に名前がカワルからかわりに変更されている。 === スタッフ === * 演出:[[大黒章弘]]・[[鈴木雅之 (演出家)|鈴木雅之]] * 脚本:[[奥津啓治]] * 企画:[[久保田榮一]]、大黒章弘 * プロデューサー:[[石川泰平]]、[[塩沢浩二]]、[[菅野てつ勇]] * 演出補:[[木下高男]] * 制作補:[[船津浩一]] * 制作進行:石井勝浩 * 技術協力:[[バスク (テレビ技術会社)|バスク]] * アニメーション制作:[[ぎゃろっぷ|スタジオぎゃろっぷ]] * 制作:フジテレビ、[[共同テレビジョン|共同テレビ]]、スタッフ21 === キャスト === * 須方かわり/バケ田バケル(二役):[[畠田理恵]] * バケ田バケ左衛門:[[荒井注]] * バケ田星子:[[松金よね子]] * バケ田ユメ代:[[鳥越まり|鳥越マリ]] * 須方こう平:[[野々村真]] * 須方良一:[[東八郎]] * 須方タマ子:[[谷啓]] * 沢河岸先生:[[高田純次]] * 八代新助:[[小宮孝泰]] * 八代フミ子:[[白石まるみ]] * 泥棒・黒川:[[ベンガル (俳優)|ベンガル]] * 泥棒・白山:[[綾田俊樹]] * 山下みどり:[[大塚真美]] * 杉下刑事:[[成田勝]] * 姿麗子:[[宮園純子]] * 警察官・今村:[[石井洋祐]] * 小形クニ夫:[[小田進也]]([[パワーズ (お笑いコンビ)|パワーズ]]) * 大木井ゴン太:[[須間一弥|須間一也]]([[パワーズ (お笑いコンビ)|パワーズ]]) * 沢河岸京子:[[高都幸子|中村幸子]] * 轟裕子:[[松尾久美子]] * 山野洋子:[[はるな友香]] * 黒い影:[[藤井敏夫]] * エキストラ:[[劇団ひまわり]]、[[劇団いろは]]、[[コスミック]] * アクション:[[橋本春彦]] * 振り付:[[池田和也]] === 主題歌 === * エンディングテーマ:畠田理恵「ソノ気にさせて」(作詞:[[文園千津子]]、作曲:[[鈴木慶一]]、編曲:[[かしぶち哲郎]]) * 挿入歌:畠田理恵「ココだけの話〜オフレコ〜」 == 脚注・出典 == {{脚注ヘルプ}} {{Reflist}} {{藤子不二雄}} {{DEFAULTSORT:はけるくん}} [[Category:漫画作品 は|けるくん]] [[Category:小学館の学年誌の漫画作品]] [[Category:コロコロコミックの漫画作品]] [[Category:藤子・F・不二雄]] [[Category:1987年のテレビドラマ]] [[Category:漫画を原作とするテレビドラマ]] [[Category:月曜ドラマランド]] [[Category:共同テレビのテレビドラマ]] [[Category:藤子不二雄原作の実写作品]] [[Category:人形を主人公にした物語]]
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