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'''ハロー効果'''(ハローこうか、[[英語|英]]:halo effect)は心理学者[[エドワード・ソーンダイク]]によって名づけられた造語で、心理的効果の一つ。ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。[[認知バイアス]]の一種である。 一般にポジティブな方向への歪みを指すことが多いが、ネガティブな方向へのハロー効果も存在する。ハローとは、「後光が差す」と言う時の後光、[[聖像]]の[[光背]]や光輪のことで、'''後光効果'''、'''光背効果'''とも呼ばれる。 例として、ある人が難関大学卒であったり、[[スポーツ]]に優れていたり、字が上手だったりする場合、その人が[[学力]]や[[体力]]や字の上手さにおいてだけでなく、[[人格]]的にも優れていると思い込んでしまうケースが挙げられる(それらの事柄と人格的に優れているか否かは、ある物体の色と形が互いに独立の事柄であるように、互いに独立の事柄である)。また、有名人やタレントを通じた[[CM]]や[[広告]]がその商品やサービスを実際に使ったりしたことがないにもかかわらず良いイメージを与える。それによって購入意欲を刺激したり、購入したりする。一方、CMに起用されたタレントが[[不祥事]]を起こしたりすると、商品自体に何の不満も覚えていなかったにもかかわらず購入意欲が削がれたりする。 [[経験則]]として古くから気づかれていた現象であるが、実証的な研究は[[心理学者]]がはじめた。彼は、軍隊の隊長に部下の兵士を評価させたところ、良い特徴も悪い特徴もすべてに関して強い相互相関が強く出たことで、人の評価というのはそれぞれの観点で行われているというよりは、全体的に良いか悪いか大まかに見ていると結論付けた。 == 画像処理用語 == 画像処理用語としてシャープフィルタを用いて境界線の滲みを補正した際に現れる白縁が光輪に見える事からハロー効果またはハロー現象と呼ぶ。 ==関連項目== *[[ピグマリオン効果]] *[[偽薬]] *[[権威に訴える論証]] {{DEFAULTSORT:はろおこうか}} [[Category:認知バイアス]] [[Category:誤謬]] [[Category:教育心理学]] [[Category:社会心理学]]
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