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{{Redirect|はちくま|[[同人サークル]]|はちみつくまさん}} {{生物分類表 |省略 = 鳥綱 |名称 = ハチクマ |画像 = [[画像:Oriental Honey-buzzard (Pernis ptilorhynchus)- Male at Kolkata I IMG 7451.jpg|250px]] |画像キャプション = '''ハチクマ''' ''Pernis ptilorhyncus'' |目 = [[タカ目]] {{Sname||Accipitriformes}} |科 = [[タカ科]] {{Sname||Accipitridae}} |属 = [[ハチクマ属]] {{Snamei||Pernis}} |種 = '''ハチクマ''' ''P. ptilorhyncus'' |学名 = {{Snamei|Pernis ptilorhyncus}}([[コンラート・ヤコブ・テミンク|Temminck]], [[1821年|1821]]) |和名 = ハチクマ |英名 = [[w:Oriental Honey Buzzard|Oriental honey-buzzard]] |status = LC |status_text = }} '''ハチクマ'''(八角鷹、蜂角鷹、学名:''Pernis ptilorhyncus'')は、[[鳥類|鳥綱]][[タカ目]][[タカ科]][[ハチクマ属]]に分類される[[鳥類]]の一種である。ハチクマの[[和名]]は同じ[[猛禽類]]の[[クマタカ]]に似た姿で[[ハチ]]を主食とする性質を持つことに由来する。ただし、ハチ以外の[[昆虫類]]、小鳥や[[カエル]]等の小型[[脊椎動物]]もある程度は[[捕食]]する。 == 分布 == [[ユーラシア大陸]]東部の[[温帯]]から[[亜寒帯]]にかけての地域に広く分布する。[[ロシア]]の[[バイカル湖]]付近から極東地域、[[樺太|サハリン]]、中国東北部にかけての地域と[[インド]]から[[東南アジア]]で繁殖し、北方で繁殖した個体は冬季南下して、[[インド]]や[[東南アジア]]方面の地域に渡り[[越冬]]する。 [[日本]]では初夏に[[夏鳥]]として渡来し、[[九州]]以北の各地で繁殖する。 == 渡り == 日本で繁殖した個体は、同様に東南アジアにわたる[[サシバ]]が沖縄・南西諸島を経由して[[渡り]]をおこなうのとは異なり、九州から五島列島を経て大陸に渡り、そこから南下する。鹿児島県[[下甑島]]を通過する個体もおり、年齢を判別できた個体のうち、幼鳥が92%であった<ref name="下甑島">山本兆司 「秋の下甑島を通過するハチクマの渡り行動について -12年間の観察記録から-」『[[Strix]]』28巻、[[日本野鳥の会]]、2012年、13-23頁</ref>。渡りの方向は西方向が中心で北や南への飛去も観察されている<ref name="下甑島"/>。春には秋とは異なる経路をとり、大陸を北上した後、朝鮮半島から南下することが人工衛星を使った追跡調査から明らかになっている。 == 形態 == 全長57-61[[センチメートル|cm]]。雌の方がやや大きい。体色、特に羽の色は変異の幅が大きい。通常は体の上面は暗褐色で、体の下面が淡色若しくは褐色である。雄は風切先端に黒い帯があり、尾羽にも2本の黒い帯がある。雌は、尾羽の黒い帯が雄よりも細い。 == 亜種 == 6亜種に分類される。ユーラシア大陸西部に分布する[[ヨーロッパハチクマ]](''P. apivorus'')とは近縁種で、同種とする見解もある。 == 生態 == 丘陵地から山地にかけての[[森林]]に生息する。単独かつがいで生活する。冬になると[[東南アジア]]に渡って越冬するが、毎年同じ縄張りに戻ってきて育雛をする。このとき巣も毎年繰り返し再利用するため、年々新たに付け加えられる木の枝によってかなりの大きさとなる。その下部は排泄物がしみこんで富栄養の腐植質となるが、ここで[[ハナムグリ]]の一種である[[アカマダラコガネ]]の幼虫が発育する。 食性は動物食で、夏と冬には[[スズメバチ]]類や[[アシナガバチ]]類といった社会性の[[狩り蜂]]の巣に詰まった幼虫や蛹を主たる獲物とし、育雛に際してもばらばらの巣盤を巣に運んで雛に与える。コガタスズメバチのような樹上に営巣する[[ハチ]]のみならず、[[スズメバチ#クロスズメバチ|クロスズメバチ]]や[[スズメバチ#オオスズメバチ|オオスズメバチ]]など、地中に巣を作るハチの巣であっても、ハチが出入りする場所などから見つけ出し、同じ大きさの猛禽類よりも大きい足で巣の真上から掘り起こし、捕食してしまう。ハチクマの攻撃を受けたスズメバチは、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。毒針を問題にしないのは、ハチクマの羽毛が硬質で針が刺さらないためと考えられている。ハチ類の少なくなる秋から冬にかけては、他の[[昆虫類]]、小型の齧歯類、爬虫類なども捕食する。 日本での産卵期は6月で、樹上に木の枝を束ね産座に松葉を敷いたお椀状の巣を作り、1-3個(通常2個)の卵を産む。抱卵期間は28-35日で、主に雌が抱卵する。雛は孵化してから35-45日で巣立つ。巣立ち後30-60日程度で親から独立する。 == 保全状況評価 == *{{LC}} *{{準絶滅危惧}} == 参考文献 == * [[黒田長久]]監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』 [[平凡社]]、[[1986年]]、182頁。 * 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』 [[平凡社]]、[[2000年]]。 * 黒田長久編監修 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 鳥類』 [[世界文化社]]、[[2004年]]、84頁。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} <references /> == 関連項目 == *[[ヨーロッパハチクマ]] *[[日本の野鳥一覧]] == 外部リンク == {{Commons|Category:Pernis_ptilorhyncus}} * [http://www.iucnredlist.org/ 2006 IUCN Red List of Threatened Species] ** BirdLife International 2004. [http://www.iucnredlist.org/search/details.php/49313/summ ''Pernis ptilorhyncus'']. In: IUCN 2006. ''2006 IUCN Red List of Threatened Species''. * [http://www.biodic.go.jp/index.html 環境省 自然環境局 生物多様性センター] ** [http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html 生物多様性情報システム]:RDB種情報検索 {{DEFAULTSORT:はちくま}} [[Category:タカ科]] [[Category:Least concern]] [[Category:準絶滅危惧]]
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