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{{Otheruses|魚のハゼ|同名のウルシ科の落葉樹|ハゼノキ|イネなどの穀物を干す設備であるハゼ(稲架)|稲木}} {{生物分類表 |名称=ハゼ亜目 Gobioidei |省略=条鰭綱 |画像=[[画像:Periophthalmus modestus.jpg|250px]] |画像キャプション=[[トビハゼ]] ''Periophthalmus modestus'' |目=[[スズキ目]] [[w:Perciformes|Perciformes]] |亜目='''ハゼ亜目''' [[w:Gobioidei|Gobioidei]] |英名=[[w:Goby|Goby]] |下位分類=本文参照 }} '''ハゼ'''(鯊、沙魚 、蝦虎魚)は、[[条鰭綱]][[スズキ目]]'''ハゼ亜目'''(Gobioidei)に分類される魚の総称。 ==概要== 2100種類以上が全世界の[[淡水]]域、[[汽水域]]、浅い[[海]]水域のあらゆる環境に生息し、もっとも繁栄している魚のひとつである。都市部の[[川|河川]]や[[海岸]]にも多く、多くの人々にとって身近な魚に挙げられる。 成体の体長は1cm足らずの[[ゴマハゼ]]から、50cmを超える[[ハゼクチ]]まで種類によって差があるが、よく見られる[[ヨシノボリ]]、[[アゴハゼ]]、[[マハゼ]]などはいずれも5-15cmほどの小魚である。なお、ゴマハゼの仲間は[[日本]]最小の[[脊椎動物]]である。 体の断面はまんじゅう形か円形で、水底に接して生活する底生魚が多い。ひれは体に対して大きめなこと、背びれが2つあること、2つの腹びれが融合して吸盤状になっていることなどが特徴である。この腹びれで水底や壁に貼りつくことができ、水の流れが速い環境でも水に流されず生息できる。ただし背びれが1つしかない[[ミミズハゼ]]や[[シロウオ]]、腹びれが吸盤状でない[[ドンコ]]や[[カワアナゴ]]などもいる。 速く泳ぐ時は他の魚のように尾びれを振って泳ぐが、普通はおもに胸びれを大きくはばたかせることで泳ぐ。長い距離を持続的に泳ぐことは苦手で、短い距離をサッと泳ぐことの繰り返しで移動する。ただし水の中層でホバリングするように泳ぐ[[キヌバリ]]、[[ウキゴリ]]、[[ドロメ]]、[[シロウオ]]などもいる。また[[トビハゼ]]や[[ムツゴロウ]]は水中を泳ぐことは少なく、胸びれを使って[[干潟]]の上を這って生活する特殊な魚である。 運動能力の低い底生魚ゆえ、体色は砂底や岩の色に合わせた[[保護色]]となっているものが多い。ただし温暖な海にはキヌバリ、[[イトヒキハゼ]]、[[ハタタテハゼ]]など派手な体色をもったハゼも生息する。シロウオなど透明な体色のものもいる。 [[画像:Goby fish with shrimp.jpg|thumb|200px|テッポウエビの一種''Alpheus'' sp. と共生するダテハゼ属の一種 ''Amblyeleotris'' sp.]] [[スジハゼ]]、イトヒキハゼ、ネジリンボウなど、砂泥底に生息するハゼは、[[テッポウエビ]]類の巣穴に同居し、[[共生]]することが知られている。テッポウエビは巣穴の改修と拡張を行い、ハゼは外敵が接近した時に視力の悪いテッポウエビ類に代わって外敵をいち早く発見し、テッポウエビに知らせて共に巣穴にもぐりこむ。 繁殖期にはオスが[[巣]]穴にメスを誘い、産卵をおこなう。巣穴は自分で作ったり、[[エビ]]や[[カニ]]の巣穴、捨てられた空き[[缶]]など種類や環境によって様々である。産卵後はオスが卵を守る。 藻類や水底の[[有機物]](デトリタス)を主食にするものもいるが、ほとんどのハゼは肉食で、[[プランクトン]]、[[多毛類]]、[[甲殻類]]、小魚などを大きな口で捕食する。[[釣り]]餌にも貪欲に喰らいつくので、ハゼを狙った釣りは人気がある。その一方ではいわゆる「餌獲り」や「外道」としてもなじみ深い。何にでもガツガツと飛びつく人、またはそのような行動を「ダボハゼ」と形容することがあるが、ダボハゼは特定の種類を指さず、[[シマハゼ]]、[[チチブ]]、イトヒキハゼ、ウロハゼ、または姿の似た[[カジカ (魚)|カジカ]]類などを指していると思われる。 多くの種類が[[佃煮]]、[[唐揚げ]]、[[天ぷら]]などで食用になり、ハタタテハゼやキヌバリなどの美しい種類は観賞用として飼育もされる。目にする機会も多い上に捕獲も簡単で、昔から子どもたちの水遊びのターゲットにもなってきた。なお「ハゼ」という呼称は[[陰茎]]の古称「はせ」に由来するとされる。 ==おもな種類== 種類数は現在発見されているものだけで2100種類を超える。かつて1種類とされていたが種分化の研究が進み、何種類にも分けられるようになった[[ヨシノボリ]]類などの例もある。未発見・未分類の種もあり、これからも種類が増えるとみられる。 なお、[[ツムギハゼ]]は、ハゼの仲間で[[フグ毒]]を持っている。 ===生息域=== *[[サンゴ礁]] - [[ハタタテハゼ]]、ネジリンボウなど *岩礁海岸の[[タイドプール]]など - [[アゴハゼ]]、[[ドロメ]]、チャガラ、[[キヌバリ]]など *内湾の砂泥底 - [[マハゼ]]、ウロハゼ、[[ヒメハゼ]]、[[イトヒキハゼ]]など *[[干潟]] - [[トビハゼ]]、[[ムツゴロウ]]、[[ワラスボ]]、[[ハゼクチ]]など *[[汽水域]] - [[ゴマハゼ]]、[[ミミズハゼ]]、[[シマハゼ]]、[[アベハゼ]]、[[バンブルビーゴビー]] [[ツムギハゼ]]など *海と川を[[回遊]] - [[チチブ]]、[[ヨシノボリ]]、[[シロウオ]]、[[ウキゴリ]]、[[ボウズハゼ]]、[[カワアナゴ]]など *淡水域 - [[ドンコ]]など ===分類=== *ツバサハゼ科 Rhyacichthyidae - [[ツバサハゼ]] {{絶滅危惧IA類|image=none}}(本種のみ) *[[ドンコ科]] Odontobutidae - [[ドンコ]] *[[カワアナゴ科]] Eleotridae **[[カワアナゴ亜科]] Eleotrinae - [[カワアナゴ]] **[[ノコギリハゼ亜科]] Butinae - [[ホシマダラハゼ]] {{絶滅危惧II類|image=none}} *[[ハゼ科]] Gobiidae **[[オキスデルシス亜科]] Oxudercinae - [[ムツゴロウ]]、[[トビハゼ]]、[[タビラクチ]]など **[[ワラスボ亜科]] Amblyopinae - [[ワラスボ]]、[[アカウオ]]など **[[ウズハゼ亜科]] Sicydiinae - [[ボウズハゼ]]など **[[ゴビオネルス亜科]] Gobionellinae - [[マハゼ]]、[[キヌバリ]]、[[アベハゼ]]、[[ゴマハゼ]]、[[ウキゴリ]]、[[アゴハゼ]]、[[ドロメ]]、[[チチブ]]、[[シマハゼ]]、[[ヨシノボリ]]類、[[シロウオ]]、[[ミミズハゼ]]など **[[ハゼ亜科]] Gobiinae - [[ウロハゼ]]、[[クモハゼ]]、[[スジハゼ]]、[[ヒメハゼ]]など **<!--日本語亜科名?-->ストノゴビオプス亜科 - [[ネジリンボウ]]、[[ヒレナガネジリンボウ]](''Stonogobiops nematodes'') [[画像:Stonogobiops nematodes.jpg|thumb|200px|ヒレナガネジリンボウ]] *[[スナハゼ科]] Kremeriidae *[[ヤナギハゼ科]] Xenisthmidae *[[オオメワラスボ科]] Microdesmidae - [[オオメワラスボ]]、[[サツキハゼ]]など **[[オオメワラスボ亜科]] Microdesminae **[[クロユリハゼ亜科]] Ptereleotrinae *[[シラスウオ科]] Schindleriidae - [[シラスウオ]] なお[[カジカ (魚)|カジカ]]、[[カサゴ]]、[[ギンポ]]、[[コチ]]などはハゼと形態がよく似ているが、分類が異なる。 == 陸揚げ漁港 == *平成14年度 :1位 [[八幡浜漁港]]([[愛媛県]]) :2位 [[柴漁港]]([[神奈川県]]) :3位 [[麻生漁港]]([[茨城県]]) :4位 [[美濃崎漁港]]([[大分県]]) :5位 [[志戸崎漁港]](茨城県) ==関連項目== {{Wikispecies|Gobioidei|ハゼ亜目}} {{Commonscat|Gobioidei|ハゼ亜目}} *[[ゴリ]] *[[魚の一覧]] *[[明仁|今上天皇]](ハゼの[[研究]]で世界的に知られている[[魚類学]]者でもある) *[[ハゼドン]] - 1972年10月から1973年3月まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で放送された[[テレビアニメ]] {{DEFAULTSORT:はせ}} [[Category:ハゼ|*]] [[Category:白身魚]]
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