ナミブ砂漠のソースを表示

{{Coor title dms|24|45|7|S|15|16|35|E}}
{{世界遺産概要表
|site_img = ファイル:Close-up aerial photo of The Lange Wand.jpg
|site_img_capt = 「ロング・ウォール」はナミビア南西部の[[w:Sperrgebiet|Sperrgebiet]]に沿って伸びる、著名なナミブ砂漠の沿岸地域である。
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|ja_name = ナミブ砂海
|en_name = Namib Sand Sea
|fr_name = Erg du Namib
|country = ナミビア
|area = 3,077,700 [[ヘクタール|ha]]<br />（緩衝地域 899,500 ha）
|criterion_n = (7), (8), (9), (10)
|rg_year = 2013年
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'''ナミブ砂漠'''（{{lang-en|Namib Desert}}）は[[ナミビア]][[大西洋]]側に位置する[[砂漠]]<ref name="san">『コンサイス地名辞典 外国編』、[[三省堂]]、1977年7月、PP687-688。</ref>。北は[[アンゴラ]]との[[国境]]付近から南は[[南アフリカ共和国]]北端にまで及ぶ<ref name="san" />。南北は1,288[[キロメートル|km]]、東西は幅48kmから161km<ref name="san" />。[[面積]]は約50,000[[平方キロメートル|km²]]にわたる。約8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠と考えられている。「ナミブ」は主要民族である[[サン人]]の言葉で、「何もない」という意味である。

[[大西洋]]を北上する[[寒流]]・[[ベンゲラ海流]]の影響で生じた典型的な[[西岸砂漠]]である。[[ドラケンスバーグ山脈]]から[[オレンジ川]]を通して流れ出た砂が海岸で強風によって内陸に押し返されて形成され、最終的には[[砂岩]]を形成する。その過程で鉄分が付着し酸化するため、[[酸化鉄(III)|酸化鉄]]の色によって砂は白から赤く変色する。中央部には[[クイセブ川]]が流れ、この川を境に北部では[[岩石砂漠]]、南部では移動性の強い[[砂丘]]列が連なり、その間に岩石丘陵が存在する<ref name="san" />。年間[[降水量]]は120[[ミリメートル|mm]]以下であり、一部では25[[ミリメートル|mm]]に満たないが2、3日に1度程度の割合で海上から[[海霧]]（移流霧）が流れ込む。朝方には風に乗って100km以上内陸部にまで霧が進入し、砂漠内に自生する植物や生物の貴重な水分供給源となっている。沿岸の海上はかなりの暴風が吹き荒れており、[[海岸]]には沖合で濃霧のため難破した[[船舶]]や[[クジラ|鯨]]などが打ち上げられ[[スケルトンコースト]]（骸骨海岸）と呼ばれている。

[[1904年]]に南部の数ヶ所で[[ダイヤモンド]][[鉱脈]]が発見され、[[1963年]]には2,300万ポンドの生産量をあげた<ref name="san" />。

砂漠の中央部には[[ゴバベップ・トレーニング＆リサーチセンター]]（{{lang-en|Gobabeb Training and Research Centre}}）<ref>[http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kaikaku/reports/2010Namibia.html ナミビア・フィールドスクール (2010)]、2012年11月20日閲覧。</ref>があり、ナミブ砂漠を中心に各種の研究を行う研究者が世界各地から集まり、調査研究活動を行っている。

このナミブ砂漠に、大きな緑のオアシス・[[ブランドバーグ]]（{{lang-en|Branden-burg}}、炎の山）が存在する。4500万年前の琥珀の中に閉じ込められた化石として知られていた昆虫・[[マントファスマ|グラディエーター]]（{{lang-en|Gladiator}}）が、この地で生存しているのが近年発見された。

== 世界遺産 ==
2013年の第37回[[世界遺産委員会]]で[[国際連合教育科学文化機関|UNESCO]]の[[世界遺産]]リストに加えられた。ナミビアでは[[トゥウェイフルフォンテーン]]に続く2件目の世界遺産であり、[[自然遺産 (世界遺産)|自然遺産]]としては初である。

=== 登録基準 ===
{{世界遺産基準|7|8|9|10}}

== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=[[水野一晴]]編 |translator= |editor= |others= |chapter= |title=アフリカ自然学 |series= |origdate= |origyear= |origmonth= |edition=初版第一刷 |date=2005年2月10日 |publisher=[[古今書院]] |location=[[東京]] |id= |isbn=4-7722-1577-8 |volume= |page= |pages= |url= |ref=}}


== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}

== 関連項目 ==
{{Commonscat|Namib Desert}}
* [[コールマンスコップ]]
* [[ウェルウィッチア]]（サバクオモト）

== 外部リンク ==
*[http://www.youtube.com/watch?v=AkzUuResd5Q　ナミブ砂漠のナマカ・カメレオン] - [[BBC]]

{{砂漠}}

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{{DEFAULTSORT:なみふさはく}}
[[Category:ナミビアの地形]]
[[Category:ナミビアの世界遺産]]
[[Category:世界遺産 な行]]
[[Category:砂漠]]
[[Category:2013年登録の世界遺産]]
[[Category:アフリカの自然美に関する世界遺産]]
[[Category:アフリカの生態系に関する世界遺産]]
[[Category:アフリカの生物多様性に関する世界遺産]]
[[Category:地球生成に関する世界遺産]]

{{Link FA|uk}}