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'''ディジタルマッピング'''とは、広義にはコンピュータを用いた[[デジタル技術]]によって、[[デジタルデータ]]の形態をした電子[[地図]]を作成することをいう。地図の基となる地形などのデータも[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]][[測量]]などによるデジタルデータで入力されることが多い。 なお、地名に地理[[座標]]を与えるのに[[ジオコーディング]]技術が用いられることもある。 == 日本の地図作成 == '''ディジタルマッピング''' (Digital Mapping: DM) とは、日本の地図作成においては、[[国土交通省]][[公共測量]]作業規程第283条に基づく作業であり、[[空中写真]]測量等により、[[地形]]、[[地物]]に関わる[[地図]]情報を[[デジタル]]形式で測定し、[[コンピュータ|電子計算機]]技術により、数値[[地形図]]を新たに構築する作業のことをいう。作成された数値地形図のデータファイルは、体系的に整理され、「DMデータファイル」という。 DMデータファイルは、[[測量]]成果の[[電子納品]]の標準データ形式であり、1図郭を1ファイルにデータ保管するよう決められている。DMデータファイルで作成される地図情報としては、以下が挙げられる。 * [[都市計画]]基図([[都市計画法]]([[1968年|昭和43年]][[法律]]第100号)第6条に規定する基礎調査を行うに当たって必要となる基図) * [[砂防]]基盤図([[土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律]]([[2000年|平成12年]]法律第57号)第4条第1項に規定する基礎調査を行うに当たって必要となる基図) * [[道路台帳]]附図 * [[河川]]基盤地図 ただし、DMデータファイルは空間情報基盤(一般図)として位置付けられており、[[地理情報システム]](GIS)や[[CAD]]などの[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]で利用するにあたっては、各アプリケーションが必要とする分類や構造への加工や属性の追加が必要となる。そのため、DMデータは標準化された分類と単純な[[データタイプ]]、加工しやすい構造となっている。したがって、DMデータファイルはGISアプリケーション等で表示させるが、そのまま読み込み表示できるアプリケーションは少ない。 なお、[[国土地理院]]からは、主に[[地方公共団体]]に対し、地域に密着した詳細な[[地理情報]]であるDMデータファイルを誰もが利活用できるよう[[電子国土]]の背景データとして発信(又は国土地理院から代理発信)するよう呼びかけている。 == 関連項目 == * [[測量]] * [[大縮尺地形図]] == 文献 == * 津留宏介、磯部浩平、浦本洋市、住田英二『ディジタルマッピング―公共測量への手引き』(鹿島出版会 2005 ISBN 4306023753) <!--== 外部リンク ==--> {{DEFAULTSORT:ていしたるまつひんく}} [[Category:地理技術]] [[Category:日本の地図]] [[Category:GIS]] [[Category:デジタル技術]]
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