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'''ティンク'''('''Tink'u'''あるいは'''Tinku''')とは、[[ボリビア]]の[[アンデス山脈|アンデス]]地域の[[祭り]]や[[カーニバル]] ([[カルナバル]]) で踊られる踊りの一つである。[[ポトシ]]県の北部(ノルテ・ポトシ)が発祥の地であるといわれる。5月3日の聖十字祭にMacha で行われるものが特に有名である。 男性は[[ウシ|牛]]の皮で作った白く硬い[[ヘルメット]]をかぶり、シャツの上に[[ウェストコート|ベスト]]のような衣装を着る。足は裸足か[[サンダル]]を履く。これは昔の[[ケチュア族]]や[[アイマラ族]]の戦闘の格好である。 女性は[[山高帽]]をかぶり、きれいな刺繍の入った[[ポリェラ]]を着る。典型的な[[チョリータ]]の格好である。 踊りはまず男女共に二つのグループに分かれ、お互いに相手を威嚇するポーズをとる。特に男性は腰を低め、足を強く踏み鳴らし、腕をあげたり振り回したりする。 次に二つのグループの男性が近寄り、殴り合う(ポーズをする)。女性も喧嘩に参加することがあるが、女性の場合は腰をぶつけ合う。 最後に、殴り合いに勝ったグループの男性が再び大地を強く踏みしめ、腕を上げて勝利を宣言する。 この踊りは、村対村の対抗戦で女性の前で強さを見せて求婚する、または隣村の女性を分捕るという祭りがもとになっている。ほとんどの祭りやカーニバルでは、音楽に合わせて踊りとして行なわれるが、ノルテ・ポトシのいくつかの村では、現在でも近隣の村と本当の殴り合いを行なっている。この際、血を流して大地に吸わせることが大地の神''[[パチャママ]]''への感謝の気持ちを示すことになるのだという。死者が出ることもあるらしい。 [[Category:ボリビアの文化|ていんく]]
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