チャイナエアラインのソースを表示

{{redirect|中華航空|日中戦争の時期の航空会社|中華航空 (1938-1945年)}}
{{航空会社情報ボックス
|航空会社 = チャイナエアライン</br>{{lang|en|China Airlines}}<br/>{{lang|zho|中華航空}}
|ロゴ = 
|ロゴサイズ = 
|IATA = CI
|ICAO = CAL
|コールサイン = Dynasty
|親会社 = China Airlines Ltd.
|設立日 = 1959年
|本拠地 = {{TWN}}[[桃園県]]<!--[[大園郷]]-->
|代表者 = 孫洪祥（董事長）
|ハブ空港 = [[台湾桃園国際空港]]
|焦点都市 = [[高雄国際空港]]
|マイレージサービス = Dynasty Flyer
|ラウンジ = Dynasty Lounge
|航空連合 = [[スカイチーム]]
|保有機材数 = 76機(28機発注中+18機オプション)
|目的地 = 123都市
|ウェブ = http://www.china-airlines.com/}}
{{中華圏の事物
|タイトル=中華航空股份有限公司
|画像=
|画像の説明=
|英文=China Airlines
|簡体字=中华航空股份有限公司
|繁体字=中華航空股份有限公司
|ピン音=<small>Zhònghuāhángkōng Gǔfèngōngsī</small>
|注音符号=
|台湾語=
|カタカナ=
}}
[[File:China Airline Park--New headquarter building-P1020298.JPG|thumb|CAL Park - チャイナエアラインの本社 (新)]]
[[File:China Airlines Building.jpg|thumb|チャイナエアラインの本社 (旧)]]
'''チャイナエアライン'''（{{lang-zh|'''中華航空'''}}、{{lang-en|'''China Airlines'''}}）は、[[中華民国]]（[[台湾]]）の航空会社。中国語の略称は'''華航'''。

== 概要 ==
[[1959年]]12月、[[中華民国空軍|台湾空軍]]の[[退役軍人]]らによって設立された<ref name = "月エ200903">「月刊エアライン 2009年3月号」[[イカロス出版]]</ref>中華民国の[[フラッグ・キャリア]]である。正式名称は、'''[[中国語]]圏で「中華航空公司」'''、日本を含めた'''全世界においては「チャイナエアライン'''（'''China Airlines'''）」である。日本でも、[[1995年]]まで「'''中華航空'''（ちゅうかこうくう）」を正式名称としていた経緯などから、一部マスコミでは今でも「中華航空」と呼んでいる。なお、名称の似ている[[中国国際航空]]（Air China）は[[中華人民共和国]]の民用航空総局系の航空会社であり、中華民国の会社ではない。

機体の塗装は、かつては真ん中に[[国旗]]（[[青天白日満地紅旗]]）が、他の国の航空会社と同様に小さく描かれていたが、中華人民共和国の[[中国共産党]]政府が返還後の[[香港国際空港|香港]]乗り入れを盾に圧力をかけたため、現在では中華民国の[[国花]]である[[梅]]の花びらが大きく描かれている。機体の社名も「中華航空公司」から「CHINA AIRLINES」へと変更されたが、「華航」という[[印影]]のデザインは残されている。そのうち747-400の1機（機体番号:B-18210）は[[ボーイング]]カラーに[[尾翼]]の梅の花という特別塗装機を運航している。

[[コールサイン]]として用いられる「'''ダイナスティ'''（Dynasty）」は、[[英語]]で[[王朝]]の意味で、機内誌・各種サービスの名称にも使われる。

[[2010年]][[9月14日]]に国際航空連合・[[スカイチーム]]への加盟に調印、[[2011年]][[9月28日]]に正式加盟<ref>[http://www.skyteam.com/ja/About-us/Our-members/Future-SkyTeam-Members/China-Airlines/ スカイチームへの加盟を予定している航空会社] - SkyTeam</ref><ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/1009/100915.html スカイチーム加盟に向け覚書調印] - チャイナエアライン</ref>。これを記念して、スカイチーム特別塗装を施したボーイング747-400（機体記号：B-18206<ref>[http://jetphotos.net/viewphoto.php?id=7215428 B-18206]</ref>）を運航させている。同時に、1995年から利用されていたロゴが変更された<ref>[http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=50508 チャイナエアライン、スカイチーム加盟、新ロゴも発表]</ref>。

== サービス ==
=== 機内食 ===
[[医食同源]]のもとにメニューが考案されており、[[ファーストクラス]]と「ダイナスティクラス（[[ビジネスクラス]]）」では[[東坡肉|トンポーロー]]や[[魯肉飯]]、[[粥]]などの[[中華料理]]や[[台湾料理]]を選択することも可能で、[[ウェブサイト]]で事前に[[機内食]]を予約できる。

なおエコノミークラスにおける東京～台北線、東京～ホノルル線では、機内食前のドリンクサービスはない。また飛行時間180分未満の路線でのエコノミークラスにおけるアルコール飲料の提供はない。

=== 客室乗務員 ===
[[客室乗務員]]の[[チャイナドレス]]風の制服は人気があり、雑誌「[[エイビーロード]]」等でも常に上位にランキングされていた。2007年に[[制服]]が変更されたが、チャイナドレス風のスタイルは受け継いでいる。なお、約100名の<ref name = "月エ200903"/>日本人クルーが在籍している他、日本路線に乗務する客室乗務員の多くは基本的な[[日本語]]会話が可能である。

=== マイレージ ===
[[マイレージサービス]]は「ダイナスティ・フライヤー」（{{lang|zh|華夏哩程酬賓計畫}}）と呼ばれるプログラムが提供されている。[[スカイチーム]]加盟各社のほか、[[マンダリン航空]]と提携している。特典は家族や他人への譲渡<ref name = "月エ200903"/>が可能である。[[アメリカン・エキスプレス]]のポイントを同プログラムのマイルに転換することも可能である。

== 就航都市 ==
{| class="collapsible wikitable collapsed" style="width: 90%; border: #999 solid 1px; text-align: lcenter; margin-bottom: 0; margin: 1em auto 1em auto"
! colspan="5" style="background: #8B8589;"| '''チャイナエアライン 就航都市'''（2014年3月現在）
|- style="font-weight:bold; background-color:#D3D3D3"
| '''国'''
| '''都市'''
| '''空港'''
| '''備考'''
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[東アジア]]
|-
|rowspan="5"|{{TWN}}
|rowspan="2"|[[台北]]
|[[台湾桃園国際空港]]
|'''メインハブ空港'''
|-
|[[台北松山空港]]
|
|-
|[[台中市|台中]]
|[[台中空港]]
|
|-
|[[台南市|台南]]
|[[台南空港]]
|
|-
|[[高雄]]
|[[高雄国際空港]]
|rowspan="2"|準ハブ空港
|-
|{{HKG}}
|[[香港]]
|[[香港国際空港]]
|-
|rowspan="15"|{{CHN}}
|[[北京]]
|[[北京首都国際空港]]
|
|-
|[[長沙]]
|[[長沙黄花国際空港]]
|
|-
|[[広州]]
|[[広州白雲国際空港]]
|
|-
|[[成都]]
|[[成都双流国際空港]]
|
|-
|[[寧波]]
|[[寧波櫟社国際空港]]
|
|-
|[[青島市|青島]]
|[[青島流亭国際空港]]
|
|-
|rowspan="2"|[[上海]]
|[[上海浦東国際空港]]
|
|-
|[[上海虹橋国際空港]]
|
|-
|[[深セン|深圳]]
|[[深セン宝安国際空港|深圳宝安国際空港]]
|
|-
|[[瀋陽]]
|[[瀋陽桃仙国際空港]]
|
|-
|[[武漢]]
|[[武漢天河国際空港]]
|
|-
|[[西安]]
|[[西安咸陽国際空港]]
|
|-
|[[廈門]]
|[[廈門高崎国際空港]]
|
|-
|[[鄭州]]
|[[鄭州新鄭国際空港]]
|
|-
|[[ウルムチ市|ウルムチ]]
|[[ウルムチ地窩堡国際空港]]
|運休中<ref>[http://flyteam.jp/news/article/22560 チャイナエアライン、台北/ウルムチ線に就航 10月下旬までの季節運航]</ref>
|-
|rowspan="14"|{{JPN}}
|rowspan="2"|[[東京]]
|[[成田国際空港]]
|
|-
|[[東京国際空港|東京国際空港（羽田空港）]]
|
|-
|[[大阪市|大阪]]
|[[関西国際空港]]
|
|-
|[[名古屋市|名古屋]]
|[[中部国際空港]]
|
|-
|[[札幌市|札幌]]
|[[新千歳空港]]
|
|-
|[[富山市|富山]]
|[[富山空港]]
|
|-
|[[静岡市|静岡]]
|[[静岡空港]]
|
|-
|[[広島市|広島]]
|[[広島空港]]
|
|-
|[[高松市|高松]]
|[[高松空港]]
|
|-
|[[福岡市|福岡]]
|[[福岡空港]]
|
|-
|[[宮崎市|宮崎]]
|[[宮崎空港]]
|
|-
|[[鹿児島市|鹿児島]]
|[[鹿児島空港]]
|
|-
|[[那覇市|沖縄]]
|[[那覇空港]]
|
|-
|[[石垣市|石垣]]
|[[新石垣空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{KOR}}
|[[ソウル特別市|ソウル]]
|[[仁川国際空港]]
|
|-
|[[釜山市|釜山]]
|[[金海国際空港]]
|<ref>[http://flyteam.jp/news/article/26011 チャイナエアライン、台北/釜山線に週6便で就航] FlyTeam　2013年9月2日付</ref>
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"					
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[南アジア]]
|-
|{{IND}}
|[[デリー]]
|[[インディラ・ガンディー国際空港]]
|
|-
|{{SRI}}
|[[コロンボ]]
|[[バンダラナイケ国際空港]]
|貨物便のみ
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"					
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[東南アジア]]
|-
|{{MYA}}
|[[ヤンゴン]]
|[[ヤンゴン国際空港]]
|
|-
|{{CAM}}
|[[プノンペン]]
|[[プノンペン国際空港]]
|
|-
|rowspan="3"|{{INA}}
|[[バリ島]]
|[[ングラ・ライ国際空港|デンパサール国際空港]]
|
|-
|[[ジャカルタ]]
|[[スカルノ・ハッタ国際空港]]
|一部は香港経由
|-
|[[スラバヤ]]
|[[ジュアンダ国際空港]]
|シンガポール経由
|-
|rowspan="2"|{{MAS}}
|[[クアラルンプール]]
|[[クアラルンプール国際空港]]
|
|-
|[[ペナン]]
|[[ペナン国際空港]]
|											
|-
|rowspan="2"|{{PHI}}
|[[マニラ]]
|[[ニノイ・アキノ国際空港]]
|
|-
|[[ボラカイ島]]
|[[:en:Kalibo International Airport|カリボ国際空港]]
|
|-
|{{SIN}}
|[[シンガポール]]
|[[シンガポール・チャンギ国際空港]]
|
|-
|rowspan="3"|{{THA}}
|[[バンコク]]
|[[スワンナプーム国際空港]]
|
|-
|[[チェンマイ]]
|[[チェンマイ国際空港]]
|
|-
|[[プーケット]]
|[[プーケット国際空港]]
|
|-
|rowspan="2"|{{VIE}}
|[[ハノイ]]
|[[ノイバイ国際空港]]
|
|-
|[[ホーチミンシティ]]
|[[タンソンニャット国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[西アジア]]
|-
|{{UAE}}
|[[ドバイ]]
|[[ドバイ国際空港]]
|貨物便のみ
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[ヨーロッパ]]
|-
|{{AUT}}
|[[ウィーン]]
|[[ウィーン国際空港]]
|
|-
|{{GER}}
|[[フランクフルト]]
|[[フランクフルト国際空港]]	
|
|-
|{{CZE}}
|[[プラハ]]
|[[ルズィニエ国際空港]]
|rowspan="5"|貨物便のみ
|-
|{{LUX}}
|[[ルクセンブルク]]
|[[ルクセンブルク-フィンデル空港]]
|-
|{{SWE}}
|[[ストックホルム]]
|[[ストックホルム・アーランダ空港]]
|-
|{{GBR}}
|[[マンチェスター]]
|[[マンチェスター空港]]
|-
|rowspan="2"|{{ITA}}
|[[ミラノ]]
|[[ミラノ・マルペンサ国際空港]]
|-
|[[ローマ]]
|[[フィウミチーノ空港]]
|デリー経由
|-
|{{NED}}
|[[アムステルダム]]
|[[スキポール空港]]
|バンコク経由
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[北アメリカ]]
|-
|{{CAN}}
|[[バンクーバー (ブリティッシュコロンビア州)|バンクーバー]]
|[[バンクーバー国際空港]]
|
|-
|rowspan="11"|{{USA}}
|[[アンカレッジ]]
|[[テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港]]
|rowspan="7"|貨物便のみ
|-
|[[アトランタ]]
|[[ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港]]
|-
|[[シカゴ]]
|[[シカゴ・オヘア国際空港]]
|-
|[[ダラス]]
|[[ダラス・フォートワース国際空港]]
|-
|[[ヒューストン]]
|[[ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港]]
|-
|[[マイアミ]]
|[[マイアミ国際空港]]
|-
|[[シアトル]]
|[[シアトル・タコマ国際空港]]
|-
|[[ロサンゼルス]]
|[[ロサンゼルス国際空港]]
|
|-
|[[ホノルル]]
|[[ホノルル国際空港]]
|成田経由便もあり<ref>[http://flyteam.jp/news/article/22711 チャイナエアライン、6月2日から台北/ホノルル線の直行便を就航]</ref>
|-
|[[ニューヨーク]]
|[[ジョン・F・ケネディ国際空港]]
|大阪/関西経由
|-
|[[サンフランシスコ]]
|[[サンフランシスコ国際空港]]
|
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | [[オセアニア]]
|-
|rowspan="2"|{{AUS}}
|[[シドニー]]
|[[シドニー国際空港]]
|
|-
|[[ブリスベン]]
|[[ブリスベン国際空港]]
|
|-
|{{GUM}}
|[[グアム]]
|[[グアム国際空港]]
|
|-
|{{PLW}}
|[[パラオ]]
|[[パラオ国際空港]]
|
|-
|{{NZL}}
|[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]
|[[オークランド国際空港 (ニュージーランド)|オークランド国際空港]]
|ブリスベン、シドニー経由
|-
|- style="font-weight:bold; background-color:#DDDDDD"
| colspan="4" style="text-align: center;" | 休・廃止路線
|-
|{{UAE}}
|[[アブダビ]]
|[[アブダビ国際空港]]
|rowspan="2"|貨物便のみ
|-
|{{USA}}
|[[ナッシュビル]]
|[[ナッシュビル国際空港]]
|-
|}

==コードシェア==
チャイナエアラインは下記航空会社とコードシェアを行っている（2014年6月現在）。
<div style="float: left; margin-right: 1em; vertical-align:top;">
*{{Flagicon|USA}} [[デルタ航空]]
*{{Flagicon|ITA}} [[アリタリア-イタリア航空]]
*{{Flagicon|NED}} [[KLMオランダ航空]]
*{{Flagicon|CZE}} [[チェコ航空]]
*{{Flagicon|RUS}} [[トランスアエロ航空]]
*{{Flagicon|CHN}} [[中国東方航空]]
*{{Flagicon|CHN}} [[中国南方航空]]
*{{Flagicon|CHN}} [[厦門航空]]
*{{Flagicon|KOR}} [[大韓航空]]
*{{Flagicon|VIE}} [[ベトナム航空]]
*{{Flagicon|IDN}} [[ガルーダ・インドネシア航空]]
*{{Flagicon|USA}} [[ハワイアン航空]]
*{{Flagicon|JPN}} [[日本航空]](東京羽田-台北松山のみ)
</div>
<div style="float: left; margin-right: 1em; vertical-align:top;">

</div><br style="clear: both;" />

== 運航機材 ==
[[File:China Airlines Airbus A330-300, Sweet Fruits, SIN.jpg|thumb|right|特別塗装が施されたエアバスA330-300型機]]
チャイナエアラインが発注した[[ボーイング]]社製航空機の顧客番号（カスタマーコード）は09で、航空機の形式名は747SP-'''09''', 747-2'''09'''B, 747-4'''09''', 737-8'''09''' などとなる。

機材は以下の航空機で構成される（[[2014年]][[1月]]現在）。
* 旅客型
** [[ボーイング747-400]]型機 13機
** [[ボーイング737#737NG（Next-Generation）737-600/-700/-800/-900（第3世代）|ボーイング737-800]]型機 13機
** [[エアバスA340|エアバスA340-300]]型機 6機
** [[エアバスA330#A330-300型機|エアバスA330-300]]型機 23機
* 貨物型
** [[ボーイング747-400#747-400F型|ボーイング747-400F]]型機 21機
<gallery>
Image:China Airlines 747-400 at HKG.jpg|ボーイング747-400
画像:China Airlines-B-16805-B737-800.JPG|ボーイング737-800
Image:China AL Airbus-A340-300X B-18802.jpg|エアバスA340-300
File:China Airlines A330-302.jpg|エアバスA330-300
File:B-18715-01.jpg|ボーイング747-400F(貨物機)
</gallery>
;将来計画
* [[ボーイング777|ボーイング777-300ER]]型機 10機 (2014年以降<ref>[http://www.china-airlines.com/ch/newsch/newsch001327.htm 中華航空將引進4架波音777-300ER全新租機] 新聞稿</ref>)
* [[エアバスA350|エアバスA350-900]]型機 14機+6機オプション (2015年以降<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/0712/071213.html エアバスA350-900型機の導入決定のお知らせ]</ref>)

=== 過去に保有していた主な機材 ===
* [[ボーイング747#747-200B.E5.9E.8B|ボーイング747-200]]型機
* [[ボーイング747-SP]]型機
* [[エアバスA300-600R]]型機
* [[マクドネル・ダグラス]][[MD-11]]型機
* [[日本航空機製造|NAMC]] [[YS-11]]型機

== 日本におけるチャイナエアライン ==
日本への乗り入れは、当初は台北から大阪経由東京便が、次いで沖縄経由大阪便が就航した後、東京便が直行となった。中華民国との断交（後述）を受け一旦全ての就航が中断した後、台北から東京、福岡、沖縄などへの路線が順次就航し路線網を拡大した。<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/company/company.html 会社案内] - チャイナエアライン（2013年1月8日閲覧）</ref>

=== 長らく続いた羽田空港発着 ===
[[1967年]]に[[大阪国際空港]]（伊丹空港）経由で[[東京国際空港]]（羽田空港）に乗り入れたのが始まり（[[1969年]]直行化）だが、[[1972年]]の日本と中華人民共和国との国交成立および中華民国との断交を受け、中華民国当局が[[1974年]][[4月21日]]に日華間の航空路線を断絶させたため、前日をもって日本国内の各空港への乗り入れは一旦中止された。その後、[[1975年]][[8月10日]]より羽田空港への乗り入れが再開された。 ''※[[東京国際空港#成田空港開港後]]も参照。''

[[1978年]]の[[千葉県]][[成田市]]の新東京国際空港（成田空港、現在の[[成田国際空港]]）開港後、[[東京]]に乗り入れる国際線定期便は[[東京都]][[大田区]]の羽田空港から成田空港に移転した。その中で、唯一中華航空のみ外交上の理由（日本政府と中華人民共和国政府の航空交渉の席上で、後者から「『中国を代表する政府』に関わる主権問題で対立する中華民国の航空会社を同じ空港に乗り入れさせないように」という「圧力」があった）により成田空港へ移転せず羽田空港に残留した。この結果、都心に近い羽田空港ゆえ都内や横浜方面からのアクセスが比較的好条件であること、空港旅客サービス料が無料であること、国内線が集まる空港であり接続利便性が高いといった他社にはない優位性があった反面、他の国際線との接続利便性が低いという不利もあった。

なお、その後台湾に設立され、同じく東京に乗り入れることとなった長榮航空（[[エバー航空]]）も同じく成田空港ではなく羽田空港に発着するようになった。しかし、成田空港暫定第2滑走路が供用した[[2002年]][[4月18日]]、両社とも発着地を羽田空港から成田空港に変更したが、2010年10月の羽田空港再国際化に伴い8年半ぶりに羽田空港発着便の運航を再開している<!--（ただし台北側の発着空港は2002年以前の桃園国際空港ではなく松山空港である）-><!--蛇足のためコメントアウト。-->。

=== 32年ぶりの大阪 ===
2004年の日台航空協議による発着枠拡大に伴い2006年7月、[[関西国際空港]]に台北線が就航した。内訳は旅客便が週5便、貨物便が週2便であったが、その後旅客便は1日1便に増便され、現在は1日2便<ref>火曜、金曜、日曜は1日3便</ref>である。

大阪への就航は、伊丹空港に国際線が就航していたころ（[[1974年]][[4月20日]]）から数えて約32年ぶりである。

=== 日本路線 ===
[[2014年]][[4月15日]]現在、日本国内 - [[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]に週122便、[[台北松山空港|台北/松山]]に週14便、[[高雄国際空港|高雄]]に週12便、[[台中空港|台中]]に週7便を運航。また、[[以遠権]]を生かして[[成田国際空港|東京/成田]] - [[ホノルル国際空港|ホノルル]]線に週7便、[[関西国際空港|大阪/関西]] - [[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク/JFK]]線に週3便を運航中。

航路（路線）の詳細は下記の通り。
* [[成田国際空港|東京/成田]] - [[台湾桃園国際空港|台北/桃園]] : 週21便（2014年8月17日から週28便に増便予定<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/1406/140630.html 台北（桃園）線 増便予定のおしらせ] チャイナエアライン　2014年6月30日付</ref>）
* 東京/成田 - [[高雄国際空港|高雄]] : 週5便 <ref>[http://www.traicy.com/archives/8235058.html チャイナエアライン、東京/成田〜高雄線を週3便から5便に増便!　3月30日から] Traicy　2014年1月30日付</ref>（2014年7月1日から週7便に増便予定<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/1406/140625.html 成田-高雄線 増便及び発着時刻一部変更のおしらせ] チャイナエアライン　2014年6月25日付</ref>）
* 東京/成田 - [[ホノルル国際空港|ホノルル]] : 週7便（木曜日と日曜日は臨時便扱いで運航）
* [[東京国際空港|東京/羽田]] - [[台北松山空港|台北/松山]] : 週14便
* [[関西国際空港|大阪/関西]] - 台北/桃園 : 週24便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/26103 チャイナエアライン、関西/台北線をトリプルデイリーに増便] FlyTeam　2013年9月4日付</ref>（2014年8月17日から週31便に増便予定）
* 大阪/関西 - 高雄 : 週7便 <ref>[http://www.traicy.com/archives/8235056.html チャイナエアライン、大阪/関西〜高雄線をデイリー運航に　3月30日から] Traicy　2014年1月29日付</ref>
* 大阪/関西 - [[台中空港|台中]] : 週7便 <ref>[http://www.traicy.com/archives/8226766.html チャイナエアライン、大阪/関西〜台中をデイリー運航!　マンダリン航空から引き継ぎ大型化&増便!] Traicy　2014年1月23日付</ref>
* 大阪/関西 - [[ジョン・F・ケネディ国際空港|ニューヨーク/JFK]] : 週3便
* [[中部国際空港|名古屋/中部]] - 台北/桃園 : 週13便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/29721 チャイナエアライン、3月末から名古屋/台北線を増便] FlyTeam　2014年1月20日付</ref>
* [[新千歳空港|札幌/新千歳]] - 台北/桃園 : 週7便
* 札幌/新千歳 - 高雄 : 週3便（2014年7月から就航開始予定<ref>[http://japan.cna.com.tw/news/atra/201405080004.aspx チャイナエアライン高雄－札幌便 7月に就航へ／台湾] 中央社フォーカス台湾　2014年5月8日付</ref>）
* [[福岡空港|福岡]] - 台北/桃園 : 週14便
* [[富山空港|富山]] - 台北/桃園 : 週5便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/24788 チャイナエアライン、冬スケジュールで富山/台北線を週2便に減便] FlyTeam　2013年10月24日付</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/30199 チャイナエアライン、3月31日から富山/台北線を増便] FlyTeam　2013年12月25日付</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/31283 チャイナエアライン、富山/台北線を増便 雪の大谷ウォーク期間はデイリー] Flyteam　2014年1月27日付</ref>
* [[静岡空港|静岡]] - 台北/桃園 : 週4便
* [[広島空港|広島]] - 台北/桃園 : 週7便
* [[高松空港|高松]] - 台北/桃園 : 週4便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/30260 チャイナエアライン、高松/台北線を週4便に増便へ] FlyTeam　2013年12月27日付</ref><ref>[http://flyteam.jp/news/article/30712 チャイナエアライン、高松/台北線の増便予定を発表]FlyTeam　2014年1月10日付</ref>
* [[宮崎空港|宮崎]] - 台北/桃園 : 週3便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/27883 チャイナエアライン、3月末から宮崎/台北線を増便] FlyTeam　2013年11月29日付</ref>
* [[鹿児島空港|鹿児島]] - 台北/桃園 : 週4便
* [[那覇空港|沖縄/那覇]] - 台北/桃園 : 週14便 <ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/1401/140127_02.html 沖縄那覇-台北線 増便のおしらせ] チャイナエアライン　2014年1月27日付</ref>
* [[新石垣空港|石垣]] - 台北/桃園 : 週2便 <ref>[http://flyteam.jp/news/article/29694 チャイナエアライン、4月から石垣/台北・桃園線に就航へ] FlyTeam　2014年1月23日付</ref>

== 事故・インシデント ==
=== 日本で起きた2つの事故 ===
[[1994年]][[4月26日]]、[[台北市|台北]]・中正国際空港（当空港の旧名称）発[[名古屋飛行場|名古屋空港]]行きの140便（エアバスA300-600R型機・登録番号B-1816）が、名古屋空港で[[着陸]]に失敗して[[墜落]]、[[乗客]][[乗員]]271人のうち264人が死亡し7人が負傷した。{{main|中華航空140便墜落事故}}

[[画像:China Airlines B-18616 fire.jpg|thumb|300px|120便炎上事故の事故機]]
また、[[2007年]][[8月20日]]午前10時35分頃、台北発120便（ボーイング737-800型・登録記号B-18616）が那覇空港41番[[駐機場]]に到着、直後に右翼[[エンジン]]がボーイング社の機体製造時のミスにより爆発炎上した。事故機には乗客157名（日本人23名・幼児2名を含む）、パイロット2名、客室乗務員6名（日本人乗務員1名を含む）の計165名が搭乗していたが、全員無事に避難した。{{main|チャイナエアライン120便炎上事故}}

=== 華航四年大限 ===
[[1986年]][[2月16日]]に起きた[[澎湖諸島]]付近での墜落事故以来、通称「'''[[:zh:華航四年大限|華航四年大限]]'''」と呼ばれるように、4年毎に多数の死者を出す重大事故を起こす[[ジンクス]]があるといわれている。

上記1994年の名古屋での事故の後、[[1998年]]には台北で名古屋とほぼ同じ状況下で同じA300-600R型機が同じく失速が原因と思われる墜落事故を起こしている（[[チャイナエアライン676便墜落事故]]）。その1年後の[[1999年]]には、悪天候下の[[香港国際空港|香港]]で[[MD-11]]型機が滑走路へ激突（[[チャイナエアライン642便着陸失敗事故]]）、その3年後の[[2002年]]には[[台湾海峡]]上空を飛行していたB747型機が空中分解する（[[チャイナエアライン611便空中分解事故]]）など、近年も事故が起きていることから、一部の[[マスコミ]]では、世界各国の主要航空会社の中では事故率が高い部類に属する<ref>[http://allabout.co.jp/travel/airticket/closeup/CU20050520A/ これだけ違う! 航空会社ごとの重大事故リスク]</ref>とされることもある。

=== 安全向上 ===
1990年代を通じ、チャイナエアラインは多くの元空軍パイロットを採用していた。1990年代の悪い安全記録のためにチャイナエアラインはパイロットの採用方法を変更し始め、積極的に実績のある民間の訓練を受けたパイロットを募集し始めた。同社は独自のパイロット訓練プログラムの研修生として大学の卒業生を募集し始めた。また、メンテナンスや運用手順の修正をした。

これらの決定はIATA運航安全性監査(IOSA)によって評価された。<ref>[http://www.china-airlines.co.jp/news/0903/090323.html 国際運航安全監査プログラム（IOSA）の更新テストに合格] - チャイナエアライン</ref>。

== 子会社 ==
*[[マンダリン航空]]（{{lang|zh|華信航空}}）
*[[タイガーエア台湾]] ({{lang|zh|臺灣虎航}})

== 関連項目 ==
* [[チャイナエアラインの航空事故]]
* [[航空会社の一覧]]

== 出典 ==
{{Reflist}}
中華航空將新購6架波音777-300ER客機 http://www.china-airlines.com/ch/newsch/newsch001328.htm
中華航空將引進4架波音777-300ER全新租機 http://www.china-airlines.com/ch/newsch/newsch001327.htm

== 外部リンク ==
{{Commons|China Airlines}}
* [http://www.china-airlines.com/ China Airlines]{{zh icon}}{{en icon}}
* [http://www.china-airlines.co.jp/ チャイナエアライン(日本語版)]

{{スカイチーム}}
{{スカイマイル}}
{{Airline-stub}}

{{DEFAULTSORT:ちやいなえあらいん}}
[[Category:台湾の航空会社]]
[[Category:台湾証券取引所上場企業]]
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[[Category:1959年設立の企業]]