ダニエル書のソースを表示

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{{旧約聖書}}
『'''ダニエル書'''』（ダニエルしょ、{{Lang-he|ספר דניאל|}}）は、[[旧約聖書]]の中の一書。[[キリスト教]]では「預言書」のひとつとして『[[エゼキエル書]]』の後におかれているが、[[ユダヤ教]]の分類では（「[[黙示]]文学」として）「諸書」に入る。聖書学の[[高等批評]]的研究によって、本書は[[マカベア書]]の時代に書かれたものであり、旧約聖書中もっとも新しい時代にかかれたものであるという学説もある。しかし、[[福音派]]の中には、その説を退ける教派もある<ref>[[#ケアンズ1957|ケアンズ(1957)]]、{{要ページ番号|date=2012年9月}}</ref><ref>[[#泉田ほか1985|泉田ほか(1985)]]、{{要ページ番号|date=2012年9月}}</ref>。

題名はこの書の主人公である[[ダニエル]]に由来する。彼は捕囚の民の一人として[[バビロニア]]に連行されてくるが、その賢明さによって[[ネブカドネザル2世|ネブカドネツァル2世]]に重用されたとされる人物である。

== 言語 ==
2章4節～7章28節は、[[アラム語]]で書かれており、それ以外の箇所は[[ヘブライ語]]で書かれている<ref>[[#ジャコブ2004|ジャコブ(2004)]]、{{要ページ番号|date=2012年9月}}</ref>。

== 内容 ==
* ダニエルと[[新バビロニア]]（1:1-6:29）
** ダニエルと三人の若者（1章）
** ネブカドネツァル王の夢（2章）
** 燃え盛る炉に投げ込まれる三人（3:1-3:30）
** 大きな木の夢（3:31-4:34）
** 壁に字をかく指（5章）
** 獅子の洞窟に投げ込まれるダニエル（6章）
* ダニエルの幻視（7:1-12:13）
** 四つの獣の幻（7章）
** 雄羊と雄ヤギの幻(8章)
** 定めの七十週(9章)
** 終わりのときについての幻（10:1-12:13）

ダニエル書には補遺があるが、これは[[カトリック教会]]と[[東方教会]]では、第２聖典に当たる『旧約聖書・外典（新共同訳聖書では続編）』に含めているが、[[プロテスタント]]諸教派では外典そのものを聖典としては認めていないので、含まれない。詳細については[[ダニエル書補遺]]を参照のこと。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 参考文献 ==
*{{Cite book|和書|editor=[[泉田昭]]ほか編|year=1985|month=9|title=新聖書辞典|publisher=[[いのちのことば社]]|isbn=4-264-00706-2|ref=泉田ほか1985}}
*{{Cite book|和書|author=E・ケアンズ|others=[[聖書図書刊行会]] 訳|year=1957|month=3|title=基督教全史 初代から現代まで|publisher=聖書図書刊行会|ref=ケアンズ1957}} - 原題：''Christianity Through the Centuries''。
*{{Cite book|和書|author=エドモン・ジャコブ|authorlink=エドモン・ジャコブ|others=[[西村俊昭]] 訳|year=2004|origdate=1986-05|title=旧約聖書|edition=改訂新版|series=文庫クセジュNo.444|publisher=[[白水社]]|isbn=4-560-05444-4|url=http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=05444|ref=ジャコブ2004}} - 原題：''L’Ancien Testament''。

{{Wikisource|ダニエル書(口語訳)}}
{{Wikisource|ダニエル書(文語訳)}}
{{commonscat|Book_of_Daniel}}

== 関連項目 ==
* [[旧約聖書]]
* [[黙示]]

== 外部リンク ==
*{{Yahoo!百科事典|ダニエル書|author=[[山形孝夫]]}}
*{{Kotobank|ダニエル書|2=世界大百科事典 第2版}}

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[[Category:ヘブライ語聖書]]
[[Category:旧約聖書正典]]
[[Category:黙示]]
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