タイ族のソースを表示

[[画像:Taikadai-en.svg|thumb|280px|right|タイ・カダイ語族言語の分布図<br>図中のオレンジ色の領域が本項のタイ語民族の居住地域である]]
'''タイ族'''（タイ語民族、[[中国語]]：{{lang|zh|台语民族}}）とは、[[タイ・カダイ語族]]のうち{{仮リンク|南西タイ語|en|Southwestern Tai languages}}（South-Western Tai、[[タイ語]]や[[ラーオ語]]等）を母語とする人のこと。[[タイ人]]=タイ族、[[ラオス人]]=ラーオ族でないことに注意する必要がある。この項目ではタイ族と言った場合、特に指定がない限りラーオ族なども含ませている。

== 歴史 ==
=== タイ族の発祥 ===
タイ族の発祥は[[アルタイ山脈]]の麓あたりとされており{{要出典|date=2012年12月}}、年代を経るにつれて南下をしていることが分かっている。

=== 古蜀 ===
{{main|三星堆遺跡|古蜀}}

[[紀元前5000年]]頃にはすでに[[黄河]]や[[揚子江]]の中間あたりまで南下を進めており、[[ゴビ砂漠]]に興った[[華夏族]](現在の[[漢民族]])に押し出される形で、[[紀元前1000年]]頃にはムアン・ルン([[西安]]の北西)、ムアン・パー(現在の[[重慶市|重慶]]<ref>約5000年前から約3000年前頃に栄えた[[古蜀]]文化の[[長江文明#四川文明（古蜀文明）|三星堆文化]], [[三星堆遺跡]]の中心地だった。</ref>)、ムアン・ギャオ([[長沙]])という都市国家（[[ムアン]]）を作った。

[[紀元前1046年]]、[[牧野の戦い]]では{{仮リンク|巴国|en|Ba (state)}}（現在の[[四川省]]）は[[周]]の王朝建国に貢献し、[[殷]]王朝は滅亡した。[[周]]の皇帝がムアン・パーに使節を派遣したことなどが記されている<ref>『ラオ族史』- ウカム・ポム・ウォンサー、1958年</ref>。

[[紀元前853年]]には[[タタール族]]が北方より侵出を始め、タイ族は中原のムアン・ルンを破棄し、ムアン・パーへ移住している。

その後について『[[華陽国志]]』が[[古蜀]]の歴史を伝えている。周によりムアン・パーも攻撃を受け、[[紀元前316年]]には[[秦]]の[[恵文王 (秦)|恵文王]]により[[古蜀]]が攻められ、更に東の巴国(ムアン・パー。当時は両国合わせて{{仮リンク|巴蜀 (歴史)|zh|巴蜀|label=巴蜀}}と呼ばれていた)も占領されたため({{仮リンク|秦滅巴蜀の戦い|zh|秦滅巴蜀之戰}})、長江を東に下ってムアン・ギャオへと移った。[[紀元前257年]]に[[文郎国]]([[ドンソン文化]])が古蜀の王子・[[蜀泮]](安陽王)に滅ぼされ、{{仮リンク|西瓯|zh|西瓯}}(現在の[[玉林市|玉林]]が首都だった)・{{仮リンク|駱越|zh|雒越}}の2国を統一し、[[甌雒|甌雒国]](アウラク, Âu Lạc, 現在のベトナム北部のデルタ地帯)を建国した。この時、移住・定着したグループでは、[[ベトナム]]北部の[[スイ族|水族]]、[[海南島]]の[[リー族|黎族]]がいる。

=== 哀牢 ===
[[紀元前215年]]には[[秦]]によりムアン・ギャオも攻撃を受けたため、タイ族はさらに南下しムアン・ペーガイ(現在の[[雲南省]]・[[保山市]]近辺)という都市国家を新しく形成した。当時の[[華北]]にいた中国人（漢民族）は、[[中華思想]]によりタイ族やその他南方の諸民族を「[[南蛮]]」と呼んでおり、タイ族は特に「哀牢（Ailao）」と呼ばれていた。[[華北]]にいた中国人はこの都市国家ムアン・ペーガイを{{仮リンク|哀牢|zh|哀牢|label=哀牢国}}と呼んでいた。<!--タイ族の発祥は明らかではないが他に、現在の[[中国]]南部にいたと説、「[[長江|揚子江]]流域で[[稲作]]をしていた」というような説、「[[広西チワン族自治区|広西]]付近で生活していた」という説がある。-->古代の哀牢の地であった現在の[[中国]]南西部[[雲南省]]南部には、今もその末裔とみられるタイ族が住居しており、中国語ではタイ人を泰（Tai4）、雲南のタイ族を{{Lang|zh|傣}}（Dai3, 人偏の泰）と書いて区別している。雲南のタイ族はタイ国に住むタイ族からは{{仮リンク|タイ・ルー族|th|ไทลื้อ}}と呼ばれる。[[カレン族]]も哀牢の末裔のひとつと考えられている。[[シーサンパンナ・タイ族自治州]]や[[徳宏タイ族チンポー族自治州]]が存在するが、名称に含まれるタイ族には{{Lang|zh|傣}}の文字が当てられている。

[[紀元前110年]]ごろ、[[前漢]]の[[武帝 (漢)|武帝]]は[[仏教]]の経典調査団を[[インド]]へ派遣しようとしていたが、ムアン・ペーガイの初代国王クン・メンはこの使節団のムアン・ペーガイ通過を許可しなかったため、ムアン・ペーガイと前漢との対立が勃発した。この対立は約7年間続いたが、[[紀元前87年]]にムアン・ペーガイは滅亡する。[[9年]]にクン・メンの子孫にあたるクン・ワンによりムアン・ペーガイ独立が宣言されたが、これも長くは持たず、[[50年]]に[[後漢]]により再び滅ぼされた。

=== 六詔国 ===
その後数世紀の間、タイ族に関する資料が存在しておらず、どのような歴史を辿ったのかは不明であるが、[[7世紀]]頃に6つのムアンが雲南省の大理盆地に建国されている。これらのムアンを総じて{{仮リンク|六詔|zh|六诏}}あるいは六詔国と呼称する。六詔のうち最大のムアンであり、[[イ族]]（中国語では「彝族」）の先祖であるといわれる{{仮リンク|烏蕃|zh|乌蛮}}族が支配者層とみられる[[南詔|ムアン・スイ]]は[[唐]]に対し友好関係を築くべく建国当初から貢物を贈っていたとされている。[[580年]]、[[テイ (民族)|氐]]族（現在の[[ビルマ族]]）の最後の王朝・[[仇池]]が[[隋]]の初代皇帝[[楊堅]]に攻められ滅亡する。四散した氐族が六詔の傘下に入ったと考えられている。

=== 南詔王国 ===
ムアン・スイは強大な[[唐]]の援助を得て[[729年]]、皮羅閣王の時代に六詔を統一し、[[南詔|南詔王国]]を建国した。皮羅閣王は死後、この功績により唐より「雲南王」の王位を贈られている。しかし、南詔王国の力が[[吐蕃]]と同盟して強大になるにつれ、唐との友好関係は次第に崩れ始め、唐の[[玄宗 (唐)|玄宗]]の時代に[[楊国忠]]が[[751年]]に8万、[[754年]]に3万の兵で2回にわたり南詔王国へ交戦を仕掛けたが、どちらも南詔王国の勝利に終わっている。南詔王国の勢力はさらに増し、[[安史の乱]]の混乱に乗じて吐蕃と南詔は唐の都[[長安]]を[[779年]]頃に一時占領した。その後も[[832年]]には{{仮リンク|ピュー人<!-- 言語間リンク無し -->|de|Pyu}}の[[驃国]]を、[[858年]]には[[トンキン]]を、[[863年]]には[[安南|アンナン]]をそれぞれ攻略し、[[安南都護府]]に領土を広げている。しかし[[902年]]に漢人の権臣・鄭買嗣が起こしたクーデターにより、南詔王国は滅亡した。

=== 大理国 ===
[[937年]]に白蛮(現在の[[ペー族|白族]])の[[段思平]]が南詔の後継国家である[[大理国]]を樹立し、しばらくの間はタイ族もその傘下に収まっていた。その後、タイ族は大移動をはじめ、[[インドシナ半島]]、[[ビルマ]]、[[アッサム]]などの各地に散り、ムアンを形成しはじめた。[[1044年]]、支配下にあったビルマ族が[[エーヤーワディー平原]]へ侵入して[[パガン王朝]]を樹立した。

=== タイ族の南下 ===
==== タイ・ユワン族、黒腹ラーオ族 ====
{{main|{{仮リンク|グンヤーン|en|Ngoenyang|label=ヒランナコーングンヤーン}}|[[ラーンナー|ラーンナー王朝]]|[[チェットトン王家]]|[[カーオ王国]]|[[ナーン王国]]|[[パヤオ王国]]}}
最も早く南下したのは{{仮リンク|タイ・ユワン族|th|ไทเหนือ}}で、[[メコン川]]北部上流に定住し、[[638年]]に{{仮リンク|ヒランナコーングンヤーン|en|Ngoenyang}}（現[[チエンセーン郡]]）の統治を[[クメール人]]（現在のカンボジア人）の{{仮リンク|ラヴォー王国|en|Lavo Kingdom}}の王Kalavarnaditに命じられ、Vieng Prueksaが王となった。[[1259年]]、[[雲南・大理遠征|モンゴル帝国の雲南・大理遠征]]のために、ヒランナコーングンヤーンの王子[[マンラーイ]]が[[ラーンナー|ラーンナー王朝]]を建国し、新しい首都を[[チエンマイ]]に建設した。

彼らは[[ラオ語]]と似たタイ諸語の[[方言]]を話し、独自の文字を持っていたうえ、昔の風習で腹に入れ墨を入れるがあったため、黒腹ラーオと呼ばれた。民族的には[[西北タイ人]]、あるいは{{仮リンク|タイ・ユワン族|th|ไทเหนือ}}と呼ばれる。ラーンナー王国は数百年続いたが、のちに[[チャクリー王朝]]（現在のタイ王国）の属国となり、後に完全なタイ領となった。黒腹ラーオはチャクリー王朝の小タイ族とほぼ完全に同化したため、現在は西北タイ人と呼ばれ、特に区別されない。

==== シャン族、アホム族、タイ・カムティ族 ====
{{main|[[シップソーンパンナー|シップソーンパンナー王国]]|{{仮リンク|シャン国|en|Shan States}}|{{仮リンク|ミンザイン王朝|en|Myinsaing Kingdom}}|ピンヤ朝|{{仮リンク|サガイン朝|en|Sagaing Kingdom}}|アヴァ王朝|{{仮リンク|モン・マオ|en|Mong Mao|label=ムアン・マオ}}|{{仮リンク|アホム王国|en|Ahom kingdom}}}}
[[1180年]]に{{仮リンク|タイ・ルー族|th|ไทลื้อ}}が、{{仮リンク|タイ・ユワン族|th|ไทเหนือ}}の{{仮リンク|グンヤーン|en|Ngoenyang|label=ヒランナコーングンヤーン}}から独立し、[[シップソーンパンナー|シップソーンパンナー王国]]を興した。

稲作を生業としていたタイ族は川沿いで生活しなければならず、あるグループは、[[ミャンマー]]（ビルマ）のシャン州に進出し、[[サルウィン川]]流域の[[シャン族]]（タイ・ヤイ族）と呼ばれる民族を形成した。シャン族は、中国のタイ族グループと併せて大タイ族と呼ばれることがある。

シャン族のグループの一部が[[:en:Patkai|パトカイ山脈]]を越えて[[インド]]北東部[[アッサム地方]]の[[ブラマプトラ川]]流域で生活を始めた。これが[[アホム族]]や{{仮リンク|タイ・カムティ族|en|Khamti people}}を筆頭とするインドのタイ系諸民族である。彼らは現在[[ヒンドゥー教|ヒンドゥー]]化して、あまりタイ族としての原形はとどめていない。

==== ラーオ族 ====
{{main|{{仮リンク|ムアン・スワー|en|Muang Sua}}|ラーンサーン王朝|ヴィエンチャン王国|[[ルアンパバーン王国]]|チャンパーサック王国|シエンクワーン王国}}
[[メコン川]]流域に定住した住民のうち東へ移住した民族を[[ラーオ族]]といい、彼らが立てた国が現在の[[ラオス]]である。このグループは後述の小タイ族に対して、同化の傾向を示さず頑なにラーオ族であることに固執したので、タイ族とは似て非なる特徴を形成した。これは後に同じ民族にありながらラオスという国を形成した要因でもある。近代に入ってからは、タイ系・非タイ系の少数民族がラーオ族の反抗勢力になるのをラオス政府は恐れ、ラオス国籍保有者を[[ラオス人]]と定義し、ラオス人をラーオ族という民族やその他の少数民族という風に分類する事を政治的に否定した。

==== タイー族 ====
{{main|{{仮リンク|シップソーンチュタイ|en|Sip Song Chau Tai}}|{{仮リンク|ヌン族|en|Nùng people}}|{{仮リンク|トー族|en|Thổ people}}|タイー族|:en:Tai Dón people}}
{{節stub}}

==== イーサーン人 ====
{{main|{{仮リンク|イサーンの歴史|en|History of Isan}}}}
ラーオ族は[[メコン川]]南西部にも居住していたが、タイの[[チャクリー王朝]]とラオスとの戦争によりこの地方（[[イーサーン]]）はタイの領土となる。その後は、この地方のラーオ族は[[イーサーン人]]として[[ラオス人]]と区別されるようになった。イーサーン人は、厳しい気候による貧困と言葉の違いにより、タイ王国の小タイ族から差別を受け、伝統的にラーオ族意識が強かったが、最近では中央政府の開発や[[グローバライゼーション]]の影響により一体化が進んでおり、若年層や都市部を中心に、タイ人意識が高まっている。

==== シャム人、小タイ族 ====
{{main|タイの歴史|スコータイ王朝|アユタヤ王朝|トンブリー王朝|チャクリー王朝}}
外国によりシャム人と呼ばれた人々が、'''小タイ族'''である。彼らは、[[モンゴル帝国]]の[[雲南・大理遠征]]において[[チャオプラヤー川]]下流に先住していた[[カンボジア人|クメール族]]{{要曖昧さ回避|date=2014年7月18日}}（現カンボジア人）を退けて、[[1257年]]（[[タイ仏歴]]1803年）、[[スコータイ王朝|スコータイ王国]]を建てた。このタイ族のグループは、非タイ系民族からサヤーム（暹、Siam、日本語における「シャム」）と呼ばれた。このスコータイ王国が現[[タイ王国|タイ]]の基礎である。後には'''大タイ民族主義'''と呼ばれる同化を政策をタイが進めたため、タイ領内のタイ国籍保有者を[[タイ人]]と定義し、タイ系・非タイ系少数民族を政治的に否定した。

==タイの語源==
一般にはタイ（Thai、&#3652;&#3607;&#3618;）という語は「自由」を意味すると説明される。しかしこれは俗説であり、[[中国語|中国古代語]]の「大（dai）」が語源で、dai が訛って、thai（&#3652;&#3607;）となったとするのが現今有力な説である。

「大」という漢字は「大人（たいじん）」という言葉の用法に見えるように「立派な」という意味があり、それが転化して「（奴隷でない立派な）自由人」という意味となり、さらに「自由人」という意味から、タイの語に「人」、「自由」などの意味が生じたと考えられる。実際、昔のタイでは「あなたはどこのタイですか?」というような用法が非奴隷人民の間で使われていたという。タイ（自由人）はタートと呼ばれる[[奴隷]]と明確に区別された。後にこの語は現在のタイに普及し、タイ人を表す普遍的な言葉となった。

現在タイでは「タイ（Thai、&#3652;&#3607;&#3618;）」という語には文語的で曖昧な意味合いの「自由」という意味と、「タイ人」という意味の二つの意味合いがある。ちなみに&#3652;&#3607;&#3618;の語の&#3618;はこの言葉を[[サンスクリット語]]風に見せるための無発音の[[文字]]であり、いわば飾りである。この語に相当する語はサンスクリット語にはない。

== ラーオの語源 ==
'''ラーオ'''とは昔は王族の名前に冠して使うことがあった。この用法は[[チエンマイ王統史]]や[[ナーン王統史]]にも見えている。その後ラーオはその貴族的称号としての地位を徐々に失い、ただ単に「人」を表す言葉となった。当初はタイという言葉も人の意味を持って使われていたが、後にラーオ族の国においてタイ族に対して反感を抱くようになり、どこぞのタイという意味に対して、どこぞのラーオという言い方に変わって行き、ラーオが民族名として定着した。

なお後に、フランス人が来たときこのラーオを Lao と表記し、これに複数の接尾辞を付け Laos（ラーオ達）としたのが国名になった。

== 中国のタイ語民族 ==
{{infobox 民族
|民族=タイ語民族<ref>{{lang|zh|台语民族}}</ref>(傣族、泰族など)
|民族語名称=ชาวไต
|画像=[[画像:Ethic Dong Liping Guizhou China.jpg|280px]]
|画像の説明=
|人口=約2,500万人{{要出典|date=2009年5月}}
|居住地=[[タイ王国|タイ]]、[[ラオス]]、[[中国]]、[[ベトナム]]など
|宗教=[[仏教]]
|言語=[[タイ語]]、[[ラーオ語]]など
|関連=[[ラーオ族]]
}}
{{main|{{仮リンク|傣族 (中国)|en|Dai people|label=傣族}}}}
以下は[[1953年]]から使われている中国でのタイ語民族（{{lang|zh|傣族}}）の分類を示したもので、7つの主要集団に分類している。ミャンマーやタイでは傣那（Tai Nüa）は[[シャン族]]に分類されている。：

{| class="wikitable" style="font-size:95%;"
|- bgcolor="#efefef"
!width="11%"| [[中国語]] !!width="15%"| [[ピンイン]]
!width="7%"| [[:en:Tai Lü language|タイ・ルー語]] !!width="7%"| [[:en:Tai Nüa language|Tai Nüa語]] !!width="7%"| [[タイ語]]
!width="27%"| 中国外の呼称 (Conventional)
!width="26%"| 居住地域
|-
| 傣仂 || Dǎilè<br/>{{smaller|(Xīshuāngbǎnnà Dǎi)}}
|{{IPA|tai˥˩ lɯː˩}} || || ไทลื้อ
| [[Tai Lü language|Tai Lü]], Tai Lue
| [[シーサンパンナ・タイ族自治州|西雙版納傣族自治州]] ([[中国]])
|-
| 傣那<br/>（德宏傣） || Dǎinà<br/>{{smaller|(Déhóng Dǎi)}}
| {{IPA|tai˥˩ nəː˥}} || tai<br/>le6 || ไทเหนือ, ไทใต้คง
| [[Tai Nüa language|Tai Nüa]], Northern Tai, Upper Tai, Chinese Shan
| [[徳宏タイ族チンポー族自治州|徳宏傣族景颇族自治州]] (中国); [[ミャンマー]]
|-
| 傣擔 || Dǎidān
| {{IPA|tai˥˩ dam˥}} ||  ||ไทดำ, ลาวโซ่ง, ผู้ไท
| [[Tai Dam language|Tai Dam]], Black Tai, Tai Lam, Lao Song Dam*, Tai Muan, Tai Tan, Black Do, Jinping Dai, Tai Den, Tai Do, Tai Noir, Thai Den
| [[金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県]] (中国), [[ラオス]], [[タイ王国|タイ]]
|-
| 傣繃 || Dǎibēng
| {{IPA|tai˥˩pɔːŋ˥}} ||  ||ไทเบง
| Tay Pong
| [[瑞麗市]], [[耿馬タイ族ワ族自治県]] (中国),<br/>[[メコン川]]流域
|-
| 傣端 || Dǎiduān
| {{IPA|tai˥˩doːn˥}} ||  || ไทขาว
| White Tai, Tày Dón, Tai Khao, Tai Kao, Tai Don, Dai Kao, White Dai, Red Tai, Tai Blanc, Tai Kaw, Tày Lai, Thai Trang
| [[金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県]] (中国)
|-
| 傣雅 || Dǎiyǎ
| {{IPA|tai˥˩jaː˧˥}} ||  || ไทหย่า
| Tai Ya, Tai Cung, Cung, Ya
| [[新平イ族タイ族自治県]], [[元江ハニ族イ族タイ族自治県]] (中国)
|-
| 傣友 || Dǎiyǒu
| {{IPA|tai˥˩jiu˩}} ||  ||ไทยโยว
|
| [[元陽県]] (中国),<br/>[[紅河]]流域
|-
|colspan="7"| {{smaller|* lit. "Lao [wearing] black trousers"}}
|}

== 脚注 ==
<references/>

==関連項目==
{{Commons category|Tai peoples}}
* [[アブギダ]] - タイ語族の各文字が含まれる文字体系
* [[シャン族]]
* [[ハニ族|アカ族]]
* [[ラフ族]]
* [[リス族]]
* [[中国の少数民族]]
* [[:en:Rau peoples]]

{{タイの民族}}
{{中華民族}}
{{ベトナムの民族}}
{{カンボジアの民族}}
{{DEFAULTSORT:たい}}
[[Category:東南アジアの民族]]
[[Category:アジアの民族]]