ジョン・ハーシェルのソースを表示

{{Infobox_学者
|name             = サー・ジョン・ハーシェル
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|caption          = [[ジュリア・マーガレット・カメロン]]撮影の肖像写真
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サー・'''ジョン・フレデリック・ウィリアム・ハーシェル'''[[準男爵]]（{{lang-en-short|Sir '''John Frederick William Herschel''', 1st Baronet}}、[[1792年]][[3月7日]] - [[1871年]][[5月11日]]）は、[[イギリス]]の[[天文学者]]、[[数学者]]。{{仮リンク|ロイヤル・ゲルフ勲章|en|Royal Guelphic Order}}ナイト勲爵士（KH）、[[王立協会]]フェロー（FRS）。

[[天王星]]を発見した天文学者[[ウィリアム・ハーシェル]]の息子として、[[ウィンザー (イングランド)|ウィンザー]]郊外の[[スラウ]]で生まれる。[[イートン・カレッジ]]を経て[[ケンブリッジ大学]]{{仮リンク|セント・ジョンズ・カレッジ (ケンブリッジ大学)|en|St John's College, Cambridge|label=セント・ジョンズ・カレッジ}}に入学し、1813年に卒業<ref name="Venn">{{ Venn |id = HRSL808JF |name = Herschel, John Frederick William. }}</ref>。1834年から[[1838年]]に帰国するまでの4年間、[[ケープ植民地]]（後の[[南アフリカ共和国]]）の[[ケープタウン]]で、[[北半球]]からは観測できない南天の天体を観察、記録を残した。

== 業績 ==
=== 天文学 ===
[[恒星]]の明るさを比較し、等級が0.41上がるごとにその明るさが二乗に反比例して暗くなること、さらに、1等星は6等星の約100倍の明るさであることを発見した<ref>{{Cite journal
 |first=Jones
 |last=Derek
 |title=Norman Pogson and the Definition of Stellar Magnitude
 |journal=Astronomical Society of the Pacific Leaflets
 |volume=10
 |issue=469
 |year=1968
 |month=July
 |page=145-152
 |url=http://articles.adsabs.harvard.edu//full/1968ASPL...10..145J/0000152.000.html
 |accessdate=2013-03-28
 }}</ref>。

[[1849年]]の著書『天文学概要』（''"Outlines of Astronomy"''）で、日数や時間の計算に[[ユリウス通日]]を利用する方法を考案。これが広まり、世界中の天文学者が日数計算にユリウス通日を用いるようになった。また同書において[[1836年]]頃に[[ベテルギウス]]の変光を発見したことを発表した。

[[土星]]の[[衛星]]（[[ミマス (衛星)|ミマス]]、[[エンケラドゥス (衛星)|エンケラドゥス]]、[[テティス (衛星)|テティス]]、[[ディオネ (衛星)|ディオネ]]、[[レア (衛星)|レア]]、[[タイタン (衛星)|タイタン]]、[[イアペトゥス (衛星)|イアペトゥス]]）、[[天王星]]の衛星（[[アリエル (衛星)|アリエル]]、[[ウンブリエル]]、[[チタニア (衛星)|ティタニア]]、[[オベロン (衛星)|オベロン]]）の名付け親としても知られる。

著作に『自然哲学研究に関する予備的考察』、『1834-38年のあいだに喜望峰でなされた天文学的観測の結果』、『天文学概要』などがある。 

=== 写真術 ===
「[[写真]]」（''Photography''）、[[ネガフィルム|ネガ]]、[[リバーサルフィルム|ポジ]]という名称を提案し、定着に[[チオ硫酸ナトリウム]]を用いることを提案した。そして、[[1842年]]に[[青写真]](cyanotype)、[[金コロイド]]を用いた[[クリソタイプ]]（[[:w:Chrysotype|Chrysotype]]）を発明した。

== 家族 ==
ジョン・ハーシェルは妻マーガレット・ブロディ・ステュワート（Margaret Brodie Stewart, 1810年 – 1884年）との間に3人の息子と9人の娘をもうけた。

長男のウィリアム（William james Herschel, 1833年 - 1917年）は、[[指紋]]による個人識別の研究で有名。次男のアレグザンダー（Alexander Stewart Herschel, 1836年 - 1907年）は天文学者となり、[[彗星]]と[[流星]]の関係について研究を行った。

== 受賞 ==
*1821年 : [[コプリ・メダル]]<ref name="FRS" />
**1847年にも受賞<ref name="FRS" />
*1825年 : [[ラランド賞]]<ref name="Venn" />
*1826年 : [[王立天文学会ゴールドメダル|ゴールドメダル]]<ref>{{Cite web |url= http://www.ras.org.uk/awards-and-grants/awards/268-ras-gold-medallists |title= Winners of the Gold Medal of the Royal Astronomical Society |publisher= [[王立天文学会|The Royal Astronomical Society]] |language= 英語 |accessdate= 2013-03-27 }}</ref>
**1836年にも受賞
*1833年[[ロイヤル・メダル]]<ref name="FRS" />
**1836年・1840年にも受賞<ref name="FRS" />

== 栄典 ==
*1813年 : [[王立協会]]フェロー<ref name="FRS">{{FRS |code = NA8238 |title = Herschel; Sir; John Frederick William (1792 - 1871); Astronomer  |accessdate = 2013年3月27日 }}</ref>
*1831年 : [[ロイヤル・ゲルフ勲章]]ナイト<ref>{{LondonGazette |issue = 18860 |date = 14 October 1831 |startpage = 2108 |accessdate = 2013-03-27 }}</ref>
*[[1847年]] : [[準男爵]]<ref>{{LondonGazette |issue = 19631 |date =  3 July 1838 |startpage = 1488 |accessdate = 2013-03-27 }}</ref>

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small">{{Reflist}}</div>

== 関連項目 ==
* [[ノーマン・ポグソン]]
* {{Commonscat-inline|John Herschel}}
* {{wikisource author-inline|John Herschel}}
* {{DNB |wstitle= Herschel, John Frederick William |prescript= |last= Clerke |first= Agnes Mary |authorlink= アグネス・クラーク |volume= 26 |pages= 263-268 }}

{{先代次代|[[王立造幣局長]]|1850年 - 1855年|リチャード・ララー・シール|[[トーマス・グレアム]]}}

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{{ Normdaten | NDL = 00768816 | CINII = DA01586117 | VIAF = 9887999 | LCCN = n/50/036903 | PND = 118703897 | SELIBR = 299969 }}
{{DEFAULTSORT:はあしえる しよん}}
[[Category:王立協会]]
[[Category:イギリスの天文学者]]
[[Category:19世紀の自然科学者]]
[[Category:写真史に関する人物]]
[[Category:ユダヤ系イギリス人]]
[[Category:ドイツ系イギリス人]]
[[Category:ケンブリッジ大学出身の人物]]
[[Category:イートン・カレッジ出身の人物]]
[[Category:バークシャー出身の人物]]
[[Category:1792年生]]
[[Category:1871年没]]
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{{Link GA|cs}}