ジュゼッペ・メアッツァのソースを表示

{{サッカー選手
|名前=ジュゼッペ・メアッツァ
|画像=Giuseppe Meazza 1935.jpg
|画像の説明=1935年頃のメアッツァ
|本名=
|愛称=ペッピーノ、バリッラ
|カタカナ表記=ジュゼッペ・メアッツァ
|アルファベット表記=Giuseppe Meazza
|原語名=
|原語表記=
|国={{ITA}}
|誕生日=[[1910年]][[8月23日]] 
|出身地=[[イタリア王国]][[ミラノ]]（現[[イタリア共和国]][[ロンバルディア州]][[ミラノ県]][[ミラノ]]市内[[ポルタ・ヴィットリア地区]]）
|没年月日={{死亡年月日と没年齢|1910|8|23|1979|8|21}}
|身長=169cm
|体重=73kg
|血液型=
|所属チーム名=
|ポジション=[[フォワード (サッカー)|FW]]、[[ミッドフィールダー|MF]](OH)
|背番号=
|利き足=
|代表国={{ITAf}}
|代表年=1930-1939
|代表出場（得点）=54 （33）
| 監督年1  = 1946      | 監督チーム1 = [[アタランタBC|アタランタ]]
| 監督年2  = 1946–1948 | 監督チーム2 = [[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]]
| 監督年3  = 1948–1949 | 監督チーム3 = [[ベシクタシュJK]]
| 監督年4  = 1949–1951 | 監督チーム4 = [[プロ・パトリア・カルチョ|プロ・パトリア]]
| 監督年5  = 1952–1953 | 監督チーム5 = [[サッカーイタリア代表|イタリア代表]]
| 監督年6  = 1955–1956 | 監督チーム6 = インテル
| 監督年7  = 1957      | 監督チーム7 = インテル
}}

'''ジュゼッペ・メアッツァ'''（'''Giuseppe Meazza'''、{{IPA-it|d͡ʒuˈzɛppe meˈatt͡sa}}、[[1910年]][[8月23日]] - [[1979年]][[8月21日]]）は、[[イタリア]]・[[ミラノ]]出身の[[サッカー]]選手。愛称は'''“ペッピーノ(Peppino)”'''<ref>“ジュゼッペ”の略称である“ペップ(Pepp)”はミラノの方言で“ペッピーノ”に転じる。</ref>、'''“バリッラ(il Balilla)”'''。ポジションは[[フォワード (サッカー)|フォワード]]（[[ツーバック・システム]]におけるインサイド・レフト／ライト）。

20世紀前半のイタリア・[[セリエA (サッカー)|セリエA]]で活躍し、[[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]]、[[ACミラン]]、[[ユヴェントス]]のイタリア3大チームを渡り歩いた稀有な選手の一人<ref>他には[[ロベルト・バッジョ]]、[[クリスティアン・ヴィエリ]]、[[パトリック・ヴィエラ]]、[[ズラタン・イブラヒモビッチ]]等。</ref>。特にメアッツァ自身がプロデビューを果たしたインテルでは、同チームの第一期黄金時代の中心的役割を担い、1927年から1940年に渡る最初の在籍13シーズン中、3回の[[得点王]]を獲得して2回の優勝<ref>1939-40シーズンにもインテルは優勝しているが、メアッツァは病気の為全試合欠場した。</ref>と1回の[[コッパ・イタリア]]制覇に貢献した。

また[[サッカーイタリア代表|イタリア代表]]としても[[1934 FIFAワールドカップ|1934年]]と[[1938 FIFAワールドカップ|1938年]]の[[FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]連覇を果たした[[アズーリ|アッズーリ]]の主力だった事から、イタリア史上最高の選手（もしくはイタリア史上最高のストライカー）として現在も語り継がれる伝説的選手であり、インテルとACミランのホームである[[スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ]]にその名を残している。


== 経歴 ==
[[1910年]]、[[イタリア王国]]（当時）の[[ミラノ]]で生まれたメアッツァは、[[画家]]だった父親が[[1917年]]に[[第一次世界大戦]]で戦死した為、母親のエルシラとの貧しい[[母子家庭]]で幼少期を過ごした。当時7歳のメアッツァは[[市場]]で果物を売る母を手伝ったが、父親を失う少し前、6歳の頃から[[サッカー]]を始めており既に夢中だった。近所の子供達と[[ストリートサッカー]]チーム"Maestri Campionesi"を結成、暇を見てはボロ布を丸めたボールを追う日々を過ごしていたという。エルシラは将来を考え、幾度かメアッツァの[[靴|シューズ]]を隠してまでサッカーを止めさせようとしたが、メアッツァは裸足でストリートサッカーを続け、これは後年の優れたボールテクニックを育てる土壌となった。12歳になったメアッツァはサッカー選手として生きていく事を決意、地元の"Gloria F.C."に入団してプロを目指し始めた。この時使用していたメアッツァの人生最初の[[スパイクシューズ|スパイク]]は後に彼の[[ファン]]が買い取り、現在も保存されている。

インテルの下部組織出身で、17歳でトップチームデビューした直後から主力として活躍。[[1930年代]]のインテルの隆盛の中心にあり、クラブに2度のリーグ優勝をもたらすとともに、自身も3度の得点王に輝いた。

[[1930年]]には19歳で[[サッカーイタリア代表|イタリア代表]]に初選出。デビュー戦でいきなり2ゴールを挙げ、以降アズーリ（イタリア代表）のエースとして君臨し、[[1934年]]・[[1938年]]の[[FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]連覇の原動力となった。53試合出場33得点という記録は、[[ルイジ・リーバ]]に次ぐイタリア歴代2位。セリエA通算ゴール数は220ゴールで歴代3位。キャリア338ゴールはイタリア人2位である。

== 所属クラブ ==
* {{flagicon|ITA}} [[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]] 1924-1940
* {{flagicon|ITA}} [[ACミラン]] 1940-1942
* {{flagicon|ITA}} [[ユヴェントス]] 1942-1943
* {{flagicon|ITA}} [[ASヴァレーゼ1910|ヴァレーゼ]] 1944
* {{flagicon|ITA}} [[アタランタBC|アタランタ]] 1945-1946
* {{flagicon|ITA}} [[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]] 1946-1947
=== 主なタイトル ===
*[[セリエA (サッカー)|セリエA]]優勝：3回
*[[コッパ・イタリア]]：2回
=== 個人タイトル ===
*セリエA得点王：3回
* [[国際サッカー歴史統計連盟|20世紀世界最優秀選手]] 21位 (1999年、[[国際サッカー歴史統計連盟]]選定)
* [[国際サッカー歴史統計連盟|20世紀欧州最優秀選手]] 15位 (1999年、国際サッカー歴史統計連盟選定)
* [[ワールドサッカー (雑誌)#20世紀の偉大なサッカー選手100人|20世紀の偉大なサッカー選手100人]]　37位（ワールドサッカー誌選出　1999）

===個人成績===
{{サッカー選手国内成績表 top|yy}}
{{サッカー選手国内成績表 th|イタリア|all}}
|-
|1927-28||[[インテルナツィオナーレ・ミラノ|インテル]]||||[[セリエA (サッカー)|セリエA]]||33||12||||||||||||
|-
|1928-29||インテル||||セリエA||29||33||||||||||||
|-
|1929-30||インテル||||セリエA||33||31||||||||||||
|-
|1930-31||インテル||||セリエA||34||24||||||||||||
|-
|1931-32||インテル||||セリエA||28||21||||||||||||
|-
|1932-33||インテル||||セリエA||32||20||||||||||||
|-
|1933-34||インテル||||セリエA||32||21||||||||||||
|-
|1934-35||インテル||||セリエA||30||18||||||||||||
|-
|1935-36||インテル||||セリエA||29||25||||||||||||
|-
|1936-37||インテル||||セリエA||26||11||||||||||||
|-
|1937-38||インテル||||セリエA||26||20||||||||||||
|-
|1938-39||インテル||||セリエA||16||4||||||||||||
|-
|1939-40||インテル||||セリエA||0||0||||||||||||
|-
|1940-41||[[ACミラン]]||||セリエA||14||6||||||||||||
|-
|1941-42||ACミラン||||セリエA||23||3||||||||||||
|-
|1942-43||[[ユヴェントス]]||||セリエA||27||10||||||||||||
|-
|1943-44||-||||-||-||-||||||||||||
|-
|1944-45||バレーゼ||||-||(20)||(7)||||||||||||
|-
|1945-46||[[アタランタBC|アタランタ]]||||セリエA||14||2||||||||||||
|-
|1946-47||インテル||||セリエA||17||2||||||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算始|1|イタリア|セリエA}}443||268||||||||||||
{{サッカー選手国内成績表 通算終}}443||268||||||||||||
|}

== 代表歴 ==
*[[サッカーイタリア代表|イタリア代表]] 1930-1939
**代表デビュー：[[1930年]][[2月9日]]
**代表通算：54試合出場 33得点
**[[1934 FIFAワールドカップ]]優勝
**[[1938 FIFAワールドカップ]]優勝


== 脚注 ==
{{reflist}}

==外部リンク==
{{Commons category|Giuseppe Meazza}}

{{1934 FIFAワールドカップイタリア代表}}
{{1938 FIFAワールドカップイタリア代表}}
{{サッカーセリエA得点王}}
{{インテル歴代監督}}

{{Authority control|VIAF=169250280}}
{{DEFAULTSORT:めあつつあ しゆせつへ}}

[[Category:イタリアのサッカー選手]]
[[Category:サッカーイタリア代表選手]]
[[Category:インテルナツィオナーレ・ミラノの選手]]
[[Category:ACミランの選手]]
[[Category:ユヴェントスFCの選手]]
[[Category:ASヴァレーゼ1910の選手]]
[[Category:アタランタBCの選手]]
[[Category:1934 FIFAワールドカップ出場選手]]
[[Category:1938 FIFAワールドカップ出場選手]]
[[Category:イタリアのサッカー指導者]]
[[Category:ミラノ出身の人物]]
[[Category:1910年生]]
[[Category:1979年没]]