ジェイソン・ジアンビのソースを表示

{{Infobox baseball player
|選手名             = ジェイソン・ジアンビ
|英語表記           = Jason Giambi
|所属球団           = クリーブランド・インディアンス
|背番号             = 25
|選手写真ファイル名 = Jason Giambi on May 13, 2013.jpg
|写真サイズ         = 280
|国籍               = {{USA}}
|出身地             = [[カリフォルニア州]][[ウェストコビーナ (カリフォルニア州)|ウェストコビーナ]]
|生年月日           = {{生年月日と年齢|1971|1|8}}
|没年月日           = 
|身長               = {{フィートとcm (身長用変換)|6|3}}
|体重               = {{ポンドとkg (体重用変換)|250}}
|利き腕             = 右
|打席               = 左
|守備位置           = [[一塁手]]・[[指名打者]]
|プロ入り年度       = 1992年
|ドラフト順位       = ドラフト2巡目
|初出場             = 1995年5月8日
|最終出場           = 
|年俸               = $750,000（2013年）<ref>{{Cite web|url=http://www.spotrac.com/mlb/cleveland-indians/jason-giambi/|title=Jason Giambi Contract, Salaries, and Transactions|work=Spotrac.com|language=英語|accessdate=2013年10月28日}}</ref>
|経歴               = <nowiki></nowiki>
* [[オークランド・アスレチックス]]（1995 - 2001）
* [[ニューヨーク・ヤンキース]]（2002 - 2008）
* オークランド・アスレチックス（2009）
* [[コロラド・ロッキーズ]]（2009 - 2012）
* [[クリーブランド・インディアンス]]（2013）
|代表チーム         = {{Flagicon|USA}} [[野球アメリカ合衆国代表|アメリカ合衆国]]
|五輪               = [[バルセロナオリンピックにおける野球競技|1992年]]
|選出国             = 
|選出年             = 
|得票率             = 
|選出方法           =
}}
'''ジェイソン・ギルバート・ジアンビ'''（'''Jason Gilbert Giambi''', [[1971年]][[1月8日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]]・[[カリフォルニア州]][[ウェストコビーナ (カリフォルニア州)|ウェストコビーナ]]出身の[[プロ野球選手]]（[[一塁手]]・[[指名打者]]）。[[メジャーリーグベースボール|MLB]]・[[クリーブランド・インディアンス]]所属。

弟の[[ジェレミー・ジアンビ]]もメジャーリーグの元選手<ref>{{cite web|url=http://bleacherreport.com/articles/450073-right-name-wrong-genes-less-athletic-superstar-family-members#/articles/450073-right-name-wrong-genes-less-athletic-superstar-family-members/page/3 |title=Right Name, Wrong Genes: The Top 50 Less Talented Relatives of Superstars |publisher=bleacherreport.com |date=2010-09-07 |accessdate=2012-03-25 }}</ref>。

== 経歴 ==
[[1989年のMLBドラフト]]で[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]から43巡目に指名を受けるが契約せず、[[カリフォルニア州立大学ロングビーチ校]]に進学。

{{by|1992年}}に[[バルセロナオリンピックにおける野球競技|バルセロナオリンピック]]の[[バルセロナオリンピック野球アメリカ合衆国代表|野球アメリカ合衆国代表]]として出場した。

=== アスレチックス時代 ===
[[1992年のMLBドラフト]]で[[オークランド・アスレチックス]]から2巡目に指名を受け入団。{{by|1995年}}[[5月8日]]の[[テキサス・レンジャーズ]]戦でメジャーデビューを果たすが、[[5月15日]]にマイナーへ降格<ref name="bio1995">{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=1995|title=Jason Giambi  1995 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。[[7月7日]]に再昇格を果たし、[[8月14日]]から16日にかけて3試合連続で本塁打を放っている<ref name="bio1995"/>。メジャー1年目は54試合に出場して打率.256・6本塁打・25打点だった。

{{by|1996年}}は開幕からメジャーに定着。4月は故障の[[マーク・マグワイア]]に代わって一塁を守り、19試合連続安打を記録するなど打率.344の好成績を残した<ref name="bio1996"/>。5月からは三塁に転向。[[5月17日]]の[[ボストン・レッドソックス]]戦で[[ティム・ウェイクフィールド]]から[[オークランド (カリフォルニア州)|オークランド]]移転以降の球団4000本目の本塁打を放った<ref name="bio1996"/>。前半戦で打率.323・16本塁打・60打点を記録したが、後半戦は打率.245・4本塁打・19打点と調子を落とした。シーズン通算では打率.291・20本塁打・79打点の成績で<ref name="bio1996"/>、またオークランド移転以降の球団記録となる40二塁打を記録した<ref name="bio1996">{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=1996|title=Jason Giambi  1996 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。

{{by|1997年}}7月31日、マグワイアが[[セントルイス・カージナルス]]へ移籍し、一塁のレギュラーに定着した。前年を上回る41二塁打を記録し、球団史上4人目となる2年連続で40二塁打を達成した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=1997|title=Jason Giambi  1997 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。

{{by|1998年}}は打率.295・27本塁打・110打点を記録し打撃3部門でチーム1位となり<ref>[http://www.baseball-reference.com/teams/OAK/1998.shtml 1998 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref>、その後{{by|2000年}}、{{by|2001年}}にも打撃3部門でチーム1位となった<ref>[http://www.baseball-reference.com/teams/OAK/2000.shtml 2000 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref><ref>[http://www.baseball-reference.com/teams/OAK/2001.shtml 2001 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref>。

{{by|1999年}}は四球（リーグ2位）・打点（リーグ6位タイ）・出塁率（リーグ7位タイ）・得点（リーグ9位）・長打（リーグ10位タイ）とリーグ10位以内に入った。これを達成したのは他に[[マニー・ラミレス]]1人しかいない<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=1999|title=Jason Giambi  1999 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。[[最優秀選手 (MLB)|MVP]]の投票では8位に入った。

{{by|2000年}}は自己最高の打率.333・43本塁打・137打点を記録した。137四球は[[エディ・ジュースト]]が1949年に記録した149四球に次ぐ球団史上2位で、出塁率.476は[[ジミー・フォックス]]が1932年に記録した.469を上回る歴代1位となった<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=2000|title=Jason Giambi  2000 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。チームの8年ぶりの地区優勝に貢献し、MVPを受賞した。

2001年は打率.342・38本塁打・120打点を記録し、打率は1968年以降の球団史上最高となった<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=2001|title=Jason Giambi  2001 Career Highlights
|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。リーグ1位の47二塁打を記録し、チームも2年連続でポストシーズンに進出した。MVPの投票では[[イチロー]]に次ぐ2位に入った<ref>[http://www.baseball-reference.com/awards/awards_2001.shtml#ALmvp Baseball Awards Voting for 2001 - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref>。

=== ヤンキース時代 ===
{{by|2001年}}12月13日、7年総額1億2,000万ドルで[[ニューヨーク・ヤンキース]]へ移籍。1年目の{{by|2002年}}、開幕10試合で打率.211と不振に陥っていたが、5月17日に本拠地で迎えた[[ミネソタ・ツインズ]]戦で逆転[[サヨナラゲーム|サヨナラ]][[満塁ホームラン]]を放つ等<ref>[http://www.baseball-reference.com/boxes/NYA/NYA200205170.shtml May 17, 2002 Minnesota Twins at New York Yankees Play by Play and Box Score - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref>、徐々に成績を上げ、終わってみれば打率.314、本塁打はヤンキース1年目の選手としては[[ベーブ・ルース]]の54本塁打（1920年）に次ぐ41本塁打をマークし、122打点を記録した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=2002|title= Jason Giambi 2002 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。[[シルバースラッガー賞]]を前年に続き獲得した。

{{by|2003年}}、前半戦は好調を維持したものの、[[2003年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]では膝を負傷し、後半戦は成績が下降。最終的にチーム1位の41本塁打、107打点は記録したが、打率は.250とレギュラー定着後初めて平均を下回った<ref>[http://www.baseball-reference.com/teams/NYY/2003.shtml 2003 New York Yankees Statistics and Roster - Baseball-Reference.com] 2008年1月22日閲覧.</ref>。

{{by|2004年}}は不振に陥り、シーズン中盤には9年ぶりにマイナーへ降格した。9月14日にメジャーに復帰したが、復帰後も打率.121と低迷。ポストシーズンは[[ロースター (MLB)|ロースター]]から外れた。同年オフには[[バリー・ボンズ]]の専属トレーナーが、[[ドーピング|運動能力向上薬物]]を提供していたとされる[[バルコ・スキャンダル]]に関連してジアンビ本人も連邦大陪審で証言し、[[アナボリックステロイド]]の使用を認めていた事が明らかになった<ref>{{Cite web|url=http://www.asahi.com/sports/bb/TKY200412020227.html|title=ヤンキースのジアンビが薬物使用を認める　米紙報道|work=[[朝日新聞]]|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。ヤンキースは契約違反としてジアンビを解雇しようとしたが、法律上不可能だった<ref>{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2005|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005|publisher=廣済堂出版|pages=51頁|id=ISBN 978-4-331-51093-3}}</ref><ref>{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2006|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2006|publisher=廣済堂出版|pages=35頁|id=ISBN 978-4-331-51146-6}}</ref>。

薬物の使用歴を明らかにして迎えた{{by|2005年}}シーズンは、前半を打率1割台、ホームラン1桁台と低迷したまま折り返したが、後半からは復調。7月には[[ミッキー・マントル]]（1961年7月）に並ぶ球団最多の月間14本塁打を記録し、7月31日には通算300本塁打を達成した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=2005|title= Jason Giambi 2005 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。最終的に32本の本塁打を放ち、[[アメリカンリーグ]]の最高[[出塁率]]（.440）を記録、[[カムバック賞]]を受賞した。

{{by|2006年}}4月、22試合で打率.344、9本塁打、27打点を記録し、月間MVPに選出された。シーズンでは打率.253、37本塁打、最終的に3年ぶりに100打点を上回る113打点を記録し、メジャー史上[[マーク・マグワイア]]に次ぎ史上2人目となる安打が打点以下という珍記録を達成した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=114739&y=2006|title= Jason Giambi 2006 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年5月9日 }}</ref>。

{{by|2007年}}5月30日の試合で本塁打を打った際、走っている最中に[[かかと]]の怪我（筋膜炎と部分断裂）に見舞われ、2カ月以上の[[故障者リスト|DL]]入りを余儀なくされた<ref>{{Cite web|last=Hoch|first=Bryan |date=2007年6月1日|url=http://newyork.yankees.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20070601&content_id=1998613&vkey=news_nyy&fext=.jsp&c_id=nyy|title=Giambi's return in question|work=MLB.com|language=英語 |accessdate=2009年8月10日 }}</ref>。その結果として83試合の出場数に留まり、打撃成績も打率.236、14本塁打、39打点という結果に終わった。

{{by|2008年}}5・6月に3割を上回る打率を記録し、地元ニューヨークで開催された[[2008年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]では5人の候補の中から「32人目の選手」を選ぶファン投票（Final Vote)にノミネートされた。しかし、[[エバン・ロンゴリア]]が選出されオールスター出場はならなかった<ref>{{Cite web|last=George|first=Von Benko|date=2008年7月10日|url=http://newyork.yankees.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20080710&content_id=3108504&vkey=news_nyy&fext=.jsp&c_id=nyy|title=Giambi falls short in AL Final Vote|work=MLB.com|language=英語|accessdate=2009年8月10日}}</ref>。打率は.247止まりだったものの32本塁打、96打点を記録した。オフの11月4日にヤンキースが契約を破棄し、FAとなった。

=== アスレチックス復帰 ===
{{by|2009年}}1月6日に400万ドルの1年契約（2010年・650万ドルの球団オプション付き）で古巣・アスレチックスに復帰<ref>{{Cite web|last=Urban|first=Mychael|date=2009年1月7日|url=http://oakland.athletics.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090106&content_id=3735119&vkey=news_oak&fext=.jsp&c_id=oak|title=Giambi 'excited to be home' with A's|work=MLB.com|language=英語 |accessdate=2009年8月10日 }}</ref>。5月24日の[[アリゾナ・ダイヤモンドバックス]]戦で[[ダン・ヘイレン]]から本塁打を放ち通算400本塁打を達成した<ref>{{Cite web|last=Urban|first=Mychael |date=2009年5月24日|url=http://oakland.athletics.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090523&content_id=4900966&vkey=recap&fext=.jsp&c_id=oak|title=Giambi notches 400th as A's lose in extras|work=MLB.com|language=英語 |accessdate=2009年8月10日 }}</ref>。7月20日からは[[大腿四頭筋]]の損傷で故障者リスト入り。その後は試合に出場せず、不振を理由に8月7日付で契約解除された<ref>{{Cite web|last=Urban|first=Mychael|date=2009年8月7日|url=http://oakland.athletics.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090807&content_id=6298928&vkey=news_oak&fext=.jsp&c_id=oak|title=A's release Giambi|work=MLB.com|language=英語 |accessdate=2009年8月10日 }}</ref>。

=== ロッキーズ時代 ===
2009年8月23日に[[コロラド・ロッキーズ]]とマイナー契約を結んだ。AAA級[[コロラドスプリングス・スカイソックス]]でプレー後、9月1日にロッキーズとメジャー契約を結んだ。ロッキーズでは19試合に出場し、2本塁打11打点、打率.292だった。オフの11月5日にFAとなった。

{{by|2010年}}1月23日にロッキーズと1年契約に合意。87試合に出場し、6本塁打35打点2盗塁、打率.244だった。

{{by|2011年}}1月17日にロッキーズとマイナー契約を結んだ。3月31日にロッキーズとメジャー契約に合意。64試合に出場し、13本塁打32打点、打率.260だった。10月29日に球団が2012年シーズンのオプションを行使した。

{{by|2012年}}は60試合に出場し、1本塁打8打点、打率.225に終わった。オフの10月29日にFAとなった。

=== インディアンス時代 ===
{{by|2013年}}2月10日に[[クリーブランド・インディアンス]]とマイナー契約を結んだ<ref>http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130209&content_id=41515836&vkey=news_cle&c_id=cle　Tribe signs veteran slugger Giambi to Minors deal</ref>。3月25日にインディアンスとメジャー契約を結んだが、同日に腰の故障で15日間の故障者リスト入りし、4月12日に復帰した。9月8日には、通算2000本安打を達成した。9月26日に自身が持つMLB史上最高齢記録を更新する42歳でのサヨナラ本塁打を放った<ref>{{Cite web|url=http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/p-bb-tp2-20130926-1195228.html|title=42歳ジアンビが史上最高齢サヨナラ本塁打|work=日刊スポーツ|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。オフの10月31日にFAとなったが、同日にインディアンスとマイナー契約で再契約した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20131031&content_id=63576688&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians sign Jason Giambi|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=October 31, 2013|accessdate=February 19, 2014}}</ref>。

{{by|2014年}}3月30日にインディアンスとメジャー契約を結んだ<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140330&content_id=70453846&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians set Opening Day roster|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=March 30, 2014|accessdate=March 31, 2014}}</ref>。同日に肋骨の故障で15日間の故障者リスト入りし、4月11日にリハビリのためAA級[[アクロン・ラバーダックス]]へ異動した。4月21日に復帰した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140421&content_id=72866580&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians activate DH Jason Giambi from 15-day DL|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=April 21, 2014|accessdate=April 22, 2014}}</ref>。復帰後は4試合に出場したが、10打数無安打2三振と結果を出せず、5月4日に右ふくらはぎを痛め、5月5日に15日間の故障者リスト入りした<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140505&content_id=74412482&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians activate C Yan Gomes from paternity list|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=May 5, 2014|accessdate=May 6, 2014}}</ref>。5月20日に復帰した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140520&content_id=76116700&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians Activate DH Jason Giambi From DL; Promote Justin Sellers & Trevor Bauer|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=May 20, 2014|accessdate=May 21, 2014}}</ref>。復帰後は指名打者として先発起用され、11試合に出場していたが、打率.128と復調せず、6月12日に左膝の故障で15日間の故障者リスト入りした<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140612&content_id=79439940&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians Activate INF Nick Swisher from 15-day DL|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=June 12, 2014|accessdate=July 10, 2014}}</ref>。7月12日に60日間の故障者リストへ異動した<ref>{{cite web|url=http://cleveland.indians.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20140712&content_id=84410482&vkey=pr_cle&c_id=cle|title=Indians, Angels complete trade|work=MLB.com Indians Press Release|author=|date=July 12, 2014|accessdate=July 13, 2014}}</ref>。

== 薬物問題 ==
2004年12月、2003年12月11日の連邦大陪審において「2001年から薬物の使用を始め、2002年秋の[[日米野球]]で[[日本]]を訪れた際にバリー・ボンズの専属トレーナーである[[グレッグ・アンダーソン (トレーナー)|グレッグ・アンダーソン]]と知り合い、帰国後に同被告から渡された薬物を2003年まで使用していた」と証言していた事が明らかになった<ref>{{Cite web|url=http://www.47news.jp/CN/200412/CN2004120201003218.html|title=ジアンビが禁止薬物使用　球界への衝撃必至|work=共同通信|accessdate=2013年9月21日}}</ref>。

2005年2月10日に[[ヤンキー・スタジアム (1923年)|ヤンキースタジアム]]で記者会見を行い、ファンに向けて謝罪した。薬物使用については明言を避けたが「ファンがどう感じているかは完全に理解している」と話して使用を示唆した。証言内容については「進行中の法的問題なので話せない」と述べたが、「証言した事は全て真実」と明言した<ref>{{Cite web|url=http://www.47news.jp/CN/200502/CN2005021101000377.html|title=ヤンキースのジアンビが薬物使用を認める　米紙報道|work=[[共同通信]]|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。2007年5月16日に再び謝罪を表明し、「メジャーリーグはファンに対して薬物使用について謝罪すべきだ」と述べた。また、2006年シーズン前に改正された3度の違反で[[引退#失格選手|永久追放]]となるMLBのステロイドや[[アンフェタミン]]の検査プログラムについても「感謝している」と語った<ref>{{Cite web|url=http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=2874365|title=Giambi says MLB should own up to presence of drugs|work=ESPN.com|language=英語|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。

[[ジョージ・J・ミッチェル]]がジアンビ本人に面会し、その時の証言をもとに2007年12月13日に発表された[[ミッチェル報告書]]によると、2001年からアナボリックステロイドの[[ナンドロロン|デカ・デュラボリン]]の使用を始めた。自宅では常に自分自身で薬物を投与していた。ドーピング検査対策としてアンダーソンからデカ・デュラボリンを中止するように提言された。検査にも引っ掛からない薬物であり、匹敵する効果が期待出来るクリームと[[テトラヒドロゲストリノン|クリア]]（THG）についての説明を受け、2002年12月または2003年1月に「アンダーソン・プログラム」を開始した。2003年のオールスターゲームでベースへ滑り込んだ際に膝を負傷したために使用を中止する事を決めるまで、アンダーソンから提供されたカレンダーに従って[[成長ホルモン|ヒト成長ホルモン]]（HGH）、注射[[テストステロン]]、クリーム、クリアの使用を続けた<ref>{{cite web|url=http://files.mlb.com/mitchrpt.pdf|title= Mitchell Report|format=PDF|pages=SR131-133|language=英語|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。

2011年3月29日には薬物使用についての偽証罪に問われたボンズの裁判で、弟で元MLB選手の[[ジェレミー・ジアンビ]]、ジャイアンツ時代のボンズの元チームメイトの[[マービン・ベナード]]と共に召喚され、アンダーソンから禁止薬物の提供を受けた事を改めて証言した<ref>{{Cite web|url=http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPJAPAN-20336720110330|title=ＭＬＢ＝ボンズ裁判、ジアンビらが薬物提供受けたと証言|work=ロイター通信|accessdate=2013年10月24日}}</ref>。

== プレースタイル ==
{{スポーツ選手の出典明記|プレースタイル|section=1|date=2008年5月9日 (金) 08:37 (UTC)}}
抜群の選球眼と[[2000年]]に43本塁打をマークしたパワーが魅力。ポジションは[[一塁手|ファースト]]だが、[[指名打者|DH]]や代打での出場が多い。ファースト以外に、[[三塁手|サード]]・[[左翼手|レフト]]としてのプレー経験がある。

極端な引っ張り屋で、外角低めの球ですら強力な腕力にものを言わせて強引にライトスタンドへ放り込むため、ジアンビが打席に立つとサードがショート、[[遊撃手|ショート]]がセカンド、セカンドとファーストが前後で一塁線を守る、通称「ジアンビ・シフト」が取られる。ただし、2005年はジアンビがなりふり構わず、三塁側にセーフティーバントをして出塁したり、左方向への流し打ちも行っているため極端な「ジアンビ・シフト」は取られなくなってきている。

1996年まで同じアスレチックスに所属していた[[マーク・マグワイア]]を師匠と仰ぐ。打席の左右こそ違うが、ジアンビの打撃フォームや打席内での動作にはマグワイアに類似する箇所がいくつか見られる。2001年オフの移籍の際も、マグワイアから彼が所属していたカージナルスへの入団を勧められて迷う時期があったという[http://espn.go.com/mlb/news/2001/1111/1276644.html ]。

== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{|{{年度別打撃成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1995}}
|rowspan="7" style="text-align: center;"|[[オークランド・アスレチックス|OAK]]
|54||210||176||27||45||7||0||6||70||25||2||1||1||2||28||0||3||31||4||.256||.364||.398||.761
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1996}}
|140||598||536||84||156||40||1||20||258||79||0||1||1||5||51||3||5||95||15||.291||.355||.481||.836
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1997}}
|142||588||519||66||152||41||2||20||257||81||0||1||0||8||55||3||6||89||11||.293||.362||.495||.857
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1998}}
|153||657||562||92||166||28||0||27||275||110||2||2||0||9||81||7||5||102||16||.295||.384||.489||.873
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1999}}
|158||695||575||115||181||36||1||33||318||123||1||1||0||8||105||6||7||106||11||.315||.422||.553||.975
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2000}}
|152||664||510||108||170||29||1||43||330||137||2||0||0||8||'''137'''||6||9||96||9||.333||'''.476'''||.645||1.123
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2001}}
|154||671||520||109||178||'''47'''||2||38||343||120||2||0||0||9||'''129'''||24||13||83||17||.342||'''.477'''||'''.660'''||'''1.137'''
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2002}}
|rowspan="7" style="text-align: center;"|[[ニューヨーク・ヤンキース|NYY]]
|155||689||560||120||176||34||1||41||335||122||2||2||0||5||109||4||18||112||15||.314||.435||.598||1.034
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2003}}
|156||690||535||97||134||25||0||41||282||107||2||1||0||5||'''129'''||9||'''21'''||'''140'''||9||.250||.412||.527||.939
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2004}}
|80||322||264||33||55||9||0||12||100||40||0||1||0||3||47||1||8||62||5||.208||.342||.379||.720
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2005}}
|139||545||417||74||113||14||0||32||223||87||0||0||0||5||'''108'''||1||19||109||7||.271||'''.440'''||.535||.975
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2006}}
|139||579||446||92||113||25||0||37||249||113||2||0||0||7||110||12||16||106||10||.253||.413||.558||.971
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2007}}
|83||303||254||31||60||8||0||14||110||39||1||0||0||1||40||2||8||66||1||.236||.356||.433||.790
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2008}}
|145||565||458||68||113||19||1||32||230||96||2||1||0||9||76||5||'''22'''||111||6||.247||.373||.502||.876
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|2009}}
|style="text-align: center;"|OAK
|83||328||269||39||52||13||0||11||98||40||0||0||0||2||50||1||7||72||6||.193||.332||.364||.697
|-
|rowspan="5" style="text-align: center;"|[[コロラド・ロッキーズ|COL]]
|19||31||29||4||7||1||0||2||14||11||0||0||0||0||7||0||0||8||0||.292||.452||.583||1.035
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align:center;"|'09計
|102||359||293||43||59||14||0||13||112||51||0||0||0||2||57||1||7||80||6||.201||.343||.382||.725
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2010}}
|87||222||176||17||43||9||0||6||70||35||2||0||0||5||25||5||6||47||5||.244||.378||.398||.776
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2011}}
|64||152||131||20||34||6||0||13||79||32||0||0||0||1||17||0||3||45||1||.260||.355||.603||.958
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2012}}
|60||113||89||7||20||4||0||1||27||8||0||0||0||2||20||2||2||24||4||.225||.372||.303||.675
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2013}}
|rowspan="1" style="text-align: center;"|[[クリーブランド・インディアンス|CLE]]
|71||216||186||21||34||8||0||9||69||31||0||1||0||3||23||0||4||56||8||.183||.282||.371||.653
|-
!colspan="2"|通算：19年
|2234||8838||7207||1224||2002||403||9||438||3737||1436||20||12||2||93||1357||95||179||1560||163||.278||.400||.519||.919
|}
* 2013年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高

=== タイトル・記録 ===
* [[アメリカンリーグ]][[最優秀選手 (MLB)|MVP]] 1回：{{by|2000年}}
* [[出塁率#最高出塁率|最高出塁率]] 3回：2000年、{{by|2001年}}、{{by|2005年}}
* [[シルバースラッガー賞]] 2回：2001年、2002年
* [[MLBオールスターゲーム]]選出 5回：[[2000年のMLBオールスターゲーム|2000年]] - [[2004年のMLBオールスターゲーム|2004年]]
* [[ハッチ賞]]：2000年
* [[カムバック賞 (MLB)|カムバック賞]]：2005年
* [[プレイヤーズ・チョイス・アワーズ]]・カムバック賞：2005年
* [[プレイヤー・オブ・ザ・マンス]] 6回：2000年9月、2001年5月、2002年5月、2003年6月、2005年7月、2006年4月

== 関連項目 ==
* [[シルバースラッガー賞受賞者一覧 (一塁手)]]
* [[メジャー・リーグ薬物使用疑惑]]
* [[ミッチェル報告書に記述された選手一覧]]
* [[ドーピング]]

== 脚注 ==
{{reflist|2}}

== 外部リンク ==
{{commonscat|Jason Giambi}}
{{MLBstats |mlb=114739 |espn=3226 |br=g/giambja01 |fangraphs=818 |cube=g/jason-giambi}}

{{クリーブランド・インディアンス}}
{| class="toccolours collapsible collapsed" width=100% align="center"
|-
! style="background:#ccccff"| 獲得タイトル・記録
|-
|
{{アメリカンリーグ カムバック賞}}
{{アメリカンリーグMVP}}
{{アメリカンリーグ シルバースラッガー賞 (一塁手)}}
|}
{{バルセロナオリンピック野球アメリカ合衆国代表}}

{{DEFAULTSORT:しあんひ しえいそん}}
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
[[Category:イタリア系アメリカ人の野球選手]]
[[Category:カリフォルニア州の人物]]
[[Category:オークランド・アスレチックスの選手]]
[[Category:ニューヨーク・ヤンキースの選手]]
[[Category:コロラド・ロッキーズの選手]]
[[Category:クリーブランド・インディアンスの選手]]
[[Category:最優秀選手 (MLB)]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:ミッチェル報告書に記載された選手]]
[[Category:アメリカ合衆国のオリンピック選手]]
[[Category:1971年生]]
[[Category:存命人物]]