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'''シンセベース'''は、[[シンセサイザー]]で[[演奏]]される[[ベース]][[パート]]、もしくはその[[音色]]を指す。 アナログシンセサイザーの登場初期には、[[電子オルガン]]の足[[鍵盤 (楽器)|鍵盤]]に相当するベース演奏専用のシンセサイザーとして「ベースシンセサイザー」という製品も存在した。 一般にシンセサイザーは、楽音域すべてをカバーして演奏が可能なので、いかなる音色でもベースパートを演奏することは可能であるが、実際には音響的に不適当な音色での演奏は無意味である。実際のベース楽器をリアルに[[シミュレーション]]をした音色と、電子発振音らしさを強調した音色が主に使用される。 アナログシンセサイザーの初期には、リアルな音色を望めなかったので、逆に[[矩形波]]に[[フィルター]]を掛けた、電子的な音色が[[コンピュータ・ミュージック]]の特徴と云え、近年の[[クラブミュージック]]などでも、多く使用される。単独に[[ミュージックシーケンサー|プログラミング]]できるベースシンセサイザーとして、[[ローランド]]社の[[ローランド・TB-303|TB-303]]という製品が存在した。 デジタルシンセサイザーで、リアルな[[サンプリング音源]]を搭載したシンセサイザーの場合、[[シーケンサ]]・プログラミングにより、[[MIDI]][[インタフェース (情報技術)|インタフェース]]による[[自動演奏]](一般的に[[打ち込み]]と言われる)が行われ、プログラム次第では全く実際の演奏と変わらないため、シンセサイザー音楽という扱いはされない。 シーケンサ・プログラミングによるシンセベースと、同様にプログラムによる[[ドラムマシン]]の繰り返し演奏パターンを特徴とした音楽に「[[ドラムンベース]]」(Drum & Bass)というジャンルが、クラブミュージックとして演奏される。 スタジオ録音では、一人多重録音を好んだ[[スティービー・ワンダー]]がシンセベースを手弾きし、高い評価を受けている。[[パーラメント]]の[[ジョージ・クリントン]]や、[[カシーフ]]もシンセベースを多用した。また、シンセサイザー音楽がポピュラーミュージックに登場した際は、キーボーディストとはシンセベースプレーヤーが存在した例があった。 後にMIDIによる演奏プログラミングが容易になると特にアドリブ的要素が少なく伴奏としての要素の高いシンセベース専用のプレイヤーは減っていった。 == 関連項目 == *[[ジョージ・クリントン]] *[[パーラメント]] *[[ファンカデリック]] *[[ザップ]] *[[ロジャー]] *[[Pファンク]] *[[クール&ザ・ギャング]] *[[オハイオ・プレイヤーズ]] *[[ワン・ウェイ]] *[[カシーフ]] *[[イブリン・キング]] *[[ヤーブロウ&ピープルズ]] *[[グラハム・セントラル・ステーション]] *[[TM NETWORK]] {{DEFAULTSORT:しんせへえす}} [[Category:シンセサイザー]] [[Category:電子楽器]] [[Category:鍵盤楽器]] [[Category:コンピュータミュージック]] [[en:Synthesizer#Bass synthesizer]]
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