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{{Otheruses|水周りの設備|その他の項目|シャワー (曖昧さ回避)}} {{出典の明記|date=2009年4月}} [[File:Showerhead.JPG|right|thumb|200px|水を撒くシャワーヘッド]] '''シャワー'''(Shower)とは[[水]]などを幅広く撒く、また身体に浴びるために、この幅広く水をまくための器具(シャワーヘッド、蓮口)を使用して噴出させ降下させるもの、およびこれらを組み込んだ装置を利用する行為である。 == 概要 == シャワーは、構造として[[パスカルの原理]]に基づいて、容器に開けられた複数の同じ大きさの穴から、同じ圧力がかけられた[[流体]]が、同程度の量に分散されて噴出するように機能する装置である。余程極端な容器の形状を除けば、流体は各々の穴から同程度の勢いで噴出する。 日本では、シャワーというと主に水や湯などを出すものとして、[[風呂]]などで使われる体を[[衛生|清潔]]にするための[[設備]]を指すが、[[台所]]などで食器を[[洗浄]]する際に[[上水道|水道]]の[[蛇口]]に取り付ける器具でもシャワー状の機能を有する物を指して「シャワーノズル」ないし「シャワーヘッド」などという。[[人間]]が身体を洗うためのものでは、[[浴室]](バスルーム)の中の一設備として設置されるほか、シャワー設備専用の部屋(シャワールーム、シャワーブース、シャワーボックス等)が設けられる場合もある。また[[食器洗い機]]や[[シャワートイレ]]など、洗浄機能が取り付けられた機器にも、こういったシャワーは組み込まれている。 こういった構造が利用されるのは、主に以下の理由による。 * 少ない水量で広い面積に湯水を当てることができる。 * 直接蛇口から噴出する湯水では勢いが命中部分中央に集中し勢いがあり過ぎるが、それを軽減できる。 * 各々を細いノズルから噴射すると、勢いをつけた状態で複数個所を同時に洗浄できる(そしてそれらは全体としてはそれほどの[[運動の第3法則|反動]]がない)。 * 細い水の流れは[[滴]]となって対象に当たり、連続した断続的衝突となって、その細かい衝撃が対象表面の汚れを効果的に取り去る。 こと[[節水]]の効果では、[[独身]]の場合において一人だけが浴槽に湯をためて入浴するよりも、シャワーを使って体の表面を洗うほうが節水効果は高い(浴槽換算で約半分)。やや目詰まりしやすいものの、ノズルの穴をさらに細くして[[霧]]状の湯を出したり円周状にノズルの穴を配置した節水シャワーでは、更にこの節水効果は高い。ただし[[家族]]が複数いる家庭では、その各々がシャワーを使うと、逆に大量の水を必要とする。このほか、[[付加価値]]的に機能性を重視した入浴用シャワーでは、水の流れに変化をつけ、[[マッサージ]]の機能を付与した製品も見られる。 == 構造 == シャワーは流水の量や温度を調節する弁機構部、自由に曲がる[[ホース]]部(ヘッド部が天井や壁に固定されるためホースがないものもある)、手に持ちあるいは壁に固定されて散水を行うヘッド部により成り立つ。 === 弁機構部 === 浴室などで一般に使われるシャワーでは、湯と水を適温に調和する弁機構が必要となる。従来は湯の流量、水の流量をそれぞれ調整するハンドルを備えた2ハンドル式が主であったが、給湯の温度変化に追従できず、操作が煩雑と言った欠点もあり、現在では[[サーモスタット]]を備えたサーモスタット式混合水栓が主流となっている。また、後述する緊急シャワーではハンドルをつかんだり視認することも出来ない場合があることから、大型のレバーを体や足で押したり、大きな吊り輪状の金物を引き下げるだけで弁が開くものもある。パブリック向けの浴場施設では節水のため、ボタンを押すと一定量の湯が出た後自動的に止水する自閉式水栓を採用することもある。エアシャワーではエアシャワー室の出入口を分け(片方が汚染室またはクリーンルーム)人が入室して出入り口が同時に閉まってから一定時間空気を送った後に出口を開くような制御が行われる。 == 用途 == 主に体を洗浄することを目的として、体を洗う場所である[[浴室]]や[[シャワー室]]などに設置される。 稀であるが、[[介護]]に特化した設計の[[住宅]]や[[特別支援学校]](養護学校)・[[福祉施設]]・[[老人福祉施設|老人ホーム]]などにおいては、[[排泄]]する場所である[[便所]]やその付近に設置されることもある。この場合、排泄時の[[失禁]]した時の洗浄に利用され、シャワー[[ブース]]またはシャワー[[カーテン]]や壁などで仕切られて設置されている。また、付帯設備として[[洗濯機]]・[[湯沸器]]・[[オストメイト]](人工肛門)用の[[流し台]]が設置されていることもある。 また、湯ではなく水を出すものは、[[施設]]や[[設備]]を洗浄するための機器として設置され、[[セントラルキッチン]]や[[屠畜場]]では、食品を扱う設備を常に衛生的な状態に保つために利用される。 化学薬品を扱う施設では、有害な薬品を浴びるような事故が起こった際に直ちに体を洗い流せるよう、専用の室を設けず工場や研究室の中に設置されることもある。このような設備は'''緊急シャワー'''(きんきゅうシャワー)と呼ばれる。 危険で有害な[[微生物]]ないし化学物質を扱う、あるいは[[放射性物質]]の粉末が出る場では、防護服([[化学防護服|陽圧式化学防護服]]や[[放射線防護服]]など)の表面に付着したこれら危険物を洗い流すためにシャワー式の設備が設けられる。特に危険度の高い施設では、外部にこれらが漏れ出さないよう、上方向からだけではなく、左右から噴射される。 [[クリーンルーム]]では、水ではなく[[空気]]が噴き出す[[エアシャワー]]が設置されている。これはクリーンルーム内に体表面や着衣に付着した[[埃]]を持ち込まないようにするためのものであり、上の除染とは中と外の関係が逆ではあるが、出入口でこれを浴びることが義務付けられているのは一緒である。また上からだけではなく横方向からも圧縮空気が噴出する。 == 備考 == [[1988年]]には朝早く起きて[[シャンプー]]をしてから通勤、通学する「[[朝シャン]]」が若い[[女性]]に流行した。このためシャンプーが手軽に、短時間でできるような「'''ハンディシャワー'''」という商品が発売された。[[雑誌]]の[[広告]]欄には「'''[[服]]を着たままシャンプーができる'''」というキャッチコピーを掲げ、[[セーラー服]]姿の[[女子高生]]がシャワーを持って微笑んでいる[[写真]]が掲載されていた。 == 関連項目 == {{Commonscat|Showers}} * [[スプリンクラー]](水をまくための装置) * [[蛇口]] * [[継手]] * [[給水設備]] * [[雨]] * [[如雨露]] {{DEFAULTSORT:しやわ}} [[Category:給水設備]] [[Category:衛生設備]] [[Category:入浴]]
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