コフィー・アナンのソースを表示

{{Infobox Secretary-General
|name          = コフィー・アッタ・アナン[[ファイル:Nobel prize medal.svg|18px|ノーベル賞受賞者]]<br />Kofi Atta Annan
|image         = Kofi Annan.jpg
|order         = {{Flagicon|UN}}[[国際連合事務総長]]
|term_start    = [[1997年]][[1月1日]]
|term_end      = [[2006年]][[12月31日]]
|deputy        = [[:en:Louise Fréchette]](1997–2006)<br />[[:en:Mark Malloch Brown, Baron Malloch-Brown|Mark Malloch Brown]](2006)
|predecessor   = [[ブトロス・ブトロス＝ガーリ]]
|successor     = [[潘基文]]
|birth_date    = {{birth date and age|df=yes|1938|04|8}}
|birth_place   = [[ファイル:Flag of the Gold Coast.svg|22x20px]][[英領ゴールド・コースト]]・[[アシャンティ州]][[クマシ]]
|death_date    =
|death_place   =
|nationality   = ガーナ人
|spouse        = ナーネ・マリア・アナン
|alma_mater      =クマシ科学技術大学([[:en:Kwame Nkrumah University of Science and Technology]])<br />[[マカレスター大学]]<br />[[国際・開発研究大学院]]<br />[[マサチューセッツ工科大学]]
|party         = 
|religion      = [[プロテスタント]]<ref>{{cite news |last=Lefevere |first=Patricia |title=Annan: `Peace is never a perfect achievement' - United Nations Secretary General Kofi Annan |publisher=National Catholic Reporter |date=1998-12-11 |url=http://findarticles.com/p/articles/mi_m1141/is_7_35/ai_53460476 |accessdate=2008-02-26|archiveurl=http://archive.is/1x0Z|archivedate=2012-07-13}}</ref>
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'''コフィー・アッタ・アナン'''（'''Kofi Atta Annan'''、[[1938年]][[4月8日]] - ）は、第7代[[国際連合事務総長]]（[[1997年]][[1月]]から[[2006年]][[12月]]）。[[ガーナ共和国]][[アシャンティ州]][[クマシ]]出身。称号は[[聖マイケル・聖ジョージ勲章]]（GCMG）。[[英語]]、[[フランス語]]、[[クル語]] (Kru)、[[アカン語]] (Akan)、他のアフリカ諸言語を話す。国連事務総長在任中の[[2001年]]に[[ノーベル平和賞]]を受賞した。

== 経歴 ==
イギリス領ゴールド・コースト、[[クマシ]]にて、[[双生児|双子]]として生まれる。ガーナにおいて双子は大切にされている。双子の姉であるエフアは、1991年に亡くなっている。共通のミドルネームである「アッタ」は、ファンテ語およびアカン語で「双子」を意味する。コフィーの祖父と叔父は部族の長であり、国のエリートの一員である<ref>[http://www.williamshawcross.com/index.php?page=annan Kofi Annan - The Man To Save The World?] Saga Magazine, November 2002</ref>。
[[Image:Angelina Jolie at Davos2.jpg|left|thumb|[[世界経済フォーラム]]にて、[[ブラッド・ピット]]、[[アンジェリーナ・ジョリー]]らとともに（2006年）]]

[[1958年]]、[[クマシ科学技術大学]]（[[経済学]]専攻）を卒業後に渡米。[[1961年]]、米[[マカレスター大学]]（[[ミネソタ州]][[セントポール (ミネソタ州)|セントポール]]）[[経済学部]]を卒業する。[[1961年]]から[[1962年]]まで[[国際・開発研究大学院]] 留学（経済学専攻）。[[1971年|1971]]-[[1972年|72年]]、米[[マサチューセッツ工科大学]][[MITスローン・スクール|スローン・スクール]]（MBA取得）、[[科学修士]] (M.S.) 取得。

[[1962年]]、[[世界保健機関]]の行政・予算担当官として国連入りする。国連アフリカ経済委員会、[[イスマイリア]]の国連緊急軍（UNEF）、[[国際連合難民高等弁務官事務所|国連難民高等弁務官事務所]]（UNHCR）に勤務する。一旦ガーナに帰国し、1974年から3年間、ガーナ観光振興会社常務取締役を務めた。

1980年、[[国際連合難民高等弁務官事務所|UNHCR]]人事部長、1984年、国連本部の財務部予算部長、1987年、人事管理担当事務次長補兼国連システム安全保障調整官、1990年、財務官兼計画立案・予算・財政担当事務次長補を歴任する。1990年には[[イラク]]の[[クウェート]][[クウェート侵攻|侵攻]]を受け、事務総長から特別の任務として、900人を超える国連職員の帰還と、イラクで人質となった西側諸国の人々の釈放を促進するよう要請された。その後、人道援助物資購入のための[[原油]]販売に関し、イラク側と交渉する初の国連代表団の指揮を取った。

[[1992年]]、PKO担当国連事務次長補、1993年から1996年までPKO担当国連事務次長を務める。1995年11月から[[1996年]]3月にかけては、旧[[ユーゴスラビア]]事務総長特別代表として、[[ボスニア・ヘルツェゴビナ]]における[[国際連合保護軍]]（UNPROFOR）から[[北大西洋条約機構]]（NATO）主導の[[和平履行部隊]]（IFOR）への部隊引継ぎを監督した。

1997年[[1月1日]]、国連職員から選出された最初の事務総長として就任する。

[[File:President Vladimir Putin with UN Secretary General Kofi Annan.jpg|right|thumb|[[ロシア連邦大統領]]（当時）の[[ウラジーミル・プーチン]]（左）と[[2001年]][[11月16日]]]]

[[2001年]]には[[国際連合]]とともに[[ノーベル平和賞]]を受賞した。

[[2004年]]、国連の事務総長としては初めて来日し、[[明仁|今上天皇]]と会談し、初の[[国会]]演説（外部リンク参照）を行って、日本の対[[イラク]]支援政策や[[自衛隊]]の[[自衛隊イラク派遣|イラク派遣]]を高く評価するとともに、[[北朝鮮による日本人拉致問題]]にも言及した。また国連憲章の旧敵国条項についても「時代遅れだ」との認識で一致した。

[[2005年]]、日本の[[常任理事国]]入りを提案したが、これに中国国内で反日感情が高まり、[[2005年の中国における反日活動|大規模なデモ]]に繋がってしまった。当時の首相・小泉純一郎は靖国神社に参拝し、中国との関係は極度に悪化していた。

[[2006年]]12月、国連事務総長を引退。その際スピーチで、近年の国連を無視するアメリカの覇権主義的行動を批判し、アメリカが国連を重視した[[多国間主義]]に回帰することを望む声明を発表した。

[[2009年]]5月より、[[コロンビア大学]]国際公共政策大学院のグローバル・フェローおよびCommittee on Global Thoughtのフェローに就任、現在に至る。

640億ドルにのぼるイラクの[[石油食料交換プログラム]]に関する国連の大規模な不正疑惑により、政治生命が危機にさらされた。これに関しては、アナン本人の長男[[コジョ・アナン]]([[:en:Kojo_Annan|en]])が、この人道援助にかかわったスイス企業から退社後も不透明な給与を受けていたことが発覚している。
2012年2月には、国連と[[アラブ連盟]]から反体制派への弾圧が続く[[シリア]]への合同特使に任命された<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE81N03320120224 シリア特使にアナン前事務総長、国連とアラブ連盟合同で] ロイター 2012年2月24日</ref>。

== 顕彰 ==
*2001年、ノーベル平和賞
*[[2002年]][[10月14日]]、[[浙江大学]][[名誉博士]]
*2006年[[5月18日]]、[[東京大学]]名誉博士
*[[2007年]]春、[[旭日大綬章]]
*2007年[[5月24日]]、[[スウェーデン]][[ウプサラ大学]][[名誉学員]]

==家族==
現在の妻はスウェーデン出身の弁護士で芸術家の[[:en:Talk:Nane Annan|ナーネ]]([[ヴァレンベリ家]])。ナーネはスウェーデンで[[第二次世界大戦中]]に[[ユダヤ人]]を救った[[ラウル・ワレンバーグ]]の大姪にあたる。先妻との間に2人の子供がいる。又従兄弟に[[サッカーガーナ代表|ガーナ代表]]のサッカー選手[[アンソニー・アナン]]がいる。

==著作==
*[[コフィ・アナン]]、[[安倍晋三]]、[[朴槿恵]]ほか『世界論』（[http://www.doyosha.com/ 土曜社]、2014年1月予定）

== 脚注 ==
{{Reflist}}

==関連項目==
{{仮リンク|アシャンティ人|en|Ashanti people}}

==外部リンク==
{{commons|Kofi Annan}}
{{wikiquote|コフィー・アナン}}
*[http://www.un.org/News/ossg/sg/pages/sg_biography.html United Nations - The Biography of Kofi A. Annan]
*[http://www.unic.or.jp/know/annan.htm コフィー・アナン国連事務総長の略歴, UNIC]

===国会演説全文===
*[http://www.jimin.jp/jimin/kokkai/159/008.html 自由民主党「国会トピックス」（邦訳）]
*[http://www.un.org/apps/sg/sgstats.asp?nid=789 国際連合 "Latest Statements"（原文）]

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{{s-dip}}
  {{Succession box
    | title  = {{Flagicon|UN}} [[国際連合事務総長]]
    | years  = 第7代：1997 - 2006
    | before = [[ブトロス・ブトロス＝ガーリ]]
    | after  = [[潘基文]]
  }}
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{{国際連合事務総長}}
{{ノーベル平和賞受賞者 (2001年-2025年)}}

{{DEFAULTSORT:あなん こふい}}
[[Category:国際連合事務総長]]
[[Category:ジュネーヴ大学出身の人物]]
[[Category:ガーナの外交官]]
[[Category:ノーベル平和賞受賞者]]
[[Category:聖マイケル・聖ジョージ勲章]]
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