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コピュラ
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{{Otheruses|言語学におけるコピュラ|統計学におけるコピュラ|コピュラ (統計学)}} '''コピュラ'''(copula)とは、[[文]]の[[主語]]とその後に置かれる[[語]]を結ぶための補助的な[[品詞]]をいう。コピュラによって主語と結ばれる語は[[名詞]]など、[[動詞]]以外の品詞が多い。 == 概要 == もともとは[[ラテン語]]で「連結」の意味を表す名詞であったが、文法用語として使われるようになった。[[日本語]]で'''繋辞'''(けいじ)<ref name="現代英語学辞典">{{cite book|和書 | others=石橋幸太郎(編集代表) | title=現代英語学辞典 | year=1973 | month=1 | publisher=成美堂 | pages=672 | edition=初版}}</ref>、'''繋合詞'''<ref name="現代英語学辞典"/><ref name="新英語学辞典">{{cite book|和書 | others=大塚高信、中島文雄(監修) | title=新英語学事典 | year=1982 | month=12 | publisher=研究社 | pages=226 | edition=初版2刷}}</ref>、'''むすび'''、'''連辞'''とも呼ばれる。また、'''コプラ'''と呼ぶときもある。多くの言語で動詞のようにふるまい、特別な動詞として品詞分類される。 X=Yの形式を作るのがコピュラであるが、Y=Xと交換可能であり、2つの要素が一致することを'''指定'''(してい)、Y=Xとすることができず、YがXの属性を表すことを'''措定'''(そてい)と呼ぶ。これらを区別して表現する言語もある。 [[存在動詞]]と共通の言語も多いが、全く別の言語もある。 == 各言語におけるコピュラ == === 日本語 === {{要出典範囲|date=2012年5月|[[日本語]]では、例えば、「だ」「です」「(で)ある」「(で)ない」「らしい」「ようだ」「ちがいない」「しれない」「そうだ」「になる」などがこれにあたる}}。一般に行われている[[学校文法]]では「だ」「です」「らしい」「ようだ」「そうだ」は[[助動詞 (国文法)|助動詞]] の一部として扱われていて、[[方言]]では「や」「じゃ」なども使われる。また、名詞と名詞の関係を表す「の」のうち「である」で置き換えられ、同格を表すものをコピュラに入れる場合もある。これらのうち、「です」「である」「になる」などは[[存在動詞|存在]]を表す「ある」という語から派生してできたものである。 ==== “ウナギ文”について ==== 日本語では、例えば食べ物を注文する際に「僕は[[ウナギ]]だ」のように、「買う」「選ぶ」「取る」「食べる」などの意の動詞の代替でコピュラを用いることが多くあるとの指摘があり、このようなコピュラの使用をする構文を前記例文にちなんで、'''ウナギ文'''ということがある<ref name="「ボクハ ウナギダ」の文法">{{cite book|和書 | others=奥津敬一郎 | title=「ボクハ ウナギダ」の文法 | year=1978 | publisher=くろしお出版}}</ref>。 === 印欧語 === [[英語]]では[[be動詞]]や "become" がこれにあたり、連結動詞 (linking verb)または繋合動詞 (copulative verb) と呼ばれ、動詞として品詞分類されることがある<ref name="新英語学辞典"/>。 他の西洋の[[インド・ヨーロッパ語族]]の言語では、[[ドイツ語]]のsein動詞、[[フランス語]]のêtre動詞がこれに該当するが、英語のbe動詞同様に[[存在動詞]]を兼ねている。 [[ロマンス語]]系の多くの言語(現代フランス語などを除く)では、コピュラは2種類ある。一つは[[ラテン語]]の''esse''に由来するもので、普遍的な属性を示す。[[スペイン語]]では[[ser動詞]]がそれに相当する。もう一つはラテン語の''stare''に由来するもので、一時的な状態を示す。スペイン語では[[estar動詞]]がそれに相当する。同じような文でも''esse''系の動詞を使うか''stare''系の動詞を使うかで意味が若干異なってくる。 : Jaime es viejo.(ser動詞を使用) : ハイメは年寄りだ : Jaime está viejo.(estar動詞を使用) : ハイメは年をとった これらはいずれも「ハイメは(現在)年寄りである」ことを述べているが、後者には「以前は年寄りではなかった」というニュアンスが含まれる。 インド・ヨーロッパ語族の言語では、コピュラは複雑に語形変化する場合が多い。 === 中国語 === [[中国語]]では「是」がこれと同様の働きをする。[[文語]]文や {{要出典範囲|date=2013年2月|[[方言]]である[[広東語]]や[[客家語]]}} では「係」を使う。また、「為」にも同様の使い方があるが、いずれも語形変化はない。 なお、主語や客語の一部が省略されてウナギ文(前述)のような形になることがある。「<span lang="zh">我是练习本</span>(私は練習帳です)」「<span lang="zh">我是501室</span>(私は501号室です)」前者は「私のは練習帳です(<span lang="zh">我的是练习本</span>)」という意味であり、後者は私は501号室のもの(<span lang="zh">我是501室的人</span>)という意味である。 === 朝鮮語 === [[朝鮮語]]では「{{lang|ko|이다}}」(イダ)がこれに相当する<ref>三省堂 デイリーコンサイス韓日•日韓辞典</ref> == 無標 == また、コピュラにあたる単語がないか、あっても多くの場合使用しない言語もあり、[[アラビア語]]、[[ロシア語]]や[[インドネシア語]]などがそうである。その場合、主語とそれを説明する語を並べて等位であることを示し、アラビア語では「انا مسلم(私は[[ムスリム]])」ロシア語では「Я чайка.(私は[[かもめ]])」、インドネシア語では「Saya orang Indonesia.(私はインドネシア人)」の例が挙げられる。日本語と中国語でも、「ぼく[[ドラえもん]]」「あれ東京タワー」、「<span lang="zh">他中国人</span>(彼は中国人)」のようにコピュラを省略してそのようにする場合があるが、いずれもコピュラの使用がどちらかといえば一般的である。 ==参考文献== <references /> {{DEFAULTSORT:こひゆら}} [[Category:文法]] [[Category:品詞]] [[Category:動詞の種類]]
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