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ケルゲレン諸島
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{{Infobox 島 |島名 = ケルゲレン諸島 |画像 = [[画像:Orthographic projection centred over Kerguelen Island.png|200px]] |座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|49|15|00|S|69|35|00|E||FR}} |面積 = |標高 = |海域 = [[インド洋]] |国 = {{flag|FRA}}<br/>([[フランス領南方・南極地域]]) }} '''ケルゲレン諸島''' ({{lang-fr-short|les îles Kerguelen}}、{{lang-en-short|Kerguelen Islands, Kerguelen Archipelago}})は、南[[インド洋]]にある[[フランス領南方・南極地域]]の島々。[[ケルゲレン島]](La Grande Terre、英: Kerguelen Island)を中心に約300の島で構成される。気候は寒冷海洋性であるが、寒帯性ではない。風が強く、海は常に荒れている。 [[1772年]]、[[フランス]]の{{仮リンク|イヴ・ジョゼフ・ド・ケルゲレン・ド・トレマレック|fr|Yves Joseph de Kerguelen de Trémarec}}により発見された。何度か定住が試みられてはいるが、永住居住者はいない。 島の[[アザラシ]]は毛皮のために [[18世紀]]ごろ、[[クジラ]]などの海獣類は [[20世紀]]初頭までに捕獲し尽くされたが、保護の結果、動物の生息数は近年{{いつ|date=2012年6月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->増加傾向にあり、海岸には新たに海鳥類(アホウドリ、ペンギン、ミズナギドリなど)ばかりでなく、アザラシやアシカ類の繁殖地が発生している。ケルゲレン諸島は領海も含めて自然保護区となっている。占有経済水域は、法定漁業海域となっている。 [[1950年]]以降フランスは、主都ポルトー・フランセの観測基地を周年稼動させており、物資補給、研究・観測業務を60~100人の要員の交代勤務で実施している。現在{{いつ|date=2012年6月}}<!-- See [[WP:DATED]] -->第57期観測隊で約85名の要員がいる。 == 主な集落 == * [[ポルトーフランセ]] == 位置 == [[Image:iles kerguelen2.png|thumb|right|350px|ケルゲレン諸島]] ケルゲレン諸島は、南緯48°35'~49°54'、東経68°43'~70°35'に位置し、南極大陸海岸から約2000km、レユニオンから約3400km、オーストラリアから約4800km離れている。 最も近い島は次の通りである。 * [[ハード島]](オーストラリア) * [[サンポール島]](フランス) * [[アムステルダム島]](フランス) * [[クローゼー島]](フランス) * [[プリンスエドワード諸島]](南アフリカ) == 地形 == 総面積7215km<sup>2</sup>のケルゲレン諸島は、主島ラ・グランド・テールとそれにほとんど近接した(数百 mの距離にあるものが多い)周囲の300以上の島や衛星的小島から構成されているが、例外的に遠距離に離れた島として北にニュワジューズ群島およびレイゲ群島と、南方に孤立した幾つかの島がある。全体として海岸線の曲折が非常に激しく、幾つかの大きな湾や、二次的な入り江ならびに、奥行きのあるフィヨルドがある。最高標高地点は、ロス山(1850 m)である。 ラ・グランド・テール(主島)は面積が6675km<sup>2</sup>でコルシカ島の3/4であり、当諸島総面積の92%を占め、東西方向の長さは約150kmである。最高点はロス山(1850m)であり、島の西側はクック氷冠に覆われている。 主島には次のような幾つかの半島がある。 * 東側:クールベ半島 * 東南側:ジャンヌダルク半島、その北側にロナルク半島 * 南側:ガリエニ半島、ロス山がそびえる * 南西側:ラリエ・デュ・バティ半島が北に向かって伸び、エスタン岬が先端にある * 北西側:ロランシェ半島 * 北側:地理学協会半島、そのさらに東にジョフル半島 主島以外で最も大きい島はフォック島で、中央北側に位置し、面積が200km<sup>2</sup>以上ある。 その他の島で主なものは次の通りである。 * 同様に主島中央北側にあるサンーランヌ・グラモン島、オウ島、マクマード島 * ニュワジューズ諸島にあるロラン島およびクロイ島 * レイゲ諸島にあるカストリ島 * バレイニエ(捕鯨船)湾にあるポール島 * モルビアン湾にあるロング島、オーストラリア島、オート(高い)島 * 南側にあるギャビイ島、アルタザン島、モナコ王子島 * 西海岸にあるウエスト(西)島 == 地質 == {{main|{{仮リンク|ケルゲレン諸島の地質|fr|Géologie des îles Kerguelen}}}} ケルゲレン諸島は約 220 万平方キロにも及ぶ[[ケルゲレン海台|ケルゲレン=ハード海台]]の浮上部分を形成している。 諸島の地上部に見られる地質形態の主要部分は、トラップ([[溶岩台地]])型の噴出火山活動の特徴を有し、その海面上への出現は、3500万年前から始まった。集積量は著しく、[[玄武岩]]質溶岩流の層の厚さは、それぞれ3~10mあり、互いに重なり合い、時には1200m以上の厚さとなることもある。このタイプの溶岩流出活動は、階段型またはピラミッド型の巨大な地形を形成する。 局部的には他の火山性の形態も存在する。特に、ロス山を形成するストロンボリ型火山と、ラリエデュバティ半島の深成岩複合火山がある。[[粗面岩]]、粗面岩フォノライト、フォノライトの様々な岩脈と溶岩噴出が島の各地に見られる。 歴史上に記録された噴火はないが、主島南西部における噴煙活動は依然として活発である。 若干程度の[[褐炭]]層が玄武岩質溶岩流の層間に出現し、約 1400 万年前と推定される[[ナンヨウスギ科|アローカリア(ナンヨウスギ)科]]の化石が埋蔵されている。 最後に、[[氷河]]作用が、陥没と傾斜現象を発生させ、列島の北部と東部に湾を形成した。氷河と河川による浸食作用が、渓谷と[[フィヨルド]]を形作り、また[[礫岩]]の砕屑(さいせつ)複合地層と、クールベ半島平野を形成した。 ケルゲレン諸島は、ケルゲレン大陸と呼ばれる[[大陸#その他の大陸|マイクロコンチネント]]が海に沈んだ一部である。マイクロコンチネントは1億年前から2千万年前にかけて3期間出現した。ケルゲレン大陸には熱帯性動植物の化石が存在すると思われる。現在は水面下1~2kmにある。ケルゲレンの堆積岩はオーストラリアとインドのものに似ており、これらが昔つながっていたことを示す。ケルゲレン大陸の調査により、オーストラリア、インド、南極が分裂した様子が分かると科学者は期待している。 == 気候 == ケルゲレン諸島の気候は海洋性であるが、寒冷で著しく頻繁に強い風が吹く。月平均気温が10°Cに達する月がないため、[[ケッペンの気候区分]]によれば、極地気候の一種で[[ツンドラ気候]](ET)に含まれることになる。しかしながら、その一方で平均気温が0°C以下に下がる月もなく、むしろ温帯性と言った方が適切とも思われる。[[チリ]]の[[パタゴニア]]地方あるいは[[アイスランド]]、他の亜南極諸島([[コルゼ諸島]]、[[フォークランド諸島]]等)に類似の気候が見られる。 ポルト・フランセの観測所のデータでは、以下のようになる(なお、同観測所の位置は、風から遮られた湾の沿岸にあり、気候的に見れば同島の中では最も恵まれている)。 年間平均気温は4.5°Cで変動幅は狭く、6°C程度となっている。最も温暖な月は1月、2月で平均気温7.9°C、最も寒い月は8月で2°Cである。最高気温が20°Cを超えることは稀であるが、海面の高さで-10°C以下の最低気温が観測されたことはない。 降雨は頻繁にあり、年間を通して雪として降ることがある。ポルト・フランセでの年平均降水量は比較的少なく、820mmであるが、島の反対側の西海岸では、その3倍の降水量があると推定される。 山は雪で覆われることが多いものの、その雪は雨によってすぐに消える。永久氷河の中にはここ数十年で明らかに後退しているものもあり、最も小規模の氷河は完全に消失した。 ケルゲレン諸島はいわゆる「[[狂う50度]]線」に位置しており、風が大変強い。西風がほとんど常時吹いており、風速は平均で35km/h 、しばしば150km/hに達し、時として200km/hを観測することもある。 波の高さも12m~15mに至ることは普通であるが、島には複雑な入り江が多く、船舶の避難に適した場所が存在する。 == 関連項目 == * [[南極周辺の島の一覧]] {{France-stub}} {{DEFAULTSORT:けるけれんしよとう}} [[Category:フランス領南方・南極地域]] [[Category:フランスの島]] [[Category:インド洋の島]] [[Category:亜南極]] [[Category:亜南極の島]] {{Link FA|hu}} {{Link GA|de}}
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