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'''グリッド・ロケーター'''('''Grid Locator''')とは、[[地球]]上での位置を[[経度]]・[[緯度]]を基準に6桁の[[アルファベット|英字]]・[[数字]]で表したもの。'''GL'''と略すことがある。主に[[無線通信]]で[[無線局]]の位置の概略を示す目的に使われ、これを用いると日本では相手局の位置が地番レベルで分かる。この表記方法は、[[イギリス]]のジョン・モリスが考案し[[1980年]]に同国の[[メイデンヘッド]]で規格が取り決められたことから'''メイデンヘッド・ロケーターシステム'''(Maidenhead Locator System)とも呼ばれる。 グリッド・ロケーターは、(2桁の英字)+(2桁の数字)+(2桁の英字)の形式で表される。1~2文字目を'''フィールド'''、3~4文字目を'''スクエア'''、5~6文字目を'''サブスクエア'''と呼ぶ。 ==文字の割り当て== *フィールド **1文字目は[[経度]]から決められる。西経180[[度 (角度)|度]]を基準として20度ずつ東向きに区切り、それぞれの区域に対して順番にA~Rの18文字を割り当てる。 **2文字目は[[緯度]]から決められる。南緯90度を基準として10度ずつ北向きに区切り、それぞれの区域に対して順番にA~Rの18文字を割り当てる。 *スクエア **3文字目は経度から決められる。一つのフィールドの西端の境界を基準として2度ずつ東向きに区切り、それぞれの区域に対して順番に0~9の数字を割り当てる。 **4文字目は緯度から決められる。一つのフィールドの南端の境界を基準として1度ずつ北向きに区切り、それぞれの区域に対して順番に0~9の数字を割り当てる。 *サブスクエア **5文字目は経度から決められる。一つのスクエアの西端の境界を基準として5[[分 (角度)|分]]ずつ東向きに区切り、それぞれの区域に対して順番にA~Xの24文字を割り当てる。 **6文字目は緯度から決められる。一つのスクエアの南端の境界を基準として2.5分ずつ北向きに区切り、それぞれの区域に対して順番にA~Xの24文字を割り当てる。 ==関連項目== * [[無線通信]] * [[経度]]、[[緯度]] ==外部リンク== * [http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-2_Award/gl.htm グリッド・ロケーターとは] - 一般社団法人[[日本アマチュア無線連盟]] [[Category:無線|くりつとろけーたー]] [[Category:地図|くりつとろけーたー]]
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