クリストファー・パッテンのソースを表示

{{大統領
| 人名 = クリストファー・パッテン
| 各国語表記 = The Rt Hon. Chris Patten<br/>彭定康
| 画像 = Chris Patten -2008-10-31-.jpg
| 画像サイズ = 250px
| キャプション = 
| 国名 = {{Flag|HKG1959}}
| 代数 = 第28
| 職名 = [[香港総督|総督]]
| 就任日 = [[1992年]][[7月9日]]
| 退任日 = [[1997年]][[6月30日]]
| 副大統領 = 
| 副大統領職名 = 
| 元首 = [[エリザベス2世]]
| 出生日 = {{生年月日と年齢|1944|5|12}}
| 生地 = {{ENG}}、[[ランカシャー]] [[:en:Cleveleys|Cleveleys]]
| 死亡日 = 
| 没地 = 
| 配偶者 = Lavender Patten
| 政党 = 
| サイン = 
}}
{{中華圏の人物
| 名前=クリストファー・パッテン
| 画像=[[File:Chris Patten.jpg|250px]]
| 画像の説明=
| 出生=
| 死去=
| 出身地=
| 職業=
| 繁体字=彭定康
| 簡体字=
| ピン音=Pang Ding-hong
| 和名=
| 発音=
| ラテン字=
| 英語名=Christopher Francis Patten
}}
'''クリストファー・パッテン'''（'''Christopher Francis Patten, Baron Patten of Barnes''', 広東語名<!--（香港人のため漢字の名前をつけた。また広東語の発音の基準を基づいて彭定康にした[香港人より]）-->: '''彭定康''', [[1944年]][[5月12日]] - ）は、[[イギリス]]の[[政治家]]。[[1990年代]]に最後の[[香港総督]]として世界的に有名になった。その後、[[欧州委員会]]委員などを経て、現在は[[男爵]]、イギリス[[貴族院 (イギリス)|貴族院]]議員、[[ニューカッスル大学 (イングランド)|ニューカッスル大学]]、[[オックスフォード大学]][[総長]]。

== 前半生 ==
[[1944年]]にイングランド北西部[[ランカシャー]]で生まれ、[[カトリック教会|カトリック]]系の学校を経て、[[オックスフォード大学]][[ベリオール・カレッジ]]で[[歴史学]]を専攻した。[[1966年]]から[[保守党 (イギリス)|保守党]]に勤務し、[[1974年]]から[[1979年]]まで保守党調査部の議長を勤めた。[[1979年]]、[[庶民院]]議員選挙に初当選し、[[1992年]]4月まで庶民院議員の座を保持している。この間、 保守党財政委員会副議長（1981年-1983年）、下院国防小委員会委員及び下院財政手続小委員会委員（1982年-1983年）、 [[北アイルランド]]省担当政務次官（1983年）、教育科学担当閣外大臣（1985年）、海外開発担当閣外大臣（1986年）、環境大臣（1989年）、保守党幹事長（1990年）を歴任した。

== 香港総督 ==
[[1992年]]4月の英国総選挙では、パッテン自身は[[バース (イギリス)|バース]]選挙区で[[労働党 (イギリス)|労働党]]候補に敗れたものの、保守党が勝利した。そこで、保守党幹事長としての選挙勝利の行賞として、同年7月に第28代香港総督に任命され、[[アジア]]に残る最後のイギリスの[[植民地]]である[[香港]]に赴任した。政治家出身のパッテンの起用は異例のもので、それまでは外交官（[[1970年代]]以前は[[植民地省]]官僚も）が任命されることが多かった。

総督在任中は、[[1997年]]の[[中華人民共和国]]への返還・譲渡を控えた香港で政治の民主化に尽力し、[[啓徳空港]]廃止と新[[香港国際空港]]建設も彼の功績である。しかし中国政府やその支持者からは「千古の罪人」とあだ名され、嫌われた。

[[1997年]][[7月1日]]の香港の返還・譲渡後、イギリス王室差し回しの王室専用[[ヨット]]、ブリタニア号で中国領となった香港を離任し、最後の総督として歴史に名を残した。その後、南[[フランス]]で長期休暇を取り、総督在任中の回想記『東と西』を執筆した。

== その後の経歴 ==
[[1998年]]から[[1999年]]まで、[[北アイルランド]]政策独立員会の議長として北アイルランドの自治と和平に尽力し、1999年9月9日に『[[パッテン報告書]]』と呼ばれる北アイルランド自治方策を発表した。後に[[欧州委員会]]の英国代表委員に任命され、[[2000年]][[1月23日]]から[[2004年]][[11月22日]]まで同委員会の外交専門部会委員として活躍した。

[[2004年]]10月、英国、香港、[[欧州連合]]への功績が評価され、[[男爵]]として終身貴族に叙任、イギリス貴族院議員となった。またニューカッスル大学とオックスフォード大学の総長にも選出されている。

かつての中国政府は、香港総督としてのパッテンを蛇蝎のごとく嫌っていたが、[[欧州連合]]におけるパッテンの役割と功績については評価している。

== 家族 ==
妻のメアリー・ラヴェンダー・パッテンとの間に三女がいる。長女ローラ・パッテン（ジャーナリスト）、次女キャシー・パッテン、三女アリス・パッテン（テレビ俳優）である。

== 著書 ==
*クリス・パッテン 『東と西』 1998年　共同通信社　ISBN 978-4764104129
* {{cite book | author = Jonathan Dimbleby | year = 1997 | title = The Last Governor | publisher = | isbn = 0-316-18583-3}}
* {{cite book | author = Chris Patten | year = 2005 | title = Not Quite the Diplomat: Home Truths About World Affairs | publisher= Allen Lane | isbn = 0-7139-9855-5}}

== 参考文献 ==
*クリス・パッテン 『東と西』 1998年　共同通信社　ISBN 978-4764104129

== 関連項目 ==
*[[香港返還]]

==外部リンク==
*[http://www.chrispatten.org.uk The Chris Patten Archive] (English)

{{Commonscat|Chris Patten}}


{{start box}}
{{s-off}}
  {{Succession box
    | title  = {{flagicon|HKG1959}} [[香港総督]]
    | years  = 第28代：1992年 - 1997年
    | before = {{仮リンク|デイヴィッド・クライヴ・ウィルソン|en|David Wilson, Baron Wilson of Tillyorn}}
    | after  = [[董建華]]
    | afternote  = （[[香港特別行政区行政長官]]）
  }}
  {{Succession box
    | title  = {{flagicon|HKG1959}} [[香港立法局]]主席
    | years  = 1992年 - 1993年
    | before = {{仮リンク|デイヴィッド・クライヴ・ウィルソン|en|David Wilson, Baron Wilson of Tillyorn}}
    | after  = {{仮リンク|ジョン・ジョゼフ・スウェイン|en|John Joseph Swaine}}
  }}
{{end box}}

{{DEFAULTSORT:はつてん くりすとふあ}}
[[Category:イギリス保守党の政治家]]
[[Category:オックスフォード大学出身の人物]]
[[Category:欧州委員]]
[[Category:香港総督]]
[[Category:ランカシャー出身の人物]]
[[Category:1944年生]]
[[Category:存命人物]]