カルフールのソースを表示

{{出典の明記|date=2012年12月}}
{{Otheruses|カルフール全体|かつて日本のカルフールを運営していた企業|イオンマルシェ}}
[[File:Carrefour at Faa'a French Polynesia.JPG|thumb|right|220px|カルフール]]
[[File:Carre Bangkok.jpg|thumb|right|220px|バンコク店]]
'''カルフール'''（{{lang-fr|Carrefour S.A.}}）は、世界各地に[[スーパーマーケット]][[チェーンストア|チェーン]]を展開する、売上世界2位の[[フランス]]企業。[[役員 (会社)#プレジダン|取締役会長（PCA）]]はアモウリ・ド・ソズ（{{lang|fr|Amaury de Seze}}）、[[役員 (会社)#ディレクトゥー・ジェネラル|代表執行役（DG）]]はラー・オロフソン（{{lang|fr|Lars Olofsson}}）。本部は[[マシー]]にある。[[2004年]]現在、[[アメリカ合衆国]]の[[ウォルマート]]に次ぐ世界9位の総合小売業であり、フランスおよび欧州最大の小売店である。アメリカの経済誌『[[フォーチュン]]』は2004年の「フランスで最も賞賛すべき企業」に挙げる。「カルフール」（Carrefour）とは、フランス語で交差点という意味である。

店内には[[オートウォーク]]と呼ばれるスロープ方式（階段式でない）の[[エスカレーター]]があり、[[インラインスケート]]を履く案内係がいる。

== 歴史 ==
[[1958年]]にマルセル・フルニエらが[[アヌシー]]で創業する。世界で初めてスーパーマーケットと百貨店を結合した[[ハイパーマーケット]]の概念を導入し、[[1963年]]に[[パリ]]近郊に最初のハイパーマーケット店を出店、[[1976年]]には50種類の食料品をブランド最低価格で販売することを宣言する。[[1999年]]にフランスのスーパーマーケット「プロモデス」を合併するほか、[[2005年]]には同じくフランスの大手スーパー「[[チャンピオン (チェーンストア)|シャンピオン]]」を買収する。

== 国際展開 ==
[[欧州連合|EU]]各国の他、[[ブラジル]]、[[ルーマニア]]、[[北アメリカ|北米]]、[[アジア]]にも店舗展開する。[[中華圏]]では「'''家楽福'''」の名称で100店舗展開する<ref>[[台湾]]では、[[台北市|台北]]・[[台中市|台中]]・[[台南市|台南]]・[[高雄市|高雄]]・[[桃園県|桃園]]・[[南投市|南投]]など。中華人民共和国では、[[北京市|北京]]・[[上海市|上海]]・[[天津市|天津]]・[[青島市|青島]]・[[広州市|広州]]・[[大連市|大連]]など。</ref>。[[タイ王国|タイ]]にも店舗展開する。[[大韓民国|韓国]]にも進出するが、[[2006年]]に中堅流通の「イーランドグループ」へ売却され、「ホームエバー」に改称されたが、
のちに三星テスコに買収され全店舗が[[ホームプラス]]に転換された。

[[2000年]] - 日本国内での事業展開を見据えたカルフール・ジャパン株式会社を設立し出店。
[[2005年]][[3月10日]] - 業績の悪化を理由に同社を[[イオン (企業)|イオン]]に売却し、カルフール・ジャパンは[[イオンマルシェ]]に商号変更。カルフールブランドの継続展開を同社と提携し、5年間は引き続き「カルフール」として展開していた。

[[2010年]][[3月9日]] - に店舗名称使用ライセンス契約の期間満了をもって、日本における「カルフール」ブランドは消滅。翌日の[[3月10日]]に店舗名称を「'''[[イオン (店舗ブランド)|イオン]]'''」に変更した。なお、イオンマルシェは2010年12月1日に[[イオンリテール]]に吸収合併されて消滅した。

[[2012年]][[10月18日]] - コロンビアの現地法人を Cenconsud 社売却し撤退。Cenconsud 社はブランド名を [[Jumbo]] に衣替えしたことから、同地域でのカルフールブランドは消滅した。

[[2012年]][[10月31日]] - マレーシアの現地法人を[[イオン]]グループ[[イオンマレーシア]]に売却。[[イオンマレーシア]]は、現地法人名称をカルフールから[[イオンビッグマレーシア]]に変更し、マレーシアにおける「カルフール」ブランドは消滅した<ref>[http://www.data-max.co.jp/2013/08/15/asean_ib1535_03.html] - イオンモール、プノンペン店開業</ref>。

=== 中国でのトラブル ===
[[File:2008_Anti-Carrefour_Riots_in_Dalian1.jpg|thumb|right|220px|大連市黄河路店での抗議活動（2008年4月20日）]]
[[File:2008_Anti-Carrefour_Riots_in_Dalian2.jpg|thumb|right|220px|大連市黄河路店での抗議活動（2008年4月20日）]]
[[2008年]]にチベット騒動を武力鎮圧した中国を非難した欧米各国の中で[[フランス]]の[[ニコラ・サルコジ|サルコジ大統領]]が中国を非難した発言が報道される。この報道を受け、「カルフールで買うのはやめよう」という内容や、「5月1日に全国のカルフールで、精算せずに品物を持ち去ったり、店内を破壊したり」することを勧める内容の携帯電話を用いたメールが配布され<ref>[http://www.recordchina.co.jp/group/g18516.html Record China] - 反仏デモ 過激さ、チベット騒乱の再演、自制を呼びかけ。シンガポール華字紙。</ref>、カルフール不買運動が起きる。店の前で抗議し、大型トラックが置かれ客入りを阻止したりする動きが中国各地で起きた。

しかし、[[四川大地震]]の際に、カルフールが四川大地震への[[義援金]]を拠出したことで、中国商務省が外資系企業の支援金リストを公表するなど{{要出典範囲|献金圧力が増す中、中国国民は「カルフールに感謝し、買い物に行こう」と態度を一変させた|date=2010年1月}}。

なお、不買運動の原因には、カルフールの大株主である[[ルイ・ヴィトン]]社が、チベット独立派を支持して多額な資金援助を行ってきたとする報道があったこともあるとされるが、ルイ・ヴィトン社は、これを否定する<ref>[http://www.recordchina.co.jp/group/g17899.html recordchina.co.jp] - ルイ・ヴィトン、ダライ・ラマへの援助を否定 中国のカルフール不買運動で、2008年4月18日。</ref>。

[[2012年]]9月 中国での日本政府による尖閣諸島国有化に抗議する反日デモ激化を受け、中国店舗では日本製品の撤去を開始した<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120914/frn1209142043003-n1.htm]　- 中国のカルフール、日本製品を撤去！強まる反日 2012年09月14日。</ref>。8月のアナリスト向け説明会において、ジョルジュ・プラサ最高経営責任者（CEO）はフランス・ブラジル・中国等の主要市場へ注力する方針を表明している<ref>[http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2012/08/81335.php] 仏カルフール、コストを削減し中国やブラジル市場などに注力 </ref>。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[フランス企業一覧]]

== 外部リンク ==
{{Commonscat|Carrefour}}
* {{fr icon}}/{{en icon}} [http://www.carrefour.com カルフール]
* {{ja icon}} [http://web.archive.org/web/*/http://www.carrefour.co.jp/ カルフール 日本] (Archive)
{{CAC 40}}

{{DEFAULTSORT:かるふうる}}
[[Category:フランスの小売業者]]
[[Category:フランスのスーパーマーケット]]
[[Category:ベルギーのスーパーマーケット]]
[[Category:マレーシアのスーパーマーケット]]
[[Category:ポーランドのスーパーマーケット]]
[[Category:ポルトガルのスーパーマーケット]]
[[Category:スペインのスーパーマーケット]]
[[Category:ルーマニアのスーパーマーケット]]
[[Category:シンガポールのスーパーマーケット]]
[[Category:中国のスーパーマーケット]]
[[Category:かつて存在したイギリスの小売業者]]
[[Category:かつて存在した日本の小売業者]]
[[Category:多国籍企業]]
[[Category:ユーロネクスト上場企業]]
[[Category:1958年設立の企業]]

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