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オープン戦
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{{国際化|領域=日本|date=2013年11月}} '''オープン戦'''(オープンせん)とは、様々な競技大会において、公式の試合の期間の前後もしくは合間などに行われる非公式の試合のこと。その目的は、親睦や交流、調整、場合によっては興行など、様々である。"オープン戦"は[[和製英語]]で、英語では"'''exhibition game'''"または"'''pre-season game'''"と言う。他競技で用いられる「[[プレシーズンマッチ]]」とほぼ同義。もっとも、[[メジャーリーグベースボール]]が開幕前に行うオープン戦は、"'''spring training'''"ということが圧倒的に多い。 [[ゴルフ]]や[[テニス]]などのトーナメント大会などの名称につく「オープン」は、オープン・トーナメント、つまりプロアマ問わず基準に達していれば出場出来る公式大会であることを示し、ここでいうオープン戦とは意味が異なる。かつて[[全日本プロレス]]が開催した「[[オープン選手権]]」「[[世界オープンタッグ選手権]]」もこちらの意味であり、[[新日本プロレス|日頃交流のない他団体]]にも門戸を開放したものである。 ==プロ野球のオープン戦== 日本の[[日本プロフェッショナル野球組織|プロ野球]]におけるオープン戦は、公式リーグ戦の開幕前の調整試合として、[[セントラル・リーグ|セ]]・[[パシフィック・リーグ|パ]]両リーグ間の交流試合が積極的に実施されている。通常オープン戦は平日・土曜日・休日を問わずデーゲームで行われているが、[[ドーム球場]]が全国に誕生した[[1990年代]]頃からは、ドーム球場での一部の試合は[[ナイター|ナイトゲーム]]で行われるケースも少なくない。序盤は[[キャンプ (日本プロ野球)|キャンプ]]が行われる野球場で開催され、その後3月に入って本拠地球場、あるいは一軍公式戦が余り行われない地方都市の野球場で行うケース([[明石市]]、[[小牧市]]、[[焼津市]]など)が比較的多い。 [[読売ジャイアンツ]]の場合は2月下旬に[[宮崎市]]で最初の主管試合を行った後、九州から中国・四国、近畿・東海、南関東(横浜・[[明治神宮野球場|神宮]]・千葉他)、北関東(水戸・ひたちなか・宇都宮他)と北上する日程が長年続いたが、[[2000年代]]に入ってからは九州遠征後すぐ[[北海道]]([[札幌ドーム]])へ北上し、さらに[[福岡ドーム]]から中国・四国、近畿・東海、南関東という日程になったりしていたが、それでも[[東京ドーム]]での試合は3月中盤か後半だった。[[2009年]]以後は3月上旬に数試合を東京ドームで行うオープン戦が増えている。また那覇でキャンプを開催している2011年以降は宮崎キャンプの最終日にオープン戦を1試合行った後、那覇で3試合程度オープン戦を行い、本州で行っている。 [[東北楽天ゴールデンイーグルス]]は東北地方にプロ野球開催規模のドームがないことや積雪や気候の問題上殆どオープン戦が出来ないため、[[2006年]]から温暖な西日本の数箇所(長崎、明石、浜松、静岡他)で主管試合をしている。ただし、[[2009年]]だけ[[ワールド・ベースボール・クラシック]]の開催により開幕が4月だったことから例外として2試合だけ[[宮城球場]]で開催された。 公式戦で行われる[[延長戦]]は殆どの試合では行わず、9回での打ち切りが多い。また、通常パシフィック・リーグ公式戦あるいは主催[[日本生命セ・パ交流戦|交流戦]]のみで実施される[[指名打者]]制は自由に採用でき、セントラル・リーグのチームでも序盤は指名打者制を採用していることがほとんどである。ただ[[2005年]]はこの年から始まった交流戦対策で、試合によっては一部のパシフィック・リーグのチームが採用しないこともあった。支配下登録されていない[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成選手]]を出場させることも可能である。現在は公式戦開幕前に行われるのがほとんどだが、かつてはシーズン後の秋にもオープン戦が行われていた<ref>{{cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/calender/calender_november/KFullNormal20071030130.html|title=【11月19日】1964年(昭39) 長嶋が一番燃えた?才媛のハートを射止めた特大本塁打|work=[[スポーツニッポン]]|date=2007.11.19|accessdate=2013.5.8}}</ref>。オープン戦期間中に、前年限りで[[引退]]した選手の[[引退試合]]が行われることもよくある。 “オープン戦で好調だったチームは公式戦でコケる”という[[ジンクス]]がファン達には語られている。第一次、第二次暗黒期の[[阪神タイガース]]がオープン戦好調で「今年の虎はやってくれる」と連日[[マスコミ]]で記事扱いされるも、シーズンが開始すると下位に低迷し、オープン戦では手の内を隠したストレート中心の配球を狙い打ちして期待を抱かせる状態が頻発して、ジンクスと言われ出した。オープン戦下位のチームが公式戦でも低迷する場合、オープン戦で低調だが公式戦で好調な場合など実際の結果は様々である。[[森武史|森たけし]]([[読売テレビ]]アナウンサー)は『[[ズームイン!!朝]]』で「今年の(阪神の)ベストゲームはオープン戦」と皮肉を込めて語った。新外国人選手も、データ取りで打たせたことで期待され、シーズンに入るとパッタリ打てなくなるなどの類似傾向が見られる。 キャンプ中にキャンプ地が近いチーム同士で'''練習試合'''が組まれることもある。NPB主管の下で有料開催される準公式試合のオープン戦と違い、練習試合はチーム間の合意のみで開催でき、原則無料で行われる。また、申し合わせにより「後攻チームがリードしていても9回裏の攻撃まで行う」などの特別ルールを設けることも出来る<ref>[http://full-count.jp/2014/02/12/post1542/ プロ野球の「練習試合」と「オープン戦」はどこが違う?] - 2014年2月12日 Full-Count NPBコラム</ref>。後述の通り、近年は同地でキャンプを行う韓国チームなどとの練習試合も組まれている。また、2011年に[[東日本大震災]]の影響で開幕が遅れることとなった際には、当該日に元々開催予定だったレギュラーシーズンの試合を行うとチーム間で、「実戦形式の合同練習」などと称した練習試合が行われた。 メジャーリーグベースボールの日本開幕戦が開催される年にはMLBとNPBの球団間でのオープン戦(これらはアメリカ式に「プレシーズンゲーム」と呼ぶ場合が多い)も実施される。<!--なぜデーゲームが多いか調査を乞う--> なおオープン戦期間中には[[トーナメント方式|トーナメント]]大会が実施された例もある。 ===過去のプロ野球トーナメント大会の事例=== *1988年 「[[サッポロビール]]プロ野球トーナメント」([[東京ドーム]]完成記念として12チーム総参加) *1993年 「[[JCB]][[セントラル・リーグ|セ・リーグ]]ビッグトーナメント」(東京ドーム開場5周年記念としてセ・リーグ6チーム参加) *同上 「[[パシフィック・リーグ|パ・リーグ]]トーナメント大会」([[福岡ドーム]]完成記念としてパ・リーグ6チーム参加) *1994年 「JCBセ・リーグビッグトーナメント」([[読売ジャイアンツ]]球団設立60周年記念としてセ・リーグ6チームが東京ドームに集結して開催) *同上 「パ・リーグ東西対抗戦」(福岡ドームで東日本の3チーム=[[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]、[[千葉ロッテマリーンズ]]、[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハムファイターズ]]と西日本の3チーム=[[大阪近鉄バファローズ|近鉄バファローズ]]、[[オリックス・バファローズ|オリックス・ブルーウェーブ]]、[[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]とに分かれて、それぞれ3チームずつと対戦する形式を行った) *1995年 「オートバックス・セ・リーグビッグトーナメント」([[阪神タイガース]]球団設立60周年と[[岡山県倉敷スポーツ公園野球場|倉敷マスカットスタジアム]]の竣工記念としてセ・リーグ6チームが倉敷に集結して開催) *1996年 「JCBセ・リーグビッグトーナメント」([[中日ドラゴンズ]]の球団設立60周年を記念して[[ナゴヤ球場]]にセ・リーグ6チームが集結して開催) *1997年 「[[コナミ]]・プロ野球トーナメント」([[大阪ドーム]]竣工記念大会として12チーム総参加) *同上 「[[サークルKサンクス|サークルK]]・プロ野球トーナメント」([[ナゴヤドーム]]竣工記念大会として12チーム総参加) *:上述の各大会はトーナメント方式であるため、敗戦したチームは会場の周辺自治体にある他の球場で練習試合を行った球団もある。また1988年の東京ドームのトーナメント大会の時には、ドーム球場の雰囲気に慣れてもらうという観点で東京ドームで練習試合をした球団もあった。 *1999年、2000年 「[[プロ野球サントリーカップ]]」([[セ・パ交流戦|日本版交流試合]]の開催実現に向けたメリットを探るという名目で、各リーグの6チームずつが互いに別リーグの6チームずつと対戦する形式で行われた) *2011年 「[[プロ野球12球団チャリティーマッチ -東日本大震災復興支援試合-]]」(非トーナメント) *また戦前や戦後初期には「[[読売新聞|読売]]杯」「[[大阪毎日新聞|大毎]]杯」などといったトーナメント大会や、2リーグ以後は毎年必ず行う定期戦も組まれたこともある。最近では「[[ABCカップ争奪 阪神vs近鉄定期戦]]」、あるいは[[高知県]]で行われる阪神対オリックスの「[[関西テレビ放送|KTV]]カップ」がある。 ===2軍のオープン戦=== また同じく日本のプロ野球の2軍チームでは、[[教育リーグ]](秋季に行われる黒潮(よさこい)リーグ、コスモスリーグ、ハイサイリーグ、フェニックスリーグを含む)という大会名でプロチーム同士の試合だけでなく、社会人チームとの対戦も近年積極的に実施されるようになった。また、[[イースタン・リーグ]]で[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]を除く球団が対戦予定のないシーズン中に[[イースタン・リーグ チャレンジ・マッチ]]と題して混成チーム(フューチャーズ)と対戦する。 ===韓国の球団との練習試合=== 近年は[[韓国野球委員会]](KBO)の球団も日本国内で春季キャンプを行なうようになった。そこで主に2月中に日本の球団との練習試合が組まれることが多くなったが、[[2011年]]からNPBはこれらに対し「[[アジア・スプリング・ベースボール]]」の愛称を命名した。「練習試合」ということでほとんどの試合が無料で観戦できる。 ===MLBのオープン戦=== [[メジャーリーグベースボール]]の場合は、[[スプリングトレーニング]]において、主に[[フロリダ州]]でキャンプを張るチームによる「グレープフルーツ・リーグ」と[[アリゾナ州]]でキャンプを張るチームでの「カクタス・リーグ」とに分かれて、3月に[[メジャーリーグ]]チーム同士、あるいは対マイナーリーグのチーム、大学チームという対戦形態がとられることも多い。 日本と違い、[[ナショナル・リーグ]]の主催試合では指名打者制が採用されないことが多く、その場合は[[アメリカン・リーグ]]のチームの投手も打席に立つ。また、同じチームであっても2つに分けて、異なるチームと試合をする場合もある。 ==競馬におけるオープン戦== 一般に[[競馬]]では獲得賞金に応じて出場できるレースクラスが定められているが、オープンクラスは基本的には未出走・未勝利の[[競走馬]]以外なら賞金の獲得額に関係なく出走できるという意味がある。しかし、[[中央競馬]]の場合は実際のところは賞金獲得額1601万円以上クラス(上半期4歳以上・下半期3歳以上で収得賞金1601万円以上)の競走馬の事を指している。([[日本の競馬の競走体系]]の項参照) ==オートレースにおけるオープン戦== [[オープンレース]]の項を参照のこと。 ==プロボクシングのオープン戦== [[ボクシング|プロボクシング]]では、公式戦のうち[[タイトルマッチ]]及びトーナメント戦のいずれにも関係しないワンマッチをオープン戦と呼ぶ。主なものとして[[日本タイトル挑戦権獲得トーナメント]]においては各試合の前座としてB級オープン戦が行われており、5回戦(通常B級は6回戦)で組まれている。 == 出典 == {{reflist}} {{デフォルトソート:おおふんせん}} [[Category:プロ野球]] [[Category:公営競技]] [[Category:ボクシング用語]]
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