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{{otheruses|スペースシャトル|天体周回機|オービター (探査機)|スペースシミュレータ|Orbiter}} {{Infobox_Spacecraft | Name = スペースシャトルオービタ | Image = [[Image:STS-121-DiscoveryEnhanced.jpg|300px]] | Caption = [[STS-121]]で[[国際宇宙ステーション]]へ向かう[[ディスカバリー_(オービタ)|''ディスカバリー'']] | Organization = [[NASA]] | Major_Contractors = | Bus = | Mission_Type = 軌道周回 | Flyby_Of = | Satellite_Of = [[地球]] | Orbital_Insertion_Date = | Orbits = | Decay = | Launch = | Launch_Vehicle = [[スペースシャトル固体燃料補助ロケット]] | Carrier_Rocket = | Launch_Site = [[ケネディ宇宙センター]] | Mission_Duration = | NSSDC_ID = | Webpage = [http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html 公式サイト] | Mass = | Power = | Batteries = | Orbit_regime = | Longitude = | Semimajor_Axis = | Eccentricity = | Inclination = | Orbital_Period = | Apoapsis = | Periapsis = | Orbits Daily = | Repetitivity = | Main_Instruments = | Transponders = | Coverage = | Resolution = | Swath = | Spectral_Band = | Data_rate = | SSR = | IMG_Resolution = }} [[Image:Columbia landing on Rogers dry lake.triddle.jpg|thumb|240px|着陸するコロンビア号]] [[Image:STSCPanel.jpg|thumb|280px|スペースシャトルの操縦パネル]] [[Image:Endeavour with Columbia Ferry Flyby - GPN-2000-001996.jpg|thumb|240px|駐機中のエンデバー号。上空にはシャトル輸送機で空輸されるコロンビア号が見える]] '''オービタ'''、'''オービター'''(Orbiter、'''軌道船''')とは、[[スペースシャトル]]を構成するモジュールの内、実際に宇宙と地上を往還する[[宇宙船]]本体部分である<ref>{{Cite web|url=http://www.nasa.gov/centers/kennedy/shuttleoperations/orbiters/orbiters_toc.html|title=Facts About the Space Shuttles|publisher=NASA|accessdate=16 March 2008}}</ref>。 == 概要 == '''スペースシャトル・オービター'''は[[ロケット]]であり[[宇宙船]]であり[[飛行機]]でもある有翼の"[[スペースプレーン]]"である。このスペースプレーンは地球を周回する軌道へ乗員と貨物を輸送し、大気圏を[[滑空機]]のように飛行して帰還する。 胴体後尾に再使用可能な液体ロケットエンジン[[SSME]]を3基搭載し、オービタ外部に取りつける[[固体ロケットブースタ]]の推力を合わせて、[[ロケット]]のように打ち上げられる。[[宇宙空間]]で活動を行った後、[[大気圏]]に再突入し、[[グライダー]]のように滑空して地上の[[滑走路]]に着陸する。完全な[[リフティングボディ]]でなく、帰還時の滑空に[[翼]]による[[揚力]]を利用しているため、従来の宇宙船に比べると[[飛行機]]に近い形状をしており、[[垂直尾翼]]も設置されている。胴体前部にキャビンがあり、胴体中央部は貨物室となっている。機体腹面には[[大気圏再突入]]時の[[摩擦熱]]と[[断熱過程|断熱圧縮]]による高温に耐えるために耐熱タイルが貼り巡らされている。 大気圏内の長距離輸送は[[シャトル輸送機]](SCA)と呼ばれる専用の[[ボーイング747]]改造機に搭載される。この際、胴体尾部にはエンジン保護と空力改善のためのフェアリングが被せられる。 ちなみに、ロシア(ソ連)が開発した[[ブラン (オービタ)|ブラン]]もオービタと呼ばれ、外見はアメリカのスペースシャトルと比べて多少鋭角的なこと以外ほとんど同じだが、中身はかなり違う。''詳細は[[ブラン (オービタ)]]を参照'' 全部で''[[エンタープライズ (オービタ)|エンタープライズ]]''、''[[コロンビア (オービタ)|コロンビア]]''、''[[チャレンジャー (オービタ)|チャレンジャー]]''、''[[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]''、''[[アトランティス (オービタ)|アトランティス]]''、''[[エンデバー (オービタ)|エンデバー]]''の6機あり、全機が南カリフォルニアを拠点とする[[ロックウェル・インターナショナル]]で生産された。最初に飛行した''エンタープライズ''は1977年にボーイング747旅客機を改造した[[シャトル輸送機]]に載せられて滑空、着陸試験に使用され、実際に宇宙飛行を行う他のスペースシャトルに役立てられた。 ''コロンビア''は1981年に打ち上げられた宇宙飛行を行った初のスペースシャトルである。''チャレンジャー''、''ディスカバリー''、''アトランティス''の初飛行はそれぞれ1983年、1984年、1985年である。1986年に[[チャレンジャー号爆発事故]]によってチャレンジャーが失われたので''エンデバー''が代替機として建造され1992年に初めて打ち上げられた。2003年には''コロンビア''が大気圏再突入時に[[コロンビア号空中分解事故]]によって失われた。そのため、3機で運用されるようになった。''アトランティス''は2010年5月、''ディスカバリー''は11月、''エンデバー''は2011年1月に退役する予定だったがいずれも延長され、2011年7月8日のアトランティスの打ち上げが最後となった。 == 諸元 == ([[エンデバー (オービタ)|''エンデバー'']], OV-105の場合) * 全長: 37.24 [[メートル|m]] * 全高: 17.25 m(着陸時) * 翼幅: 23.79 m * 空虚重量: 約78[[トン]]([[SSME]]搭載時)68,585 kg * 離陸時重量: 109,000 kg * 最大着陸時重量: 104,000 kg * 主エンジン: [[ロケットダイン]]製ブロック2-A[[SSME]]3基 * 推力: 1基あたり178 ton(SSME, 真空中)1.75MN(海面高度) * 燃料 / [[酸化剤]]: [[液体水素]](LH<sub>2</sub>) / [[液体酸素]](LO<sub>2</sub>) * 最大積載量: 25,060 kg * 貨物室寸法: 4.6m x 18.3 m * 運用高度: 190から960 km * 速度: 7,743 m/秒, 27,875 km/h, 17,321 m.p.h. * 航続距離: 2,010 km * 乗員: 6から8人 最少2人 * 乗員空間: 65.8 m3(内部エアロックを含む)または74.3 m3(貨物室内の外部エアロックを含む) オービタの最大[[滑空比]]/[[揚抗比]]は速度によって変化する。[[極超音速]]では1:1、[[超音速]]では2:1、接近から着陸にかけての[[亜音速]]では4.5:1である<ref>http://klabs.org/DEI/Processor/shuttle/shuttle_tech_conf/1985008580.pdf</ref>。 == オービタの名前 == 運用開始順に記載する。 * [[エンタープライズ (オービタ)|エンタープライズ]](Enterprise) - 実験機、宇宙飛行能力を持たない。現在は[[スミソニアン博物館|スミソニアン協会]]によって[[ワシントン・ダレス国際空港]]に隣接する[[国立航空宇宙博物館]]別館に展示されている。退役後のディスカバリーが同館で展示されることに伴い、ニューヨークの[[イントレピッド海上航空宇宙博物館]]に移されることになっている<ref>{{cite news|url=http://www.asahi.com/science/update/0413/TKY201104130082.html|title=退役シャトルの「終の棲家」4カ所発表 初飛行30周年|publisher=[[asahi.com]]|date=2011-04-13|accessdate=2011-07-12}}{{リンク切れ|date=2012年10月}}</ref>。 * [[コロンビア (オービタ)|コロンビア]](Columbia) - [[1981年]][[4月12日]]初飛行。[[2003年]][[2月1日]]、28回目の飛行での大気圏再突入後に[[コロンビア号空中分解事故|空中分解事故]]で失われた。 * [[チャレンジャー (オービタ)|チャレンジャー]](Challenger) - [[1983年]][[4月4日]]初飛行。[[1986年]][[1月28日]]、10回目の打ち上げ時に打ち上げ73秒後に[[チャレンジャー号爆発事故|爆発事故]]で喪失。 * [[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]](Discovery) - [[1984年]][[8月30日]]初飛行。チャレンジャー号とコロンビア号の両方の事故の後の[[:en:Return to Flight|飛行再開時]]に使用された。2011年3月退役。 * [[アトランティス (オービタ)|アトランティス]](Atlantis) - [[1985年]][[10月3日]]初飛行。2010年5月の飛行で退役予定だったが、2011年7月に変更された(これがスペースシャトルの最終飛行となった)。 * [[エンデバー (オービタ)|エンデバー]](Endeavour) - [[1992年]][[5月7日]]初飛行。失われたチャレンジャー号の代わりに新たに建造されたオービタ。2011年6月退役。 このほかに模型の[[パスファインダー (オービタ)|パスファインダー]](Pathfinder) もオービタとしてカウントされることがある。 [[Image:Shuttle profiles.jpg|center|thumb|580px|シャトルの打ち上げの様子 左から右へ順番に: ''[[コロンビア (オービタ)|コロンビア]]'', ''[[チャレンジャー (オービタ)|チャレンジャー]]'', ''[[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]'', ''[[アトランティス (オービタ)|アトランティス]]'',''[[エンデバー (オービタ)|エンデバー]]''.]] {| class="wikitable" border="1" |- !colspan="4" cellspacing="0" cellpadding="2" bgcolor="#FFDEAD"|試験用 |- ! style="background:#efefef;" | 番号 ! style="background:#efefef;" | 名称 ! style="background:#efefef;" | 備考 |- | <center>OV-095</center> | - | [[:en:Shuttle Avionics Integration Laboratory|シャトル・アビオニクス・インテグレーション・ラボラトリー]]アビオニクスの試験と訓練用の模擬装置 |- | <center>OV-098(名誉的)</center> | ''[[パスファインダー (オービタ)|パスファインダー]]'' | オービターの移動と取り扱い訓練用の模擬機 |- | <center>[[:en:MPTA-098|MPTA-098]]</center> | - | 推進と燃料供給システムの試験機 |- | <center>STA-099</center> | - | 疲労試験と熱試験に使用された構造体で後に''チャレンジャー''として使用される |- | <center>OV-101</center> | ''[[エンタープライズ (オービタ)|エンタープライズ]]'' | 1977年10月26日に初めて大気圏内の無動力飛行を行った。進入と着陸試験に使用され宇宙飛行へは転換されなかった。 |- !colspan="4" cellspacing="0" cellpadding="2" bgcolor="#FFDEAD"|オービタ |- ! style="background:#efefef;" | 番号 ! style="background:#efefef;" | 名称 ! style="background:#efefef;" | 備考 |- | <center>OV-099</center> | ''[[チャレンジャー (オービタ)|チャレンジャー]]'' | [[1983年]][[4月4日]]初飛行。[[1986年]][[1月28日]]、打ち上げ直後に[[チャレンジャー号爆発事故|爆発事故]]で喪失。 |- | <center>OV-102</center> | ''[[コロンビア (オービタ)|コロンビア]]'' | [[1981年]][[4月12日]]初飛行。[[2003年]][[2月1日]]に再突入時に分解した。 |- | <center>OV-103</center> | ''[[ディスカバリー (オービタ)|ディスカバリー]]'' | [[1984年]][[8月30日]]初飛行。 |- | <center>OV-104</center> | ''[[アトランティス (オービタ)|アトランティス]]'' | [[1985年]][[10月3日]]初飛行。 |- | <center>OV-105</center> | ''[[エンデバー (オービタ)|エンデバー]]'' | [[1992年]][[5月7日]]初飛行。 |} [[Image:NASA Adventure-1.JPG|thumb|280px|right|Houston宇宙センターの''アドベンチャー''号の展示]] さらに試験用以外にも展示用にいくつかの実物大のオービターが作られた。 *''[[エクスプローラー (オービタ)|エクスプローラー]]'':[[ケネディ宇宙センター]]の来訪者用の施設に展示されている実物大の模型 *''[[アドベンチャー (オービタ)|アドベンチャー]]'':[[ヒューストン宇宙センター]]に機種の部分が展示されている実物大模型 *''[[:en:Space Shuttle America|アメリカ]]'':テーマパークに展示されていて解体されて移設された実物大模型 *''[[パスファインダー (オービタ)|パスファインダー]]'':原型はクリアランスの確認や多くの地上での運用の試験に使用された。[[大スペースシャトル展]]で使用された2代目が寄贈され[[アラバマ州]][[ハンツビル]]の[[スペースキャンプ]]で展示されている。 == 関連項目 == * [[スペースシャトル]] * [[国際宇宙ステーション]] * [[スペースプレーン]] * [[宇宙船]] == 脚注 == {{Reflist}} == 外部リンク == {{commonscat|Space Shuttle orbiters}} * [http://science.ksc.nasa.gov/shuttle/resources/orbiters/orbiters.html Orbiter Vehicles] {{Space Shuttle}} {{ブラン計画}} {{DEFAULTSORT:おひた}} [[Category:スペースシャトル]] [[Category:ブラン計画]]
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