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[[File:Cobas 6000.ogv|thumb|Cobas 6000]] [[File:Cobas u 411.JPG|thumb|Cobas u 411]] [[File:LabMachines.jpg|thumb|]] '''オートアナライザー'''は'''テクニコン社'''(the Technicon Corporation)により作られた流路型自動化学分析装置のことである。現在は、ビーエルテック社(日本)とシール社(英国・Seal Analytical)が、発展型の装置を製造・販売している。 液体の検体を流路内で発色反応させるなどして、自動的に測定器で測定する装置。 開発当初は、臨床分野で多く使用されてきたが、現在では、水質分析(栄養塩類、全窒素、全リン、フッ素、シアン、フェノール類など)、食品分析等、他方面で利用されている。 また、同装置は、「河川水質試験方法」「海洋観測指針」「下水道法」などに、公定法として取り入れられており、低濃度域での分析に実績がある。 現在では稼動するテクニコン製「オートアナライザー」を見ることは極めてまれであるが、これは、導入後20年以上経過しているためである。現在では、上記の2社(ビーエルテック社、シール社)の製品かブラン・ルーベ社の製品が引き続き稼働している。なお、「オートアナライザー」という言葉は一般名詞化して、類似品に対しても使用されている。 テクニコン社製品として最も知られるのが1970年製の'''オートアナライザーII型'''(AutoAnalyzer II)やシーケンシャルマルチプルアナライザー(Sequential Multiple Analyzer、SMA)などである。 これらの機器は、配管内の詰まり、配管の汚れ、もれなどを生じやすく、正しい測定結果を導くために測定者は機器特有の専門的[[技能]]が必要だったこともあったが、機器の改良が進み、現在では、上記の問題は起こらなくなっている。(起こる場合の原因は、使用後の洗浄不足などのメンテナンス不足によるものである) 代表的な測定可能項目は、 <現在の代表的なもの> 硝酸態・亜硝酸態窒素、リン酸態リン、アンモニア態窒素、シリカ、フッ素、シアン、フェノール類、全窒素、全リン、クロム、溶存鉄、アルカリ度、ヒドラジンなど <その他> [[アルブミン]]、[[アルカリ性]][[リン酸|りん酸]]、[[アスパラギン酸]]トランスアミナーゼ、血中[[尿素]]態窒素、ビリルビン、[[カルシウム]]、[[コレステロール]]、[[クレアチニン]]、[[グルコース]]、無機りん酸、[[たんぱく質]]、[[尿酸]]などである。 [[Category:分析化学|おうとあならいさあ]]
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