エミリア＝ロマーニャ州のソースを表示

{{イタリアの州
|nome=エミリア＝ロマーニャ州
|nomeRegione = Regione Emilia-Romagna
|linkBandiera= Emilia-Romagna-Bandiera.png
|linkStemma =
|zona = イタリア北東部
|capoluogo = [[ボローニャ]]
|superficie = 22,123.09 <ref name="kmq">{{Cite web|author=[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]|url=http://dawinci.istat.it/MD/dawinciMD.jsp?a1=m0I040WI0&a2=mG0y8048f8&n=1UH90007S04&v=1UH0D807U630000|title=Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Emilia-Romagna (dettaglio provinciale) - Censimento 2001.|language=イタリア語|accessdate=2013-10-20}}</ref>
|abitanti = 4,341,240 <ref name="demo.istat">{{Cite web|author=[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]|url=http://demo.istat.it/pop2012/index1_e.html|title=Total Resident Population on 1st January 2012 by sex and marital status|language=英語|accessdate=2013-10-20}}</ref>
|anno = 2012-01-01
|densita = 196.2
|province =[[ボローニャ県|ボローニャ]]、[[フェラーラ県|フェラーラ]]、[[フォルリ＝チェゼーナ県|フォルリ＝チェゼーナ]]、[[モデナ県|モデナ]]、[[パルマ県|パルマ]]、[[ピアチェンツァ県|ピアチェンツァ]]、[[レッジョ・エミリア県|レッジョ・エミリア]]、[[リミニ県|リミニ]]、[[ラヴェンナ県|ラヴェンナ]]
|categoriaComuni = エミリア＝ロマーニャ州のコムーネ
|numeroComuni = 341
|presidente = 
|elezioni = 
|linkMappa =Emilia-Romagna in Italy.svg
|note =
|sito = http://www.regione.emilia-romagna.it/
}}
'''エミリア＝ロマーニャ州'''（{{lang-it|'''Emilia-Romagna'''}}）は、[[イタリア|イタリア共和国]]北東部に位置する[[イタリアの地方行政区画|州]]。州都は[[ボローニャ]]。

ヨーロッパの中で最も豊かな地域の一つであり、一人当たり[[GDP]]はイタリア共和国で3番目に高い<ref name="epp.eurostat.ec.europa.eu">http://epp.eurostat.ec.europa.eu/pls/portal/docs/PAGE/PGP_PRD_CAT_PREREL/PGE_CAT_PREREL_YEAR_2008/PGE_CAT_PREREL_YEAR_2008_MONTH_02/1-12022008-EN-AP.PDF</ref>。ボローニャをはじめ、[[モデナ]]、[[パルマ]]、[[フェラーラ]]といったルネサンス都市が所在し、文化・観光の中心地である。食品産業が盛んで、[[パルミジャーノ・レッジャーノ]]や[[バルサミコ酢]]、[[プロシュット・ディ・パルマ|パルマハム]]や[[モルタデッラ|ボローニャソーセージ]]などの産地である。また、[[フェラーリ]]や[[ランボルギーニ]]などが本社を置く[[自動車]]産業の中心地でもある。

== 名称 ==
標準イタリア語以外では以下の名称を持つ。
*エミリア語{{enlink|Emilian language||a=on}}: {{lang|roa|Emélia-Rumâgna}}
*ロマーニャ語{{enlink|Romagnol language||a=on}}: {{lang|roa|Emélia-Rumâgna}}

州名は、州西部から中部にかけての「'''エミリア'''地方」{{enlink|Emilia||it}}と州東南部「'''[[ロマーニャ]]'''地方」を結んだものである。ロマーニャ地方はラヴェンナ県、フォルリ＝チェゼーナ県、リミニ県一帯を指す。

「エミリア」地方は、古代ローマ時代に北イタリアの主要街道であった[[エミリア街道]]（{{lang|la|Via Æmilia}}）にちなむ。ピアチェンツァとリミニを結ぶ（リミニで[[フラミニア街道]]に接続しローマに至る）エミリア街道の名は、建設当時の執政官マルクス・アエミリウス・レピドゥスの名にちなんでいる<ref>[[Livy]] ''Ab Urbe Condita'' XXXIX 1; Corpus Inscriptionum Latinarum 617</ref>。「ロマーニャ」地方は、{{lang|la|Romània}} という語から派生したもので、中世初期に[[東ローマ帝国]]が[[ラヴェンナ]]を中心としてこの地を支配したことによる。

== 地理 ==
[[File:Emilia Romagna - cartina territori.jpg|thumb|250px|エミリア＝ロマーニャ州の地方]]
[[File:Altimetria Emilia-Romagna.svg|thumb|250px|コムーネの高度区分{{enlink|Zone altimetriche d'Italia||it}}による面積比率。州のおおまかな地形傾向が見て取れる。]]
=== 位置・広がり ===
イタリア共和国北東部の州で、[[イタリア半島]]のつけ根に位置する。南の[[アペニン山脈]]、北の[[ポー川]]に挟まれた地域で、東は[[アドリア海]]に面する。

州都[[ボローニャ]]は、[[フィレンツェ]]から北へ81km、[[ヴェネツィア]]から南西へ130km、[[アンコーナ]]から北西へ200km、[[ミラノ]]から南東へ201km、首都[[ローマ]]から西北西へ306kmの距離にある<ref name="kyorisoku">{{Cite web|url=http://www.benricho.org/map_straightdistance/|title=2点間の直線距離を測る|accessdate=2014-07-20}}</ref>。

隣接する州および国は以下の通り。
*[[ヴェネト州]] - 北東
*[[マルケ州]] - 南東
*[[サンマリノ|サンマリノ共和国]] - 南東
*[[トスカーナ州]] - 南西
*[[リグーリア州]] - 西
*[[ピエモンテ州]] - 西
*[[ロンバルディア州]] - 北西

=== 地勢  ===
[[ポー川]]流域に位置し、[[ポー平原]]が広がる。

=== 主要な都市 ===
人口10万人以上のコムーネは以下の通り。人口は2012年1月1日現在<ref name="demo.istat" />。

*[[ボローニャ]] （ボローニャ県） - 371,151人
*[[モデナ]] （モデナ県） - 179,095人
*[[パルマ]] （パルマ県） - 175,842人
*[[レッジョ・エミリア]] （レッジョ・エミリア県） - 162,570人
*[[ラヴェンナ]] （ラヴェンナ県） - 153,458人
*[[リミニ]] （リミニ県） - 139,727人
*[[フェラーラ]] （フェラーラ県） - 132,295人
*[[フォルリ]] （フォルリ＝チェゼーナ県） - 116,363人
*[[ピアチェンツァ]] （ピアチェンツァ県） - 100,195人

{{gallery
|width=180
|height=180
|lines=1
|File:Bologna-SanPetronioPiazzaMaggiore1.jpg|ボローニャ
|File:Parma 01.jpg|パルマ
|File:Modena Palazzo Comunale e Duomo.jpg|モデナ
|File:Reggio emilia panorama e Ghiara.jpg|レッジョ・エミリア
|File:PiazzaDelPopolo01.jpg|ラヴェンナ
}}

== 歴史 ==
=== 古代 ===
{{multiple image
 | image1    = Etruscan civilization map.png
 | width1    = 165
 | alt1      = エトルリアの領域
 | caption1  = [[エトルリア]]は、紀元前8世紀から紀元前6世紀にかけポー平原に進出した。
 | image2    = Gallia cisalpina.jpg
 | width2    = 265
 | alt2      = ガリア・キザルピナの諸民族。
 | caption2  = 紀元前5世紀にケルト人（ガリア人）がイタリア北部に進入した。白文字で名が描かれているのがケルト系諸部族（緑地がおおむねの領域）。
}}
{{multiple image
 | image1    = Roman conquest of Italy.PNG
 | width1    = 180
 | alt1      = 共和政ローマの勢力拡大
 | caption1  = 共和政ローマの勢力拡大。ローマは紀元前3世紀後半にポー平原に進出した。
 | image2    = Viae Flaminia Aemilia Postumia.jpg
 | width2    = 250
 | alt2      = 帝政期北イタリアの行政区と街道
 | caption2  = 帝政期北イタリアの行政区と街道。アエミリア街道（赤）を中心に第8行政区「アエミリア」が置かれた。
}}
ローマ時代以前、この地は[[エトルリア人]]や[[ガリア人]]（[[ボイイ族]]など）の領域の一部であった。現在の[[ボローニャ]]（エトルリア人の都市でフェルシナと呼ばれた）や、[[ラヴェンナ]]（アドリア海沿いにあった潟湖上に築かれた）などは、ローマ以前に起源を有する都市である。ローマ人はガリア人が暮らす北部イタリアを「[[ガリア]]」と呼び、[[ポー川]]（ラテン語ではパドゥス川（{{lang|la|Padus}}））の南側の地域を「ポー川の手前のガリア」を意味する「ガリア・キスパダナ」（{{lang|la|Gallia Cispadana}}）と呼んだ。

[[紀元前3世紀]]以降、ローマ人（[[共和政ローマ]]）はこの地域に進出し、紀元前268年にアドリア海沿岸にアリミヌム（現在の[[リミニ]]）を建設。ポー平原に勢力を広げ、[[紀元前218年]]に[[ポー川]]河畔に兵営都市プラケンティア（現在の[[ピアチェンツァ]]）を建設した。

ローマからアリミヌムまでは[[フラミニア街道]]が紀元前220年に開通した。[[紀元前187年]]、アリミヌムとプラケンティアとを結ぶ[[エミリア街道|アエミリア街道]]（エミリア街道、{{lang|la|Via Æmilia}}）が完成し、ローマとポー平原が結ばれることとなった。アエミリア街道沿いには、ボノニア（現在のボローニャ、紀元前189年建設）、ムティナ（現在の[[モデナ]]、紀元前183年建設）、レギウム（現在の[[レッジョ・エミリア]]、紀元前183年建設）、[[パルマ]]（紀元前183年建設）などの都市が建設された。

ローマ人は、現在の北イタリア一帯に[[属州]][[ガリア]]（[[ガリア・キサルピナ]]）を置いた。属州と[[イタリア本土 (古代ローマ)|本土]]との境界は、[[アドリア海]]側では[[ラヴェンナ]]と[[リミニ]]の中間を流れている[[ルビコン川]]（現在のルビコーネ川、[[フォルリ＝チェゼーナ県]]東部）であった。[[ユリウス・カエサル]]は[[紀元前58年]]にガリア総督として赴任し、ガリア人との[[ガリア戦争]]を戦い、[[紀元前49年]]に著名なルビコン渡河を行っている（[[ローマ内戦 (紀元前49年-紀元前45年)|ローマ内戦]]）。

オクタウィウス（のちの[[アウグストゥス]]）は、[[紀元前42年]]頃にこの地域をイタリア本土に編入し、第8行政区「アエミリア」（{{lang|la|[[:it:Regio VIII Aemilia|Regio VIII Aemilia]]}}）あるいは「キスパダナ」（{{lang|la|Cispadana}}）を置いた。「アエミリア」の領域は、おおむね現在のエミリア＝ロマーニャ州の州域と重なる。

=== 中世・近世 ===
==== 中世前期 ====
キリスト教が広まると、この地域に多くの[[修道院]]が建設された。これにより、文化的・宗教的な繁栄がもたらされた。

[[402年]]、[[西ローマ帝国]]の[[ホノリウス]]帝はラウェンナに都を移している。西ローマ帝国滅亡後、ラウェンナは東ゴート王国の首都となった。540年、東ローマ皇帝[[ユスティニアヌス1世]]はラウェンナを占領（[[ゴート戦争]]）。以後、東ローマ帝国はイタリア北部をラウェンナ総督領として約250年間支配した。ラヴェンナに5世紀初頭から6世紀末にかけて建設されたキリスト教建築物は「[[ラヴェンナの初期キリスト教建築物群]]」として世界遺産に登録されている。

一方で6世紀半ばには[[ランゴバルド人]]がポー平原に侵入して[[ランゴバルド王国]]を建国し、東ローマ帝国と争った。751年、最後のラウェンナ総督はランゴバルド人との戦いで戦死する。[[756年]]、[[フランク王国]]の[[ピピン3世]]はランゴバルド王国からラウェンナ地方を奪い、この地を教皇に献上した（[[ピピンの寄進]]）。

==== 中世盛期からルネサンス期 ====
中世のこの地域は、政治的には不安定であった。レッジョ・エミリアに近い[[カノッサ]]（現在は[[レッジョ・エミリア県]]に属する）から出たカノッサ家は、現在の州域西部を中心として南はトスカーナから北はロンバルディアに至る地域を支配する北イタリアの大領主に成長するが、1115年に[[マティルデ・ディ・カノッサ]]（1077年の「[[カノッサの屈辱]]」の当事者として知られる）が没すると、遺領には自立的な都市国家（コムーネ）群があらわれ、ローマ教皇と神聖ローマ皇帝の対立を背景に都市間・都市内部で抗争を繰り広げた（[[教皇派と皇帝派]]）。

相互・内部の抗争に疲弊し、大国の圧迫を受けた中小規模の都市国家では、13世紀後半から14世紀前半にかけて一人の有力者に権力を集中させることで危機を打開することが図られ、事実上の君主制である[[シニョリーア]]制が立てられた<ref>{{cite web|url=http://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%A2%E5%88%B6|title=シニョーリア制|work=世界大百科事典 第２版（[[コトバンク]]）所収|accessdate=2014-07-20}}</ref>。世襲化した著名な[[シニョリーア|シニョーリ]]（僭主）としては[[フェラーラ]]の[[エステ家]]、[[リミニ]]の[[マラテスタ家]]などが挙げられる。これらのシニョーリアは、[[教皇領|教皇国家]]や[[ヴェネツィア共和国]]、[[ミラノ公国]]（[[ヴィスコンティ家]]、のち[[スフォルツァ家]]）などの諸国も交えた争いが行われた。

==== 16-17世紀 ====
[[ファイル:Italy 1796.png|thumb|180px|1796年、ナポレオン戦争直前のイタリア]]
[[16世紀]]に現在の州域の大部分は教皇領となり、州域西部では[[パルマ公国]]と[[モデナ公国]]が独立を維持した。以後、この状態はナポレオン時代を挟みながら、おおむね19世紀の[[イタリア統一]]まで続くことになる。

15世紀末から16世紀初頭にかけて、教皇国家はかつての教皇領の統一を図った。[[チェーザレ・ボルジア]]は、[[イーモラ]]や[[フォルリ]]を支配する[[カテリーナ・スフォルツァ]]を降し、[[チェゼーナ]]、[[リミニ]]、[[ペーザロ]]、[[ファエンツァ]]などの諸都市を征服し、1501年にロマーニャ公爵に叙せられた。

モデナ公国のエステ家は12世紀末にフェラーラでシニョリーア（僭主制）を確立した一族で、その後モデナやレッジョを支配下に収めたが、16世紀末にフェラーラを教皇に奪われたため、モデナやレッジョ・エミリアのみを支配することとなった。

[[パルマ]]や[[ピアチェンツァ]]を治めるパルマ公国は、1545年に[[ファルネーゼ家]]出身の教皇[[パウルス3世 (ローマ教皇)|パウルス3世]]が庶子に与えたもので、1731年まで約200年間同家が支配した。その後曲折を経て、1748年からは[[ブルボン家]]（[[ブルボン＝パルマ家]]）がパルマ公を相続した。

=== 近代 ===
[[フランス革命]]後、イタリアに侵攻したフランス共和国軍を率いた[[ナポレオン・ボナパルト]]は、この地域を占領した。1796年、モーデナ、ボローニャ、フェッラーラ、レッジョ・エミーリアの代表者は[[チスパダーナ共和国]]（首都：ボローニャ）を建国。翌1797年、この国はポー川以北の[[トランスパダーナ共和国]]（首都：[[ミラノ]]）と合併して[[チザルピーナ共和国]]（首都：ミラノ）となった。チザルピーナ共和国はその後[[イタリア共和国 (1802年-1805年)|イタリア共和国]]、[[イタリア王国 (1805年-1814年)|イタリア王国]]と改められた。

ナポレオン没落後の[[ウィーン会議]]により、[[教皇領]]、[[モデナ公国]]（[[オーストリア＝エステ家]]）、[[パルマ公国]]が復活した。パルマ女公はナポレオンの皇后であった[[ハプスブルク家]]（[[ハプスブルク＝ロートリンゲン家]]）皇女の[[マリア・ルイーザ (パルマ女公)|マリア・ルイーザ]]であったが、1847年に[[ブルボン家]]（[[ブルボン＝パルマ家]]）の手に戻った。

[[イタリア統一]]の展開の中、これらの国では親サルデーニャ派が主導権を握り、1859年には[[中央統合諸州]]が結成された。1860年に住民投票が行われ、モデナ公国・パルマ公国の領土と、「レガツィオーネ」と呼ばれた教皇領の北部{{enlink|Legazione delle Romagne||it}}は[[サルデーニャ王国]]に編入された。1861年、サルデーニャ王[[ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世]]によって[[イタリア王国]]が建国される。

== 行政区画 ==
[[File:Map of region of Emilia-Romagna, Italy, with provinces-it.svg|250px|right|thumb|エミリア＝ロマーニャ州と各県]]
エミリア＝ロマーニャ州は、以下の9県からなる。

左端の数字はISTATコード、アルファベット2文字は[[イタリア共和国の県名略記号|県名略記号]]を示す。人口は2012年1月1日現在<ref name="demo.istat" />。面積の単位はkm²。

{| class="wikitable sortable" style="text-align:left; font-size:85%"
!|
!| 
!width="140"| 県名 
!width="80"| 綴り 
!width="80"| 県都 
!width="40"| 面積
!width="50"| 人口
|-
|033||PC|| [[ピアチェンツァ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Piacenza|Piacenza]]}} || [[ピアチェンツァ]] || align=right| 2,589 || align=right| 284,440
|-
|034||PR|| [[パルマ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Parma|Parma]]}} || [[パルマ]] || align=right| 3,449 || align=right| 427,164
|-
|035||RE|| [[レッジョ・エミリア県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Reggio nell'Emilia|Reggio Emilia]]}} || [[レッジョ・エミリア]] || align=right| 2,293 || align=right| 517,772
|-
|036||MO|| [[モデナ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Modena|Modena]]}} || [[モデナ]] || align=right| 2,688 || align=right| 685,822
|-
|037||BO|| [[ボローニャ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Bologna|Bologna]]}} || '''[[ボローニャ]]''' || align=right| 3,703 || align=right| 976,053
|-
|038||FE|| [[フェラーラ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Ferrara|Ferrara]]}} || [[フェラーラ]] || align=right| 2,631 || align=right| 352,856
|-
|039||RA|| [[ラヴェンナ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Ravenna|Ravenna]]}} || [[ラヴェンナ]] || align=right| 1,858 || align=right| 384,428
|-
|040||FC|| [[フォルリ＝チェゼーナ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Forlì-Cesena|Forlì-Cesena]]}} || [[フォルリ]] || align=right| 2,377 || align=right| 390,677
|-
|099||RN|| [[リミニ県]] || {{lang|it|[[:it:Provincia di Rimini|Rimini]]}} || [[リミニ]] || align=right| 863 || align=right| 322,028
|}

== 住民 ==
=== 言語 ===
[[File:Emiliano-Romagnolo area.jpg|thumb|250px|エミリア・ロマーニャ語の分布]]
2006年の[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]の統計によれば、6歳以上の住民の家庭内での会話における言語状況は以下の通り<ref>{{cite web|url=http://www.istat.it/salastampa/comunicati/non_calendario/20070420_00/testointegrale.pdf#page=5|author=[[国立統計研究所 (イタリア)|国立統計研究所（ISTAT）]]|title=La lingua italiana, i dialetti e le lingue stranieri|language=イタリア語|format=pdf|page=5|accessdate=2012-12-03}}</ref>。イタリア語（{{lang|it|Italiano}}）、地方言語（{{lang|it|Dialetto}}）、他の言語（{{lang|it|Altra lingua}}）についてのデータで、左列が全国平均、右列がエミリア=ロマーニャ州の数値である。

{| class="wikitable" style="text-align:right; font-size:85%"
!|家庭内の会話における使用言語
!width="50"|全国
!width="50"|州
|-
|| イタリア語のみ、あるいは主にイタリア語 
|| 45.5%
|| '''55.0%'''
|-
|| 地方言語のみ、あるいは主に地方言語
|| 16.0%
|| '''10.5%'''
|-
|| イタリア語と地方言語の双方
|| 32.5%
|| '''28.3%'''
|-
|| 他の言語
|| 5.1%
|| '''5.5%'''
|-
|}
エミリア=ロマーニャ州では、地方言語として[[エミリア・ロマーニャ語]]が話されている。[[国際連合教育科学文化機関|ユネスコ]]の「[[危機に瀕する言語]]」のレッドブック{{enlink|Red Book of Endangered Languages}}や[[エスノローグ]]では、エミリア・ロマーニャ語はイタリア語と別の言語とされている。

;エミリア・ロマーニャ語
:エミリア・ロマーニャ語は州のほぼ全域に加えて周辺州の一部や[[サンマリノ]]などでも話されており、より小さくはエミリア語{{enlink|Emilian language}}とロマーニャ語{{enlink|Romagnol language}}に分類される。エミリア・ロマーニャ語は北イタリアで話されている[[ピエモンテ語]]・[[ロンバルド語]]・[[リグリア語]]・[[ヴェネト語]]などと同じグループに属する言語で、[[ガロ・イタリア語]]と総称される（[[ロマンス諸語]]のうちの[[西ロマンス語]]の系統の一つ）。エミリア・ロマーニャ語話者は州外を含め約200万人とされるが、ユネスコによる「[[危機に瀕する言語]]」のリストでは「危険」（Definitely endangered）と評価されている。

== 社会 ==
=== 経済・産業 ===
{{see also|Category:エミリア＝ロマーニャ州の企業}}
以下の企業が州内に本社を置くか、もしくは発祥の地とする。
==== 自動車工業 ====
;[[フェラーリ]]
:[[モデナ県]][[マラネッロ]]に本社を置く。1947年、[[エンツォ・フェラーリ]]により創業。

;[[ランボルギーニ]]
:[[ボローニャ県]][[サンターガタ・ボロニェーゼ]]に本社を置く。1962年、[[フェルッチオ・ランボルギーニ]]により創業。

;[[マセラティ]]
:本社所在地は[[モデナ]]。1914年に[[ボローニャ]]で創業。

;[[パガーニ・アウトモビリ]]
:[[モデナ県]][[サン・チェザーリオ・スル・パーナロ]]に本社を置く。[[スーパーカー]]の生産のみを行う。

;[[デ・トマソ]]
:モデナに本社を置く。1959年創業。

;[[ドゥカティ]]
:ボローニャに本社を置くオートバイメーカー。1926年創業。電気・機械製品の製造から出発し、かつてはカメラも生産していた。

==== 食品産業 ====
;[[バリラ]]
:イタリア最大の食品メーカー。1877年創業で、[[パルマ]]に本社を置く。パスタをはじめ、加熱食品・調理済食品でイタリア最大のシェアを持つ。

;[[パルマラット]]
:バター、チーズなどの乳製品を中心とする食品メーカー。菓子なども製造する。ヨーロッパ有数の多国籍企業でもある。本社はパルマ県[[コッレッキオ]]。

;[[セガフレード・ザネッティ]]
:世界的にカフェやバールを運営する飲食店チェーン。ボローニャに本部がある。

== 文化・観光 ==
=== 食文化 ===
[[File:Fettuccine al ragù modified.JPG|thumb|200px|タリアテッレ・ボロネーゼ]]
;パスタ・スープ類
:エミリア＝ロマーニャ地方のパスタは、卵を用い薄力粉で作られているのが特徴である。ボローニャは、[[トルテリーニ|トルテッリーニ]]、[[ラザニア]]、[[タリアテッレ]]で知られており、州内の他の地域でも同様のパスタ料理が見られる。肉とトマトを主材料とする[[ミートソース]]を用いた料理は、ボローニャ風（ボロネーゼ）と呼ばれる。

:レッジョ・エミリアでは新鮮な卵を用いて作られたパスタであるカッペレッティ{{enlink|Cappelletti||it}}が知られる（ボローニャのトルテッリーニと似ているが大きさが異なる）。エルバッツォーネ{{enlink|erbazzone||it}}は、典型的にはホウレンソウとパルミジャーノ・レッジャーノを詰めた塩味のあるパイである。[[ニョッコ・フリット]]は一種の揚げパンで、ハムやサラミと組み合わせて楽しまれる。

:ロマーニャ地方では、ガルガネッリ{{enlink|Garganelli}}、ストロッツァプレティ{{enlink|Strozzapreti}}などが食べられる。ロンバルディア料理の影響の強いピアチェンツァでは米がよく食べられるが、ピアチェンツァを除くエミリア地方ではそれほど食べられていない。[[ポレンタ]]はエミリア地方でもロマーニャ地方でもよく食べられる。

:* [[フェラーラ]]のコッピア（IGP）{{enlink|Coppia Ferrarese||it}}

;魚料理
:アドリア海沿岸は漁場としても知られ、特にウナギとハマグリが有名である。

[[File:Parmaschinken BMK.jpg|thumb|200px|プロシュット・ディ・パルマ]]
[[ファイル:Mortadella.jpg|thumb|200px|ボローニャのモルタデッラ]]
[[File:The Modena classic Zampone.jpg|thumb|200px|モデナのザンポーネ]]
;畜肉加工品・肉料理
:エミリア＝ロマーニャ州は食肉加工品（とくに豚肉を原料とするもの）で名高い。イタリア語では豚肉の加工食品を総称して[[サルーメ]] {{lang|it|[[:it:Salume|salume]]}}と言うが、その一種である[[サラミ]]（イタリア語ではサラメ {{lang|it|salame}}）やハム類（[[プロシュット]]など）が生産されている。プロシュット・ディ・パルマ（いわゆるパルマハム）やモルタデッラ（いわゆるボロニアソーセージ）などはよく知られている。
:パルマでは[[クラテッロ・ディ・ジベッロ|クラテッロ]]やサラミ・ディ・フェリーノ{{enlink|Salame di Felino}}が、ピアチェンツァでは[[パンチェッタ]]やコッパ{{enlink|Coppa (salume)||it}}やサラミが、ボローニャでは[[モルタデッラ]]やサラミが、モデナではザンポーネやコテキーノが、フェラーラではサラマ・ダ・スゴ{{enlink|Salama da sugo||it}}がそれぞれ有名であり、[[デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・プロテッタ|原産地名称保護]]（DOP）や地理的表示保護（IGP）の指定を受けているものも多い。ピアチェンツァやフェラーラでは、馬肉やロバ肉を用いた料理がある。
:DOPやIGPの指定を受けているものに以下がある。

:* ピアチェンツァの[[パンチェッタ]]（DOP）{{enlink|Pancetta Piacentina||it}} - ピアチェンツァ県
:* ピアチェンツァのサラミ（DOP）{{enlink|Salame Piacentino||it}} - ピアチェンツァ県
:* [[ピアチェンツァ]]のコッパ（DOP）{{enlink|Coppa Piacentina||it}} - ピアチェンツァ県
:* [[クラテッロ・ディ・ジベッロ]]（DOP） - パルマ県
:* [[プロシュット・ディ・パルマ]]（DOP） - パルマ県
:* [[プロシュット・ディ・モデナ]]（DOP）{{enlink|Prosciutto di Modena||it}} - モデナ県
:* [[モデナ]]の[[コテキーノ]]（IGP）{{enlink|Cotechino Modena||it}} - モデナ県
:* モデナの[[ザンポーネ]]（IGP）{{enlink|Zampone Modena||it}} - モデナ県
:* [[ボローニャ]]の[[モルタデッラ]]（IGP）{{enlink|Mortadella Bologna||it}} - ボローニャ県
:* サラミニ・イタリアーニ猟師風（DOP）{{enlink|Salamini italiani alla cacciatora||it}}
:* 中央アペニン山脈の白牛（IGP）{{enlink|Vitellone Bianco dell'Appennino Centrale}}

[[File:Parm-Regg-Inizio.jpg|thumb|200px|パルミジャーノ・レッジャーノ産地に掲げられた看板]]
;チーズ
:[[パルミジャーノ・レッジャーノ]]（パルメザンチーズ）はレッジョ・エミリア、パルマ、モデナ、ボローニャで生産され、料理に広く使われている。ピアチェンツァなどでは[[グラナ・パダーノ]]が生産される。
:* [[パルミジャーノ・レッジャーノ]]（DOP）
:* [[グラナ・パダーノ]]（DOP）
:* ヴァルパダーナの[[プロヴォローネ]]（DOP）{{enlink|Provolone Valpadana||it}}

;菓子（[[ドルチェ]]）
:地域の伝統的なデザートとしては、ズッパ・イングレーゼ{{enlink|Zuppa inglese||it}}（アルケルメスというリキュールをしみこませたスポンジケーキと[[カスタード]]クリームを相互に重ね合わせ、生クリームなどで装飾を施したデザート）、パンペパート{{enlink|Pampepato||it}}（コショウ、チョコレート、スパイス、アーモンドで味付けされたクリスマスケーキ）などがある。
<gallery>
File:Zuppa Inglese.jpg|ズッパ・イングレーゼ
File:Panpepato-small.jpg|パンペパート
</gallery>
;ワイン
:以下の産地名称は、イタリアの原産地名称保護制度の中で最上級にあたる[[デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロッラータ・エ・ガランティータ|保証つき統制原産地呼称]]（DOCG）に指定されている。
:* [[アルバーナ・ディ・ロマーニャ]]{{enlink|Albana di Romagna||it}} - ボローニャ県、フォルリ＝チェゼーナ県、ラヴェンナ県
:* [[コッリ・ボロネージ・クラッシコ・ピニョレット]]{{enlink|Colli Bolognesi Classico Pignoletto||it}} 
:このほか、地域で生産される重要なワインとしては、ロマーニャの[[サンジョヴェーゼ]]、レッジョ・エミリアおよびモデナの[[ランブルスコ]]、カニーナ・ディ・ロマーニャ{{enlink|Cagnina di Romagna}}、ピアチェンツァの[[トレッビアーノ]]がある。

[[File:Barrels vinegar.jpg|thumb|伝統的なバルサミコ酢の樽]]
;バルサミコ酢
:有名な[[バルサミコ酢]]は、エミリア地方のモデナ県、レッジョ・エミリア県で醸造される。この地域において規定の方法で醸造されたもののみが「アチェート・バルサミコ・トラディツィオナーレ」（{{lang|it|Aceto Balsamico Tradizionale}}, 伝統的バルサミコ酢）と名乗ることが許される。
:* [[レッジョ・エミリア]]の伝統的[[バルサミコ]]酢（DOP）{{enlink|Aceto Balsamico Tradizionale di Modena||it|a=on}}
:* [[モデナ]]の伝統的バルサミコ酢（DOP）{{enlink|Aceto Balsamico Tradizionale di Reggio Emilia||it|a=on}}

;オリーブオイル
:* [[コッリーネ・ディ・ロマーニャ]]のエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル（DOP）{{enlink|Colline di Romagna||it}}
:* ブリシゲッラのエキストラ・ヴァージン・オリーブオイル（DOP）{{enlink|Brisighella (olio)||it}}

;その他の農産物
:* ロマーニャの[[エシャロット]]（IGP）{{enlink|Scalogno di Romagna||it}}
:* アルテドの緑[[アスパラガス]]（IGP）{{enlink|Asparago Verde di Altedo||it}}
:* ボルゴターロのキノコ（IGP）{{enlink|Fungo di Borgotaro||it}}
:* カステル・デル・リオの栗（IGP）{{enlink|Marrone di Castel del Rio||it}}
:* エミリア＝ロマーニャの梨（IGP）{{enlink|Pera dell'Emilia-Romagna||it}}
:* ロマーニャの桃とネクタリン（IGP）{{enlink|Pesca e Nettarina di Romagna||it}}

=== 世界遺産 ===
* [[フェラーラ|フェラーラ：ルネサンス期の市街]]とポー川デルタ地帯 （[[フェラーラ県]]）
* [[ラヴェンナの初期キリスト教建築物群]] （[[ラヴェンナ県]]）
* [[モデナ大聖堂|モデナの大聖堂]]、[[ギルランディーナ|市民の塔]]、[[ピアッツァ・グランデ (モデナ)|グランデ広場]] （[[モデナ県]])

== スポーツ ==
=== サッカー ===
州内に本拠を置くプロサッカークラブとしては以下がある。所属リーグは2012-13シーズン現在。
*[[ボローニャFC]] （[[ボローニャ県]][[ボローニャ]]） - [[セリエA (サッカー)|セリエA]]（1部リーグ）
*[[パルマFC]] （[[パルマ県]][[パルマ]]） - セリエA
*[[モデナFC]] （[[モデナ県]][[モデナ]]） - [[セリエB (サッカー)|セリエB]]（2部リーグ）
*[[USサッスオーロ・カルチョ]] （モデナ県[[サッスオーロ]]） - セリエB
*[[ACチェゼーナ]] （[[フォルリ＝チェゼーナ県]][[チェゼーナ]]） - セリエB
*[[カルピFC]] （モデナ県[[カルピ]]） - [[レガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ|レガ・プロ1]]（3部リーグ）
*[[ACレッジャーナ1919]] （[[レッジョ・エミリア県]][[レッジョ・エミリア]]） - レガ・プロ1
*[[クレモネーゼ]] （[[クレモナ県]][[クレモナ]]） - レガ・プロ1
*{{仮リンク|ACジャコモネーゼ|en|A.C. Giacomense}} （[[フェラーラ県]][[マージ・トレッロ]]市マージ・サン・ジャコモ） - [[レガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネ|レガ・プロ2]]（4部リーグ）
*[[リミニ・カルチョFC]] （[[リミニ県]][[リミニ]]） - レガ・プロ1
*{{仮リンク|ACベッラーリア・イジェーア・マリーナ|en|A.C. Bellaria Igea Marina}} （リミニ県[[ベッラーリア＝イジェーア・マリーナ]]） - レガ・プロ2
*{{仮リンク|サンタルカンジェロ・カルチョ|en|Santarcangelo Calcio}} （リミニ県[[サンタルカンジェロ・ディ・ロマーニャ]]） - レガ・プロ2
*{{仮リンク|フォルリFC|en|Forlì F.C.}} （フォルリ＝チェゼーナ県[[フォルリ]]） - レガ・プロ2

5部リーグ（アマチュア最上位リーグ）の[[セリエD (サッカー)|セリエD]]では、ジローネB,D,Fに属する。エミリア＝ロマーニャ州の地方リーグ（6部リーグ）として、エッチェッレンツァ・エミリア＝ロマーニャ{{enlink|Eccellenza Emilia-Romagna||it}}がある。

== 交通 ==
=== 主要な道路 ===
おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔　〕内は州外。
;[[アウトストラーダ|高速道路]]
*[[アウトストラーダ A1]]（アウトストラーダ・デル・ソーレ）
*:〔[[ミラノ]]〕 - [[ピアチェンツァ]] - [[パルマ]] - [[レッジョ・エミリア]] - [[モデナ]] - [[ボローニャ]] - 〔[[フィレンツェ]] - [[ローマ]] - [[ナポリ]]〕

*[[アウトストラーダ A13]]
*:〔[[パドヴァ]]〕 - [[フェラーラ]] - [[ボローニャ]]

*[[アウトストラーダ A14]]（アウトストラーダ・アドリアーティカ）
*:[[ボローニャ]] - [[イーモラ]] - [[チェゼーナ]] - [[リミニ]] - 〔[[アンコーナ]] - [[バーリ]] - [[ターラント]]〕
*:（支線）：イーモラ東方 - [[ラヴェンナ]]

*{{仮リンク|アウトストラーダ A15|it|Autostrada A15}}（アウトストラーダ・デッラ・チサ）
*:[[パルマ]] - 〔[[ラ・スペツィア]]〕

*{{仮リンク|アウトストラーダ A21|it|Autostrada A21}}
*:〔[[トリノ]] - [[アレッサンドリア]]〕 - [[ピアチェンツァ]] - 〔[[クレモナ]] - [[ブレシア]]〕

=== 主要な鉄道 ===
*RFI（旧[[フェッロヴィーエ・デッロ・スタート|イタリア国鉄]]）運営
**{{仮リンク|ミラノ＝ボローニャ高速線|it|Ferrovia Milano-Bologna (alta velocità)}}
**{{仮リンク|ボローニャ＝フィレンツェ高速線|it|Ferrovia Bologna-Firenze (alta velocità)}}
**{{仮リンク|ミラノ＝ボローニャ線|it|Ferrovia Milano-Bologna}}
**{{仮リンク|ボローニャ＝アンコーナ線|it|Ferrovia Bologna-Ancona}}
**{{仮リンク|ボローニャ＝フィレンツェ線|it|Ferrovia Bologna-Firenze (direttissima)}}
**{{仮リンク|ボローニャ＝ヴェローナ線|it|Ferrovia Bologna-Verona}}

=== 空港 ===
[[File:Map of Emilia-Romagna IT Voy.svg|thumb|250px|主要都市・観光地と空港を示した地図]]
主要な空港には以下がある。
*[[ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港]] （[[ボローニャ]]）
*[[リミニ空港]] （[[リミニ]]）
*{{仮リンク|パルマ空港|en|Parma Airport}} （[[パルマ]]）
*{{仮リンク|フォルリ空港|en|Forlì Airport}} （[[フォルリ]]）

=== 主要な港湾 ===
*ラヴェンナ港

== 姉妹都市・友好都市 ==
* {{flagicon|JPN}} [[茨城県]]（日本）
**[[1986年]]4月17日 友好提携
:[[国際科学技術博覧会|つくば万博]]（1985年）を契機に交流を開始<ref name="clair">{{Cite web | url=http://www.clair.or.jp/cgi-bin/simai/j/00.cgi | title=姉妹（友好）提携情報 | publisher=[[自治体国際化協会]] | accessdate=2012-02-04 }}</ref>。

== 人物 ==
=== 著名な出身者 ===
{{see|Category:エミリア＝ロマーニャ州出身の人物}}
*[[ジロラモ・サヴォナローラ|ジローラモ・サヴォナローラ]]<!--（1452年 - 1498年）--> - 15世紀の宗教家。[[フェラーラ]]生まれ。
*[[ピウス6世 (ローマ教皇)|ピウス6世]]<!--（1717年 - 1799年）--> - 18世紀のローマ教皇。[[チェゼーナ]]生まれ。
*[[ピウス7世 (ローマ教皇)|ピウス7世]]<!--（1742年 - 1823年）--> - 19世紀のローマ教皇。チェゼーナ生まれ。
*[[ジュゼッペ・ヴェルディ]]<!-- （1813年 - 1901年） --> - 19世紀の作曲家。[[ブッセート]]生まれ。
*[[アントニオ・フォンタネージ]]<!-- （1818年 - 1882年） --> - 19世紀の画家・美術教育者。お雇い外国人として訪日。[[レッジョ・エミリア]]生まれ。
*[[アルトゥーロ・トスカニーニ]]<!-- （1867年 - 1957年） --> - 19-20世紀の指揮者・チェロ奏者。[[パルマ]]生まれ。
*[[グリエルモ・マルコーニ]]<!-- （1874年 - 1937年） --> - 19-20世紀の発明家、無線電信開発者。[[ボローニャ]]生まれ。
*[[ベニート・ムッソリーニ]]<!-- （1883年 - 1943年） --> - ファシスト党指導者、イタリア王国国家統領。[[プレダッピオ]]生まれ。
*[[イタロ・バルボ]]<!--（1896年 - 1940年）--> - 20世紀の軍人・政治家。「ファシスト四天王」の一人。フェラーラ生まれ。
*[[エンツォ・フェラーリ]]<!-- （1898年 - 1988年） --> - 20世紀の実業家、[[フェラーリ]]創業者。[[モデナ]]生まれ。
*[[フェルッチオ・ランボルギーニ]]<!-- （1916年 - 1993年） --> - 20世紀の実業家、[[ランボルギーニ]]創業者。[[チェント]]生まれ。
*[[フェデリコ・フェリーニ]]<!-- （1920年 - 1993年） --> - 20世紀の映画監督。[[リミニ]]生まれ。
*[[ピエル・パオロ・パゾリーニ]]<!-- （1922年 - 1975年） --> - 20世紀の映画監督。[[ボローニャ]]生まれ。
*[[ジョルジオ・アルマーニ]]<!-- （1934年生） --> - ファッションデザイナー。[[ピアチェンツァ]]生まれ。
*[[ルチアーノ・パヴァロッティ]]<!-- （1935年 - 2007年） --> - 20-21世紀のオペラ歌手。モデナ生まれ。
*[[ロマーノ・プローディ]]<!-- （1939年生まれ） --> - 経済学者・政治家、イタリア共和国首相。[[スカンディアーノ]]生まれ。
*[[ベルナルド・ベルトルッチ]]<!-- （1941年生まれ） --> - 映画監督。パルマ生まれ。
*[[アルベルト・ザッケローニ]]<!-- （1953年生まれ） --> - サッカー選手・指導者。[[メルドラ]]生まれ、[[チェゼナーティコ]]育ち。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
{{Commons&cat|Emilia-Romagna|Emilia-Romagna}}
*[http://www.regione.emilia-romagna.it/ 州政府公式サイト] {{it icon}}
*[http://visitaly.jp/travel/emilia-romagna イタリア政府観光局公式サイト内の州紹介ページ] {{ja icon}}

{{Geographic Location
| Centre    = エミリア＝ロマーニャ州
| North     = 
| Northeast = [[ヴェネト州]]
| East      = 
| Southeast = [[マルケ州]]<br/>[[サンマリノ]]
| South     = 
| Southwest = [[トスカーナ州]]
| West      = [[ピエモンテ州]]<br/>[[リグーリア州]]
| Northwest = [[ロンバルディア州]]
| image     = 
}}
{{イタリアの地方行政区画}}
{{エミリア＝ロマーニャ州}}

{{デフォルトソート:えみりあろまあにやしゆう}}
[[Category:イタリアの州]]
[[Category:エミリア＝ロマーニャ州|*]]