エビのソースを表示

{{Otheruses|動物|その他|えび}}
{{生物分類表
|名称 = エビ
|色 = 動物界
|画像 =[[画像:PanulirusJaponicus.jpg|250px]]
|画像キャプション = [[イセエビ]] {{snamei||Panulirus japonicus}}
|界 = [[動物界]] {{sname||Animalia}}
|門 = [[節足動物門]] {{sname||Arthropoda}}
|門階級なし = [[汎甲殻類]] {{sname||Pancrustacea}}
|亜門 = [[甲殻亜門]] {{sname||Crustacea}}
|綱 = [[軟甲綱]] {{sname||Malacostraca}}
|亜綱 = [[真軟甲亜綱]] {{sname||Eumalacostraca}}
|上目 = [[ホンエビ上目]] {{sname||Eucarida}}
|目 = [[十脚目]](エビ目) {{sname||Decapoda}}
|亜目 = “長尾亜目” {{sname|“Macrura”}}（廃止）
|和名 = エビ（海老・蝦）
|学名 = Macrura {{AUY|Latreille|1802}}<ref>{{cite | title=A new subfamilial arrangement for the Dromiidae de Haan, 1833, with diagnoses and descriptions of new genera and species (Crustacea, Decapoda, Brachyura) | first=Danièle | last=Guinot | author-link=:en:Danièle Guinot | first2=Marcos | last2=Tavares | journal=Zoosystema | year=2003 | volume=25 | issue=1 | url=http://www.mnhn.fr/publication/zoosyst/z03n1a3.pdf }}</ref>
|下位分類名 = 系統
|下位分類 = 
* [[根鰓亜目]] {{sname||Dendrobranchiata}}
* [[抱卵亜目]] {{sname||Pleocyemata}} の一部
** [[オトヒメエビ下目]] {{sname||Stenopodidea}}
** [[コエビ下目]] {{sname||Caridea}}
** [[ザリガニ下目]] {{sname||Astacidea}}
** [[ムカシイセエビ下目]] {{sname||Glypheidea}}
** [[アナエビ下目]] {{sname||Axiidea}}
** [[アナジャコ下目]] {{sname||Gebiidea}}
** [[イセエビ下目]] {{sname||Achelata}}
** [[センジュエビ下目]] {{sname||Polychelida}}
}}
'''エビ'''（海老・蝦）は、[[節足動物門]] [[甲殻亜門]] [[軟甲綱]]（エビ綱）[[十脚目]]（エビ目）のうち、[[ヤドカリ下目]]と[[カニ下目]]以外の全ての総称である。すなわち、かつての'''長尾類'''・'''長尾亜目''' {{sname|Macrura}} にあたる。

[[進化]]（特殊化）した2つの系統を除いた残りの[[側系統]]であり、[[単系統]]ではない。なおこの定義では、[[ザリガニ]]、[[アナジャコ]]（[[シャコ]]とは別）なども含まれる。

== 名称 ==
和語の「えび」は、元々は[[ブドウ|葡萄]]、あるいはその色のことだった。葡萄の色に似ていることから蝦・海老のことを「えび」と呼ぶようになった。現在でも「葡萄色」と書いて「えびいろ」とも読む。漢字表記の「海老」や「蛯」の字は曲がった腰を老人に見立てたものである<ref name="atejinoomoshirozatsugaku_p50">フリーランス雑学ライダーズ編『あて字のおもしろ雑学』 p.50 1988年 [[永岡書店]]</ref>。漢字表記の「鰕」や「蝦」の字は中国でもエビを意味する漢字である<ref name="atejinoomoshirozatsugaku_p50"/>。

漢字表記について一部{{誰|date=2013年5月}}では、「[[イセエビ]]などの海底を歩行する大型のエビ類を「海老」、「螧」または「蛯」、[[サクラエビ]]などの海中を泳ぐ小型のエビを「蝦」、「魵」または「鰕」と表記する」と言われているが、実際にはそこまで厳格に区別しているわけではない。

[[英語]]における呼称は大きさにより分けられており、イセエビ程度のサイズで {{en|lobster}}（ロブスター）、[[クルマエビ]]程度で {{interlang|en|prawn}}（プローン）、小さなエビは {{interlang|en|shrimp}}（シュリンプ）と呼ばれる。

なお、[[カブトエビ]]、[[ホウネンエビ]]、[[カイエビ]]、[[ヨコエビ]]、[[シャコ]]、[[オキアミ]]、[[カブトガニ]]などは、名前に「エビ」とついていたり、姿形がエビと類似しているが、エビ目ではない。形態の類似はもっぱら、十脚目の中で原始的な形態を残しているエビと、[[共有原始形質]]が共通しているにすぎない。

== 特徴 ==
体表は[[キチン質]]の殻に覆われ、頭胸部と腹部に大きく分けられる。

頭部と胸部は頭胸甲で繋がる。複眼の間に額角（がっかく）という尖った[[角]]があり、これの形状も種類を判別する手がかりの一つになる。頭胸甲内の歩脚の近くに[[えら|鰓]]をもち、呼吸をおこなう。ヤドカリやカニには陸上生活できるものもいるが、エビには乾燥した陸上で生活できる種類はいない。ただし[[モエビ科]]の[[キノボリエビ]]は湿った陸上で活動する。

頭胸部には13対・26本もの[[付属肢]]があり、前の方から2対の[[触角]]、大あご、2対の小あご、3対の顎脚、5対の歩脚へと変化している。触角は周囲の様子を探る[[器官]]、大あごと小あごは餌を咀嚼する器官、顎脚は餌を掴んだり小さくちぎったりする器官、歩脚は歩くための器官である。分類群によっては顎脚や歩脚の先が[[はさみ (動物)|鋏]]に変化しており、このような脚を鋏脚（きょうきゃく）、または鉗脚（かんきゃく）と呼ぶ。[[ザリガニ]]や[[ロブスター]]などは鋏脚が特に大きく発達し、敵に対して大きく振りかざして[[威嚇]]したり、敵をはさんで撃退することもある。

腹部は6節に分かれ、それぞれの節が腹甲におおわれ、内部は消化管を囲むように[[筋肉]]が発達する。腹節の下部には腹肢をもち、泳ぐ時や卵を抱える時に使う。尾部（しっぽ）は中央の尾節と左右に2対の尾肢があり、尾扇という[[扇子]]のような構造となる。敵に襲われたときは腹部を勢いよく下に曲げ、大きく後ろへ飛び退いて逃げる動作を行う。

[[卵]]から生まれた子どもは親とは異なった体型で、[[幼生]]とよばれる。幼生は水中を漂う[[プランクトン]]生活を送り、脱皮を繰り返して[[変態]]し、小さなエビの姿となる。[[ザリガニ]]類や[[ミナミヌマエビ]]など、分類群によっては卵の中で変態し、親とほぼ同じ体型で生まれてくるものもある。

== おもな種類 ==
[[画像:Ibacuc ciliatus.jpg|thumb|240px|販売される[[オオバウチワエビ]] {{snamei||Ibacus novemdentatus}}]]
多くの種類があって、河川から[[深海]]まであらゆる水環境に生息する。食用や観賞用として人とのかかわりが深い種類も多い。
*[[淡水]]域 - [[テナガエビ]]類、[[スジエビ]]、[[ヌマエビ科|ヌマエビ類]]、[[ザリガニ]]、[[アメリカザリガニ]]、カワエビなど
*[[タイドプール]]や[[藻場]] - [[イソスジエビ]]、[[ホッカイエビ]]、[[コシマガリモエビ]]、[[アシナガモエビ]]など
*浅い海の砂泥底 - [[テッポウエビ]]、[[クルマエビ]]、[[ウシエビ]]（ブラックタイガー）、[[シバエビ]]、サルエビ、[[ウチワエビ]]など
*浅い海の[[サンゴ礁]]や岩礁 - [[サラサエビ]]、[[カクレエビ]]類、[[オトヒメエビ]]、[[イセエビ]]、[[セミエビ]]、[[ロブスター]]など
*深海 - [[サクラエビ]]、[[シラエビ]]、[[ホッコクアカエビ]]（アマエビ）、[[アカザエビ]]など

== 食用 ==
{{栄養価 | name=エビ（shrimp, mixed species, raw）| water =83.01 g| kJ =297| protein =13.61 g| fat =1.01 g| carbs =0.91 g| fiber =0 g| sugars =0 g| calcium_mg =54| iron_mg =0.21| magnesium_mg =22| phosphorus_mg =244| potassium_mg =113| zinc_mg =0.97| manganese_mg =0.029| selenium_μg =29.6| vitC_mg =0| thiamin_mg =0.02| riboflavin_mg =0.015| niacin_mg =1.778| pantothenic_mg =0.31| vitB6_mg=0.161| folate_ug =19| choline_mg =80.9| vitB12_ug =1.11| vitA_ug =54| betacarotene_ug =0| lutein_ug =0| vitE_mg =1.32| vitD_iu =2| vitK_ug =0.3| satfat =0.115 g| monofat =0.08 g| polyfat =0.13 g| transfat =0.008 g| opt2n = [[コレステロール]]| opt2v = 126 mg| tryptophan =0.155 g| threonine =0.54 g| isoleucine =0.627 g| leucine =1.165 g| lysine =1.297 g| methionine =0.397 g| cystine =0.162 g| phenylalanine =0.593 g| tyrosine =0.515 g| valine =0.637 g| arginine =1.342 g| histidine =0.3 g| alanine =0.842 g| aspartic acid =1.517 g| glutamic acid =2.39 g| glycine =0.801 g| proline =0.626 g| serine =0.555 g| omega3fat =0.067 g| omega6fat =0.045 g| right=1 | source_usda=1 }}

ほとんどのエビが食用にされ、大小さまざまなエビが漁獲・消費されている。陸上の昆虫などと異なり、少ない労力で大量に捕獲できるため、世界中で利用されている。ブラックタイガーなどの場合、販売時には下処理の方法によって有頭エビと無頭エビに分けて表示されることが多い。

天ぷらなどのエビの調理の際には、背ワタを取り、尾の先端を切る下処理が行われることも多い。

=== 主な料理 ===
{{See also|en:Shrimp and prawn (food)}}
エビを使った料理は、[[刺身]]、[[茹でる|茹で]]エビ、[[焼く|焼き]]エビ、[[佃煮]]、[[グラタン]]、[[寿司]]、[[天ぷら]]、[[エビフライ]]、[[えび団子]]、[[ハトシ]]、[[焼売]]、[[餃子]]、[[エビのチリソース|エビチリ]]、[[炒める|炒め物]]、[[鉄板焼き]]など多種多様である。スナック[[菓子]]としても、[[煎餅]]（[[えびせん]]、[[海老煎餅|海老満月]]）、[[シュリンプロール]]などが作られている。

=== 食物アレルギー ===
[[食物アレルギー]]を起こしやすい食品とされる。日本では「[[食品衛生法]]第十九条第一項の規定に基づく表示の基準に関する内閣府令 別表第四」により特定原材料に指定されており、食品衛生法第19条の適用を受けるため、エビを原材料として含む製品を販売する場合にはエビを原材料に使用している旨を表示する義務がある。[[カニ]]も同様に特定原材料に指定されている<ref>{{PDFlink|[http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin295.pdf アレルギー表示の一部改正の完全施行について]}} - 消費者庁、2010年5月17日</ref>。

== 漁業・養殖 ==
漁法としては主に[[刺し網]]、徒手採捕、かご・どうを用いた漁法で漁獲する。第一種共同[[漁業権]]対象のものと、それ以外のものがある。スジエビ、テナガエビなどの内水面に棲息するもので第五種共同漁業権が設定されているものもある。

[[ウシエビ]]（ブラックタイガー）などのエビは東南アジアを中心とする海外で大規模に[[養殖]]されている。これらの海外養殖では養殖場確保のために[[マングローブ]]林が伐採され、養殖後は汚染された湿地が残されるなど、[[環境問題]]も指摘されている。なお、海外のエビ養殖の多くは日本及びアメリカ向け輸出用の生産が大半を占めている。

==== エビの代表的な感染症 ====
エビの養殖場では下記の感染症などが発生し問題となる<ref>{{PDFlink|[http://www.tomita-pharma.co.jp/members/pdf_as/topics_h190608.pdf 水産防疫疾病 （エビ類）について] }}</ref>。
; イエローヘッド病 
:（病原体：''Yellowhead virus'' ）<ref>{{PDFlink|[http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/shindan_h19/shindan09.pdf イエローヘッド病 Yellowhead Disease] 日本水産資源保護協会}}</ref>
: 自然発病は[[ブラックタイガー]]。発生国は、東南アジアに多く、[[タイ王国|タイ]]、[[インド]]、[[インドネシア]]、[[マレーシア]]、[[フィリピン]]、[[中国]]、[[台湾]]など。
: 稚エビや養殖開始2ヶ月程度までの幼エビが感染し易く、突然数日間過剰な摂餌行動を示した後、摂餌不良となり死亡する。外見上の変化は、エラまれに肝膵臓の薄黄色化変色または白色化。特に、過密養殖池で発生し易く、急激に養殖池全体に感染拡大する。

; 伝染性皮下造血器壊死症
: （病原体：パルボウイルス科の IHHN ウイルス ボウイルス科''Brevidensovirus''属の PstDNV） <ref>{{PDFlink|[http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/shindan_h19/shindan10.pdf 伝染性皮下造血器壊死症] 日本水産資源保護協会}}</ref>
: 自然発病はブルーシュリンプ、ブラックタイガー、クマエビ、クルマエビなど。
: 発生域は広く、南北アメリカ大陸、カリブ海諸国、ハワイ、グアム、タヒチ、ニューカレドニア、東南アジア、イラン、オーストラリアなど。
: 稚エビでへい死率が高いが、成エビでは殆ど死亡しない。摂餌が顕著に低下し行動異常が観察される。生存している個体は生涯ウイルスキャリアーとなる。

; タウラ症候群<ref>{{PDFlink|[http://www.maff.go.jp/j/syouan/suisan/suisan_boueki/pdf/ts.pdf タウラ症候] 農水省 特定疾病等対策ガイドライン}}</ref>
:（病原体：''Taura syndrome virus'' (TSV)　ピコルナウイルス科）
: 自然感染宿主は、ホワイトレッグシュリンプ。発生域は、南北アメリカ大陸、東南アジア。
: 稚エビから成エビまで感染し、共食いやウイルス汚染された水により感染拡大する。一般的に体全体が薄赤く変色し、柔らかい殻と空胃が特徴的。

; バキュロウイルス・ペナエイによる感染症<ref>{{PDFlink|[http://www.maff.go.jp/j/syouan/suisan/suisan_boueki/pdf/bp.pdf バキュロウイルス・ペナエイ] 農水省 特定疾病等対策ガイドライン}}</ref>
:（病原体：''Nucleopolyhedrovirus''属の''Baculovirus penaei''(BP) PvSNPV）<ref>{{PDFlink|[http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/shindan_h19/shindan07.pdf バキュロウイルス・ペナエイ感染症]}}</ref>
: 自然発病は、ホワイトレッグシュリンプ、ウシエビ（商品名：ブラックタイガー）など。
: 発生域は、南北アメリカ大陸、カリブ海諸国、ハワイなど。
: 幼生期（プロトゾエア、ミシス、ポストラーバ期）が最も高い感受性を示し、種苗生産場において大量へい死が発生。

; モノドン型バキュロウイルスによる感染症
:（病原体：''Nucleopolyhedrovirus''属の''Penaeus monodon''-type baculovirus (MBV) PemoNPV）<ref>{{PDFlink|[http://www.fish-jfrca.jp/02/pdf/shindan_h19/shindan08.pdf モノドン型バキュロウイルス感染症] }}</ref>
: 自然発病は、ウシエビ、テンジククルマエビ、ホワイトレッグシュリンプなど。
: 卵、ノープリウス幼生を除く全ての生活史の段階で感染し、幼生期（プロトゾエア、ミシス、ポストラーバ期）で多くへい死する。

== 分類 ==
{{commonscat|Decapoda|十脚目}}
{{Wikispecies|Decapoda|十脚目}}
[[受精卵]]を水中に放出する[[クルマエビ亜目|根鰓亜目]] Dendrobranchiata と、産んだ卵を腹脚に抱えて保護する[[エビ亜目|抱卵亜目]] Pleocyemata に大きく分けることができ、異尾下目と短尾下目は抱卵亜目の下位分類となる。

以下の分類は De Grave ''et al.'' (2009) による<ref name="De Grave et al.">{{cite | last=De Grave | first=Sammy | first2=N. Dean | last2=Pentcheff | first3=Shane T. | last3=Ahyong | last4=''et al''. | year=2009 | url=http://rmbr.nus.edu.sg/rbz/biblio/s21/s21rbz1-109.pdf | title=A classification of living and fossil genera of decapod crustaceans | journal=[[:en:The Raffles Bulletin of Zoology|Raffles Bulletin of Zoology]] Suppl. | volume=21 | pages=1–109}}</ref>。

=== 根鰓亜目 ===
[[画像:Penaeus vannamei 01.jpg|thumb|240px|クルマエビ科の一種 {{snamei||Litopenaeus vannamei}}]]

{{Main|クルマエビ亜目}}
'''クルマエビ亜目'''とも呼ばれる。メスは受精卵を腹脚に抱かず、そのまま水中へ放出する。卵は水中を浮遊しながら発生し、幼生期を[[プランクトン]]として生活する。

* [[クルマエビ上科]] {{sname||Penaeoidea}}
** {{sname||Aegeridae}} †
** [[チヒロエビ科]] {{sname||Aristeidae}}
** [[オヨギチヒロエビ科]] {{sname||Benthesicymidae}}
** {{sname||Carpopenaeidae}} †
** [[クルマエビ科]] {{sname||Penaeidae}} - [[クルマエビ]]、[[ウシエビ]]（ブラックタイガー）、[[シバエビ]] など
** [[イシエビ科]] {{sname||Sicyoniidae}} - [[イシエビ]] など
** [[クダヒゲエビ科]] {{sname||Solenoceridae}} - [[ヒゲナガエビ]] など
* [[サクラエビ上科]] {{sname||Sergestoidea}}
** [[ユメエビ科]] {{sname||Luciferidae}}
** [[サクラエビ科]] {{sname||Sergestidae}} - [[サクラエビ]]、[[アキアミ]]など

=== 抱卵亜目 ===
{{Main|エビ亜目}}
メスが受精卵を腹脚に抱え、孵化まで保護する。'''エビ亜目'''とも呼ばれる。根鰓亜目と同じく幼生期をプランクトンとして過ごすが、種類によっては卵の中で幼生期を過ごし孵化する。ヤドカリやカニも抱卵亜目に含まれる。

==== オトヒメエビ下目 ====
* [[オトヒメエビ下目]] {{sname||Stenopodidea}} {{AUY|Bate|1888}}
** {{sname||Macromaxillocarididae}}
** [[ドウケツエビ科]] {{sname||Spongicolidae}} - [[ドウケツエビ]]、[[サンゴヒメエビ]]
** [[オトヒメエビ科]] {{sname||Stenopodidae}} - [[オトヒメエビ]]など

==== コエビ下目 ====
* [[コエビ下目]] {{sname||Caridea}} {{AUY|Dana|1852}}
** {{Sname|Pleopteryxoidea}} †
*** {{sname||Pleopteryxidae}} †
** [[プロカリス上科]] {{Sname||Procaridoidea}} 
*** [[プロカリス科]] {{sname||Procarididae}}
** {{Sname||Galatheacaridoidea}}
*** {{sname||Galatheacarididae}}
** [[オキエビ上科]] {{Sname||Pasiphaeoidea}}
*** [[オキエビ科]] {{sname||Pasiphaeidae}}
** [[ヒオドシエビ上科]] {{Sname||Oplophoroidea}}
*** [[ヒオドシエビ科]] {{sname||Oplophoridae}}
** [[ヌマエビ上科]] {{Sname||Atyoidea}}
*** [[ヌマエビ科]] {{sname||Atyidae}} - [[ヌマエビ]] など
** [[オハラエビ上科]] {{Sname||Bresilioidea}}
*** {{sname||Agostocarididae}}
*** [[オハラエビ科]] {{sname||Alvinocarididae}}
*** {{sname||Bresiliidae}}
*** {{sname||Disciadidae}}
*** {{sname||Pseudochelidae}}
** [[イトアシエビ上科]] {{Sname||Nematocarcinoidea}}
*** [[ミカワエビ科]] {{sname||Eugonatonotidae}}
*** [[イトアシエビ科]] {{sname||Nematocarcinidae}}
*** [[サラサエビ科]] {{sname||Rhynchocinetidae}}
*** {{sname||Xiphocarididae}}
** [[イガグリエビ上科]] {{Sname||Psalidopodoidea}}
*** [[イガグリエビ科]] {{sname||Psalidopodidae}}
** [[サンゴエビ上科]] {{Sname||Stylodactyloidea}}
*** [[サンゴエビ科]] {{Sname||Stylodactylidae}}
** [[シンカイテナガエビ上科]] {{Sname||Campylonotoidea}}
*** [[シンカイテナガエビ科]] {{sname||Bathypalaemonellidae}}
*** [[サラサエビモドキ科]] {{sname||Campylonotidae}}
** [[テナガエビ上科]] {{Sname||Palaemonoidea}} 
*** [[ニセヤドリエビ科]] {{sname||Anchistioididae}}
*** {{sname||Desmocarididae}}
*** {{sname||Euryrhynchidae}}
*** {{sname||Gnathophyllidae}}
*** [[フリソデエビ科]] {{sname||Hymenoceridae}}
*** {{sname||Kakaducarididae}}
*** [[テナガエビ科]] {{sname||Palaemonidae}} - [[テナガエビ]]、[[スジエビ]] など
*** {{sname||Typhlocarididae}}
** [[テッポウエビ上科]] {{Sname||Alpheoidea}}
*** [[テッポウエビ科]] {{sname||Alpheidae}} - [[テッポウエビ]] など
*** {{sname||Barbouriidae}}
*** [[モエビ科]] {{sname||Hippolytidae}}
*** [[ツノメエビ科 ]] {{sname||Ogyrididae}}
** [[ロウソクエビ上科]] {{Sname||Processoidea}}
*** [[ロウソクエビ科]] {{sname||Processidae}}
** [[タラバエビ上科]] {{Sname||Pandaloidea}}
*** [[タラバエビ科]] {{sname||Pandalidae}} - [[ホッコクアカエビ]] など。
*** [[オキナガレエビ科]] {{sname||Thalassocarididae}}
** [[ウキカブトエビ上科]] {{Sname||Physetocaridoidea}}
*** [[ウキカブトエビ科]] {{sname||Physetocarididae}}
** [[エビジャコ上科]] {{Sname||Crangonoidea}}
*** [[エビジャコ科]] {{sname||Crangonidae}} - [[エビジャコ]] など
*** [[トゲヒラタエビ科]] {{sname||Glyphocrangonidae}}
*** {{sname||Udorellidae}} †

==== ザリガニ下目 ====
* [[ザリガニ下目]] {{sname||Astacidea}} {{AUY|Latreille|1802}}
** {{Sname|Palaeopalaemonoidea}} †
*** {{sname||Palaeopalaemonidae}} †
** [[ショウグンエビ上科]] {{Sname||Enoplometopoidea}} 
*** [[ショウグンエビ科]] {{sname||Enoplometopidae}}
*** {{sname||Uncinidae}} †
** [[アカザエビ上科]] {{Sname||Nephropoidea}}
*** {{sname||Chilenophoberidae}} †
*** {{sname||Protastacidae}} †
*** {{sname||Stenochiridae}} †
*** [[アカザエビ科]] {{sname||Nephropidae}} - [[アカザエビ]]、[[ロブスター]] など
** [[ザリガニ上科]] {{Sname||Astacoidea}}
*** [[ザリガニ科]] {{sname||Astacidae}} - [[ウチダザリガニ]] など
*** [[アメリカザリガニ科]] {{sname||Cambaridae}} - [[ニホンザリガニ]]、[[アメリカザリガニ]] など
*** {{sname||Cricoidoscelosidae}} †
** [[ミナミザリガニ上科]] {{Sname||Parastacoidea}}
*** [[ミナミザリガニ科]] {{sname||Parastacidae}}

==== ムカシイセエビ下目 ====
* [[ムカシイセエビ下目]] {{sname||Glypheidea}} {{AUY|Winckler|1882}}
** {{Sname||Erymoidea}} †
*** {{sname||Erymidae}} †
** [[ムカシイセエビ上科]] {{Sname||Glypheoidea}}
*** {{sname||Chimaerastacidae}} †
*** [[ムカシイセエビ科]] {{sname||Glypheidae}}
*** {{sname||Mecochiridae}} †
*** {{sname||Pemphicidae}} †
*** {{sname||Platychelidae}} †

==== アナエビ下目 ====
* [[アナエビ下目]] {{sname||Axiidea}} {{AUY|de Saint Laurent|1979}}
** [[アナエビ科]] {{sname||Axiidae}}
** [[スナモグリ科]] {{sname||Callianassidae}}
** [[エラゲスナモグリ科]] {{sname||Callianideidae}}
** {{sname||Calocarididae}}
** {{sname||Ctenochelidae}}
** {{sname||Eiconaxiidae}}
** {{sname||Micheleidae}}
** {{sname||Strahlaxiidae}}
** {{sname||Thomassiniidae}}

==== アナジャコ下目 ====
* [[アナジャコ下目]] {{sname||Gebiidea}} {{AUY|de Saint Laurent|1979}}
** {{sname||Axianassidae}}
** [[ハサミシャコエビ科]] {{sname||Laomediidae}}
** [[オキナワアナジャコ科]] {{sname||Thalassinidae}}
** [[アナジャコ科]] {{sname||Upogebiidae}}

==== イセエビ下目 ====
* [[イセエビ下目]] {{sname||Achelata}} {{AUY|{{Taxonomist|Scholtz}} & {{Taxonomist|Richter}}|1995}}
** {{sname||Cancrinidae}} †
** [[イセエビ科]] {{sname||Palinuridae}} - [[イセエビ]]、[[ニシキエビ]]、[[ハコエビ]] など
** [[セミエビ科]] {{sname||Scyllaridae}} - [[セミエビ]]、[[ゾウリエビ]]、[[ウチワエビ]] など
** {{sname||Tricarinidae}} †

==== センジュエビ下目 ====
* [[センジュエビ下目]] {{sname||Polychelida}} {{AUY|{{Taxonomist|Scholtz}} & {{Taxonomist|Richter}}|1995}}
** {{sname||Coleiidae}} †
** {{sname||Eryonidae}} †
** {{sname||Palaeopentachelidae}} †
** [[センジュエビ科]] {{sname||Polychelidae}} - [[センジュエビ]] など
** {{sname||Tetrachelidae}} †

== 脚注 ==
<references />

== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2013年5月}}

*[http://www.itis.gov/servlet/SingleRpt/SingleRpt?search_topic=TSN&search_value=95599 ITIS Standard Report Page : Decapoda]
*[[内田亨]]監修「学生版 日本動物図鑑」[[北隆館]] ISBN 4-8326-0042-7
*[[三宅貞祥]]「原色日本大型甲殻類図鑑 I」[[保育社]] ISBN 4-586-30062-0
*[[東京大学海洋研究所]]編「海の生き物100不思議」[[東京書籍]] ISBN 4-487-79877-9
*[[武田正倫]] ほか「新装版 詳細図鑑 さかなの見分け方」[[講談社]] ISBN 4-06-211280-9
*[[内海冨士夫]]・[[西村三郎]]・[[鈴木克美]]「標準原色図鑑全集16 海岸動物」[[保育社]] 1971年初版

== 関連項目 ==
{{Commonscat|Decapoda|十脚類}}
{{Commons|Shrimp|Shrimp}}

{{DEFAULTSORT:えひ}}
[[Category:エビ|*]]
[[Category:食用甲殻類]]
[[category:寿司]]
[[Category:釣り餌]]