エクソンモービルのソースを表示

{{基礎情報 会社
|社名= エクソンモービル
|英文社名= Exxon Mobil Corporation
|ロゴ=[[ファイル:Exxon Mobil Logo.svg|エクソンモービルのロゴ]]
|種類= [[公開会社]]
|市場情報= {{NYSE|XOM}}
|国籍= {{USA}}
|本社郵便番号= 
|本社所在地= [[テキサス州]][[アービング (テキサス州)|アービング]]ラスコリナス大通り5959 {{coord|32|53|23.7|N|96|57|0.5|W|display=inline}}
|設立=[[1999年]][[11月30日]]
|業種=3300
|事業内容= 石油・天然ガスの探査、開発および生産<br />関連するパイプライン、輸送および加工業務<br />原油、石油および化学製品の供給や取引<br />精製、販売および輸送、次世代エネルギーの開発・生産
|代表者=[[:en:Rex.W.Tillerson]](Chairman and CEO)
|資本金=154,396 Million US$<br />（2011年12月31日時点）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>23page>CONSOLIDATED BALANCE SHEET>ExxonMobil share of equity]</ref>
|発行済株式総数=4,870 Million 株<br />（2011年12月31日時点）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>3Page>FINANCIAL SUMMARY>Weighted average number of common shares outstanding (millions)]</ref>
|売上高=連結:486,429 Million US$<br />（2011年12月期）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>22page>CONSOLIDATED STATEMENT OF INCOME>Total revenues and other income]</ref>
|営業利益=連結:73,257 Million US$<br />（2011年12月期）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>22page>CONSOLIDATED STATEMENT OF INCOME>Income before income taxes]</ref>
|純利益=連結:41,060 Million US$<br />（2011年12月期）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>22page>CONSOLIDATED STATEMENT OF INCOME>Net income attributable to ExxonMobil]</ref>
|純資産=
|総資産=連結:331,052 Million US$<br />（2011年12月末時点）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>22Page>CONSOLIDATED BALANCE SHEET>Total assets]</ref>
|従業員数=82.1 千人<br />（2011年12月末時点）<ref>[http://www.exxonmobil.com/Corporate/Files/news_pub_ir_finstmts2011.pdf ExxonMobil>About us>Summary Annual Report>Annual Reports>2011 Financial Statements & Supplemental Information>3Page>FINANCIAL SUMMARY>Number of regular employees at year-end (thousands)]</ref>
|決算期=[[12月31日|12月末日]]
|関係する人物= 
|設立= 
|外部リンク= [http://www.exxonmobil.com/ ExxonMobil Official Site]
}}
'''エクソンモービル'''（{{en|Exxon Mobil Corporation}}）は、[[アメリカ合衆国]][[テキサス州]]を本拠地とする総合エネルギー企業である。[[国際石油資本]]であり、[[国際石油資本#現在|スーパーメジャー]]と呼ばれる6社の内の一社である。また民間[[石油]]会社としては世界最大の企業である。

日本においても[[#日本での事業|EMGマーケティング合同会社]]を親会社とするエクソンモービル・ジャパングループを展開している。

== 概要 ==
第二次世界大戦後から1970年代まで、世界の石油の生産をほぼ独占状態に置いた[[国際石油資本#セブン・シスターズ|セブン・シスターズ]]7社の内の一社である。

現在、エクソンモービルは[[国際石油資本#現在|スーパーメジャー]]と呼ばれる世界6大石油会社の一つであり、スーパーメジャーの中でも最大の企業である。エクソンモービルは、エネルギー資源の探鉱・生産、輸送、精製、販売までの事業を[[垂直統合]]で一括で行っている。

日本でも、石油製品・石油化学製品の「精製・製造」および「販売」のビジネスを展開している。また日本で、「[[エッソ]]」・「ゼネラル」・「[[モービル (ブランド)|モービル]]」の三つの[[ガソリンスタンド]]のブランドを2005年時点で5917軒ビジネス展開している。

エクソンモービルは世界200カ国以上で事業展開をしている。また21カ国に38の石油精製所を展開し、毎日の石油精製は630万バレルである。エクソンモービルが保有している石油埋蔵量は2007年末で720億バレル換算とされ、現在の生産量で14年以上持つと予想される。いずれも、[[サウジアラムコ]]などの国営石油会社を除く民間石油会社の中では世界最大である。

== 評価 ==
*米国[[フォーチュン誌]]が発表する2013年[[フォーチュン・グローバル500]]では売上高ランキングで世界3位、純利益ランキングで世界第1位。
*英国[[フィナンシャル・タイムズ]]紙が発表する世界の企業の時価総額をランキングする2013年[[フィナンシャル・タイムズ・グローバル500]]では世界2位。
*米国[[フォーブス (雑誌)|フォーブス]]誌が発表する売上高、利益、資産、時価総額の4つの要素を基にランキングしている2013年[[フォーブス・グローバル2000]]では世界第5位。

== 世界ブランド ==
=== エッソ (Esso)===
{{seealso|エッソ}}
{{Double image aside|right|Esso Komagamine SS.jpg|250|TangoTiger.jpg|100|[[エッソ]]|タンゴタイガー}}
[[地球]]を表す楕円形の中に「Esso」（Eastern States Standard Oil の頭文字）の文字が入り、Eは算用数字の[[3]]を左右逆にしたような丸みのある字体となる。ペットマークは[[トラ|虎]]で、「エッソタイガー」ないし「タンゴタイガー」と呼ばれる。

このほか、オリジナルキャラクターとしてオイルのしずくをかたどった「ドロップボーイ」（エッソボーイ/和名：いってきくん）と「ドロップガール」（エッソガール/和名：しずくちゃん）がある。

「Esso」はスタンダード・オイル・トラストが解体された後誕生したスタンダード・オイル・ニュージャージー（のちのエクソン社）の商標であり、米国東部州のスタンダード・オイルという意味だが、分割後のスタンダード・オイル各社に当たられた商標「SO」と混同するとされて、現在米国では使用されず、代わりに社名にもなった「EXXON」を使用している。

全米で「Esso」商標が使用できなくなったため、代わりにエナジーコーポレーションを示す「Enco」に改名し、続いて全世界の商標を「Enco」に切り替える計画を立てたが、日本法人（当時のエッソ・スタンダード石油）からの「Enco（エンコ）は日本ではエンジントラブルを意味する俗語である」という意見により使用を取りやめ、「EXXON（エクソン）」に変更した。ブランド名変更当初に日本法人もエクソンを名乗る予定であったが、「[[糞|クソ]]」という部分が不快に感じるとの配慮から、エッソを商標名とし続けた<ref>ただし、現在の日本法人は「EMGマーケティング合同会社」となる。</ref>。なお「Esso」の商号は、日本では戦前に航空機用[[潤滑油]]として一部で使用されてきたが、[[1961年]]スタンバック社の解体でエッソ・スタンダード石油が設立された時より本格的に使用された。
{{Double image aside|right|Mobil Kokudo SS(Minamisoma City).jpg|250|Mobil 1 motor oil.jpg|100|[[モービル]]|モービルオイル}}

=== モービル (Mobil)===
{{seealso|モービル (ブランド)}}
元来はスタンダード・オイル・トラストの解体時に独立した、ヴァキューム・オイル社が開発した航空機用潤滑油の商標。[[ライト兄弟]]が航空機の実験飛行に使用したといわれる。1931年、スタンダード・オイル・ニューヨーク社（ソコニー）と合併して以来、ソコニー・バキューム社（のちのモービル社）の潤滑油商標となる。日本でも「モービル油」「モービロイル」と呼ばれ、潤滑油の代名詞として知られたが、1960年代に全米・全世界向け同社統一商標として採用され、以降「モービルガソリン」などが販売された。

ペットマークは赤い[[ペーガソス|ペガサス]]。スタンダード・オイル・トラスト時代に全米各地でペガサスの商標が使われていたが、現在の商標はソコニー誕生後に日本の横浜で誕生したもの。日本では長年「ペガサスガソリン」と呼ばれた。
[[File:ゼネラル野方.jpg|thumb|250px|[[東燃ゼネラル]]（ゼネラルオリジナル仕様）]]

=== ゼネラル===
米国ではソコニー・バキューム社が保有していた商標である。日本では戦前、スタンバック社と販売代理契約を結んでいた[[三井物産]]が財閥解体で解散され、その元社員らによって設立されたゼネラル物産が使用した商標である。戦前の三井物産も「ゼネラルガソリン」として販売していた。

== 歴史 ==
エクソンモービルは1999年に、エクソンとモービルが合併して出来た会社である。

元々は二社とも、[[ジョン・ロックフェラー]]が1870年に設立した[[スタンダード・オイル]]の流れをくむ企業であったが、1911年にアメリカ最高裁判所はスタンダードオイルを独占禁止法で34社に分割する判決を下した。34社の内の2つがジャージースタンダード （ スタンダード石油会社ニュージャージー ）は最終的にエクソンとなり、 Socony （ スタンダード石油会社ニューヨーク）は、最終的にモービルになった。

前身である'''エクソン'''と'''モービル'''は、ともに第二次世界大戦後から1960年代まで、石油の生産をほぼ独占状態に置いた「[[国際石油資本#セブン・シスターズ|セブン・シスターズ]]」と呼ばれる[[国際石油資本]]（メジャー）の1つであった。

== 沿革 ==
* [[1911年]][[5月15日]] - [[アメリカ合衆国最高裁判所|アメリカ連邦最高裁]]の決定による[[スタンダード・オイル]]の分割により、エクソンとモービルの前身会社がそれぞれ独立。
** スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー ({{lang|en|Standard Oil Company of New Jersey}}) - エクソンの前身。通称「ジャージー・スタンダード ({{lang|en|Jersey Standard}})」。
** スタンダード・オイル・オブ・ニューヨーク ({{lang|en|Standard Oil Company of New York}}) - モービルの前身。通称「ソコニー ({{lang|en|Socony}})」。
* [[1931年]][[7月30日]] - ソコニーとバキューム・オイル ({{lang|en|Vacuum Oil}}) が合併し、ソコニー・バキューム ({{lang|en|Socony-Vacuum}}) が発足。
* [[1933年]][[9月7日]] - ジャージー・スタンダードとソコニー・バキュームが[[東アフリカ]]から[[ニュージーランド]]までの地域の販売網を統合し、合弁会社スタンダード・バキューム・オイル（{{lang|en|Standard-Vacuum Oil}}、通称スタンバック {{lang|en|Stanvac}}）を設立。
* [[1955年]][[4月29日]] - ソコニー・バキュームがソコニー・モービル・オイル ({{lang|en|Socony Mobil Oil}}) に社名変更。
* [[1962年]][[4月1日]] - スタンダード・バキューム・オイル解散。
* [[1966年]][[5月18日]] - ソコニー・モービル・オイルがモービル・オイル ({{lang|en|Mobil Oil}}) に社名変更。
* [[1972年]][[11月1日]] - ジャージー・スタンダードがエクソン・コーポレーション ({{lang|en|Exxon Corporation}}) に社名変更。
* [[1975年]][[6月18日]] -  モービル・オイルがモービル・コーポレーション ({{lang|en|Mobil Corporation}}) に社名変更。
* [[1989年]][[3月24日]] - エクソン保有の[[タンカー]]「[[エクソン・ヴァルディーズ]]」がアラスカで約42000kLの[[エクソンバルディーズ号原油流出事故|原油流出事故]]を起こす。
* [[1999年]][[11月30日]] - エクソンとモービルが合併し、エクソンモービルコーポレーション ({{lang|en|Exxon Mobil Corporation}}) が発足。

== 日本での事業 ==
{{基礎情報 会社
|社名= EMGマーケティング合同会社
|英文社名= 
|ロゴ= 
|画像 = 
|画像説明 = 
|種類= [[合同会社]]
|市場情報= 
|略称= 
|国籍= {{JPN}}
|本社郵便番号 = 
|本社所在地= [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]]港南一丁目8-15<br /><small>{{coord|35|37|49.2|N|139|44|38.8|E|display=inline}}</small>
|設立= [[1961年]][[12月11日]]<br />（エッソ・スタンダード石油株式会社）
|業種= 卸売業
|事業内容= 石油製品・石油化学製品の販売および輸送
|代表者= [[社長]] 廣瀬隆史
|資本金= 500億円（2010年12月31日時点）
|発行済株式総数 = 40万株（2010年12月31日時点）
|売上高= 1兆5697億1600万円<br />（2010年12月期）
|純利益= 250億6300万円（2010年12月期）
|純資産= 1151億2800万円<br />（2010年12月31日時点）
|総資産= 6239億6200万円<br />（2010年12月31日時点）
|従業員数= 770人（2010年12月31日時点）
|決算期= [[12月31日|12月末日]]
|主要株主= エクソンモービル アジア インターナショナル SARL 100%<br />（2010年12月31日時点）
|主要子会社= [[東燃ゼネラル石油]] 50.02%<br />（2010年12月31日時点）
|関係する人物=
|外部リンク= http://www.tonengeneral.co.jp/about/overview/exxonmobil.html
|特記事項=
}}
エクソンモービル・ジャパングループは、'''EMGマーケティング合同会社（旧：エクソンモービル有限会社）'''を親会社とする関連企業から構成されている。

EMGマーケティング合同会社は、[[合同会社]]へ改組した当初は、エクソンモービルの100%子会社である[[エクソンモービル アジア インターナショナル SARL]]が100%出資している会社であったが、現在は、親子関係が逆転し、[[東燃ゼネラル石油]]が99%出資し、残りの1%をエクソンモービルが出資する形となっている。このため、2012年現在は、東燃ゼネラルグループの1社となっており、一部事業も手掛ける[[中間持株会社]]の位置づけとなっている。

グループは、石油製品・石油化学製品の「精製・製造」および「販売」を主要事業としている。「[[エッソ]]」・「[[モービル (ブランド)|モービル]]」・「[[ゼネラル]]」という3つのブランドにより、エクソンモービル有限会社が[[ガソリンスタンド]]を直接、間接に運営している。

=== ガソリンスタンドのビジネス展開 ===
[[2005年]]（平成17年）末時点で、3ブランドのマークを掲げる[[ガソリンスタンド]]は全国に5917軒ある。

またセルフスタンドが解禁になると3ブランドは逸早く[[エクスプレス (サービスステーション)|エクスプレス (Express)]]を展開した。「クイック&イージー」をキーワードに、誰もがすぐに、気軽に利用できるセルフSS戦略である。

[[ドトールコーヒーショップ]]や[[セブン-イレブン]]を同じ敷地内に併設する新しいタイプの店舗も展開している。

また、オイル交換などを行う[[モービル1]]センターを併設している店もある。
* [[エッソ]]
* [[モービル (ブランド)|モービル]]
* [[東燃ゼネラル石油]]
[[ファイル:General Minamisomakashima SS.jpg|thumb|none|250px|ゼネラルエクスプレス]]

=== EMGマーケティング合同会社の沿革 ===
[[ファイル:Standard Vacuum Oil ad in Japan Oct 1938.jpg|thumb|スタンダード・ヴァキューム石油の広告<br/>（[[1938年]][[10月]]）]]
[[1884年]]（明治17年）3月1日、スタンダード・オイル・ニューヨーク社（ソコニー）が[[横浜市|横浜]]に支店を開設。以後勢力を拡大し、明治末期には[[昭和シェル石油|ライジングサン石油]]、[[JX日鉱日石エネルギー|日本石油]]、宝田石油と販売協定を結んでいる。歴史の項にもあるとおり[[1931年]]（昭和6年）7月30日に合併でソコニー・ヴァキューム日本支社となり、[[1933年]]（昭和8年）9月7日には ジャージー・スタンダードと合弁でスタンダード・バキューム・オイル（スタンバック）が設立されるとそこの日本支社となった。太平洋戦争開戦に伴い[[1941年]]（昭和16年）12月にスタンバック日本支社は閉鎖されるが、終戦と共にGHQ石油顧問団の一角として参画。[[1948年]]（昭和23年）8月、在日連合国人への販売が許可され、1949年2月11日に[[東燃ゼネラル石油|東亜燃料工業]]と資本・技術・原油供給・販売について提携。同年9月13日には同社の株式51%を取得して関係を強化する。<br>戦時中を除きスタンバックはソコニー・ヴァキュームのペガサスマークをガソリンスタンドに掲げ、また潤滑油もMobiloilを販売してきたが、スタンバックが解体されることとなり、[[1961年]]（昭和36年）12月11日ジャージー・スタンダードとソコニー・ヴァキュームは共に日本法人を立ち上げ両社間の競争が開始されることになった。スタンバック日本支社の横浜本店はエッソ・スタンダード石油の本店として継承されたが、エッソブランドはこのときまで日本の一般大衆にはほとんど認知されておらず、事実上の新規進出になった。

* [[1961年]]（昭和36年）[[12月11日]] - エッソ・スタンダード石油株式会社、モービル石油株式会社設立。
* [[1982年]]（昭和57年）[[3月1日]] - エッソ・スタンダード石油がエッソ石油株式会社に社名変更。
* [[2000年]]（平成12年）[[2月18日]] - エッソ石油・モービル石油が株式会社から有限会社に改組。
* [[2002年]]（平成14年）[[6月1日]] - エッソ石油がモービル石油・エクソンモービルマーケティング有限会社・エクソンモービルビジネスサービス有限会社を吸収合併し、'''エクソンモービル有限会社'''に社名変更。
* [[2003年]]（平成15年）[[1月1日]] - エクソンモービル化学有限会社を合併し、石油化学製品の販売を集約。
* [[2010年]]（平成22年）[[10月1日]] - 日本国内の事業を縮小させる計画が明らかになる。その一環として九州地区の一部のGSを国内の販売会社に売却を打診していることも明らかになった<ref>{{Cite web|url=http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/2012821|title=九州の一部ＧＳ売却を発表　エクソンモービル|publisher=西日本新聞|accessdate=2010-10-3 }}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.exxonmobil.com/Japan-Japanese/PA/Files/20_10_1002_emj_2.pdf|title=エクソンモービル・ジャパングループの小売事業に関して|publisher=エクソンモービル有限会社|accessdate=2010-10-3 }}</ref>。売却後も店舗ブランドが維持されることが条件となっている。一部メディアで日本市場撤退と報じられたが、それに関しては否定している<ref>[http://www.exxonmobil.com/Japan-Japanese/PA/Files/20_10_1002_emj_2.pdf エクソンモービル・ジャパングループの小売事業に関して]エクソンモービルプレスリリース</ref>。
* [[2012年]]（平成24年）[[1月4日]] - エクソンモービルの日本事業及びエクソンモービルが保有する東燃ゼネラル石油の株式の一部（3割程度）を1000億-4000億円で東燃ゼネラル石油が取得し日本市場から縮小・撤退させる方向であると再度一部のメディアが報道する<ref>[http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2E6E29C908DE2E6E2E3E0E2E3E08698E2E2E2E2;at=ALL エクソン、資源開発に集中　東燃ゼネ株3割売却、日本事業縮小 米エクソンが事実上の日本撤退へ] - 日本経済新聞　2012年1月5日閲覧</ref>。しかし両社ともに「うわさや憶測に対してはコメントしないが、エクソンモービルが日本から撤退するような計画はない」と否定するコメントを発表している<ref>[http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE80301V20120104 米エクソンが事実上の日本撤退へ、東ゼネに株式・事業売却で調整] - ロイター　2012年1月5日閲覧</ref><ref>[http://www.exxonmobil.com/Japan-Japanese/PA/Files/EMJ_announcement_0104.pdf 本日の一部報道について] - 東燃ゼネラル石油株式会社・エクソンモービル有限会社　2012年1月5日閲覧</ref>。
* [[2012年]]（平成24年）[[1月29日]] - エクソンモービルが子会社を通じて所有する東燃ゼネラル石油株式会社の持分99%を、同年6月に東燃ゼネラル石油が取得し、新たな提携関係に移行することを発表。エクソンモービルが子会社を通じてが保有する一部の化学品事業と東燃ゼネラル石油の株式8千万株を所有し続け、本持分取得後の東燃ゼネラル石油に対する議決権の保有割合は約22%となり、主要株主として留まる見込み。エクソンモービルのブランド（エッソ・モービル・モービル1など）は日本国内で独占的に使用する。またクレジットカード等の各種サービスも従前どおり提供する。石油精製および石油化学におけるテクノロジーや技術サポートも継続して使用し、原油や製品の調達においてもエクソンモービルとの協力関係を継続する。<ref>{{Cite press release |title= 【要旨】 エクソンモービル有限会社の持分の取得およびエクソン モービル コーポレーションとの新たな提携関係への移行に関するお知らせ | publisher = 東燃ゼネラル石油株式会社 | date = 2012-01-29 | format = PDF | language = 日本語 | url = http://www.tonengeneral.co.jp/apps/tonengeneral/pdf/2012-01-29_2ja.pdf | accessdate = 2012-01-30 }}</ref>
* [[2012年]]（平成24年）[[5月21日]] - '''EMGマーケティング合同会社'''に商号と組織を変更<ref>[http://www.exxonmobil.jp/Japan-Japanese/PA/Files/EMYK_Trade_Name_Structure_Management.pdf エクソンモービル有限会社の商号と組織の変更、および役員の異動に関するお知らせ] - 東燃ゼネラル石油株式会社・エクソンモービル有限会社　2012年5月27日閲覧</ref>。
* [[2014年]]（平成26年）[[7月1日]] - [[MOCマーケティング]]より石油販売事業が譲渡される。将来的には会社も吸収すると発表された。

=== グループ企業 === 
* [[東燃ゼネラル石油|東燃ゼネラル石油株式会社]] - [[東京証券取引所|東証1部]]に[[上場]]する石油精製会社。エクソンモービル有限会社が50.02%出資し、「ゼネラル」のブランドを保有。上述のように、現在は、EMGマーケティングの親会社となっている。
* [[東燃化学]] - 化学メーカーである（旧社名・東燃石油化学）。主要株主は東燃ゼネラル石油100%子会社
** [[日本ユニカー]] - 上記に同じく化学メーカー。主要株主は上記の東燃化学と[[ユニオンカーバイド]]（[[アメリカ合衆国|米国]]のカーバイドメーカー、[[ダウケミカル]]傘下）の両社の対象出資。元は[[日東化学工業]]（現在の[[三菱レイヨン]]の化学・化学品部門の一部）との合弁で設立したユニオンカーバイドの日本法人。
* [[極東石油工業|極東石油工業株式会社]] - [[千葉県]][[市原市]]に製油所をもつ石油精製会社。EMGマーケティングの100%子会社。
* [[MOCマーケティング]] - 元は三井物産の子会社で三井石油。EMGマーケティングへ吸収される予定。
* [[日本ブチル|日本ブチル株式会社]] - [[神奈川県]][[川崎市]]と[[茨城県]][[鹿嶋市]]に工場をもつ[[ポリイソブチレン]]（ブチルゴム）の製造会社。エクソンモービル有限会社と[[JSR]]が50%ずつ出資。
* [http://ssoh.jp/ 株式会社スタンダード石油大阪発売所] - エクソンモービル有限会社が出資する石油製品販売代理店。本社は大阪市西区。

=== CM ===
*1959年にEssoブランドで行われた「タイガーをお車に！(Put a Tiger in your Tank)」キャンペーンはティーザー広告の嚆矢である<ref>ブライアン・アッシュ著, 岡本幸雄翻訳 『タイガーをお車に!―世界を征服した広告キャンペインの分析(ハヤカワ・ノンフィクション・ビジネス)』 早川書房、1970年、241頁</ref>。
* 経営統合前は、ゼネラル石油が[[光GENJI]]・[[田代まさし]]・[[後藤久美子 (女優)|後藤久美子]]、エッソ石油が[[志穂美悦子]]・[[松雪泰子]]、モービル石油が[[鈴木ヒロミツ]]・[[丹波哲郎]]・[[山瀬まみ]]らのタレントを起用した[[コマーシャルメッセージ|CM]]を放送していた。
* モービルのエンジンオイル「[[モービル1]]」のCMでは過酷な耐久テストをCMに採用したことがあった。夏季には245℃での耐熱試験、冬季には氷点下40℃の冷凍試験（[[バナナ]]で[[釘]]が打てたり、[[バラ]]が粉々になるなど）を行い、それら過酷な条件でも他のオイルと違い耐久性に優れていることをアピールしていた。
* 統合後は、一時期シナジーオイルのCMを放送していた。
* [[2010年]]（平成22年）[[8月]]現在、地上波放送では提供スポンサーは無いものの、[[J SPORTS]] [[ESPN]]で「[[モータースポーツマガジン Mobil1 THE GRID|モービル1・ザ・グリッド]]」を提供している。

== 関連製品 ==
* [[モービル1]]　（化学合成エンジンオイル）
*ESSO MOTER OIL（現在は発売されていない）

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目・人物 ==
*[[国際石油資本]]
*[[資源メジャー一覧]]
* [[東燃ゼネラル音楽賞]] - 2001年-2011年まで「'''エクソンモービル音楽賞'''」という名称であった。
*[[高田宏]]：[[作家]]・[[随筆家]]。1964年～1975年まで当時のエッソ・スタンダード石油に在籍。広報部員として[[PR誌]]『エナジー』の編集に携わり、[[小松左京]]・[[梅棹忠夫]]・[[深田久弥]]など親交のある著名人に執筆を依頼した。

== 外部リンク ==
{{Commons|Category:ExxonMobil}}
* [http://www.exxonmobil.com/corporate/ エクソンモービル] {{en icon}}
* [http://www.tonengeneral.co.jp/about/overview/exxonmobil.html EMGマーケティング合同会社] {{ja icon}}

{{石油企業}}
{{ダウ平均株価}}
{{石油連盟}}
{{石油鉱業連盟}}

{{DEFAULTSORT:えくそんもおひる}}
[[Category:エクソンモービル|*]]
[[Category:アメリカ合衆国の石油関連企業]]
[[Category:アメリカ合衆国の化学工業メーカー]]
[[Category:多国籍企業]]
[[Category:ロックフェラー家]]
[[Category:テキサス州の企業]]
[[Category:バージニア州の企業]]
[[Category:NYSE上場企業]]
[[Category:フランクフルト証券取引所上場企業]]
[[Category:アメリカ合衆国の天然ガス]]
[[Category:1999年設立の企業]]