イツハク・シャミルのソースを表示

{{大統領 | 人名=イツハク・シャミル
| 各国語表記=יצחק שמיר
| 画像=Yitzhak Shamir.jpg
| 代数=第8・10
| 職名=[[イスラエルの首相|首相]]
| 国名={{flagicon|ISR}} [[イスラエル|イスラエル国]]
| 副大統領職=なし
| 副大統領=
| 就任日=1983年10月10日
| 退任日=1984年9月13日
| 副大統領職2=なし
| 副大統領2=
| 就任日2=1986年10月20日
| 退任日2=1992年7月13日
| 出生日=[[1915年]][[10月15日]]
| 生地={{RUS1883}}、ルジャナ（現{{BLR}}領）
| 生死=
| 死亡日={{死亡年月日と没年齢|1915|10|15|2012|6|30}}
| 没地={{ISR}}、[[テルアビブ]]
| 配偶者=
| 政党=[[リクード]]
| サイン=Yitzhak Shamir signature.svg
}}
[[ファイル:Palestine Police Force Wanted List (Lehi).jpg|thumb|right|200px|シャミルの[[レヒ]]構成員時代の指名手配写真（中央の人物がシャミル）]]
[[ファイル:Shamir1803.JPG|thumb|right|250px|公開されたシャミルの遺体]]
'''イツハク・シャミル'''（'''יצחק שמיר''', '''Yitzhak Shamir''', [[1915年]][[10月15日]] - [[2012年]][[6月30日]]）は、[[イスラエル]]の[[政治家]]。同国[[イスラエルの首相|首相]]（第8代：1983年-1984年、第10代：1986年-1992年）を務めた。

シャミルは[[ロシア帝国]]{{仮リンク|ルジャナ|en|Ruzhany}}（Różana、その後ポーランド領、ソビエト連邦領を経て、現在は[[ベラルーシ]]領）で生まれ、[[1935年]]に[[パレスチナ]]に移り住む。エルサレムのユダヤ大学で教育を受けた。旧姓はヤゼルニツキ（Jazernicki）であったが、その後シャミルに改名した。

シャミルは[[エツェル]]に参加。[[1940年]]に同組織が分裂したとき、彼は[[アヴラハム・シュテルン]]に率いられた組織に参加。それは後にシュテルン・ギャングとして知られるようになる。[[1941年]]に彼は[[イギリス]]当局によって逮捕される。[[1942年]]にシュテルンがイギリス軍に殺害されると、シャミルは拘置所から逃亡し[[1943年]]に改組された[[レヒ]]の三人のリーダーのうちの一人となる。[[1946年]]に再び逮捕されるが、再び脱走し、[[1949年]]の[[レヒ]]の解散まで組織を指導した。彼の指導下で[[レヒ]]は[[1944年]]の[[イギリス|英国]]の中東担当相モイン卿の暗殺と、1948年の中東担当国連代表、[[フォルケ・ベルナドット]]伯爵の暗殺事件に関与した。暗殺事件は彼らの[[パレスチナ]]における政治的主導権が[[レヒ]]の右翼的見解と衝突したためであった。

[[イスラエル]]建国後、シャミルは[[イスラエル諜報特務庁]]に参加（1955 - 1965）。モサド工作員としてエジプトやシリアに潜入し、これらの国での元[[ナチ]]のドイツ人技術者らによるロケット開発の情報収集・妨害工作を行った。

[[1960年代]]にユダヤ系ソ連人の帰国問題に関心を持ち、[[メナヘム・ベギン]]が創設したヘルート党（後の[[リクード]]）に入党した。1973年、リクードから[[クネセト]]（国会）に選出された。彼は[[1977年]]に国会議長に就任し、[[1980年]]には外相に就任した。[[1983年]]にはメナヘム・ベギンの後を継いで首相に就任した。

シャミルは[[リクード]]内では強硬派としての評判であったが、[[1977年]]に彼は[[エジプト]][[大統領]][[アンワル・アッ＝サーダート]]のイスラエル訪問とベギンとの和平会談を統括した。[[1981年]]および82年には条約締結後のエジプトとの関係正常化交渉に導き、[[1983年]]の協定に結びつく[[レバノン]]との直接交渉を行った。（レバノン政府により批准されなかった。）

[[1991年]]1月、[[湾岸戦争]]にてイラクがイスラエルにスカッドミサイルを撃ち込んだ際にはアメリカの強い要求でイラクに対する報復を自制した。5月、エチオピアからユダヤ人を脱出させる[[ソロモン作戦]]の実施を命令した。

一方で、中東和平に関しては概して消極的であり、どんなイスラエルの譲歩にでも反対した。しかし、アメリカからの圧力により渋々、91年のマドリード中東和平会議に参加したものの、[[パレスチナ解放機構]]との対話は拒絶するという従来の姿勢を変えることは無かった。1997年にニューヨークに拠点を置く新聞「ジューイシュ・ポスト」とのインタビューには「アラブ人は我々を滅ぼすことを常に夢見ている。私は彼らがイスラエルをこの地域の一部として認めるとは思わない」と述べている。<ref>http://www.npr.org/2012/06/30/156045797/yitzhak-shamir-former-israeli-prime-minister-dies</ref>

[[1992年]]の選挙において、[[イツハク・ラビン]]が率いる労働党に敗北し、リクード党首から退いた。[[1999年]]、極右政党である[[国家統一党]]に参加し、選挙に出馬するものの落選している。

2001年、イスラエル政府より[[イスラエル賞]]授与。2012年6月30日、[[テルアビブ]]北郊にあるヘルツィリヤの養護施設で死去<ref>[http://www.nytimes.com/2012/07/01/world/middleeast/yitzhak-shamir-former-prime-minister-of-israel-dies-at-96.html?_r=1&pagewanted=all Yitzhak Shamir, Former Prime Minister, Dies at 96] New York Times 2012年7月1日閲覧</ref>。関係者によると、少なくとも6年間にわたって[[アルツハイマー型認知症]]を患っていたという。{{没年齢|1915|10|15|2012|6|30}}。

== 外部リンク ==
* [http://www.zionism-israel.com/bio/Itzhak_Shamir_biography.htm Biography of Yitzhak Shamir] at [http://www.zionism-israel.com/ Zionism and Israel Information Center] 
* [http://www.mepc.org/public_asp/journal_shahak/shahak39.asp Critical article on Shamir by Israel Shahak]

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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{{イスラエルの首相}}
{{Normdaten|GND=119081687|LCCN=n/88/622399|VIAF=15571981}}

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[[Category:イスラエルの首相]]
[[Category:イスラエルの政治家]]
[[Category:ワルシャワ大学出身の人物]]
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[[Category:ユダヤ系ポーランド人]]
[[Category:ポーランド系イスラエル人]]
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[[Category:2012年没]]

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