アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のソースを表示

{| class="wikitable" style="clear:right; float:right; margin: 0em 0em 1em 1em; width: 300px; background:#ffffff"
!colspan="3" style="color: white; height: 30px; background: navy;"| アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦
|-
|colspan="3" align="center"| [[画像:USS Halsey DDG97.jpg|300px|USS Halsey DDG-97]]
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!colspan="3" style="color: white; height: 30px; background: navy;"| 艦級概観
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| 艦種
|colspan=2|[[ミサイル駆逐艦]]
|-
| 艦名
|colspan=2|[[アメリカ海軍|海軍]]功労者
|-
|建造期間||colspan="2"|1988年 - 建造中
|-
|就役期間||colspan="2"|1991年 - 就役中
|-
|建造費
|colspan=2|8億[[アメリカ合衆国ドル|USドル]] - 
|-
|前級
|colspan=2|[[キッド級ミサイル駆逐艦]]
|-
|次級
|colspan=2|[[ズムウォルト級ミサイル駆逐艦]]
|}
'''アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦'''（{{Lang-en|''Arleigh Burke''-class destroyer}}）は、[[アメリカ海軍]]の[[ミサイル駆逐艦]]の艦級。[[イージスシステム]]を搭載した[[イージス艦]]であり、[[海上自衛隊]]が保有する[[こんごう型護衛艦|こんごう型]]・[[あたご型護衛艦]]のベースとなった艦でもある。

== 概要 ==
[[ファイル:Burkefull.jpg|thumb|right|200px|海軍兵学校墓地に建てられているアーレイ・バーク提督の墓。<br/>墓標にはアーレイ・バーク級が描かれている。]]
アメリカ海軍の[[ミサイル駆逐艦]]。[[イージスシステム|イージス・システム]]および[[トマホーク武器システム]]を搭載しており、元来は[[イージス艦]]として[[防空艦]]の任務を想定していたが、戦略環境の変化に伴い、現在では、[[海賊]]の取り締まりやトマホークによる対地攻撃など、様々な任務を遂行している。

高価なイージス・システム搭載艦ではあるが、効率的な設計により、実に60隻以上にも及ぶ大量建造を実現した。なお、これは、[[第二次世界大戦]]後にアメリカ海軍が建造した[[戦闘艦|水上戦闘艦]]としては最多である。

1番艦の艦名の由来になっているのは[[第二次世界大戦]]で活躍した[[アーレイ・バーク]]提督。1996年1月1日に彼が死去した際には哀悼の念を表するため、就役済の全アーレイバーク級駆逐艦が1分間、31ノットで航行した。これは第二次世界大戦で彼が「31ノット・バーク」の異名で呼ばれていたことに由来している。

本級は継続的な改良を続けており、イージス・システムによる優れた防空能力、[[トマホーク (ミサイル)|トマホーク]][[巡航ミサイル]]による対地精密攻撃能力に加え、後期建造艦では[[LAMPS|多目的ヘリコプター]]を搭載、さらに現在では[[ミサイル防衛]]能力も保有しつつあり、あらゆる種類の戦闘に対応できる優秀な戦闘艦となった。

なお、[[2005年]]に[[スプルーアンス級駆逐艦]]が全艦退役したため、アメリカ海軍が保有する[[駆逐艦]]は本級のみである。

== 開発の経緯 ==
アーレイ・バーク級のコンセプトは本来、1960年代後半より開始されていたDX/DXG構想にその起源を有する。これは、1970年代において旧式化の問題が予想されていた大戦型駆逐艦（[[アレン・M・サムナー級駆逐艦|アレン・M・サムナー級]]、[[ギアリング級駆逐艦|ギアリング級]]など）の代替艦としての駆逐艦と、これをベースとして[[ターターシステム|中距離艦対空ミサイル]]を搭載したミサイル駆逐艦の建造を行なうもので、1969年度から74年度の間にDXを75隻、DXGを18隻建造する計画であった。1970年には[[インガルス造船所|リットン造船所]]の案が採用され、DXとして[[スプルーアンス級駆逐艦]]の建造が開始された。しかし、単価上昇によって、スプルーアンス級の建造数は31隻に削減され、DXGの建造はついに実現しなかった。

この後、アメリカ海軍の防空艦の建造は、初の統合武器システムである[[ターター・システム|ターター-D・システム]]搭載の原子力[[ミサイル巡洋艦]]（[[カリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦|カリフォルニア級]]および[[バージニア級原子力ミサイル巡洋艦|バージニア級]]）、さらには次世代の戦闘システムである[[イージスシステム]]搭載の[[タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦|タイコンデロガ級]]といった[[巡洋艦]]クラスに重点を置いて進められることになるが、その一方、艦隊のミサイル駆逐艦の主力は、1960年代初頭に就役した[[チャールズ・F・アダムズ級ミサイル駆逐艦|アダムズ級]]であり、1990年代においては旧式化していることは明らかであった。そして、新世代の防空艦としての整備が計画されていたタイコンデロガ級は、アダムズ級の後継艦として大量建造するには、あまりに高価であった。

このことから、1976年より、アダムズ級の後継艦の検討が開始された。当初の研究はDDX Studyグループによって行なわれ、アダムズ級駆逐艦の後継艦たるDDXのコンセプトを下記のように策定した。
# 攻勢的な長射程のウェポン・システム
# [[イージスシステム]]に準ずる強力な対空戦システム
# 船体装備ソナーおよび対潜哨戒ヘリコプター（運用能力のみ、格納庫なし）
# 29ノットの最大持続速力および5000海里の航続距離
# 十分に強力な残存性
1980年、上記のコンセプトに立脚して、これをより洗練するためのDDGX研究が開始された。この研究は、トレードオフ分析によって、1990年代において最適な水上戦闘艦のコンセプトを策定するためのもので、一時はSPY-1に代わってCバンド・レーダーや回転式のレーダーを検討するほどに徹底的なものであったが、最終的にはDDXをもとに、攻勢的な長射程のウェポン・システムとしてトマホーク武器システムを選定するなど、これをより具体化したものとなった。これに基づいて建造されたのが本級、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦である。

本級は、ロー・コンセプト艦として設計された[[オリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート]]より、ハイ・コンセプト艦として設計されたタイコンデロガ級に近い、中等コンセプト（Mid-Mix）艦である。すなわち、攻勢的な対地攻撃力をつかさどるトマホーク武器システム（TWS）と、卓越した対空戦闘能力を実現するとともに強力にして高価なイージス・システムを装備しており、また、上部構造物を全鋼製としたり、重要区画を分散配置するなど、残存性に十分配慮している一方で、[[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター|対潜哨戒ヘリコプター]]の格納庫をもたず<ref>後期建造艦（フライトIIA）でヘリコプター格納庫が追加された。</ref>、航続距離も[[航空母艦]]やタイコンデロガ級に劣っているといった弱点がある。

また、本級の大きな特徴が、艦全体をシステムとして合理化する設計がなされたことにある。上述のように、コンセプト策定時よりイージス・システム搭載を前提としていたことから船体設計は合理化され、また、フライト（Flight）とベースライン（Baseline）の考え方を導入したことで、継続的な性能向上が可能となった。すなわち、単艦ごとの性能向上策を排し、船体についてはフライト、戦闘システムについては[[イージスシステム#ベースライン|ベースライン]]として、複数艦を同一規格で建造することで、のちに一括してのアップデートを施すことが可能となったのである。

本級は、[[アーレイ・バーク (ミサイル駆逐艦)|1番艦]]の艤装中に[[冷戦]]が終結し、戦略環境が激変する中にあって、上記のコンセプトに基づき、順次に改良を施すことによって対応を続け、1番艦の就役から20年が経った現在でも、建造が続けられている。本級の合計建造数は62隻となる予定であったが、[[2008年]]7月には、[[アメリカ合衆国海軍長官|アメリカ海軍長官]]が、[[ズムウォルト級ミサイル駆逐艦]]の建造数削減に伴い本級を8隻追加発注すると発表、さらに[[2009年]]4月、[[ロバート・ゲーツ]][[アメリカ合衆国国防長官|国防長官]]は、ズムウォルト級の建造数を3隻に制限、[[CG(X)]]の建造を中止するのに伴い、本型をさらに3隻追加発注する可能性を示唆し、実際に2011年9月にはDDG-113からDDG-115の3隻が新たに発注されている<ref name="DODcontracts-20110926">[http://www.defense.gov/Contracts/Contract.aspx?ContractID=4630 DDG-113からDDG-115の建造契約とDDG-116のオプション契約について公表する国防総省のプレスリリース] {{en icon}} 2011年9月26日公表、2012年2月17日閲覧。</ref>。また、この建造契約の中には、DDG-115の建造契約を獲得した[[バス鉄工所]]との間で、まだ計画途上のDDG-116の建造に関するオプション契約も盛り込まれており<ref name="DODcontracts-20110926"/>、最終的な建造数はなお流動的である。

また、将来的には、最終ベースライン（60～63番艦）を基準とした改装が順次実施されることになっている。

== 船体 ==
アーレイ・バーク級は、実際に建造されたものとしては初めて、開発時からイージスシステムの搭載が考慮された艦である。初の[[イージス艦]]であるタイコンデロガ級は、開発費低減のため、先行するスプルーアンス級の設計をもとにしてイージスシステムを搭載しなければならないという制約があり、どうしても機関の位置などの都合から[[レーダー]]が前後に分けられてしまうなど無駄が多く、その分重量が増えてしまった。

それに対してアーレイ・バーク級では、まずレーダーの配置を決めてから各種設計をおこなっていったため無駄が少なくすみ、レーダー自体も理想的な位置への配置が可能となった。またレーダーを一つにまとめたおかげで、レーダー自体の若干の小型軽量化ということにもなった。

[[画像:081112-N-XXXXX-022.jpg|thumb|250px|「[[ゴンザレス_(ミサイル駆逐艦)|ゴンザレス]]」搭載艇の回収シーン。]]
アーレイ・バーク級は建造費削減のために配管などの部分をスプルーアンス級と共通にしたり、内火艇を廃止して7メートル級[[複合艇]]を搭載するなどの工夫をしている。イージスシステム関連の重量の問題から各所で軽量化に気を配っており、例えば投揚錨装置は主錨、副錨、揚錨機各1基という同規模の艦に比べて貧弱なものになっている。これは、海上自衛隊では、2,000トン程度の小型艦（[[護衛艦#護衛艦（DE）|乙型護衛艦 (DE)]]）でのみ用いられる方式である。また、艦の安定性に重要な役割を果たす[[フィンスタビライザー]]も装備していない。

その一方、中等コンセプト艦として、残存性にも十分な配慮がなされており、[[ベルナップ級ミサイル巡洋艦]]「[[ベルナップ (ミサイル巡洋艦)|ベルナップ]]」の衝突事故において、火災によってアルミ製の上部構造物が大損害を受けた教訓から、上部構造物は全鋼製となっている<ref>これによって増大した上部の重量を少しでも相殺するため、マストや煙突にはアルミ合金が使用されている。</ref>。さらに、戦後型駆逐艦としては初めて要所に装甲を施しており、70トン（一説では130トン）におよぶケブラー装甲が搭載されている。

また、残存性向上策の一環として、[[ステルス性]]も考慮されている。一番特徴的なのは[[マスト]]で、従来までの骨組みが剥き出しの伝統的なラティスマストではなく、平面を組み合わせた新型のマストとなっている。そのほかにも全体的に平面で構成するなど各所にステルス性への工夫が見て取れる。

なお、検討段階では実際に建造されたずんぐりむっくりの船体とほっそりした船体の二案が検討され、いずれも一長一短で甲乙つけがたかったために、最終的に'''[[コイントス]]で決定された'''という冗談のようなエピソードがある<ref>『[[世界の艦船]]』1986年5月号、『[[ジェーン海軍年鑑]]』1983-84年版序文等。</ref>。その後建造されたイージス艦が基本的に本艦をタイプシップとしていることから、ある意味1枚のコインが現代軍艦の歴史を決めたとも言える。

[[画像:USS Arleigh Burke (DDG-51) profile.jpg||550px]]
[[画像:Burke class destroyer profile;wpe47485.gif|550px]]

== 装備 ==
アーレイ・バーク級のコンセプトにおいて、その主要な戦闘システムは、[[イージスシステム|イージス武器システム (AWS)]]と[[トマホーク (ミサイル)|トマホーク武器システム (TWS)]]の2つである。イージス武器システムは卓越した防空能力を実現する「盾」、トマホーク武器システムは攻勢的な対地攻撃力を実現する「矛」と位置づけられる。

また、対潜戦闘システムとして[[AN/SQQ-89]]統合対潜システムと[[LAMPS|軽多用途航空システム (LAMPS)]]の複合システム、近距離での対空・対水上戦闘を目的とした砲熕兵器システムとして[[ファランクス (火器)|艦載近距離防空システム  Mk 15]]およびMk 34砲兵器システムなどが搭載されており、これらが連接・統合されて、本級の戦闘システムは構築されている。<ref name="軍事システム">大熊(2006)による。</ref>

=== イージス武器システム (AWS) ===
{{main|イージスシステム}}
本級の対空戦闘システムであり、また指揮決定および武器管制の中核となるのが'''イージス武器システム''' (AWS)である。本級の搭載するあらゆる戦闘システムは、イージス武器システムの[[戦術情報処理装置]]である指揮決定システム（C&D）および武器管制システム（WCS）に連接されている。

==== SPY-1レーダー ====
{{main|AN/SPY-1}}
[[画像:USS Pinckney (DDG 91).jpg|thumb|250px|「[[ピンクニー (ミサイル駆逐艦)|ピンクニー]]」のAN/SPY-1]]
アーレイ・バーク級の外見上で最大の特徴は、艦橋周辺に貼り付けられた4基の[[AN/SPY-1]][[フェーズドアレイレーダー]]である。これはイージスシステムの中心であり、その主たるセンサーである。

本級の搭載するSPY-1Dは、タイコンデロガ級に搭載されていたSPY-1AまたはBの改良型で、艦橋構造物に4基すべてをまとめて搭載するなど配置の合理化により、A/B型に比べ小型軽量となっている。最大探知距離は500 km、同時に追尾できる目標数は200以上と言われている。
{{-}}

==== ミサイル垂直発射システムMk 41 ====
{{main|Mk 41 (ミサイル発射機)}}
[[画像:USS Sterett (DDG-104).jpg|thumb|250px|CSSQTにてミサイルの連続発射を行なう「[[スタレット_(ミサイル駆逐艦)|スタレット]]」]]
本級のミサイル装備の中心となるのが、ミサイル垂直発射システムMk.41であり、フライトI, IIではmod.2、フライトIIAのうちDDG-79〜90ではmod.7、DDG-91以降ではmod.15が搭載されている。前甲板にMk.159発射機（mod.2では29セル、mod.7/15では32セル）、後甲板にMk.158発射機（mod.2では61セル、mod.7/15では64セル）を搭載している。このセル数は、建造当初に最重要視されていた対空戦闘シナリオである、「弾薬再補給前に、各数波よりなるソ連の2回の航空攻撃に対し、[[空母打撃群|空母戦闘群（現 空母打撃群）]]内の1[[防空艦]]として対処する」<ref name="軍事システム">大熊(2006)による。</ref>という状況に対処することを目的に決定された。

Mk.41は、[[スタンダードミサイル]]および[[ESSM]]による対空多目標対処、[[トマホーク (ミサイル)|トマホーク]][[巡航ミサイル]]による対地精密集中攻撃、さらには自艦に近接した[[潜水艦]]脅威に対する迅速な[[アスロック#VLA|垂直発射式アスロック(VLA)]] 発射など、本級の戦闘力の相当部分をつかさどっている。上記のように、冷戦時代には艦隊防空の重要性からスタンダードミサイルを中心に装備していたが、[[ソ連崩壊|ソ連が崩壊]]し[[対艦ミサイル]]による攻撃の恐れは低下したため、現在ではスタンダードミサイルの搭載数を減らし、トマホークの搭載数を増やしているといわれる。

当初のフライトI, IIで搭載されたmod.2では、前後それぞれ3セル分のスペースを再装填用クレーンに転用していたが、再装填作業が実用的でないと評価されたことから、フライトIIAのmod.7では廃止され、その分はミサイル・セルによって充足された。またフライトIIAでも、DDG-91以降の艦では、さらに''ベースラインVII''仕様に改良されたmod.15が搭載されるようになっている。
{{-}}

==== 射撃指揮システムMk 99 ====
イージスシステムの対空戦闘において、攻撃の最終段階を担うのが射撃指揮システムMk 99である。Mk 99の一部として、[[スタンダードミサイル]]の終末誘導を行なう[[イルミネーター]]として、{{仮リンク|AN/SPG-62|de|AN/SPG-62}}を前部（艦橋構造物上部）に1基、後部に 2基の計3基搭載する。このレーダー1基で4発前後のスタンダードミサイルが誘導可能といわれており、これを3基搭載するアーレイ・バーク級は、12発前後のスタンダードミサイルを同時に誘導できることになる。

=== トマホーク武器システム (TWS) ===
{{main|トマホーク (ミサイル)|トマホーク武器システム}}
[[画像:DDG78 030322-N-2578S-002.jpg|thumb|left|250px|「[[ポーター (ミサイル駆逐艦)|ポーター]]」後部VLSより発射されるトマホーク]]
トマホーク武器システムは、長距離の対地集中精密攻撃を担当する武器システムであり、従来は空母や船団などのHVU護衛という守勢的兵種に甘んじてきた水上戦闘艦に、攻勢的兵種としての地歩を付与した本尊である。<ref name="軍事システム">大熊(2006)による。</ref>

TWSは、その性格上、艦上に配置される要素が極めて少ない。例えばAWSにおいては、任務が守勢的なものであり、また多くの場合は急を要するものであるので、攻撃目標の選定は、SPY-1レーダーからの情報をもとに、艦上の戦術情報処理装置およびオペレータが実施する。これに対し、TWSは長射程であり、かつ攻勢的な作戦を実施するため、その攻撃目標の選定は、上級司令部や支援部隊、宇宙監視・通信システムなど、艦外の各種システムからの情報をもとに、艦長の厳格な直率によって実施される。さらに、AWSでは上述したような膨大な装備が必要となるが、TWSで艦上に配置されるのは、トマホーク巡航ミサイル本体と、それを発射するためのMk 41 VLS、攻撃計画策定を実施する洋上計画システム (APS)と、直接に攻撃管制を行なうトマホーク武器管制システム (TWCS)のみである。

TWSは、投射できる火力量そのものは決して多くないとはいえ、極めて高精度の攻撃を実施でき、かつ、攻撃側の人的な損害の恐れが無いため、とくに非対称戦における介入手段として多用される。現在、アメリカの戦闘艦でTWSを搭載する艦としては、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦や[[ロサンゼルス級原子力潜水艦]]などがあるが、搭載可能なミサイル数および絶対的なユニット数において、本級はもっとも有力なTWS搭載艦であり、従って、TWSは本級の搭載する武器システムとして、極めて重要なものである。

=== 統合対潜システムSQQ-89 ===
[[画像:MK46 torpedo launch.jpg|thumb|250px|[[Mk46 (魚雷)|Mk 46魚雷]]を発射するMk 32 短魚雷発射管]]
本級の対潜戦闘システムは、自艦の対潜戦闘を統括する[[AN/SQQ-89]]と、センサーおよび火力投射手段の延長としての[[LAMPS]]という主として2つのシステムによって構成されている。LAMPSはその名称のとおり多目的なシステムであるので、本項ではSQQ-89についてのみ触れることとする。

フライトIおよびフライトIIが搭載するAN/SQQ-89(V)6/9は、
* [[AN/SQS-26#SQS-53|AN/SQS-53C]]船底装備ソナー
* [[戦術曳航ソナー|AN/SQR-19曳航ソナー]]
* Mk 116 mod 7対潜攻撃指揮装置
* AN/SQQ-28 LAMPS MK IIIソノブイ・データ・リンク装置
によって構成されている。対潜情報処理は、依然として人力に頼る部分が大きいため、SQS-53およびSQR-19の情報は直接にMk116対潜攻撃指揮装置に入力されており、LAMPSが投射した[[ソノブイ]]の情報のみが、SQQ-28によってAWSの戦術情報処理装置に入力された後、Mk116に伝えられている。

Mk 116対潜攻撃指揮装置は、武器管制装置と[[射撃管制装置]]の役割を兼ねるものであり、これらの情報をもとに、[[Mk 32 短魚雷発射管|Mk 32 3連装短魚雷発射管]]またはMk 41の[[アスロック#VLA|VLA]]による攻撃を管制する。

これらは、[[スプルーアンス級駆逐艦]]の搭載システムを踏襲したもので、基本的には外洋における対潜水艦作戦を想定したものであった。しかし冷戦構造の崩壊に伴う戦略状況の変化で、1990年代初頭より、アメリカ海軍は沿海域での作戦を重視したリットラル戦略を採用しつつあり、これに対応して、フライト IIAでは沿海域の浅海での戦闘を重視したAN/SQQ-89(V)10/15を搭載する。このバージョンでは、COTS化が進められるとともに、沿海域では使い勝手の悪いAN/SQR-19曳航ソナーが省かれ、浅海域での情報処理に最適化された。

=== 対水上戦システム ===
対水上打撃力として、フライトIおよびIIでは[[ハープーン (ミサイル)|ハープーン]][[対艦ミサイル]]の4連装発射筒が搭載されていたが、コストと重量の関係から、フライトIIAでは省かれている。ただし、その攻撃管制用のAN/SWG-1 HSCLCSは残されており、必要なら搭載は可能になっている。

また、対水上戦におけるセンサーである対水上レーダーとして[[AN/SPS-67|AN/SPS-67(V)3]]を装備している。なお、通常の航海に用いるレーダーとしてはAN/SPS-64(V)9を使用する。

=== 砲熕兵器システム ===
{{main|Mk 45 5インチ砲|ファランクス (火器)}}
[[画像:5-54-Mark-45-firing.jpg|thumb|250px|「[[ベンフォールド (ミサイル駆逐艦)|ベンフォールド]]」搭載砲の発砲シーン。]]
主砲として、艦首に[[Mk 45 5インチ砲|Mk 45]]を1門装備する。これはMk 34砲システムの一部であり、その射撃管制は、AN/SPY-1によって行なわれるほか、Mk 46 OSS (光学照準システム)によっても可能である。Mk 45は、それまでの米海軍の5インチ砲が対空射撃を重視していたのに対し、対地・対水上射撃を主眼としている。これは、前任者である[[Mk 42 5インチ砲|Mk 42]]が高発射速度を追求するあまりに信頼性の低下を招いたことへの反省とされている。また、DDG-81以降は砲身を62口径長に延長し、射程延伸と新型砲弾の使用を可能にしたMk45 Mod4を搭載する。

[[CIWS|艦載近距離防空システム]]として[[バルクリー (ミサイル駆逐艦)|34番艦]]までは、艦橋構造物前方と後部SPG-62の後方に[[ファランクス (火器)|Mk.15（通称「ファランクス」）]]を搭載している。これは近距離の航空脅威に対処するための[[CIWS|近接防空システム]]であるが、機動性が向上した短距離艦対空ミサイルである[[ESSM]]の実用化に伴って、[[マクキャンベル (ミサイル駆逐艦)|35番艦]]以降では装備されなかった。ただし、後部の1基については、後に順次搭載されたほか、[[グレーヴリー (ミサイル駆逐艦)|57番艦]]以降は就役時から搭載している。
{{-}}

=== 電子戦システムSLQ-32 ===
アメリカ海軍においては、伝統的に、巡洋艦以上はECM機能を有し、駆逐艦以下はESM機能のみとされていたため、アーレイ・バーク級フライトIにおいては、電子戦システムとして、ESM機能しか有さないSLQ-32(V)2を搭載していた。

しかし、フライトII以降ではECM機能が付加されたSLQ- 32(V)3/SLY-2が搭載されており、フライトIにも順次バックフィットされている。

=== 航空機 ===
{{main|LAMPS}}
上記のトレードオフ分析によって、アーレイ・バーク級のフライトI, IIではヘリコプターの格納庫は省かれたが、飛行甲板と給油機能は持たされており、また、ソノブイからのダウンリンクは受けられるようになっていた。

その後、沿海域戦闘でのヘリコプターの有用性が改めて認識されたことから、フライトII A で、H-60系のヘリコプター2機分の格納庫が設置された。搭載機は、さしあたってはSH-60B LAMPS Mk IIIであるが、将来的には[[SH-60 シーホーク#統合多用途艦載ヘリコプター（MH-60R）|MH-60R ストライクホーク]]によって代替される予定である。これらは、ソノブイや磁気探知装置、ESMなどのセンサーと、短魚雷や対艦ミサイルなどの攻撃兵器を備えており、艦のセンサーや火力投射手段の三次元的な延長として運用される。

{{Multiple image|direction=horizontal|width=250|align=left
|image1=USS Hopper (DDG-70) stern.jpg
|caption1=フライトI, II 後部甲板
|image2=USS Sampson - Port Quarter View.jpg
|caption2=フライトII A 後部甲板
}}
{{-}}

== 諸元表 ==
{| class="wikitable" style="text-align:center" 
! ||フライトI||フライトII||フライトIIA
|-
!満載[[排水量]]
|8,362 [[トン数|t]]
|8,776 t
|9,648 t
|-
!全長
|colspan=2|153.9 m
|156.4 m
|-
!水線長
|colspan=2|142.0 m
|143.6 m
|-
!全幅
|colspan=3|20 m
|-
!水線幅
|colspan=3|18 m
|-
!喫水
|colspan=3|9.3 m
|-
!rowspan=2|機関
|colspan=3|[[COGAG]]方式<br />（[[ゼネラル・エレクトリック LM2500|GE LM2500-30]][[ガスタービンエンジン]] (26,250 bhp / 19.6 MW) ×4基）<ref>{{Cite web|author=GE Marine & Industrial Engines|date=1998-02-25|url=http://www.geaviation.com/press/marine/marine_19980225.html|title=GE Delivers LM2500 Gas Turbines For U.S. Navy's DDG 80 Arleigh Burke-Class Destroyer|language=英語|accessdate=2013-06-26}}</ref>
|-
|colspan=3|[[スクリュープロペラ|可変ピッチプロペラ（5翔）]]×2軸
|-
!速力
|colspan=3|最大30+ [[ノット]]（56+ km/h）
|-
!航続距離
|colspan=3|4,400 [[海里]]（20ノット巡航時）
|-
!乗員
|colspan=2|士官23名＋曹士300名
|士官32名＋曹士348名<br/>(うち航空要員: 士官4名＋曹士14名)
|-
!rowspan="6"|兵装
|colspan=3|[[Mk 45 5インチ砲|Mk.45 5インチ単装砲]]×1基<br/><small>※DDG-51 - 80ではmod.2、81以降は mod.4<ref>
{{Cite web |author=Dan Petty |date=2012-10-19 |url=http://www.navy.mil/navydata/fact_display.asp?cid=2100&tid=575&ct=2 |title=The US Navy -- Fact File: MK 45 - 5-inch-gun 54/62 Caliber Guns |publisher=the United States Navy |accessdate=2013-06-15}}
</ref></small>
|-
|colspan=3|[[Mk 38 25 mm 機関砲|Mk.38 25mm単装機関砲]] ×2基
|-
|colspan=3|[[ファランクス (火器)|Mk.15 20mm]][[CIWS]]×2基<br/><small>※DDG-85以降は後部の1基のみ</small>
|-
|colspan=2|[[Mk 41 (ミサイル発射機)|Mk.41 mod.2]] [[VLS]] （29＋61セル）
|Mk.41 mod.7/15 VLS（32＋64セル）
|-
|colspan=2|[[ハープーン (ミサイル)|ハープーン]][[艦対艦ミサイル|SSM]] 4連装発射筒×2基
|－
|-
|colspan=3|[[Mk 32 短魚雷発射管|Mk.32 3連装短魚雷発射管]]×2基
|-
![[艦載機]]
|colspan=2|[[LAMPS]]支援設備<br/>([[飛行甲板#ヘリコプター甲板|ヘリコプター甲板]]等)のみ
|[[SH-60 シーホーク#LAMPSヘリコプター（SH-60B シーホーク）|SH-60B]]/[[SH-60 シーホーク#統合多用途艦載ヘリコプター（MH-60R）|MH-60R]]<br />LAMPSヘリコプター×2機
|-
!rowspan="6"|[[C4Iシステム|C4ISTAR]]
|colspan=3|[[JOTS|AN/USQ-119E(V) GCCS-M]]
|-
|colspan=3|[[海軍戦術情報システム|NTDS mod.4/5]]<ref>DDG-58以降はNTDS mod.5を適用されている。 </ref>（[[戦術データ・リンク|リンク]] [[戦術データ・リンク#リンク4 (TADIL-C)|4A]]/[[戦術データ・リンク#リンク 11 (TADIL-A/B)|11]]/[[戦術データ・リンク#リンク 14|14]]/[[リンク 16|16]]）
|-
|colspan=2|[[イージスシステム]]（AWS）<br/>ベースライン（B/L）5/6
|AWS B/L 6/7
|-
|colspan=3|[[AN/SQQ-89]]統合対潜戦システム
|-
|colspan=3|Mk.37 [[トマホーク武器システム]] (TWS)
|-
|colspan=3|Mk.34 砲武器システム (GWS)
|-
!rowspan=3 style="font-size:smaller" |[[レーダー]]
|colspan=3|[[AN/SPY-1]]D 多機能型（4面）<br /><small>※DDG-88以降では-1D(V)</small>
|-
|colspan=3|[[AN/SPS-67|AN/SPS-67(V)3]] 対水上捜索用
|-
|colspan=3|{{仮リンク|AN/SPG-62|de|AN/SPG-62}} ミサイル射撃指揮用×3基<br/><small>※Mk 99 ミサイルFCSのサブシステム</small>
|-
!rowspan="2"|[[ソナー]]
|colspan=2|[[AN/SQS-26#SQS-53|AN/SQS-53C]] 艦首装備式
|AN/SQS-53C(V)1 艦首装備式
|-
|colspan=2|[[戦術曳航ソナー|AN/SQR-19B 曳航式]]
|－
|-
!rowspan="4" style="white-space:nowrap; font-size:smaller"|[[電子戦]]・<br>対抗手段
|[[AN/SLQ-32]](V)2 ESM装置
|colspan="2"|AN/SLQ-32(V)3 ESM/ECM装置
|-
|colspan="3"|[[AN/SLQ-25|AN/SLQ-25 ニクシー]] 対[[魚雷]][[デコイ (兵器)|囮]]装置
|-
|colspan="3"|[[:en:AN/SLQ-49 Chaff Buoy Decoy System|AN/SLQ-49]]囮装置
|-
|colspan="3"|[[Mk 36 SRBOC|Mk.36 mod.12 SRBOC]] [[チャフ]]・[[フレア (兵器)|フレア]]展開装置
|}

=== 各フライトの差異 ===
{{Multiple image|width=250|direction=vertical
|image1=USS Hopper (DDG-70).jpg
|caption1=フライトI（DDG-70）
|image2=USS Decatur (DDG-73) starboard side 2006.jpg
|caption2=フライトII（DDG-73）
|image3=USS Mustin DDG-89.jpg
|caption3=フライトIIA（DDG-89）
}}
==== フライト I ====
フライト Iはアーレイ・バーク級の基本形である。

==== フライト II ====
フライトIIはフライトIから各種電子戦システムの改良や燃料搭載量の増加などの改造が加えられたタイプであるが、外見でフライトIとの違いを見分けるのは困難。数少ない判別点はマストの最頂部で、フライトIではマストと同じ角度で傾いているが、フライトIIでは煙突からの排気の影響を避けるため垂直になっている。ただし2007年現在では相当数のフライトIのマストがフライトII仕様に改修されているためあまり参考にならない。またDDG-68～83のみがAN/SLQ-32A(V)3を装備していることもフライトIIの判別の助けとなるだろう。

==== フライト IIA ====
フライトII Aはそれまでの2つとは装備が大きく異なっており、最大の特徴はヘリコプターを2機搭載出来る格納庫を備えたことである。本来は「フライトIII」と称されるべきであるが、予算獲得の都合上この名が付いている。

アーレイ・バーク級は、空母機動部隊の一員としての艦隊[[防空艦]]として計画されたため、前任のチャールズ・F・アダムズ級と同様にヘリコプターの搭載設備を持たず、発着のみ可能なヘリコプター甲板と給油能力のみを備えていた。しかし、冷戦の終結とともに沿岸海域での作戦が重視されるようになり、ヘリコプターの必要性が改めて認識され、2機の[[LAMPS]]ヘリコプターを搭載することとなった。現在、艦載機としてはLAMPS Mk.IIIの[[SH-60 シーホーク#LAMPSヘリコプター（SH-60B シーホーク）|SH-60B]]が搭載されているが、将来的には、より多用途性が向上したLAMPS Mk.III Block.IIの[[SH-60 シーホーク#統合多用途艦載ヘリコプター（MH-60R）|MH-60R]]へのバージョンアップが予定されている。

このように航空艤装を強化したことに伴い、他の部分にも多くの変更が生じている。格納庫の都合上、艦橋後部に装備される2基のSPY-1Dレーダーと後部[[VLS]]装備位置が上に移り、これに伴う重心上昇を補うため、ハープーン発射筒は取り外された。DDG-85以降では、近距離要撃性能に優れたESSMの実用化に伴って、更にファランクスCIWSも省かれている。ただしファランクスCIWSについては、後部の1基については一部艦でのちに再搭載されるようになった。ハープーン発射筒も必要におうじて前後煙突間に搭載可能である。また、ヘリコプター搭載に伴う着艦拘束装置（RAST）の装備スペース確保のため、曳航式ソナーの装備は廃止された。一方、沿岸域での活動に備えて、艦首装備のソナーは機雷探知用の高周波発振器を追加したAN/SQS-53C(V)1に更新された。

また上記の通り、Mk.41 VLSも、ミサイル再装填用のクレーンを省いてセル数を増やしたmod.7とされ、DDG-91以降の艦では、さらにベースラインVII仕様に改良されたmod.15が搭載されるようになっている。mod.7/15のセル数は、前後合計で96セルである。DDG-91からDDG-94の4隻は、竣工時には遠隔機雷掃討システム（[[:en:AN/WLD-1 RMS Remote Minehunting System|AN/WLD-1 RMS]]）を搭載していたが、後に全て撤去されている。

なお、2006年度（FY06）の[[マイケル・マーフィー (ミサイル駆逐艦)|DDG-112]]でいったん建造は終了したものの、[[CG(X)]]計画の中止に伴って、2010年度（FY10）より建造を再開した。FY10以降の艦は、基本的にフライトIIAの設計を採用しているが、搭載システムのアップデートなどの改設計が施されており、例えば建造再開後1号艦の[[ジョン・フィン (ミサイル駆逐艦)|DDG-113]]はベースライン9（ACB-12）を搭載する予定とされている。フライトIIAの再建造は、2016年度（FY16）までの11隻で終了し、同年度より、後述の[[#フライト III|フライト III]]の建造が開始される予定である<ref name="泉2012">{{Cite journal|和書|author=泉徹|year=2012|month=11|title=注目のフライトIIIはこんなフネ!?|journal=[[世界の艦船]]|issue=769|pages=78-83|publisher=海人社|naid=40019440577}}</ref>。

==== フライト III ====
2013年度予算において、2016年度分1隻、2017年度分2隻が、フライト IIIでの建造として認可された<ref name="泉2012"/>。詳細な主要目は未だ策定途上だが、満載排水量は10,000トン程度となり、搭載するAWSはACB-20、イージスBMDシステムはBMD 6.Xに更新される計画である。これに伴い、艦のメイン・センサーとなる多機能レーダーも、従来のイージス艦が使用してきたAN/SPY-1ファミリーではなく、新開発のAMDR-S（Air and Missile Defense Radar S-Band）の採用が予定されている。ただしAMDR-Sの大消費電力から、アーレイ・バーク級の船体規模で収まり切るかを不安視する指摘もある<ref>{{Cite journal|和書|year=2013|month=8|title=アーレイ・バーク級フライトIII DDG (世界の新型水上戦闘艦ラインナップ)|journal=世界の艦船|issue=782|pages=78-79|publisher=海人社}}</ref>。

== 同型艦 ==
{| class="sortable wikitable" style="font-size:smaller"
|-
!フライト
!艦番号
!艦名
!造船所
!起工
!就役
!母港
|-
!rowspan="21"|I
| DDG- 51
| [[アーレイ・バーク (ミサイル駆逐艦)|アーレイ・バーク]]<br />USS ''Arleigh Burke''
| [[バス鉄工所]]
| 1988年<br />12月
| 1991年<br />7月
| [[ノーフォーク海軍基地]]
|-
| DDG- 52
| [[バリー (ミサイル駆逐艦)|バリー]]<br />USS ''Barry''
| [[インガルス造船所]]
| 1990年<br />2月
| 1992年<br />12月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 53
| [[ジョン・ポール・ジョーンズ (ミサイル駆逐艦)|ジョン・ポール・ジョーンズ]]<br />USS ''John Paul Jones''
| バス鉄工所
| 1990年<br />8月
| 1993年<br />12月
| [[サンディエゴ海軍基地]]
|-
| DDG- 54
| [[カーティス・ウィルバー (ミサイル駆逐艦)|カーティス・ウィルバー]]<br />USS ''Curtis Wilbur''
| バス鉄工所
| 1991年<br />3月
| 1994年<br />3月
| [[横須賀海軍施設]]
|-
| DDG- 55
| [[スタウト (ミサイル駆逐艦)|スタウト]]<br />USS ''Stout''
| インガルス造船所
| 1991年<br />8月
| 1994年<br />8月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 56
| [[ジョン・S・マケイン (ミサイル駆逐艦)|ジョン・S・マケイン]]<br />USS ''John S. McCain''
| バス鉄工所
| 1991年<br />9月
| 1994年<br />7月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 57
| [[ミッチャー (ミサイル駆逐艦)|ミッチャー]]<br />USS ''Mitscher''
| インガルス造船所
| 1992年<br />2月
| 1994年<br />12月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 58
| [[ラブーン (ミサイル駆逐艦)|ラブーン]]<br />USS ''Laboon''
| バス鉄工所
| 1992年<br />3月
| 1995年<br />3月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 59
| [[ラッセル (ミサイル駆逐艦)|ラッセル]]<br />USS ''Russell''
| インガルス造船所
| 1992年<br />7月
| 1995年<br />5月
| [[真珠湾]]
|-
| DDG- 60
| [[ポール・ハミルトン (ミサイル駆逐艦)|ポール・ハミルトン]]<br />USS ''Paul Hamilton''
| バス鉄工所
| 1992年<br />8月
| 1995年<br />5月
| 真珠湾
|-
| DDG- 61
| [[ラメージ (ミサイル駆逐艦)|ラメージ]]<br />USS ''Ramage''
| インガルス造船所
| 1993年<br />1月
| 1995年<br />7月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 62
| [[フィッツジェラルド (ミサイル駆逐艦)|フィッツジェラルド]]<br />USS ''Fitzgerald''
| バス鉄工所
| 1993年<br />2月
| 1995年<br />10月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 63
| [[ステザム (ミサイル駆逐艦)|ステザム]]<br />USS ''Stethem''
| インガルス造船所
| 1993年<br />5月
| 1995年<br />10月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 64
| [[カーニー (ミサイル駆逐艦)|カーニー]]<br />USS ''Carney''
| バス鉄工所
| 1993年<br />8月
| 1996年<br />4月
| [[メイポート海軍補給基地]]
|-
| DDG- 65
| [[ベンフォールド (ミサイル駆逐艦)|ベンフォールド]]<br />USS ''Benfold''
| インガルス造船所
| 1993年<br />9月
| 1996年<br />3月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 66
| [[ゴンザレス (ミサイル駆逐艦)|ゴンザレス]]<br />USS ''Gonzalez''
| バス鉄工所
| 1994年<br />2月
| 1996年<br />10月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 67
| [[コール (ミサイル駆逐艦)|コール]]<br />USS ''Cole''
| インガルス造船所
| 1994年<br />2月
| 1996年<br />6月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 68
| [[ザ・サリヴァンズ (ミサイル駆逐艦)|ザ・サリヴァンズ]]<br />USS ''The Sullivans''
| バス鉄工所
| 1994年<br />7月
| 1997年<br />4月
| メイポート海軍補給基地
|-
| DDG- 69
| [[ミリアス (ミサイル駆逐艦)|ミリアス]]<br />USS ''Milius''
| インガルス造船所
| 1994年<br />8月
| 1996年<br />11月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 70
| [[ホッパー (ミサイル駆逐艦)|ホッパー]]<br />USS ''Hopper''
| バス鉄工所
| 1995年<br />2月
| 1997年<br />9月
| 真珠湾
|-
| DDG- 71
| [[ロス (ミサイル駆逐艦)|ロス]]<br />USS ''Ross''
| インガルス造船所
| 1995年<br />4月
| 1997年<br />6月
| ノーフォーク海軍基地
|-
!rowspan="7"|II
|DDG- 72
| [[マハン (DDG-72)|マハン]]<br />USS ''Mahan''
| バス鉄工所
| 1995年<br />8月
| 1998年<br />2月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 73
| [[ディケーター (ミサイル駆逐艦)|ディケーター]]<br />USS ''Decatur''
| バス鉄工所
| 1996年<br />1月
| 1998年<br />8月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 74
| [[マクファール (ミサイル駆逐艦)|マクファール]]<br />USS ''McFaul''
| インガルス造船所
| 1996年<br />1月
| 1998年<br />4月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 75
| [[ドナルド・クック (ミサイル駆逐艦)|ドナルド・クック]]<br />USS ''Donald Cook''
| バス鉄工所
| 1996年<br />7月
| 1998年<br />12月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 76
| [[ヒギンズ (ミサイル駆逐艦)|ヒギンズ]]<br />USS ''Higgins''
| バス鉄工所
| 1996年<br />11月
| 1999年<br />4月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 77
| [[オカーン (ミサイル駆逐艦)|オカーン]]<br />USS ''O'Kane''
| バス鉄工所
| 1997年<br />5月
| 1999年<br />10月
| 真珠湾
|-
| DDG- 78
| [[ポーター (ミサイル駆逐艦)|ポーター]]<br />USS ''Porter''
| インガルス造船所
| 1996年<br />12月
| 1999年<br />3月
| ノーフォーク海軍基地
|-
!rowspan="41"|IIA
| DDG- 79
| [[オスカー・オースチン (ミサイル駆逐艦)|オスカー・オースチン]]<br />USS ''Oscar Austin''
| バス鉄工所
| 1997年<br />10月
| 2000年<br />8月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 80
| [[ルーズベルト (ミサイル駆逐艦)|ルーズベルト]]<br />USS ''Roosevelt''
| インガルス造船所
| 1997年<br />12月
| 2000年<br />10月
| メイポート海軍補給基地
|-
| DDG- 81
| [[ウィンストン・S・チャーチル (ミサイル駆逐艦)|ウィンストン・S・チャーチル]]<br />USS ''Winston S. Churchill''
| バス鉄工所
| 1998年<br />5月
| 2001年<br />3月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 82
| [[ラッセン (ミサイル駆逐艦)|ラッセン]]<br />USS ''Lassen''
| インガルス造船所
| 1998年<br />8月
| 2001年<br />4月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 83
| [[ハワード (ミサイル駆逐艦)|ハワード]]<br />USS ''Howard''
| バス鉄工所
| 1998年<br />12月
| 2001年<br />10月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 84
| [[バルクリー (ミサイル駆逐艦)|バルクリー]]<br />USS ''Bulkeley''
| インガルス造船所
| 1999年<br />5月
| 2001年<br />12月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 85
| [[マクキャンベル (ミサイル駆逐艦)|マクキャンベル]]<br />USS ''McCampbell''
| バス鉄工所
| 1999年<br />7月
| 2002年<br />8月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 86
| [[シャウプ (ミサイル駆逐艦)|シャウプ]]<br />USS ''Shoup''
| インガルス造船所
| 1999年<br />12月
| 2002年<br />6月
| [[エバレット (ワシントン州)|エバレット]]
|-
| DDG- 87
| [[メイソン (ミサイル駆逐艦)|メイソン]]<br />USS ''Mason''
| バス鉄工所
| 2000年<br />1月
| 2003年<br />4月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 88
| [[プレブル (DDG-88)|プレブル]]<br />USS ''Preble''
| インガルス造船所
| 2000年<br />6月
| 2002年<br />11月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 89
| [[マスティン (ミサイル駆逐艦)|マスティン]]<br />USS ''Mustin''
| インガルス造船所
| 2001年<br />1月
| 2003年<br />7月
| 横須賀海軍施設
|-
| DDG- 90
| [[チェイフィー (ミサイル駆逐艦)|チェイフィー]]<br />USS ''Chafee''
| バス鉄工所
| 2001年<br />4月
| 2003年<br />10月
| 真珠湾
|-
| DDG- 91
| [[ピンクニー (ミサイル駆逐艦)|ピンクニー]]<br />USS ''Pinckney''
| インガルス造船所
| 2001年<br />7月
| 2004年<br />5月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 92
| [[マンセン (ミサイル駆逐艦)|マンセン]]<br />USS ''Momsen''
| バス鉄工所
| 2001年<br />11月
| 2004年<br />8月
| エバレット
|-
| DDG- 93
| [[チャン＝フー (ミサイル駆逐艦)|チャン＝フー]]<br />USS ''Chung-Hoon''
| インガルス造船所
| 2002年<br />1月
| 2004年<br />9月
| 真珠湾
|-
| DDG- 94
| [[ニッツェ (ミサイル駆逐艦)|ニッツェ]]<br />USS ''Nitze''
| バス鉄工所
| 2002年<br />9月
| 2005年<br />3月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 95
| [[ジェームス・E・ウィリアムズ (ミサイル駆逐艦)|ジェームス・E・ウィリアムズ]]<br />USS ''James E. Williams''
| インガルス造船所
| 2002年<br />7月
| 2004年<br />12月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 96
| [[ベインブリッジ (ミサイル駆逐艦)|ベインブリッジ]]<br />USS ''Bainbridge''
| バス鉄工所
| 2003年<br />5月
| 2005年<br />11月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 97
| [[ハルゼー (ミサイル駆逐艦)|ハルゼー]]<br />USS ''Halsey''
| インガルス造船所
| 2002年<br />1月
| 2005年<br />7月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG- 98
| [[フォレスト・シャーマン (ミサイル駆逐艦)|フォレスト・シャーマン]]<br />USS ''Forrest Sherman''
| インガルス造船所
| 2003年<br />8月
| 2006年<br />1月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG- 99
| [[ファラガット (DDG-99)|ファラガット]]<br />USS ''Farragut''
| バス鉄工所
| 2004年<br />1月
| 2006年<br />6月
| メイポート海軍補給基地
|-
| DDG-100
| [[キッド (DDG-100)|キッド]]<br />USS ''Kidd''
| インガルス造船所
| 2004年<br />4月
| 2007年<br />6月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-101
| [[グリッドレイ (ミサイル駆逐艦)|グリッドレイ]]<br />USS ''Gridley''
| バス鉄工所
| 2004年<br />7月
| 2007年<br />2月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-102
| [[サンプソン (DDG-102)|サンプソン]]<br />USS ''Sampson''
| バス鉄工所
| 2005年<br />3月
| 2007年<br />11月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-103
| [[トラクスタン (ミサイル駆逐艦)|トラクスタン]]<br />USS ''Truxtun''
| インガルス造船所
| 2005年<br />4月
| 2009年<br />4月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG-104
| [[スタレット (ミサイル駆逐艦)|スタレット]]<br />USS ''Sterett''
| バス鉄工所
| 2005年<br />11月
| 2008年<br />8月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-105
| [[デューイ (DDG-105)|デューイ]]<br />USS ''Dewey''
| インガルス造船所
| 2006年<br />10月
| 2010年<br />3月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-106
| [[ストックデール (ミサイル駆逐艦)|ストックデール]]<br />USS ''Stockdale''
| バス鉄工所
| 2006年<br />8月
| 2009年<br />4月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-107
| [[グレーヴリー (ミサイル駆逐艦)|グレーヴリー]]<br />USS ''Gravely''
| インガルス造船所
| 2007年<br />11月
| 2010年<br />11月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG-108
| [[ウェイン・E・マイヤー (ミサイル駆逐艦)|ウェイン・E・メイヤー]]<br />USS ''Wayne E. Meyer''
| バス鉄工所
| 2007年<br />5月
| 2009年<br />10月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-109
| [[ジェイソン・ダンハム (ミサイル駆逐艦)|ジェイソン・ダンハム]]<br />USS ''Jason Dunham''
| バス鉄工所
| 2008年<br />4月
| 2010年<br />11月
| ノーフォーク海軍基地
|-
| DDG-110
| [[ウィリアム・P・ローレンス (ミサイル駆逐艦)|ウィリアム・P・ローレンス]]<br />USS ''William P. Lawrence''
| インガルス造船所
| 2008年<br />9月
| 2011年<br />5月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-111
| [[スプルーアンス (ミサイル駆逐艦)|スプルーアンス]]<br />USS ''Spruance''
| バス鉄工所
| 2009年<br />5月
| 2011年<br />9月
| サンディエゴ海軍基地
|-
| DDG-112
| [[マイケル・マーフィー (ミサイル駆逐艦)|マイケル・マーフィー]]<br />USS ''Michael Murphy''
| バス鉄工所
| 2010年<br />6月
| 2012年<br />10月
| 真珠湾
|-
| DDG-113
| [[ジョン・フィン (ミサイル駆逐艦)|ジョン・フィン]]<ref name="DOD-20120215-fiveships">[http://www.defense.gov/releases/release.aspx?releaseid=15065 “Navy Names Five New Ships”] {{en icon}} DDG-113など5隻の新造艦船について艦名を決定・発表する国防総省のプレスリリース。</ref><br />USS ''John Finn''
| インガルス造船所
| 2013年<br />11月
| 
| 
|-
| DDG-114
| [[ラルフ・ジョンソン (ミサイル駆逐艦)|ラルフ・ジョンソン]]<ref name="DOD-20120215-fiveships"/><br />USS ''Ralph Johnson''
| インガルス造船所
|colspan="3" rowspan="5"|発注中
|-
| DDG-115
| [[ラファエル・ペラルタ (ミサイル駆逐艦)|ラファエル・ペラルタ]]<ref name="DOD-20120215-fiveships"/><br />USS ''Rafael Peralta''
| バス鉄工所
|-
| DDG-116
| [[トーマス　ハドナー (ミサイル駆逐艦)|トーマス　ハドナー]]<ref name="DOD-20120215-fiveships"/><br />USS''Thomas Hudner''
| バス鉄工所
|-
| DDG-117
| [[ポール・イグナティウス (ミサイル駆逐艦)|ポール・イグナティウス]]<ref name="NNS130523-13">[http://www.navy.mil/submit/display.asp?story_id=74367“Navy Names Next Two Destroyers”]{{en icon}}</ref><br />USS''Paul Ignatius''
| rowspan="2"|TBA
|-
| DDG-118
| [[ダニエル・イノウエ (ミサイル駆逐艦)|ダニエル・イノウエ]]<ref name="NNS130523-13"/><br />USS''Daniel Inouye''
|}

== 登場作品 ==
; 映画
* 『[[宣戦布告 (小説)|宣戦布告]]』 
: [[映画]]では[[自衛隊]]の協力を得られなかった為に、[[こんごう型護衛艦]]「[[みょうこう (護衛艦)|みょうこう]]」の代役として登場。
* 『[[トランスフォーマー (2007年の映画)|トランスフォーマー]]』 
: ラストシーンで[[メガトロン (トランスフォーマー)#実写映画版|メガトロン]]の残骸を海中に投棄するべくフライトIIAが登場。
* 『[[トランスフォーマー/リベンジ]]』 
: [[レールガン]]を搭載した「キッド」（USS Kidd）が登場。
* 『[[バトルシップ (映画) |バトルシップ]]』 
: 主人公の乗艦として「ジョン・ポール・ジョーンズ」(DDG-53　USS John Paul Jones)と僚艦として「サンプソン」(DDG-102　USS Sampson)が登場する。ただし、「サンプソン」はシーンによって実物には装着されていない前部の[[CIWS]]があり、発砲シーンがあるなど、別のアーレイ・バーク級を代役にしている箇所があると思われる。
* 『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]]』
: [[ヴィレ]]所属の艦艇として登場。
* 『[[キャプテン・フィリップス]]』
: [[ソマリア沖2009年4月12日の事件|マースク・アラバマ号事件]]で船長の救出活動に当たった「ベインブリッジ」(DDG-96 USS Bainbridge)の代役として「トラクスタン」(DDG-103 USS Truxtun)が登場。

; TVドラマ
* 『[[24 -TWENTY FOUR-]]』シーズン6
:「ファルコン」空母戦闘群に所属する架空のアーレイ・バーク級駆逐艦「ヴィッカリー」（USS Vickery）が、戦術[[核弾頭]]搭載巡航ミサイルによる[[中東]]某国への攻撃命令を受ける。

; ゲーム
* 『[[戦闘国家シリーズ]]』
:アメリカの基本装備として組み込まれる。
* 『[[大戦略シリーズ]]』
: アメリカの基本装備として「アーレイ・バーク」、「アーレイ・バーク フライトＩＩA」が登場。ユニット分類は駆逐艦。前者はヘリコプターの搭載不可とESSMの未装備に対し後者はヘリコプターの搭載可能、ESSM装備の代わりにハープーンを装備していない差異がある。
* 『[[CRYSIS]]』
:空母機動部隊の護衛艦として多数登場している。シングルプレイでは最終的に空母を含む全艦艇が撃沈されてしまった。艦の番号100～112番艦が登場している。(マルチプレイ、エディター上において確認)
*『[[バトルフィールド4]]』
:キャンペーンモード、オンラインモードともにアーレイ・バーク級が登場。キャンペーンモードでは、アメリカ第7艦隊所属艦として多数が登場、主人公の所属する強襲揚陸艦「ヴァルキリー」を護衛するが、中国軍の攻撃で大多数が撃沈される。オンラインモードではマップ「Paracel Storm」に配置されており、同マップのレボリューション要素でもある。スタート直後は沖合の風車に引っかかっているが、特定の現象のあと風車を破壊すると波に乗って動きだし、付近の小島に座礁する。座礁して以降は前部CIWSが自動機銃として機能するようになる。

== 脚注 ==
<references />

== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書|author=[[大熊康之]]|year=2006 |title=軍事システム エンジニアリング |publisher=かや書房 |isbn=4-906124-63-1}}
* [[多田智彦]]「初めにシステムありき　劇的に変わった軍艦建造プロセス」『世界の艦船』2008年9月号、80-87頁
* 編集部「アーレイ・バーク級の技術的特徴」『世界の艦船』2002年9月号、75-91頁

== 関連項目 ==
{{Commonscat|Arleigh Burke class destroyers}}
* [[アメリカ海軍艦艇一覧]]
* [[米艦コール襲撃事件]]：[[イエメン]]、[[アデン]]港で発生したコール(DDG-67)に対する自爆攻撃
* [[アーレイ・バーク]]：名前の由来となった軍人。

{{アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦}}
{{アメリカ海軍のミサイル駆逐艦}}
{{Link FA|de}}
{{Link FA|it}}

[[Category:アメリカ合衆国の駆逐艦|*あ]]
[[Category:アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦|*]]
{{Link FA|ru}}