アレックス・スミスのソースを表示

{{Otheruses|NFLのQB|タイトエンド|アレックス・スミス (タイトエンド)}}
{{Infobox NFLplayer
|選手名=アレックス・スミス
|欧文表記=Alex Smith
|写真ファイル名=Alex Smith at 49ers training camp 2010-08-09 3.JPG
|写真サイズ=300
|キャプション=2010年8月9日トレーニングキャンプ
|現所属チーム=カンザスシティ・チーフス
|背番号=11
|引退選手背番号=
|ポジション=[[アメリカンフットボールのポジション#クォーターバック|クォーターバック]]
|他のポジション=
|生年月日={{生年月日と年齢|1984|5|7}}
|没年月日=<!--{{死亡年月日と没年齢||||||}}-->
|出身地={{USA}}[[ワシントン州]][[ブレマートン]]
|身長={{フィートとcm (身長用変換)|6|4}}
|体重={{ポンドとkg (体重用変換)|212}}
|初出場年=2005年
|初出場チーム=サンフランシスコ・フォーティナイナーズ
|経歴=<nowiki></nowiki>
|大学=[[ユタ大学]]
|プロ入り年度=2005年
|ドラフト巡=1
|○番目=1
|プロ入り年度2=
|ドラフト巡2=
|プロ入り年度3=
|ドラフト巡3=
|○番目2=
|プロ入り年度4=
|過去の所属チーム=<nowiki></nowiki>
* [[サンフランシスコ・フォーティナイナーズ]]（2005年-2012年）
* [[カンザスシティ・チーフス]]（2013年- ）
|年度=2013年
|成績名1= [[アメリカンフットボール#タッチダウン|TD]]/[[アメリカンフットボールの用語集#イ|INT]]
|成績値1= 104/70
|成績名2= パス成功率
|成績値2= 59.5%
|成績名3= 通算パス獲得ヤード
|成績値3= 14,280ヤード
|成績名4= QBレイティング
|成績値4= 79.1
|成績名5= ラン獲得ヤード
|成績値5= 1,192ヤード
|成績名6= TDラン
|成績値6= 5回
|nfl=SMI031126
|pfr=SmitAl03
|cbs=552642
|espn=8416
|si=
|受賞歴・記録=<nowiki></nowiki>
|NFL殿堂=
|カレッジフットボール殿堂=
|カナディアンフットボール殿堂=
}}
'''アレックス・スミス'''（Alexander Douglas Smith, [[1984年]][[5月7日]] - ）は[[ワシントン州]][[ブレマートン]]出身の[[アメリカンフットボール]]選手。[[NFL]]の[[カンザスシティ・チーフス]]に所属している。2005年のNFLドラフトでは全体1位で指名された。ポジションは[[クォーターバック]]。

== 経歴 ==
=== プロ入りまで ===
彼の父親は高校の校長で彼はその高校に進学した。おじは[[ミシガン州立大学]]のアメリカンフットボールのコーチであった。高校2年次から彼は先発出場しチームは25勝1敗の成績を残した。彼はカンファレンス、郡のオールチームに選出された。1試合に6タッチダウンパスを決めた試合もあった。この高校では[[レジー・ブッシュ]]と一緒にプレーした。彼は学業成績も優秀で[[GPA]]は4.4となり1[[セメスター]]早く大学入学資格を得て[[サンディエゴ州立大学]]で学び始めた。わずか2年間で彼は[[経済学]]学士の学位を得た<ref>{{cite web| url=http://www.signonsandiego.com/sports/sullivan/20050424-9999-1s24sullivan.html/ | title=Alex Smith answers call as top choice by San Francisco 49ers | accessdate=2007-09-07}}</ref>。

その後[[ユタ大学]]に入学した彼は先発した試合で21勝1敗の成績を残し<ref name="ikezawa20110629-1">{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/column/22061.html |title=不遇のQBスミス、最初にして最後の好機到来【前編】 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-06-29 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>、2003年の[[リバティボウル]]、2005年の[[フィエスタボウル]]を制した。2004年にチームを無敗に導く活躍をみせた彼は[[ハイズマン賞]]の投票で4位となった。大学でも彼は成績優秀でGPAは3.71で3年間で経済学の学位を取得して卒業した<ref>{{cite web|url=http://utahutes.cstv.com/sports/m-footbl/spec-rel/010405aaa.html|title=Ute QB Alex Smith Announces Plans To Enter 2005 NFL Draft|publisher=Official Website of Utah Athletics|accessdate=2009-10-28}}</ref>。

[[NFLコンバイン]]では40m走で4秒7、[[ベンチプレス]]で335ポンド、[[垂直跳び]]では31インチ、ワンダリックテストでは50点満点中40点の好成績を残した<ref>{{cite web| url=http://sports.yahoo.com/nfl/news?slug=cr-proday031605&prov=yhoo&type=lgns/ | title=Alex Smith Wonderlic Score | accessdate=2007-03-16}}</ref>。2005年[[NFLドラフト]]の1巡目全体1位で[[サンフランシスコ・フォーティナイナーズ]]に指名されて同年7月に6年間で4950万ドルの契約を結び入団した。なお[[2005年のNBAドラフト]]でもユタ大学の[[アンドリュー・ボーガット]]が全体1位で指名された。同じ大学からNFLとNBAでドラフト全体1位指名がされたのは史上初であった<ref>[http://www.usatoday.com/sports/basketball/draft/2005-06-28-tote-board_x.htm Utah caps 'magical year' with top picks] [[USAトゥディ]] 2005年6月28日</ref>。

=== サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ===
ルーキーシーズンの[[2005年のNFL|2005年]]は9試合に出場、1タッチダウン11インターセプトと散々な成績に終わりシーズン中盤から[[マイク・ノーラン]]ヘッドコーチによって彼は先発QBから外された。

[[2006年のNFL|2006年]]、チームのオフェンスコーディネーターに[[ノーブ・ターナー]]が就任した。チームのオフェンスは強化されドラフト1巡目で[[メリーランド大学]]のタイトエンド、[[バーノン・デービス]]を獲得、ランニングバックの[[ケバン・バーロー]]を[[ニューヨーク・ジェッツ]]に放出、[[フランク・ゴア]]を起用するようになった。オフシーズンに新しいオフェンスコーディネーター、ワイドレシーバー、タイトエンドとの練習を積んだ彼はシーズン開幕後の3試合で3タッチダウン、インターセプト0、814ヤード獲得という目覚しい改善を見せた。[[カンザスシティ・チーフス]]戦に続く[[オークランド・レイダーズ]]戦でプロ入り後初の1試合3タッチダウンパスを成功させた。しかし続く5試合では平均153ヤードしか獲得できず6タッチダウン、9インターセプトと不調に終わった。彼の成績は不振だったもののチームは11月に3連勝を果たした。11月5日の[[ミネソタ・バイキングス]]との試合で彼は初めて[[ジョー・モンタナ]]と会った。チームがモンタナ現役当時の1989年のジャージを着てプレーしたこの試合では9-3と[[番狂わせ]]でチームは勝利した。[[シアトル・シーホークス]]戦では第4Qに3-7とリードされたところから2タッチダウンパス、1タッチダウンランを決めて勝利した。シーズン最終週にはプレーオフへの望みをつないでいた[[デンバー・ブロンコス]]と敵地[[インベスコ・フィールド・アット・マイル・ハイ]]で対戦、彼は194ヤード、1タッチダウンパスをあげる活躍でチームは勝利、ブロンコスをプレーオフ争いから脱落させた。全16試合に先発出場した彼は2,890ヤードを獲得、16タッチダウン、16インターセプトの成績を残し<ref name="kondo20120120">{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/column/29894.html |title=「言葉ではなく行動」 低迷から脱出の元ドラ1QB【後編】 |publisher=NFL JAPAN |author=[[近藤祐司]] |date=2012-01-20 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>チームも7勝9敗とプレーオフに後一歩のところまで行った。

[[2007年のNFL|2007年]]、ノーブ・ターナーが[[サンディエゴ・チャージャーズ]]のヘッドコーチに就任したため、[[ジム・ホストラー]]の下で新しい攻撃システムを学ぶこととなった。彼の攻撃システムはターナーのものと2005年にウェストコーストオフェンスを用いた[[マイク・マッカーシー]]のシステムをミックスしたようなものであった。オフシーズンの補強でチームにはワイドレシーバーの[[ダレル・ジャクソン]]、[[アシュリー・レリー]]、ルーキーの[[ジェイソン・ヒル (アメリカンフットボール)|ジェイソン・ヒル]]が加わった。

開幕第1週の[[マンデーナイトフットボール]]では残り2分を切ったところから、[[アメリカンフットボールの用語集#ス|スクランブル]]で25ヤード走るプレイなどを見せて逆転勝利を演出した。9月30日に行われた[[シアトル・シーホークス]]戦でシーホークスのディフェンスタックル、[[ロッキー・バーナード]]にサックされた際に右肩を負傷して退場した。この負傷で3試合を欠場し10月28日の試合で復帰した。しかしリーグのQBのパス成功率が平均60%ぐらいなところ、スミスのパス成功率は50%を下回り、QBレーティングは57.2となり彼より低いのはわずか1人、チームも11月25日まで勝ち星から遠ざかった。このため[ノーランヘッドコーチは11月12日の敗戦後、彼を先発から外し[[トレント・ディルファー]]を先発させた。12月11日には彼は[[故障者リスト]]に入れられシーズンを終えた。

[[2008年のNFL|2008年]]のトレーニングキャンプで彼は[[ショーン・ヒル (アメリカンフットボール)|ショーン・ヒル]]、[[J・T・オサリバン]]と先発QBの座を争った。ジム・ホストラーオフェンスコーディネーターは解任されており、[[デトロイト・ライオンズ]]や[[セントルイス・ラムズ]]でオフェンスコーディネーターやヘッドコーチを務めた[[マイク・マーツ]]が新しいオフェンスコーディネーターに就任しており、彼にとっては4年目で4人目となるコーディネーターであった。過去3年間と大きく攻撃システムに変更がされておりライオンズ時代に控えQBとしてマーツのシステムに精通していたオサリバンの方がプレシーズンゲームで好成績をあげて先発QBに指名された。この決定を聞いた元NFLヘッドコーチの[[ジム・E・モーラ]]はスミスをバスト（期待はずれ）と呼び、フォーティナイナーズは2005年のドラフト全体1位で彼を指名するべきではなかったと評した。9月10日に彼は故障者リスト入りし肩の再手術を受けることとなった。[[サラリーキャップ]]の問題もありフォーティナイナーズGMの[[スコット・マクルーハン]]は彼を2009年シーズン開幕前に解雇したいことを明らかにしたが10月21日にマイク・ノーランヘッドコーチを解任した後、チームはスミスに契約見直しをさせたい意向を示した。2009年3月スミスとチームは合意に達し彼はチームに残留することとなった<ref>[http://www.nfljapan.com/headlines/1777.html 元ドラ1QBスミス、49ers残留は減俸受け入れ次第] NFL JAPAN 2009年2月27日</ref><ref>[http://sportsillustrated.cnn.com/2009/football/nfl/03/10/49ers.ap/index.html QB Smith agrees to reduced pay to stay in San Franicsco] [[スポーツ・イラストレイテッド]] 2009年3月10日</ref>。

[[2009年のNFL|2009年]]の先発QB争いでもヒルに敗れたが第7週の試合、0-21とリードされた第3Qに交代出場を果たし3タッチダウンパスを成功し21-24と惜しくも勝利を逃す活躍を見せた<ref>[http://sports.yahoo.com/nfl/recap;_ylt=AqxN7QOWLMaeg2FsmxuFJgBDubYF?gid=20091025034&prov=ap Texans hold on to beat 49ers 24-21]</ref>。10月26日の記者会見で[[マイク・シングレタリー]]ヘッドコーチから次週からの先発QBとなることが発表された<ref>[http://sports.yahoo.com/nfl/news;_ylt=Auc2vtuY.ciUOHhLn6jZE3BDubYF?slug=ap-49ers-qbs&prov=ap&type=lgns Smith now 49ers starting quarterback] AP通信 2009年10月26日</ref>。

[[2010年のNFL|2010年]]は第7週の[[カロライナ・パンサーズ]]戦で肩を痛めた後<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/17803.html |title=49ers、正念場のシーホークス戦で先発QBを変更 |publisher=NFL JAPAN |date=2010-12-07 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>、[[トロイ・スミス]]に5試合先発QBの座を奪われ<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/20787.html |title=49ersハーボー新HC、「スミスはチームに戻って来る」 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-04-14 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>、11試合の出場でパス2370ヤード獲得、14タッチダウン、10インターセプト、QBレイティング82.1の成績を残した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/20896.html |title=49ers、元ドラ1QBスミスに再契約を提示か |publisher=NFL JAPAN |date=2011-04-21 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>。

[[2011年のNFL|2011年]]、[[ロックアウト]]中に49ersの合同練習を主催した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/21596.html |title=QBスミス、FAで去就不確定も49ersの合同練習を主催 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-06-08 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>。7月29日、チームと1年490万ドルの契約延長を果たした<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/22855.html |title=QBスミス、49ersと1年の契約延長 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-07-31 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>。ドラフト2巡ルーキーの[[コリン・キャパニック]]と先発QBを争った結果、開幕先発QBに指名された<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/23867.html |title=49ers、開幕先発QBにスミスを指名 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-09-03 |accessdate=2011-09-07 }}</ref>。この年スミスは、3150ヤードを投げて17TD、5INTと堅実なプレーを見せて、13勝3敗での地区優勝に貢献した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/29193.html |title=49ers指揮官、QBスミスとの契約延長を希望 |publisher=NFL JAPAN |date=2012-01-03 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>。またレギュラーシーズンの第4Qに5回逆転ドライブを達成している<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/29835.html |title=スミスとフラッコの両QB、SB初出場の可能性がより高いのは? |publisher=NFL JAPAN |date=2012-01-18 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>。[[ニューオーリンズ・セインツ]]とのディビジョナルプレーオフでは残り2分あまりでの27ヤードのTDラン、残り9秒での[[バーノン・デービス]]への14ヤードのTDパスを決めて、36-32での勝利に貢献した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/29631.html |title=土壇場での逆転劇、QBスミスは「自信があった」 |publisher=NFL JAPAN |date=2012-01-15 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>。[[NFCチャンピオンシップゲーム]]で[[ニューヨーク・ジャイアンツ]]に敗れスーパーボウル出場は後一歩のところで実現しなかった。[[第46回スーパーボウル]]直前にスーパーボウル開催地[[インディアナポリス]]で行われた「プレイ60」（[[ミシェル・オバマ]]と[[NFL]]が取り組んでいる子供の肥満問題を解決しようとするプロジェクト）のイベントにコルツの[[ドワイト・フリーニー]]と共に登場した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/30567.html |title=【SB現地レポ】肥満問題解決へ、プロジェクト「プレイ60」実施 |publisher=NFL JAPAN |author=[[渡辺史敏]] |date=2012-02-05 |accessdate=2012-02-06 }}</ref>。

[[2012年のNFL|2012年]]の第3週の途中までパス249回連続でインターセプトなしのナイナーズ記録を作っている<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/37827.html |title=49ersが今季初黒星、バイキングスに不覚 |publisher=NFL JAPAN |date=2012-09-24 |accessdate=2012-10-15 }}</ref>。第5週の[[バッファロー・ビルズ]]戦ではパスで303ヤード、3TD、チームオフェンスで621ヤードというチーム記録となるオフェンスを展開した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/38418.html |title=新記録樹立の49ersHC、「QBはほぼ完ぺき」とスミスを絶賛 |publisher=NFL JAPAN |date=2012-10-08 |accessdate=2012-10-21 }}</ref>。第6週の[[ニューヨーク・ジャイアンツ]]戦では3インターセプトを喫し敗れた<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/38669.html |title=ジャイアンツ3INT奪取、49ersのお株奪って返り討ち |publisher=NFL JAPAN |date=2012-10-15 |accessdate=2012-10-22 }}</ref>。第8週の[[アリゾナ・カージナルス]]戦ではパス19回中18回成功、232ヤードを獲得、3TD、0INTでレイティング157.1と大活躍し、NFC週間MVP攻撃部門に選ばれた。パス失敗1回、パス成功率94.7%はいずれもNFL記録であった<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/39418.html |title=ブレイディが最多タイ22度目の週間MVP -攻撃部門- |publisher=NFL JAPAN |date=2012-11-01 |accessdate=2012-11-03 }}</ref>。第10週の[[セントルイス・ラムズ]]戦の第2Q、TDパスを決めたプレーで[[脳震盪]]を起こし負傷退場、[[コリン・キャパニック]]が交代出場したが、試合は24-24の引き分けに終わった<ref name="colin_first_team">{{cite web|url=http://espn.go.com/nfl/story/_/id/8661168/colin-kaepernick-san-francisco-49ers-take-first-team-reps-practice-according-alex-smith |title=Colin Kaepernick on first team |publisher=ESPN |date=2012-11-22 |accessdate=2013-05-02 }} </ref>。

翌週の[[シカゴ・ベアーズ]]は怪我のため欠場、先発したキャパニックは、パス23回中16回成功、243ヤード、2TDをあげて、チームは32-7で勝利した<ref name="colin_first_team"/>。スミスは怪我から回復したが、ハーボーヘッドコーチがキャパニックを先発で起用し続けたため論争が起こった。スミスは、QBレイティングでNFL3位の104.1、パス成功率でNFLトップの70%、ハーボーヘッドコーチが就任してから先発で19勝5敗1分の成績をあげており、一方キャパニックはスクランブル能力や強肩を持っていた<ref>{{cite web|url=http://keepingscore.blogs.time.com/2012/11/28/examining-the-49ers-quarterback-controversy/ |title=Examining the 49ers Quarterback Controversy |publisher=keepingscore.blogs.time.com |author=Eric Dodds |date=2012-11-28 |accessdate=2013-05-02 }}</ref><ref>{{cite web|url=http://espn.go.com/blog/nfcwest/post/_/id/82904/reaching-back-for-49ers-qb-parallels |title=Reaching back for 49ers QB parallels |publisher=ESPN |author=Mike Sando |date=2012-11-27 |accessdate=2013-05-02 }}</ref>。チームはこの年[[第47回スーパーボウル]]まで勝ち上がったが、彼の出番はなかった。

この年、パス218本中153本成功（パス成功率70.2%）、1,737ヤード、13TD、5インターセプト、QBレイティング104.1の成績を残し、彼が先発した試合ではチームは6勝2敗1分であった<ref name="trade">{{cite web|url=http://www.49ers.com/news/article-2/49ers-Acquire-Picks-in-Alex-Smith-Trade/8c8998c0-9559-42b7-85ef-fa6997442a8a |title=49ers Acquire Picks in Alex Smith Trade |publisher=サンフランシスコ・フォーティナイナーズ |date=2013-03-12 |accessdate=2013-05-02 }}</ref>。

=== カンザスシティ・チーフス ===
[[2013年のNFL|2013年]]3月、その年のドラフト2巡指名権及び2014年のドラフト指名権とのトレードで[[カンザスシティ・チーフス]]へ移籍した<ref name="trade"/>。この年開幕からの9連勝に貢献<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/54417.html |title=エース返り咲きのQBスミス、チーフス移籍1年目に手応え |publisher=NFL JAPAN |date=2014-02-10 |accessdate=2014-02-12 }}</ref>、第15週の[[オークランド・レイダーズ]]戦ではパス20回中17回成功、ジャマール・チャールズへの4TDパスを含む5TDパスをあげて、前年2勝だったチームは11勝目をあげて、プレーオフ出場を決めた<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/52555.html |title=RBチャールズが4TDレシーブ、チーフス56得点でプレイオフ決定 |publisher=NFL JAPAN |date=2013-12-16 |accessdate=2013-12-17 }}</ref>。この年15試合に出場し、3,313ヤード、28TD、QBレイティング89.1の成績を残した。[[インディアナポリス・コルツ]]とのプレーオフでは試合には敗れたもののパスで378ヤードを獲得、4TD、インターセプト0の活躍を見せた<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/53423.html |title=QBスミスの慰留に動くチーフス　大型契約も? |publisher=NFL JAPAN |date=2014-01-09 |accessdate=2014-02-12 }}</ref>。

== 人物 ==
[[File:Alex Smith dropping back.jpg|right|300px|thumb|2009年の[[シカゴ・ベアーズ]]戦でドロップバックしたスミス]]
2005年の入団から2011年までの7年間で7人の異なるオフェンスコーディネーター（[[マイク・マッカーシー]]、[[ノーブ・ターナー]]、[[ジム・ホストラー]]、[[マイク・マーツ]]、[[ジミー・レイ]]、[[マイク・ジョンソン (アメリカンフットボールコーチ)|マイク・ジョンソン]]、[[グレッグ・ローマン]]）の指導を受けている<ref>{{cite web|url=http://bleacherreport.com/articles/889179-surrounded-by-mediocrity-and-inconsistency-alex-smiths-journey-to-the-top |title=49ers Quarterback Alex Smith's Difficult Journey to the Top of the NFL |publisher=bleacherreport.com |author=Nelson Estupin |date=2011-10-13 |accessdate=2012-01-21 }}</ref>。

2011年、[[ロックアウト]]期間中、49ersがその年のドラフト2巡で指名した[[コリン・キャパニック]]を合同練習で指導した<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com/headlines/22143.html |title=QBスミスが指南役、合同練習に手ごたえ十分 |publisher=NFL JAPAN |date=2011-07-02 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>。キャパニックによると、スミスはかつて[[トレント・ディルファー]]に助けてもらったため、新人QBを助けたいと語ったという<ref>{{cite web|url=http://www.nfljapan.com./headlines/22247.html |title=49ersのケイパーニック、新人QBで最も恵まれた環境に |publisher=NFL JAPAN |date=2011-07-07 |accessdate=2011-08-02 }}</ref>。

2011年、アレックスを頭文字にした氏名表記が「A. Smith」であることに掛けて、[[日本テレビ]]の「[[NFL倶楽部]]」のインタビューアから、日本の声優・[[阿澄佳奈]]のキャッチフレーズ「イエス！アスミス！」を言ってくれるように依頼され、実際に行った。このことがインターネットで話題となり、Twitterなどで彼や49ersの試合を話題にするとき、「イエスアスミス」と発言したり、ハッシュタグ「‪#イエスアスミス‬」が付加されたりすることが頻発した<ref>http://nfljapanblog.com/blog/nflclub/2011/12/yes-asumisu.html</ref>。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[NFLドラフト全体1位指名選手]]

== 外部リンク ==
{{commonscat|Alex Smith}}
* {{NFLstats |nfl= SMI031126|espn= 8416|pfr= SmitAl03|dbf= SMITHALE01|sportsline= 552642}} 
* {{imdb name|2777530}}

{{サンフランシスコ・フォーティナイナーズ先発QB}}
{{カンザスシティ・チーフス先発QB}}
{{2005年のNFLドラフト}}

{{デフォルトソート:すみす あれつくす}}
[[Category:NFL選手]]
[[Category:サンフランシスコ・フォーティナイナーズの選手]]
[[Category:カンザスシティ・チーフス及びその前身球団の選手]]
[[Category:アメリカンフットボールのクォーターバック]]
[[Category:ワシントン州の人物]]
[[Category:1984年生]]
[[Category:存命人物]]