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{{Otheruses||計算機科学の概念|アルファベット (計算機科学)}} '''アルファベット'''({{lang-en-short|alphabet}})とは、ひとつひとつの[[文字]]が原則としてひとつの[[子音]]または[[母音]]という[[音素]]をあらわす[[表音文字]]の一種であり、また、それを伝統的な配列で並べたものをいう。「アルファベット」という語は、[[ギリシア文字]]の最初の2文字 {{lang|el|α}}, {{lang|el|β}} の読み方である「アルファ」({{lang|el|ἄλφα}})、「ベータ」({{lang|el|βήτα}}) に由来する。全26字。 == 概要 == [[文字#文字体系|文字体系]]の類型としては、アルファベットは[[アブギダ]]や[[アブジャド]]とともに[[音素文字]]に属する<ref>アブギダとアブジャドという用語は、[[:en:Peter T. Daniels]]が提唱したものである。{{cite book | author=Daniels, Peter T. (ed.) and Bright, William (ed.) | title=The World's Writing Systems | publisher=Oxford University Press | month=February | year=1996 | id=ISBN 9780195079937 | pages=pp.4-5 }}参照。</ref>。ただし欧米では、これら3つをまとめて「アルファベット」と呼ぶことがある。また日本では「アルファベット」という言葉は、世界でもっとも広く通用している代表的なアルファベットである[[ラテン文字]]のことを指すことがある。 アルファベットでは、原則として、音声[[言語]]の[[音素]]のうち[[子音]]と[[母音]]の両方をそれぞれ別の[[文字#字母|字母]]で表記する。対してアブジャドでは、子音だけを表記し、母音は大抵表記しない。アブギダでは、子音の字母を書くと特定の母音が伴った音節を表し、それ以外の母音が伴った音節を表す場合などは補助的な記号を付加することで表記する。 アルファベットのほとんどは、[[セム語派|セム諸語]]のための文字として[[中東]]で誕生したアブジャドから発展してきたと考えられている。一方、アブギダはかつて[[音節文字]]とアルファベットの中間段階と考えられたこともあったが、今日では、アルファベットとは別個にアブジャドから発展してきたものだと考えられている([[原シナイ文字から派生した文字体系]]も参照)。 == 歴史 == [[Image:Phönizisch-5Sprachen.png|thumb|right|[[フェニキア]]の[[アブジャド]]の末裔である4種の代表的な[[音素文字]]の比較。左から[[ラテン文字]]、[[ギリシア文字]]、元になった[[フェニキア文字]]、[[ヘブライ文字]]、[[アラビア文字]]。]] 現在の研究で知られている最初のアルファベットは、紀元前1700年~紀元前1500年頃に[[地中海]]東部の沿岸地域で発達したと一般に考えられている。このアルファベットは[[北セム文字]]と呼ばれ、[[楔形文字]]と[[ヒエログリフ]]を組み合わせてできたものであるが、[[クレタ文字]]や[[ヒッタイト文字]]のような類縁関係にあるアルファベットから採られたものもあるようだ。北セム文字には子音をあらわす文字しかなく、単語の中の母音は補って読まなければならなかった。紀元前1000年頃に北セム文字が、[[南セム文字]]、[[カナン文字]]、[[アラム文字]]、[[ギリシア文字]]の4つの系統に分かれたと考える学者は多い。ただし、南セム文字だけは北セム文字とは独立に発達したか、両者が共通の祖先から発達したのだという説もある。南セム文字は、[[アラビア半島]]でかつて用いられていた諸言語や、現代の[[エチオピア]]の諸言語のアルファベットの起源である。 [[ギリシャ人]]はセム文字系統の[[フェニキア文字]]を採用し、もともと子音字22文字だったものを、24文字(方言によってはこれより多いものもある)に増やし、母音を表す文字と子音を表す文字を区別するようにした。紀元前500年頃からは、[[ギリシャ文字]]は左から右に書かれる規則が成立した。ギリシャ文字は、地中海地域全体に広まり、[[エトルリア文字]]、[[オスク文字]]、[[ウンブリア文字]]、[[ラテン文字]]などのもととなった。中でもラテン文字は、[[ローマ帝国]]の言語である[[ラテン語]]を記すための文字だったため、[[西ヨーロッパ]]で話されているすべての言語のアルファベットの基礎となった。 どんなアルファベットでも、異なる言語を話す民族によって使われていれば、それぞれ改変が加えられるものである。アルファベットの数や文字の形も異なり、文字の上下に記号をつけて、その文字が本来あらわす音とは違った音を表すこともある。例えば、"c"の下に小さな"s"をつけた「[[セディーユ]]」という文字は、[[フランス語]]、[[ポルトガル語]]、[[トルコ語]]などではごく一般的に使われるが、英語では外来語を除いてほとんど使用されない。また、セディーユは、フランス語とポルトガル語では"s"の音をあらわすが、トルコ語では"tʃ"の音を表し、古い[[スペイン語]]では"ts"の音を表していた。 アルファベットは、1つの文字が1つの音をあらわすようにしようとして発展してきたものではあるが、アルファベットを用いるほとんどの言語では、このような原則が守られていることはあまりない。その大きな理由は、話し言葉が変化するのに対して、つづり字は変化しないからである。例えば、英語で「騎士」を意味する単語のつづりが"knight"であるにもかかわらず発音が"nait"なのは、古い英語では"k"も"gh"も発音されていたが、[[大母音推移 | 現代の英語ではそれが発音されなくなった]]からである。英語のようにつづり字と発音の間の違いの大きな言語では、つづり字改革運動が起きることがある。 == 例 == {{節stub}} アルファベットの例を挙げる。 *[[ギリシア文字]] *[[キリル文字]] *[[ラテン文字]] - 一般的に言われるラテン文字の一覧は[[ラテン文字一覧]]を参照。 **[[スペイン語アルファベット]] **[[ドイツ語アルファベット]] **[[ポーランド語アルファベット]] *[[ルーン文字]] *[[アルメニア文字]] *[[グルジア文字]] *[[コプト文字]] == 脚注 == {{reflist}} == 関連項目 == * [[アブギダ]] * [[アブジャド]] * [[音節文字]] * [[表語文字]] * [[ローマ字]] <!-- * [[アルファベット (計算機科学)]] --> == 外部リンク == {{Commons&cat|Alphabet|Alphabets}} * [http://www.rodurago.net/en/index.php?site=alphabet 様々なアルファベットのリスト] * [http://www.omniglot.com/writing/alphabets.htm Alphabets] - [http://www.omniglot.com/ Omniglot] 実用になっているさまざまなアルファベットの紹介。 * [https://skydrive.live.com/view.aspx?cid=E39B50D7D9EA3235&resid=E39B50D7D9EA3235%21126&app=WordPdf An Early, Hellenic Alphabet for The Common, Ikonogrammaton & Paleogrammikon, System Writing and Reading of the Ancient Speech] {{DEFAULTSORT:あるふあへつと}} [[Category:文字]] [[Category:表音文字]] [[Category:アルファベット|*]]
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