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アライグマ
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{{生物分類表 |省略=哺乳綱 |名称 = アライグマ |画像=[[File:Raccoon climbing in tree clipped.jpg|250px]] |画像キャプション = '''アライグマ''' ''Procyon lotor'' | status = lc | status_system = iucn3.1 | status_ref = <ref name=iucn>{{IUCN2008|assessors=Timm, R., Cuarón, A.D., Reid, F. & Helgen, K. |year=2008|id=41686|title=Procyon lotor|downloaded=22 March 2009}} Database entry includes a brief justification of why this species is of least concern</ref> |亜綱 = [[獣亜綱]] Theria |目 = [[ネコ目|食肉目]] Carnivora |亜目 = [[ネコ目#分類|イヌ亜目]] Caniformia |下目 = [[クマ下目]] [[w:Arctoidea|Arctoidea]] |小目 = [[イタチ小目]] [[w:Mustelida|Mustelida]] |科 = [[アライグマ科]] Procyonidae |亜科 = [[アライグマ亜科]] [[w:Procyoninae|Procyoninae]] |属 = [[アライグマ属]] [[w:Raccoon|''Procyon'']] |種 = '''アライグマ''' ''P. lotor'' |学名 = ''Procyon lotor''<br />([[カール・フォン・リンネ|Linnaeus]], [[1758年|1758]]) |和名 = アライグマ |英名 = [[w:Common_Raccoon|Common raccoon]] |シノニム = ''Ursus lotor'' Linnaeus, 1758 }} '''アライグマ'''(洗熊、浣熊、[[学名]]:''Procyon lotor'')は、[[哺乳類|哺乳綱]][[ネコ目|食肉目]][[アライグマ科]][[アライグマ属]]に分類される哺乳類。アライグマ属の模式種。[[タヌキ]]に似ており、アライグマを英語で raccoon (common raccoon) と呼ぶのに対し、タヌキは raccoon dog と呼ぶ。前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることが名称の由来である。雑食性であり、小動物を捕獲して食べる。[[北アメリカ]]原産で、[[日本]]やヨーロッパにも[[外来種]]として生息する。移入後の繁殖により、農作物への被害や生態系への影響などが問題となっている。 == 形態 == 頭胴長42 - 60 cm、尾長20 - 41 cm、体重4 - 10 kg<ref name="Bjmanmal"/>。飼育下では体重が20 kgに達するものもいる<ref name="Rkeika"/>。 灰褐色の体毛をもち、眼のまわりから頬にかけて黒い斑紋がある。[[タヌキ]]と誤認されることが多いが、タヌキとの違いとして長いふさふさとした尾には黒い横縞があるのが大きな特徴である<ref name="Bfnipon">{{cite book | 和書 | author =[[小宮輝之]] | title = フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類 | publisher = [[学習研究社]] | date = 2002-03-29 | isbn = 4-05-401374-0|pages=152-153}}</ref>。また、足が黒いタヌキや[[アナグマ]]と比べて、アライグマの足は白っぽく、耳には白い縁取りがある<ref name="Otebiki">{{Cite web|和書|author= [[環境省]] 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室|year=2011| title=アライグマ防除の手引き(計画的な防除の進め方|url= http://www.env.go.jp/nature/intro/4control/files/manual_racoon.pdf |format=PDF|accessdate=2011-07-10}}</ref>。さらに、[[クマ]]などと同じく、かかとをつける[[蹠行性]](しょこうせい)という歩き方をするため、[[足跡]]は人の子供の手のような長い5本の指がくっきりとつく<ref name="Bfnipon"/>。この特徴は、本種と他の哺乳類とを識別する重要なポイントとなる。 [[歯式]]は、3/3, 1/1, 4/4, 2/2の合計40本([[切歯]]は上下で3本ずつ、[[犬歯]]は上下で1本ずつ、[[小臼歯|前臼歯]]は上下4本ずつ、[[後臼歯]]は上下2本ずつの合計40本の歯をもつ)<ref name="Bbone">{{cite book | 和書 | author = [[阿部永]] | title = 日本産哺乳類頭骨図説 | publisher = [[北海道大学出版会]] | date = 2000-01-25 | isbn = 978-4-8329-9832-2}}</ref>。[[乳頭]]数は、[[胸|胸部]]・[[腹|腹部]]・[[鼠蹊部|鼠蹊部]]にそれぞれ1対、計6つとなり、まれに8つの乳頭をもつ個体が確認される<ref name="Bemammal">{{cite book | author = S. D. Ohdachi, Y. Ishibashi, M. A. Iwasa, and T. Saitoh | title = The Wild Mammals of Japan | publisher = Shoukadoh | date = 2009-07 | isbn = 978-4-87974-626-9}}</ref>。 <gallery> ファイル:Raccoon (Procyon lotor) 2.jpg | 眉間には黒い筋模様があり、目立つ白いひげをもつ ファイル:Waschbaer fg01.jpg | 足跡 ファイル:Raccoon skull Pengo.jpg | 頭骨 </gallery> == 生態 == === 分布 === [[File:Raccoon-range.png|thumb|300px|分布図(赤は原産地域、青は外来種として定着している地域)]] [[アメリカ合衆国]]、[[カナダ]]南部、[[中央アメリカ]]([[メキシコ]]など)を原産地とする<ref name="Bjmanmal">{{cite book | 和書 | author = 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明| title = 日本の哺乳類 改訂版 | publisher = [[学校法人東海大学出版会|東海大学出版会]] | date = 2005-07-20 | isbn = 4-486-01690-4}}</ref>。 日本では海外からの移入により広い地域に定着する。また、[[ドイツ]]や[[フランス]]などの[[ヨーロッパ]]諸国、旧[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[ベラルーシ]]や[[アゼルバイジャン]]、[[西インド諸島]]といった国々にも[[外来種]]として定着している<ref name="Rkeika">{{Cite journal|和書|author=池田透|year=1999| title=北海道における移入アライグマ問題の経過と課題 |journal=北海道大學文學部紀要|volume=47|issue=4|url= http://eprints2008.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/33734/1/47(4)_PL149-175.pdf|format=PDF|pages=149-175|accessdate=2011-07-03}}</ref><ref name="Ribaraki">{{Cite journal|和書|author=山﨑晃司・佐伯緑・竹内正彦・及川ひろみ|year=2009| title=茨城県でのアライグマの生息動向と今後の管理課題について|journal=県自然博物館研究報告|volume=12|url= http://www.nat.pref.ibaraki.jp/publish/documents/study_report/kenkyu12_light.pdf#page=43|format=PDF|pages=41-49|accessdate=2011-07-03}}</ref>。 === 生息地 === 基本的に水辺近くの[[森林]]に生息するが、湿地、農耕地、海岸、都市といった幅広い環境に適応できる<ref name="Bjmanmal"/><ref name="Raiti">{{Cite journal|和書|author=揚妻-柳原芳美|year=2004| title=愛知県におけるアライグマ野生化の過程と今後の対策のあり方について |journal=哺乳類科学 |volume=44|issue=2|naid=10014271259 |pages=147-160}}</ref>。アメリカにおけるアライグマの都市部への生息範囲の拡大は顕著で、最初の都市部への定着報告は1920年代に始まり、[[ワシントンD.C]]、[[ニューヨーク]]、[[シカゴ]]、[[トロント]]など各地の都市に拡大している<ref name="Burban">{{cite book| author =C. E. Adams and K. J. Lindsey | title = Urban Wildlife Management Second Edition | publisher = CRC Press | date = 2010 | isbn = 978-1-4398-0460-5}}</ref>。 基本的に[[夜行性]]だが、昼でも活動することがある<ref name="Bjmanmal"/><ref name="Otebiki"/>。自分で巣を掘ることはなく、他の動物が地中に掘った巣穴、木の洞、時には農家の納屋や物置などで休む<ref name="Raiti"/>。 四肢に水掻きはないが泳ぐことが可能で、後ろ足で立つこともでき、木登りもうまく、立体的な行動をみせる<ref name="Btraces">{{cite book | 和書 | author = 門崎允昭 | title = 野生動物調査痕跡学図鑑 | publisher = [[北海道出版企画センター]] | date = 2009-10-20 | isbn = 978-4832809147|pages=370-372}}</ref>。 行動圏は基本的に直径1-3キロメートルの範囲で、都市近郊に暮らす個体群は狭くなり、低い個体数密度では逆に拡大するといったように環境条件によって変化する<ref name="Bcoon">{{cite book | author = Samuel I. Zeveloff| title = Raccoons : A Natural History| publisher = Smithsonian Institution | date = 2002-02-17 | isbn = 978-1588340337 }}</ref><ref name="Rnopporo">{{Cite journal|和書|author=池田透・遠藤将史・村野紀雄|year=2001| title=野幌森林公園地域におけるアライグマの行動圏 |journal=酪農学園大学|volume=25|issue=2|url= http://clover.rakuno.ac.jp/dspace/bitstream/10659/1001/1/S-25-2-311.pdf|format=PDF|pages=311-319|accessdate=2011-07-03}}</ref>。オスの行動圏のほうが広く排他的で、その中に複数のメスの行動圏が共有している<ref name="Reniwa">{{Cite journal|和書|author=倉島治・庭瀬奈穂美|year=1998| title=北海道恵庭市に帰化したアライグマ(Procyon lotor)の行動圏とその空間配置|journal=哺乳類科学 |volume=38|issue=1|pages=9-22 |naid=10017519272}}</ref>。 寒い地方に棲むアライグマは気温がマイナス4度以下になると冬ごもり(半冬眠)を行う<ref name="Reniwa"/>。これは真の[[冬眠]]とは異なるが、活動は大きく減退する<ref name="Reniwa"/>。 === 食性 === [[File:Northern Raccoons in tree.jpg|thumb|right|木に登るアライグマ]] [[File:Raccoons eat deer.png|thumb|right|シカの死骸を食べるアライグマ]] 雑食性で、[[両生類]]、[[爬虫類]]、[[魚類]]、[[鳥類]]([[卵]])、[[哺乳類]](死骸を含む)、[[昆虫類]]、 [[甲殻類]]、その他の[[無脊椎動物]]、[[植物]](果実など)と非常に幅広い食性を示す。水生生物の中では、とくに[[ザリガニ]]類を好む<ref name="Burban"/><ref name="Bcoon"/>。具体的に捕食対象となる生物は、両生類の場合は[[サンショウウオ]]や[[カエル]]、昆虫を含む無脊椎動物の場合は[[甲虫]]、[[トンボ]]、[[バッタ]]、[[アリ]]、[[ハチ]]、[[ミミズ]]、[[カタツムリ]]などで、魚類の場合は[[ブラックバス]]、[[コイ]]、[[ナマズ]]、[[ウナギ]]、[[カワカマス属|パイク]]、[[マス]]などが挙げられる<ref name="Bcoon"/>。爬虫類はあまり捕食しないが、まれに[[ヘビ]]や[[トカゲ]]を食べることがあり、変わったところでは[[ウミガメ]]の卵を餌とする事例もある<ref name="Bcoon"/>。海岸沿いに生息するアライグマは、[[二枚貝]]([[カキ (貝)|カキ]]や[[イガイ]])、[[エビ]]、[[カニ]]、[[ウニ]]などを食べ、[[テキサス州]]の[[メキシコ湾]]近辺では[[シオマネキ]]を主食としている<ref name="Bcoon"/>。[[齧歯類]]を捕食することもあり、ときには[[イノシシ]]や[[シカ]]の死骸を食べる姿も観察されている<ref name="Rpoland">{{Cite journal|和書|author=Henryk Okarma | title=ポーランドのアライグマ概観|url= http://www.h3.dion.ne.jp/~invasive/kansai/okarma.pdf|format=PDF|accessdate=2011-08-16}}</ref>。また、人間の居住地近くでは、[[生ごみ]]を利用するアライグマもいる<ref name="Rkamakura">{{Cite journal|和書|author=矢部辰男 |author2=渋谷良文 |title=鎌倉市内の一寺院におけるアライグマの侵入防止工事と糞内容物分析 |date=2007-04-30 |publisher=日本ペストロジー学会 |journal=ペストロジー |volume=22 |number=1 |naid=110007328461 |pages=13-14 |ref=harv}}</ref>。ちなみに、アライグマを罠で捕獲する際の誘引餌には、[[スナック菓子]]([[キャラメルコーン]])や[[マヨネーズ]]、[[揚げパン]]といった人間の食べ物を用いることが多い<ref name="Ribaraki"/>。 主に器用な指を使って獲物を取る。ときには両手もしくは片手で食べ物を掴んで、そのまま二本脚で歩き持っていくこともある<ref name="Btraces"/>。 視覚があまりよくないため前足を水中に突っ込んで獲物を探る姿が手を洗っているように見えることから、その名がついた<ref name="Bkng">{{cite book | 和書 | author = 多紀保彦(監修) 財団法人[[自然環境研究センター]](編著) | title = 決定版 日本の外来生物 | publisher = [[平凡社]] | date = 2008-04-21 | isbn = 978-4-582-54241-7 |pages=52-53}}</ref>。学名の''lotor''もそれに由来しているが、そのような行動は抑制された飼育下で見られる行動であり、水が無くても乾燥した食物をこすることから、「洗う」というよりは「手で物を感じる」ことに関連があるようである<ref name="Rinyu">{{Cite journal|和書|author=池田透 |title=移入アライグマの管理に向けて(<特集>国外外来種の管理法) |date=2000-01-15 |publisher=日本生態学会 |journal=保全生態学研究 |volume=5 |number=2 |naid=110007643291 |pages=159-170 |ref=harv}}</ref>。 === 繁殖 === 雌は1歳、雄は2歳で成熟し、2歳以上の妊娠率はほぼ100%といわれている<ref name="Otebiki"/><ref name="Bkng"/>。繁殖期は1-3月で、妊娠期間は63-65日、春に3-6頭の子供を生む<ref name="Rkeika"/><ref name="Bcoon"/>。1度目の繁殖に失敗しても2度目の発情が存在し、その場合は夏に出産する<ref name="Reniwa"/>。一夫多妻制で、雌が子育てをする<ref name="Rkeika"/>。 [[オオカミ]]・[[オオヤマネコ]]・[[ピューマ]]・[[ワシミミズク]]などの天敵は一応存在するものの<ref name="Rinyu"/><ref name="Bosou">{{cite book | 和書 | author =池田透 | title = 外来生物が日本を襲う! | publisher = [[青春新書]] | date = 2007-02-15 | isbn = 978-4-413-04166-9}}</ref>、アライグマにとって最も脅威となる生物は人間である。[[アイオワ州]]における事例では、死因の判明しているアライグマのうち、78%が[[狩猟]]や駆除、10%が交通事故によって死亡していた<ref name="Bcoon"/>。寿命は最も長いもので野生下では13-16年、飼育下では22.5年という記録があり、幼獣の死亡率も低い<ref name="Otebiki"/>。 == 人間との関わり == [[File:Coonskin cap.JPG|thumb|right |アライグマ皮の帽子、通称「クロケット帽」]] アライグマは、アメリカでは国民的な動物として昔から広く愛され、さまざまな文化や作品にも関係している<ref name="Bcoon"/>。日本でもペットや毛皮動物として、そして今では外来種の代表格として良く知られている。 === ペット === アライグマはその可愛らしい風貌から[[ペット]]として人気が高かった。原産地であるアメリカでもペットとして飼育されており、例えば、アメリカ合衆国第30代大統領[[カルビン・クーリッジ]]の妻であるグレース・クーリッジは、レベッカという名のアライグマを可愛がっていたという逸話がある<ref name="Burban"/>。自宅の庭先に現れる野生のアライグマに餌付けを行い、ペット同然に扱う人もいる<ref name="Burban"/>。(ただし野生生物への餌付けは、個体数の増加のほかに、感染症や物理的傷害を受けるリスクがあるため好ましくないとされている<ref name="Bgfield"/>。) 2005年以降の日本では、アライグマは日本の気候に順応し、農作物に被害を与え、生態系を破壊する恐れがあるために、[[特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律|外来生物法]]により特定外来生物に指定された。したがって、日本では学術研究などの例外を除き、アライグマの飼育・譲渡・輸入は原則禁止されており、販売や野外に放つことは厳禁である<ref name="gaiyo">[http://www.env.go.jp/nature/intro/2law/lawoutline.html 外来生物法の概要]</ref>。 ==== 飼育 ==== 人工的な環境下での寿命はおよそ14年。主食として、にんじん、りんご、バナナ、副食としてドッグフードを与え、水は食物を水につける習性があるので大きめの容器を使う。ケージは幼獣では犬用のペットケージで間に合うが、成長すると運動量が増えるため、木登り用の止まり木を含む、10平米以上の広さのケージを必要とする。日本国内では地方自治体が条例によってケージの規格を指定している場合がある<ref name="kankyo">[http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/manu_dealer/mammal.pdf ペット動物販売業者用説明マニュアル (哺乳類・鳥類・爬虫類) - 環境省]</ref>。手先が器用で、簡易的な飼育設備ではすぐに脱走してしまうため施錠が必要<ref name="Rkadai"/>。飼育環境としては、アライグマは比較的丈夫であるため、気温や湿度に神経質になる必要はないが、日当たりがあって風通しのよい環境に置くとされている<ref name="kankyo"/>。 幼少期においては人に懐くが、成獣(特に発情期)になると気性が荒くなり、一般人がペットとして飼育するのは難しい動物である<ref name="Rkeika"/><ref name="Rkadai"/>。 === 毛皮 === アライグマは[[毛皮]]動物として狩られてきたという歴史があり、アライグマの毛皮を用いたさまざまな商品がこれまで数多く販売されている。 アメリカの国民的英雄である[[デイヴィッド・クロケット]]を題材にしたテレビドラマが1950年代に放映された際、彼の愛用していたアライグマの毛皮から作られたスキン・キャップ(皮の帽子)が、当時のアメリカの子どもたちのあいだで大ヒットした<ref name="Bcoon"/>。この流行によって、多くのアライグマが狩猟され、一時的に数を減らしてしまうまでに至った<ref name="Bcoon"/>。 日本国内でもアライグマの毛皮を用いた製品は「ラクーン」と表示され、広く流通している(ただし、[[タヌキ]]の毛皮が同じ名前で流通することがあり、問題視されている)<ref>{{cite press release|title=「ラクーン」の表記に関して(3)|publisher=日本毛皮協会|date=2007-11-15|url=http://www.fur.or.jp/fur/rakun.html|accessdate=2011-08-21}}</ref>。 === 文化 === アライグマは、「[[あらいぐまラスカル]]」や「[[ポカホンタス (映画)|ポカホンタス]]」などの[[アニメーション]]作品にも登場する。 == アライグマが引き起こす問題 == === 外来種問題 === [[File:Waschbaer auf dem Dach.jpg |thumb|right|住宅地にも平然と出没<br/>(ドイツ・アルバーツハウゼン)]] 北米原産であるアライグマは日本には生息していなかったが、日本国内で初めての野外繁殖が確認されたのは1960年代のことである。始まりは[[愛知県]][[犬山市]]にある[[日本モンキーセンター]]が1961年に飼育し始めたアライグマのうち12頭が翌年に脱走し、ほとんどが回収されたが2頭のオス(一部ではメスとの報告もある)が未回収となったことで、その翌年の1963年には付近の農家から「尻尾に縞模様のあるタヌキ」の目撃情報があった<ref name="Raiti"/>。その後、しばらく経過した1977年に犬山市と隣接する[[岐阜県]][[可児市]]で住民がアライグマを捕獲し、野生化が正式に確認された<ref name="Raiti"/>。そのアライグマを捕獲した住人は、アライグマの繁殖を試み始め、1982年には30-40頭を野外へ放している<ref name="Raiti"/>。北海道でも1979年に[[恵庭市]]で飼育個体の約10頭が逃亡し、付近の酪農地帯に定着した<ref name="Rkeika"/>。関東では鎌倉市の豊かな自然に一定数の繁殖が見られ、この地域ではタイワンリスに並んで最も見かけることの多い野生化動物であるが、天敵のいない限定的な自然条件が棲息に適しているとも言われ、市の公報でも被害や注意喚起が掲載されることがたびたびある。 こうした飼育個体の逃亡や遺棄は他の地域でも起こっていた可能性が高い。1970年代当時は、テレビアニメ「[[あらいぐまラスカル]]」の人気などから、[[ペット]]としてアメリカから多い年では年間1500頭もの個体が輸入されるようになり盛んに飼育されていた<ref name="Raiti"/>。しかし、アライグマは手先が器用で脱走しやすい動物だったこともあり、多くの飼育個体が逃げ出したことが考えられる<ref name="Bosou"/>。また、アニメの最終回と同様に、「動物は自然の中で暮らすのが一番良い」という名目で、意図的に自分勝手な飼い主によって自然へ帰された個体も少なくなかったと思われる<ref name="Bosou"/>。とくに当時は一般人はもちろんのこと、学者も外来種問題に対して危機意識をあまり抱いていなかった<ref name="Bniscience">{{cite book | 和書 | title = 日経サイエンス2004年11月号 「外来動物ミニ図鑑 野に放たれたラスカルたち」| publisher = [[日経サイエンス]] |date = 2004-11-01 }}</ref>。こうして飼い切れなくなった成獣が身勝手な人間によって遺棄されたり、飼い主から逃亡して野生化した個体は各地へ自然分散し、2001年には36都道府県で確認され、2008年には47都道府県でみられるようになった<ref name="Ribaraki"/><ref name="Bgfield">{{cite book | 和書 | author = 鈴木欣司 | title = 日本外来哺乳類フィールド図鑑 | publisher = [[旺文社]] | date = 2005-07-20 | isbn = 4-01-071867-6 }}</ref>。現在の推定個体数は不明だが、[[東北地方]]を除く各地でまとまった個体群の存在が確認されている<ref name="Otebiki"/>。日本には天敵や競争種がおらず、繁殖力が高いため、容易に定着できたものと考えられている<ref name="Otebiki"/>。 ヨーロッパでは、1930年代にドイツで毛皮目的に導入されたのが最初だが、定着が本格化し始めたのは1970年代になってからである<ref name="Rpoland"/>。現在ではドイツ周辺の国々(フランス、[[ベルギー]]、[[ルクセンブルク]]、[[オランダ]]、[[ポーランド]]、[[チェコ]]など)に定着が拡大している<ref name="Rpoland"/>。ドイツでは1934年に[[ハンブルク]]で野生化が確認された<ref name="Rnameri">Gehrt, S. D. 2003. Raccoons Procyon lotor and allies.p. 611-634. In: Wild mammals of North America: biology, management, and conservation. 2nd ed. (G. A. Feldhamer, B. C. Thompson, and J. A. Chapman, eds.), Johns Hopkins University Press, Baltimore, Maryland.</ref>。ポーランドでは1990年代初めに野生個体群が確認され、今では西部の大部分でみられる<ref name="Rpoland"/>。 === 経済被害 === アライグマによって農作物([[トウモロコシ]]、[[メロン]]、[[イチゴ]]、[[スイカ]]など)や錦鯉が食べられたり、乳牛の乳首が噛み切られたりする被害が発生している<ref name="Rkadai">{{Cite journal|和書|author=池田透|year=2006| title=アライグマ対策の課題|journal=哺乳類科学 |volume=46|issue=1|pages=95-97 |naid=10017603645}}</ref>。スイカでは前脚が入る程度の穴を開けて中身だけがくりぬかれたり、トウモロコシでは綺麗に皮が剥かされるなどアライグマの食害の痕は特徴的なものが多い<ref name="Otebiki"/>。2009年度の農業被害は全国で約2億8千万円となり、数年で倍増している<ref name="Otebiki"/>。市街地周辺に生息するアライグマは、家庭菜園にも被害を与える<ref name="Rkeika"/>。 さらに、家屋や寺社の屋根裏への侵入、ねぐらとして利用することによる汚損が報告されており、歴史的建造物が被害を受ける例もある<ref name="Rkamakura"/>。 アメリカでもアライグマによる農作物への被害は、[[シカ]]に次いで深刻な問題になっている<ref name="Rcrop">{{Cite journal|author=J. C. Beasley and O. E. Rhodes Jr |year=2008| title=Relationship between raccoon abundance and crop damage |journal=Human-Wildlife Conflicts |volume=2|issue=2|url= http://digitalcommons.unl.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1039&context=hwi&sei-redir=1#search=%22Raccoon%20damage%22|format=PDF|pages=248-259|accessdate=2011-07-11}}</ref>。 === 生態系への影響 === さまざまな動植物を幅広く捕食する雑食性のうえに繁殖力が強いため、在来[[生態系]]に影響を与えている可能性が指摘されている。北海道の[[野幌森林公園]]では、アライグマが原因で[[アオサギ]]のコロニーが営巣を放棄する事態が発生している<ref name="Rkeika"/><ref name="Rnopporo"/>。また、[[フクロウ]]類や[[オオタカ]]の巣の略奪も起きている<ref name="Otebiki"/><ref name="Rkadai"/>。こうした鳥類の繁殖への悪影響は、ヨーロッパでも問題視されている<ref name="Rpoland"/>。また、アライグマよりも小型な[[キツネ]]や[[タヌキ]]などの在来哺乳類との競争も問題である<ref name="Rkeika"/><ref name="Rkadai"/>。両性爬虫類への影響も報告されており、捕食の記録がある生物は、[[エゾアカガエル]]、[[アズマヒキガエル]]、[[エゾサンショウウオ]]、[[トウキョウサンショウウオ]]、[[アベサンショウウオ]]と多種にわたる<ref name="Rryoha">{{Cite journal|和書|author=金田正人・加藤卓也 |year=2011| title=外来生物アライグマに脅かされる爬虫両生類 |journal=爬虫両棲類学会報|issue=2|url= http://www.kndmst.net/topics/11herp-rac.pdf|format=PDF|pages=148-154|accessdate=2011-12-18}}</ref>。千葉県では2008年にアライグマが原因と見られる食害で、減少が危惧されている[[ニホンイシガメ]]を含む、100匹以上に及ぶ在来カメ類の死体が発見された<ref>小賀野大一・小林頼太・小菅康弘・篠原栄里子・長谷川雅美「[http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/57/P3-235.html 淡水性カメ類の被食被害:房総半島における発生事例]」 [[日本生態学会]]ポスター発表、2010年3月</ref>。 アメリカの海岸では、砂浜に産卵されたウミガメの卵の16-87%が捕食され、ウミガメの生存が脅かされている<ref name="Bcoon"/>。 === 感染症 === [[File:Baylisascaris larvae.jpg|thumb|right|アライグマ回虫<br/>''Baylisascaris procyonis'']] アライグマは[[アライグマ回虫]]、[[狂犬病]]、[[レプトスピラ症]]などの人畜共通感染症のキャリア動物である<ref name="Rinyu"/><ref name="Rkadai"/>。アライグマ回虫は、人体に感染すれば死亡リスクがあり、アメリカでは人間(幼児)の死亡例がある<ref name="Bghb">{{cite book | 和書 | author = 村上興正・鷲谷いづみ(監修) [[日本生態学会]](編著) | title = 外来種ハンドブック | publisher = [[地人書館]] | date = 2002-09-30 | isbn = 4-8052-0706-X |pages=pp.26-27,70,226}}</ref>。今のところ日本では感染例がなく、アライグマ回虫が寄生した野生アライグマは確認されていないが、日本国内の動物園で飼育されている個体の約40%に寄生していたという調査結果がでている<ref name="Bghb"/>。狂犬病に関して北米ではアライグマが最も高い割合を占めている<ref name="Otebiki"/>。病原性レプトスピラは、日本では北海道や神奈川県などの野生のアライグマから報告されている<ref name="Otebiki"/><ref name="Rrept">{{Cite journal|和書|author=吉識綾子・的場洋平・[[浅川満彦]]・高橋樹史・中野良宣・菊池直哉|year=2011| title=北海道のアライグマからのレプトスピラの分離と抗体調査|journal=獣医疫学雑誌|volume=15|issue=2|pages=100-105|url=http://dx.doi.org/10.2743/jve.15.100|format=PDF|accessdate=2012-10-15}}</ref>。他にもアライグマの消化管内部には多数の[[線虫]]や[[吸虫]]、[[鉤頭動物|鉤頭虫]]が寄生しているが、これら寄生生物はアライグマと同様に外来種であるとは必ずしも限らない<ref name="Rzentyu">{{Cite journal|和書|author=三根恵・松本淳・加藤卓也・羽山伸一・野上貞雄|year=2010| title=神奈川県三浦半島に生息するアライグマの消化管内寄生蠕虫相に関する研究|journal=日本野生動物医学会誌|volume=15|issue=2|pages=101-104|url=http://dx.doi.org/10.5686/jjzwm.15.101|format=PDF|accessdate=2012-10-15}}</ref>。 こうした感染症の予防のためには、アライグマを扱う際は手袋を着用して肌をできる限り露出せず、病原体が含まれている可能性のある排泄物や血、もしくはそれらで汚染された土などを素手で触らないようにし、使用した衣類や道具は消毒することが重要である<ref name="Otebiki"/><ref>川中正憲・杉山広・森嶋康之「[http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_42/k02_42.html アライグマ回虫による幼虫移行症]」[[国立感染症研究所]]、2002年10月</ref>。 === 人やペットへの攻撃 === アライグマが人間を好んで襲うことはないが、突発的な遭遇による咬傷被害は報告されている<ref name="Rkeika"/>。アメリカでは、ペットの[[イヌ]]や[[ネコ]]が襲われる事例が報告されており、なかには狩猟犬が逆にアライグマに殺されるという話もある<ref name="Rinyu"/>。アライグマへの餌付けは、こうした感染症や物理的傷害を誘発させる危険な行為となりうる<ref name="Bgfield"/>。日本でも2011年7-8月に[[兵庫県]][[尼崎市]]で犬を散歩させていた住人が次々とアライグマに噛まれる事件が発生し、大きく報道された<ref name="Iamaga">兵庫県 尼崎市[http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/ansin/kiotukete/083araiguma.html アライグマにご注意を!]</ref>。大型の個体はとくに気性が荒いため、不用意に近づいてはならない。 == 対策 == 日本ではアライグマによる問題が深刻になるにつれ、早急な対策を求める声が強くなってきた。そのなか、[[日本哺乳類学会]]では、アライグマ・[[ノヤギ]]・[[ジャワマングース]]の3種の外来種の駆除を求める緊急の大会決議を1998年に採択した<ref name="Rketugi">{{Cite journal|和書|author=哺乳類保護管理専門委員会|year=1999| title=移入哺乳類への緊急対策に関する大会決議|journal=哺乳類科学 |volume=39|issue=1|pages=115-129|naid=10013370806}}</ref>。加えて[[日本生態学会]]は[[日本の侵略的外来種ワースト100]]のひとつに本種を選定した。そして、2005年に [[外来生物法]]が施行されると同時に、[[特定外来生物]]に一次指定され、防除に向けた活動が本格化した。国内の現状ではアライグマは外来種であり、よって根絶が最終的な目標となるため、駆除が解決手法として選択されることが多い<ref name="Otebiki"/>。一方で、日本ではアライグマは1994年度に狩猟獣に指定されたものの、夜行性であるなどの条件から狩猟されることが少ない<ref name="Rketugi"/>。そのため、外来生物法に基づいた箱わなによる有害駆除の捕獲が主となっている<ref name="Bjmanmal"/><ref name="Otebiki"/>。近年は、錯誤捕獲を防ぐためにエッグトラップという新しい罠も開発されている<ref name="Regg">{{Cite journal|和書|author=阿部豪・青柳正英・的場洋平・佐鹿万里子・車田利夫・高野恭子・池田透・立澤史郎|year=2006| title=北海道におけるアライグマ捕獲のためのEgg Trapの有効性と混獲防止効果の検証|journal=哺乳類科学 |volume=46|issue=2| pages=169-175 |naid=10018467874}}</ref>。捕獲された個体は、[[動物福祉]]に配慮して薬殺や二酸化炭素吸入によって殺処分しなければならないことになっている<ref name="Otebiki"/>。外来生物法による防除や有害駆除を含めたアライグマの捕獲数は2008年には14000頭を超えた(捕獲数が特に多いのは[[北海道]]と[[兵庫県]]で合わせて6000頭)<ref name="Otebiki"/>。やみくもな駆除を行わないためにも、科学的なモニタリングと効果の検証が求められている<ref name="Rkadai"/>。私有地でアライグマを目撃した、または被害に悩んでいるといった場合は、各個人の判断でむやみに行動せず、自治体の担当者や専門機関に相談することが望ましい。 原産地のアメリカでもアライグマの引き起こす問題に対して、さまざまな対策手法が実行されており、[[電気柵]]によって農作物や野生生物をアライグマから保護したり、同時に個体数を削減するための駆除も進められている<ref name="Bcoon"/>。 === 駆除をめぐる論争 === 日本国内の各地で駆除が実行されるなか、駆除を進める[[地方自治体]]や研究機関と、一部の[[動物愛護団体]]との間で、アライグマの扱い方をめぐって意見の衝突が起きることがある<ref name="Bkng"/>。場合によっては、駆除に取り組む自治体に対して愛護団体から抗議の電話が殺到することもある<ref name="Rseimei">{{Cite journal|和書|author=池田透・村上興正|year=1998| title= 移入哺乳類問題に対する学会声明に向けて(野生化動物問題ネットワーク第4回研究会,野生生物の保護に関する法体制検討会)|journal=哺乳類科学 |volume=38|issue=1 |naid=10017519870 |pages=204-208 }}</ref>。こうした駆除への反対意見は、被害を直接経験していない都市部の人間が主張する傾向があるといわれており、アライグマに関する認識のずれが背景に存在する<ref name="Rseimei"/>。 動物愛護の立場から求められる人道的な解決策のひとつとして、別の地域へ放獣する、もしくは保護施設で預かるという案がある<ref name="Rseimei"/>。一方で、この手法はただ単に問題を別の場所に移動させただけであり、不適切であるとの指摘もある<ref name="Bkyoui">{{cite book | 和書 | author = [[種生物学会]] | title = 外来生物の生態学 進化する脅威とその対策 | publisher = [[文一総合出版]] | date = 2010-03-31 | isbn = 978-4-8299-1080-1|pages=315-317}}</ref>。また、他地域へ病気を伝播させてしまう危険性もあり、実際にアメリカでは狂犬病を拡大させてしまっている<ref name="Bcoon"/>。同様に、これらの問題点に加えて[[遺伝子汚染]]の観点から、日本の外来種であるアライグマを原産地のアメリカに移送して帰すという方策も基本的に不可能である<ref name="Rkeika"/>。放獣以外の方法として、避妊によって繁殖を抑制する手段も主張されることがあるが、その有効性やコスト、リスクについて評価した研究は少ない<ref name="Bcoon"/><ref name="Rseimei"/>。 == 分類 == === 名称 === 英名 raccoon は、インディアン語 Ah-ra-koon-em の「手でこするもの」という意味が語源となっている<ref name="Rkeika"/>。ちなみに、アライグマに姿が似た動物であるタヌキの英名は raccoon dog である。 [[学名]]の属名 ''Procyon'' は「イヌの前」、種小名 ''lotor'' は「洗うもの」を意味する<ref name="Bcoon"/>。属名の由来は、アライグマがイヌの祖先であると考えられていたためといわれる<ref name="Bcoon"/>。 === 亜種 === アライグマの[[亜種]]については諸説あり、25の亜種に分けることがある<ref name="Bcoon"/>。 * ''Procyon lotor lotor'' - アメリカ北東部とカナダ南東部([[ノバスコシア州]]、[[ニューブランズウィック州]]など)に分布。 * ''Procyon lotor maritimus'' - [[デルマーバ半島]]に分布。 * ''Procyon lotor solutus'' * ''Procyon lotor litoreus'' - [[ジョージア州]]の沿岸地域と島々に分布。 * ''Procyon lotor elucus'' - 主に[[フロリダ半島]]に分布。 * ''Procyon lotor inesperatus'' - [[キー (島)|キー諸島]]に分布。 * ''Procyon lotor auspicatus'' - [[キー (島)|キー諸島]]に分布。 * ''Procyon lotor incautus'' - [[キー (島)|キー諸島]]に分布。 * ''Procyon lotor marinus'' * ''Procyon lotor varius'' - [[テネシー州]]、[[ミシシッピ州]]、[[アラバマ州]]に分布。 * ''Procyon lotor megalodous'' - [[ルイジアナ州]]の沿岸地域に分布。 * ''Procyon lotor birtus'' - アメリカ中央部とカナダの一部の州に分布。最も分布域の広い亜種。 * ''Procyon lotor excelsus'' - アメリカ西部の[[スネーク川]]周辺に分布。 * ''Procyon lotor pacificus'' - [[ワシントン州]]、[[オレゴン州]]などに分布。 * ''Procyon lotor vancouverensis'' - [[バンクーバー島]]に分布。 * ''Procyon lotor psora'' * ''Procyon lotor grinnelli'' * ''Procyon lotor pallidus'' - [[コロラド州]]、[[アリゾナ州]]南央部などに分布。 * ''Procyon lotor mexicanus'' - アメリカの[[ニューメキシコ州]]とメキシコの一部([[チワワ州]]など)に分布。 * ''Procyon lotor fuscipes'' - アメリカの[[テキサス州]]とメキシコ北東部([[コアウイラ州]]など)に分布。 * ''Procyon lotor bernandezii'' * ''Procyon lotor sbufeldti'' - [[テワンテペク地峡]]、[[ベリーズ]]、[[グアテマラ]]、[[ホンジュラス]]西部に分布。 * ''Procyon lotor dickevi'' - [[エルサルバドル]]南西部の沿岸地域に分布。 * ''Procyon lotor crassidens'' * ''Procyon lotor pumilus'' - [[パナマ]]西部に分布。 === 近縁種 === アライグマ属 (''Procyon'') には全6種が属している。 * アライグマ ''Procyon lotor'' * [[トレマリアアライグマ]] ''Procyon insularis'' * [[バルバドスアライグマ]] ''Procyon gloveraleni'' * [[カニクイアライグマ]] ''Procyon cancrivorus'' * [[コズメルアライグマ]] ''Procyon pygmaeus'' * [[グアドループアライグマ]] ''Procyon minor'' == 出典 == {{Reflist|2}} == 関連項目 == {{Commons|Procyon lotor}} {{Wikispecies|Procyon_lotor}} * [[日本の哺乳類一覧]] * [[あらいぐまラスカル]] * [[狂犬病予防法]] == 外部リンク == * {{PDF|[http://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_manual/pdf/data4.pdf アライグマ]}} - 農林水産省 * {{PDF|[http://www.env.go.jp/nature/intro/4control/files/manual_racoon.pdf アライグマ防除の手引き]}} - [[環境省]] 自然環境局 野生生物課 外来生物対策室 {{デフォルトソート:あらいくま}} [[Category:アライグマ科]] [[Category:日本の外来種]] [[Category:特定外来生物]] [[Category:Least concern]] {{Link FA|sv}} {{Link FA|de}} {{Link FA|en}} {{Link GA|fr}} {{Link FA|hr}} {{Link FA|id}} {{Link FA|pl}}
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