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'''みんなの滋賀新聞'''(みんなのしがしんぶん)は[[滋賀県]]で一時期の間発行されていた[[新聞]]である。 == 概要 == [[1979年]]に「[[滋賀日日新聞]]」が廃刊(その後、資本関係にあった[[京都新聞]]に統合され、同社の滋賀本社版となった)となって以降、本格的な[[地方紙|県域新聞]]が無かった滋賀県で、財界や個人が共同出資して設立した「'''みんなで作る新聞社'''」が[[2005年]][[4月29日]]に創刊した。 [[2003年]]秋に題字の一般公募を行った結果、官民一体での新聞社作りに共感をもてることが決め手となってこの紙名が決定した(ちなみに応募数の中で最も多かったものは『'''滋賀新聞'''』だったが、既に京都新聞社によって[[商標|商標登録]]され、当時同社によって同名の週刊紙が発行されていたために採用できなかったという)。発行は[[朝刊]]専売で、滋賀県内の[[朝日新聞]]、[[毎日新聞]]の販売店(一部地区を除く)からの宅配と、[[鉄道駅|駅]]・[[コンビニエンスストア]]などでの即売で販売された([[京都市]][[山科区]]の[[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[山科駅]]の[[キヨスク]]でも販売)。定価は月極購読料が1995円、1部売り定価が80円で、[[日本海新聞]]、[[大阪日日新聞]]と同じく当時の全国の主要な朝刊新聞では最も安い値段設定だった。購読申し込みは滋賀県内の[[平和堂]]各店の「くらしのサービスセンター」でも受け付けていた。 キャッチコピーは、“'''滋賀が'''『'''いっぱい'''』。'''暮らしに'''『'''プラス'''』。”。 創刊当初は16〜20ページ立てだったものが、末期の2005年9月時点で12ページ立ての日が多くなった。[[共同通信社]]や[[記者クラブ]]への加盟を拒否され、国内外のニュースが掲載されておらず、滋賀県内のニュースを独自に取材して掲載していた。 また、この年に実施された[[第44回衆議院議員総選挙|衆議院議員選挙]]において、本紙は[[公職選挙法]]第148条の規定(新聞の場合、当該[[選挙]]公示の6ヶ月以上前から月3回以上定期的に有償で発行され、[[第三種郵便物]]の承認を受けたものでなければ、その選挙に関する報道・論評は認められないが、本紙の場合、同選挙の公示日の時点で創刊より6ヶ月以上経過していなかった)により投票日までの選挙報道の一切を自粛せざるを得ない事態となった。このこともあり、発行部数は伸び悩み、新聞の継続的発行が困難となり、同年[[9月17日]]付を以って休刊となった。そして、従業員53人は、[[10月17日]]付で全員[[解雇]]となった。 「みんなで作る新聞社」は本紙の休刊後も復刊を目指したが、資金調達の目途がつかず、[[11月7日]]には[[大津市]]内の事務所を閉鎖し、[[12月28日]]に[[大津地方裁判所]]へ[[破産|自己破産]]を申請し[[倒産]]した([[社長#会社社長|社長]]の個人[[保証|保証債務]]が休刊・破産の原因ではないかという疑惑が存在している)。 == その他 == 滋賀県では[[滋賀報知新聞]]が日刊で発行されているが、[[日本新聞協会]]に加盟していないためコミュニティ紙という形となっている。また前述の通り[[京都新聞]]の他、[[中日新聞]]が滋賀県版を発行している(京都新聞はほぼ全域、中日新聞は[[草津市]]より東の地域)。 == 歴史 == * [[2002年]][[7月]] 滋賀[[経済同友会]]に「情報[[インフラストラクチャー|インフラ]]研究会」発足 * [[2003年]]7月 滋賀経済同友会、県民による新県域紙の創刊を提言、新県域紙創刊が具体化 * 同年[[9月1日]] 「みんなで作る新聞社」設立 * 同年[[10月7日]] 題字公募開始 * [[2004年]][[1月26日]] 題字を発表 * [[2005年]][[4月29日]] 創刊号発行 * 同年[[9月17日]] 最終号発行 * 同年[[11月7日]] 本社事務所閉鎖 * 同年[[12月28日]] [[大津地方裁判所]]へ[[破産|自己破産]]を申請し、[[倒産]] == 本社 == (2005年7月当時) * 大津市におの浜4-7-5 == 支社・支局 == (2005年7月当時) * [[彦根市|彦根]]、[[近江八幡市|近江八幡]] == 番組表 == (2005年8月当時) [[テレビ]]・[[ラジオ]]の[[番組表]]は中面に見開きで掲載。右ページは[[地上波テレビ]]、左ページは[[衛星放送|衛星]]波テレビ、ラジオ、CSといった構成になっていた。 ; 地上波テレビ欄 * [[NHK教育テレビジョン|NHK教育]] * [[NHK総合テレビジョン|NHKテレビ]] * [[毎日放送|毎日テレビ]] * [[ABCテレビ]] * [[関西テレビ放送|関西テレビ]] * [[讀賣テレビ放送|読売テレビ]] * [[びわ湖放送|びわ湖テレビ]] * (半分のサイズ) ** [[京都放送|京都テレビ]] ** [[テレビ大阪]] ; 衛星放送テレビ欄 * BS ** [[NHK衛星第1テレビジョン|NHK衛星第一]] ** [[NHK衛星第2テレビジョン|NHK衛星第二]] ** [[WOWOW]](アナログ) * BSデジタル ** WOWOW(デジタル) ** [[NHKデジタル衛星ハイビジョン|NHKハイビジョン]] ** [[BS日本|BS日テレ]] ** [[ビーエス朝日|BS朝日]] ** [[BS-TBS|BS-i]] ** [[BSジャパン]] ** [[BSフジ]] ** [[スター・チャンネル|スター・チャンネルBS]] ; ラジオ、CS欄 * FM ** [[エフエム滋賀|e-radio]](以下の局に対して2倍のサイズで掲載。これは地元[[県域放送|県域局]]であるのと同時に、当新聞社の発足に際して同局の資本参加を受けていたことによる) ** [[NHK-FM放送|NHK-FM]] ** [[エフエム大阪|fm osaka]] ** [[FM802]] ** [[エフエム京都|α-station]] ** [[関西インターメディア|FMCO・CO・LO]] ** [[兵庫エフエム放送|Kiss-FM]] * CS ** [[放送大学学園|放送大学]]テレビ ** 放送大学ラジオ * AM ** [[NHKラジオ第1放送|NHK第1]] ** [[NHKラジオ第2放送|NHK第2]] ** [[MBSラジオ]] ** [[ABCラジオ]] ** [[大阪放送|ラジオ大阪]] ** KBSラジオ(滋賀県では独自の番組を放送する[[KBS滋賀]]=1215kHzが存在するが、大津市など南西部では京都本社=1143kHzを受信する世帯が多いので、京都本社の番組表を載せていた) * SW ** [[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]] == 関連項目 == * [[廃刊になった日本の新聞一覧]] * [[オプテックス]](事実上の親会社だったといわれており、同社社長が本紙社長を兼務していた) {{DEFAULTSORT:みんなのしかしんふん}} [[Category:日本の新聞 (廃刊)]] [[Category:滋賀県のマスメディア|廃]]
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