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どこでもドア
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{{Pathnav|ドラえもん|ひみつ道具|frame=1}} '''どこでもドア'''は、[[藤子・F・不二雄]]の[[漫画]]『[[ドラえもん]]』に登場する[[ひみつ道具]]。 または、[[三菱重工業エンジニアリング]]が開発した、新方式の[[ホームドア]]である。<ref>http://s.response.jp/article/2013/11/14/210674.html</ref> 本稿は、[[ドラえもん]]の道具としてのどこでもドアについて記述する。 == 概要 == [[ドア|片開き戸]]を模した道具。目的地を音声や思念などで入力した上で[[扉]]を開くと、その先が目的地になる。 ドアの[[ノブ]]に意志読み取り[[センサー]]が組み込まれているため、場所の指定は「いつもの空き地」と言えば野比家の近所の空き地になったり、「どこでもいいから遠く」と言えば適当な場所になるなど、曖昧な指定が可能。また、のび太が[[源静香|しずか]]の家へ行こうとすれば、のび太の気持ちが読み取られて行き先が風呂場になったりもする。 === 機能 === ドアに内蔵されている[[宇宙]][[地図]]の範囲で、また10[[光年]]以内の距離しか移動できないという制限がある<ref>『[[ドラえもん のび太の宇宙開拓史]]』</ref>。10光年を超えた距離のある目的地を指定して扉を開くと、「どこでもドア」としての機能は働かず、ただのドアとして機能する<ref>『[[ドラえもん のび太の宇宙漂流記]]』</ref>。しかし一度、宇宙の果てまで「どこでもドア」でたどり着いているが<ref>第20巻収録「天の川鉄道の夜」</ref>、どうやって移動したのかは不明。 この地図はあくまで現代のもので、[[大陸]]の配置などが大きく異なる時代では基本的には移動できない<ref>『[[ドラえもん のび太の恐竜]]』</ref>。さらに現在地がわからないと使うことができない<ref>『[[ドラえもん のび太とアニマル惑星]]』</ref>。しかし学習機能があり、移動しながら地形データを記憶させることもできる<ref>第33巻収録「鏡の中の世界」および『[[ドラえもん のび太の日本誕生]]』</ref>。学習機能で記憶した地形内では移動可能になる。なお宇宙地図、学習機能の描写は大長編のみで、映画には登場しない。 [[次元]]を越えることはできないため、「[[ドラえもんのひみつ道具 (ち)#地平線テープ|地平線テープ]]」<ref>第28巻収録「地平線テープ」</ref>や「[[ドラえもんのひみつ道具 (はあ-はと)#入りこみ鏡|入り込み鏡]]」<ref>『[[ドラえもん のび太と鉄人兵団]]』</ref>などで作られた異次元空間などの特別な世界、また過去や未来との移動はできない。ただし、[[タイムマシン (ドラえもん)|タイムマシン]]の出口とドアの出口を繋ぐことで、空間移動と時間移動を同時に行うことができる<ref>第16巻収録「宇宙ターザン」</ref>。 扉に「時差修正装置」が組み込まれているとする資料([[#構造|後述]])もあるが、「[[ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)#時差修正マシン|時差修正マシン]]」、「[[ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)#時差調節ダイヤル|時差調節ダイヤル]]」のようなオプションパーツをまれに使用していることから、「時差修正装置」を搭載した機種が使用されたのは一時的なものだった可能性がある。現に[[日本]]と[[ドイツ]]を行き来した際、[[時差]]が生じている<ref>第12巻収録「ゆうれい城へ引っ越し」</ref>。 ドア自体は常時普通のドア同様の大きさと硬さがあるため、単体では持ち運びに適さない。[[四次元ポケット]]と併用してこそ便利さが十二分に発揮できる道具と言える。 ドアを開けたとき、裏側はどうなってるかというと、目的地の場所は見えず、向こう側が見える<ref>「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」</ref>。 == 構造 == かつて地図を内蔵するという概念が存在しなかった時期に発表された内部図解と、1986年以降に発表された内部図解の、大きく分けて2種類の内部図解が存在する。後者は資料によって描かれる部品の形が異なるが、多くの部分で似た言葉が共通して使用されている。 前者は『ドラえもんひみつ全百科(ドラえもんひみつオールひゃっか)』(『てれびくん』1980年6月号付録)で発表されてからは一度も使用されていない。 === 旧型の構造 === * 扉の上:'''空間たんさき'''<ref name="televi-kun">『ドラえもんひみつ全百科(ドラえもんひみつオールひゃっか)』(『てれびくん』1980年6月号付録)小学館、1980年。</ref> * 柱:'''四次元電りゅうへんかんき'''<ref name="televi-kun"/> * 足:'''ていちゃくそうち'''<ref name="televi-kun"/> また、3次元空間を4次元的に折りたたんで2か所を近づけるための装置、'''4次元フィールド装置'''が組み込まれている<ref>『テレビ版ドラえもん 2』小学館〈コロコロコミックデラックス 4〉、1980年<!--7月-->。</ref>。 === 新型の構造 === * 扉の上:'''空間歪曲装置'''<ref name="ffsp">『ドラえもん道具カタログ 2112年版』中央公論社〈F.F.ランドスペシャル - スーパー・メカノ=サイエンス〉、1986年。</ref> * 扉の下:'''空間歪曲装置'''<ref name="ffsp"/><ref name="tsukaikata">『ドラえもんのひみつ道具使い方事典 2』小学館、1991年。</ref><ref name="mitani">『最新ドラえもんひみつ百科 1』小学館、1998年。(記事中で参考にした部分「FILES.3 ひみつ道具と四次元ポケット」は『コロコロコミック』1996年6月号掲載分)</ref><ref name="ketteiban">『決定版ドラえもん大事典』小学館、2001年。</ref>、'''連鎖ユニット'''<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/> * 柱:'''コンピューター'''<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/> * 扉:'''時差修正装置'''<ref name="ffsp"/>、'''空間座標決定機'''<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/>(「空間座標決定コンピューター」表記<ref name="ffsp"/>、「コンピューター」表記<ref name="mitani"/>あり)、'''宇宙地図'''<ref name="ffsp"/><ref name="tsukaikata"/><ref name="mitani"/><ref name="ketteiban"/>、'''世界地図'''<ref name="ffsp"/><ref name="tsukaikata"/><ref name="mitani"/><ref name="ketteiban"/>、'''バッテリー'''<ref name="ffsp"/><ref name="tsukaikata"/><ref name="mitani"/><ref name="ketteiban"/> * ドアノブ:'''行き先受信ノブ'''<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/>(「いき先よみとりノブ」表記<ref name="ffsp"/>、「行き先読み取りノブ」表記<ref name="mitani"/>あり)と呼ぶ。'''プライベートロック'''<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/>というボタンスイッチが付いており、'''マイクロホン'''、'''意志読み取りセンサー'''、'''コンピューター'''が内蔵されている<ref name="ketteiban"/>。 ドアには鍵をかけることもできる。また『21世紀版ドラえもん ひみつ大百科』では、空間歪曲装置が1つになっていて、宇宙地図・世界地図が四角形から円形になっている。 カタログ番号:M-04、商品番号:MD401-E、価格:640,000円<ref name="ffsp"/>。 また、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)によると、塩と砂糖を使うらしい。また、木材を切っているシーンがあった<ref>ただ、これは「どこへでもドア」の作り方。どこでもドアと同じかはわからない。</ref>。 == 関連品 == 同様の道具に、「[[ドラえもんのひみつ道具 (ふ)#プッシュドア|プッシュドア]]」「[[ドラえもんのひみつ道具 (とあ-とこ)#どこでもまど|どこでもまど]]」「[[ドラえもんのひみつ道具 (とあ-とこ)#どこでもガス|どこでもガス]]」「[[ドラえもんのひみつ道具 (とあ-とこ)#どこかなまど|どこかなまど]]」「[[ドラえもんのひみつ道具 (とあ-とこ)#どこでもきっぷ|どこでもきっぷ]]」がある。プッシュドアの巻では、のび太がどこでもドアとの比較についでドラえもんに聞いたところ、「あれ(どこでもドア)より手軽さ」と答えているが、なぜ話すだけのどこでもドアよりも手軽なのかは明らかになっていない。 また、どこでもドアを併用せねばならない道具として「[[ドラえもんのひみつ道具 (こ)#昆虫探知カード|昆虫探知カード]]」と「[[ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)#時差修正マシン|時差修正マシン]]」(『[[ドラえもん のび太の大魔境|大魔境]]』)と「[[ドラえもんのひみつ道具 (しあ-しの)#時差調節ダイヤル|時差調節ダイヤル]]」(『[[ドラえもん のび太と雲の王国|雲の王国]]』)がある。 === どこだかドア === '''どこだかドア'''は、「あべこべの星」(てんとう虫コミックス『ドラえもん』第17巻収録「あべこべ惑星」のアニメ化作品。1992年10月2日放送、DVD『ドラえもん コレクション・スペシャル 秋の1』に収録)に登場する。地球と左右方向、男女性別などがあべこべになっている惑星の、ドラえもんに相当するキャラクターの道具。形はどこでもドアと同じだが、デザインが木目調でやや古ぼけた印象がある。 作中ではのび太がくぐった瞬間、海に浮かぶ島(岩)に行ってしまった。その後のび太が「今のはどこなんだ?」と問うと、あべこべの星のドラえもんは「さあ、どこだか」と回答していることから、「どこに行くのかわからない道具」とである可能性がある。 === あっちでもドア === '''あっちでもドア'''は、「ムシャクシャタイマー」(1993年3月12日放送、映像ソフト未収録)に登場する。 どこでもドアの代わりとして、未来の国のデパートで最新型として販売中のひみつ道具。どこでもドアは下取り対象にもならない型落ち品なのだという。「あっちでもドア」と「こっちでもドア」はどこでもドアの最新型であるという説明はあるが、詳細は作中に登場しない。 ===どこへでもドア=== '''どこへでもドア'''は、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)に登場する。 見た目や色はどこでもドアに似ている。構造はドラえもんは「複雑な構造」と言っている。木材と砂糖を小さじ1杯、塩を少々使う(紫色の四角い箱に入れていた)。雑に作る(ドアの上の部分が外れている)、配線<ref>青に黄色をつなぎ、赤、白、オレンジに黒、緑をドッキングするらしい。それ以降は「そこに青と黄色を・・・」と不明。</ref>を間違える(例えば紫と紫をつないではいけないが、つなげるなどする)と爆発する。ドラえもんが作ると、いろんな場所が交互に出た。 ===ハワイ専用どこでもドア=== '''ハワイ専用どこでもドア'''は、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)に登場する。 名前の通り、ハワイだけに行けるドア。ドラえもん曰く「もはやどこでもドアじゃない」。ドアの色は緑。簡単に作れるらしく、ハツメイカーで頼んだときの説明書は薄かった。 ===初期型どこでもドア=== '''初期型どこでもドア'''は、映画『[[ドラえもん のび太のひみつ道具博物館]]』に登場する。 発明家・ハルトマン博士によって開発された「最初のどこでもドア」であり、記念すべき「'''ひみつ道具第一号'''」。 ドラえもんらが普段使用しているものより遥かに巨大であり、まるで城門のように左右に開閉する。 現在は、ひみつ道具博物館のエントランスホールにその他の歴代どこでもドアとともに展示されており、各館へと通じる移動手段として利用されている。 == 用例 == どこでもドアの発明により、銀河SL天の川鉄道が廃止になった。ドラえもんは廃止の[[ドラえもんのひみつ道具 (あな-あん)#天の川鉄道乗車券|記念切符]]を購入している。 便利すぎる道具ゆえ、大長編などではしばしば使用不可能になる。『[[ドラえもん のび太の大魔境]]』(原作漫画)ではドラえもんらがドアを空き地に置いてアフリカへ行っている間に、[[ドラえもんの登場人物一覧#神成|神成]]と老婆に粗大ゴミと間違われて焼却される。映画版ではワニにかじられて破壊されてしまった。『[[ドラえもん のび太と銀河超特急]]』では、超空間を封鎖された際に、ドアを開けたところにバリアーが張られ、一時的に使用できなくなった。ドラえもんのスピンオフ作品『[[ドラベース ドラえもん超野球外伝]]』では、22世紀の国際的行事であるWABC期間中にはどこでもドアが使用不能であり、移動には旧来の移動機械しか使えない事になっている。 「どこでもドアを持っていて[[密室]]に自由に出入りできるから」という理由で、ドラえもんが[[骨川スネ夫|スネ夫]]に密室事件の犯人に指名されたことがある<ref>第32巻収録「連想式推理虫メガネ」</ref>。 建てつけが悪くなるなどの原因から、本編作中でもしばしば修理に出される。 ドラえもんのひみつ道具の中でも、「[[タイムマシン (ドラえもん)|タイムマシン]]」や「[[タケコプター]]」、および「[[スモールライト]]」と並んで有名だが、タイムマシンやタケコプター、スモールライトが原作連載初年の1970年で登場するのに対し、どこでもドアは連載3年目の1973年で初登場<ref>藤子不二雄ランド第2巻収録「ハイキングに出かけよう」</ref>と、登場が遅い。初めて使用したのもドラえもんではなく[[ドラミ]]である。なお、このときは「どこでもドア」という名称が出ていない(名前の初出は初登場から4か月後<ref>藤子不二雄ランド第6巻収録「雪山遭難を助けろ」</ref>)。 またドラミが所持するどこでもドアには、ドアより大きな物でもドアをくぐることのできる機能がある<ref>第7巻収録「山おく村の怪事件」</ref>が、ドラえもんのものでこの機能が使用される描写はない<ref>第44巻収録「海をひと切れ切りとって」</ref>。『[[ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?]]』でも大きな荷物をくぐらせることができなかった。 ドアの一部が[[雪男]]にかじられたことがある<ref>てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』第4巻収録「雪男のアルバイト」</ref>。 == 用語 == ; プライベートロック : 他人に来られたくない場所(ただし、個室に限る)を自分のドアにセットすると、連鎖ユニットという装置によりほかのすべてのどこでもドアにその情報が届き、ロックされた場所へは行けなくなるという機能<ref name="tsukaikata"/><ref name="ketteiban"/>。 ; ドコでもドアげんり : ドアが開くと[[ワープ#空間歪曲型ワープ|空間歪曲型ワープ]]の現象が生じ、ドアの向こうが目的地へ通じるということ<ref name="televi-kun"/>。 == 関連 == *同じ藤子作品の漫画『[[てぶくろてっちゃん]]』で主人公.てっちゃん(てつお)が不思議な手袋で作った「どこにでも行ける扉」はどこでもドアと似た設定である。 * 「[[ドラえもんのうた]]」において3番の歌詞に登場する。 * 「[[夢をかなえてドラえもん]]」において1番の歌詞に登場する。 * ドラえもんがCMに出演していた[[日産・ラシーン]]のキャッチコピーは「僕たちのどこでもドア」だった。 * SF作家[[アイザック・アシモフ]]が1954年に発表したSF短編「こんなにいい日なんだから」(短編集『[[夜来たる|サリーはわが恋人]]』所蔵)には、どこでもドアと同様の機能を持つ「ドア」が登場する。ただし、同作が日本で紹介されたのはかなり後年のこと。 * 2002年、[[大学入学者選抜大学入試センター試験]]の総合[[理科]]の問題に、[[スモールライト]]とともに登場した<ref>『[[ぼく、ドラえもん|藤子・F・不二雄ワンダーランド ぼく、ドラえもん]]第5号』小学館、2004年5月5日発行</ref>。 * 2014年春からテレビアニメではデータ放送を実施しているが、そのデータ放送のコーナーに「どこでもドアかくれんぼ」がある。 == 脚注・出典 == {{脚注ヘルプ}} * 「第x巻」は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』の単行本での収録巻数を示す。 {{Reflist|2}} {{ひみつ道具}} {{ドラえもん}} {{DEFAULTSORT:とこてもとあ}} [[Category:ひみつ道具]] [[Category:架空の輸送機器]]
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