Åのソースを表示

{{Otheruses|文字|単位|オングストローム}}
{{Glyphs}}
'''&Aring;'''、'''&aring;'''は、[[A]]に[[リング符号]]を合成した[[文字]]。

文字名称は、[[Unicode]]では「{{smallcaps|latin capital letter a with ring above}}」「{{smallcaps|latin small letter a with ring above}}」、[[JIS X 0213]] では「上リング付きA」「上リング付きA小文字」。

== 言語での使用 ==
元来、[[スウェーデン語]]、[[デンマーク語]]、[[ノルウェー語]]で用いられる文字である。

音価は[[円唇後舌半広母音]] {{IPA|ɔ}}、またはその[[長母音]] {{IPA|ɔː}}。ただし、スウェーデン語で長母音の場合のみ[[円唇後舌半狭母音|半狭母音]] {{IPA|oː}} となる。

古くは aa と綴られてきた音であり、 &aring; を表示できない環境や一部の地名などでは、現在でも aa と書かれることがある。

[[フィンランド語]]ではスウェーデン系の人名・地名用字として用意されている。この文字は {{lang|fi|ruotsalainen o}}（スウェーデンの o）と呼ばれる。

ほかに、[[ワロン語]]（[[フランス語]]の[[ベルギー]]方言）や[[チャモロ語]]（[[グアム]]、[[サイパン]]などの[[マリアナ諸島]]の言語）でも使われている。

== 単独での意味 ==
[[File:Pois pakkoruotsi.svg|thumb|150px|スウェーデン語強制反対のキャンペーンロゴ。]]
* かつて光の波長や原子間距離等に用いられた微小な長さの単位[[オングストローム|&Aring;ngstr&ouml;m]]。1 Å = 10<sup>-10</sup>[[メートル|m]]
* ノルウェーにある村の名前[[オー (モスケネス)|&Aring;（オー）]]。
* フィンランドでは、スウェーデン語の[[シンボル|象徴]]として使われる。
{{clear}}

== 符号位置 ==
オングストロームの単位記号はこの文字だが、[[Unicode]]や[[JIS X 0213]] では本来の文字とは別の文字として定義されている。ただし、Unicodeのオングストローム記号 U+212B は古い規格との[[後方互換性]]維持のためだけに使える[[互換文字]]であり、使用は推奨されない。

{| class="wikitable" style="text-align:center;"
!大文字!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!小文字!!Unicode!!JIS X 0213!!文字参照!!備考
{{ULu|00C5|197|&amp;Aring;|1-9-28|00E5|229|&amp;aring;|1-9-59|}}
|}
{| class="wikitable" style="text-align:center;"
!記号!!Unicode!!JIS X 0213!!文字参照!!名称
{{CharCode|8491|212B|1-2-82|オングストローム}}
|}

==関連項目==
*[[Æ]] (æ)
*[[Ä]] (ä)

{{ラテン文字}}
{{スウェーデン語アルファベット}}
{{デンマーク語アルファベット}}
{{ノルウェー語アルファベット}}
<!--{{フィンランド語アルファベット}}-->

{{DEFAULTSORT:A}}
[[Category:ラテン文字]]
[[Category:北ゲルマン語群]]
{{Link GA|pl}}