狛犬 (将棋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年7月7日 (日) 14:06時点におけるPuzzleBachelor (トーク)による版 (2013年4月20日 (土) 05:50 の版に差し戻し)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

狛犬(こまいぬ)[1]は、将棋の一つ。本将棋にはなく、大大将棋摩訶大大将棋泰将棋大局将棋に存在する。

大大将棋・泰将棋

西戎成駒。成ると大象[2]

元の駒 動き 成駒 動き
狛犬(こまいぬ)
       
       
       

       
       
       
全方向に以下の動きができる[3]
  • ■に行ける。
  • ■に行き、元の位置に戻る(じっと)。■に敵駒が在ればそれをとることができる(居食い)。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行ける。■、□に敵駒が在ればそれをすべてとることができる。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行き、■に戻れる。■、□に敵駒が在ればすべてとることができる。
  • ■に味方駒がある場合、その直線上にある□に飛び越えて行ける。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行き、さらにその直線上にある◆に行ける。■、□、◆に敵駒が在ればそれをすべてとることができる。
  • ■に味方駒がある場合、その直線上にある□に飛び越えて行け、さらにその直線上にある◆に行ける。□、◆に敵駒が在ればすべてとることができる。
  • ■に味方駒があり、さらにその直線上にある□にも味方駒がある場合、その直線上にある◆に飛び越えて行ける。
大象(たいぞう)[4]
   
   

   
   
縦横と斜め後ろに何マスでも動け、斜め前に2マス動ける。飛び越えては行けない[5]

摩訶大大将棋

西戎成駒。成ると金将

元の駒 動き 成駒 動き
狛犬(こまいぬ)
       
       
       

       
       
       
全方向に以下の動きができる。
  • ■に行ける。
  • ■に行き、元の位置に戻る(じっと)。■に敵駒が在ればそれをとることができる(居食い)。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行ける。■、□に敵駒が在ればそれをすべてとることができる。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行き、■に戻れる。■、□に敵駒が在ればすべてとることができる。
  • ■に味方駒がある場合、その直線上にある□に飛び越えて行ける。
  • ■に行き、さらにその直線上にある□に行き、さらにその直線上にある◆に行ける。■、□、◆に敵駒が在ればそれをすべてとることができる。
  • ■に味方駒がある場合、その直線上にある□に飛び越えて行け、さらにその直線上にある◆に行ける。□、◆に敵駒が在ればすべてとることができる。
  • ■に味方駒があり、さらにその直線上にある□にも味方駒がある場合、その直線上にある◆に飛び越えて行ける。
金将(きんしょう)
テンプレート:Color       テンプレート:Color
   
 
 
       
         
縦横と斜め前に1マス動ける。

大局将棋

西戎吼犬成駒。成ると大象

元の駒 動き 成駒 動き
狛犬(こまいぬ)
           
           
           
           

           
           
           
           
全方向に何マスでも動ける。この時飛び越えては行けない。また、全方向に2マス先へ飛び越えて行ける。 大象(たいぞう)
       
       
    3    
3
3
    3 3 3    
       
       
斜め前に3マス動ける。この時飛び越えては行けない。また、縦横と斜め後ろに駒を3個まで飛び越えて何マスでも動ける。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

参考文献

テンプレート:大局将棋の駒
  1. 象棋六種之図式』では「はけん」と読みが振られている。
  2. 象戯図式』と『諸象戯図式』には、成駒についての記述が欠落している。
  3. 象戯図式』『諸象戯図式』『象棋六種之図式』では、全方向に3マスまで動けるとなっており(象棋六種之図式は前方のみ2マス)、他の駒を飛び越えたり、戻ったりする動きは記述されていない。
  4. 象棋六種之図式』では、「だいざう」(だいぞう)と読みが振られている。
  5. 象棋六種之図式』では、縦横と斜め後ろには3個まで駒を飛び越えて何マスでも動け、斜め前に2マス動けるとなっている。