東京パラリンピック

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東京パラリンピック
参加国 22
参加選手数 375
日本選手数 53
競技数 9競技144種目
開会式 1964年11月8日
閉会式 1964年11月12日
開会宣言 葛西嘉資
選手宣誓 青野繁夫
選手団長 中村 裕
主競技場 代々木公園陸上競技場

東京パラリンピックとは、1964年11月8日12日に行われた夏季パラリンピックである。

概要

広く全身体障害者の大会にするため第一部と第二部に分けて行われた。第一部は第13回国際ストーク・マンデビル車いす競技大会として、第二部は全身体障害者を対象にした日本人選手だけの国内大会(特別参加の西ドイツ選手数名を含む)として行われた。

資金難だったが、対麻痺を意味するパラプレジアとオリンピックとの造語のパラリンピックの名称が人目を引き付け知名度が向上すると、朝日新聞厚生文化事業団主催の坂本九チャリティコンサート等で、総額5000万円の寄付金が集まった。

予算が限られていたので、通訳も大学生等156人のボランティアに大会前1年前から英会話レッスンし準備、選手移動も陸上自衛官101人が介助、当時海外でも珍しいリフト付バスを自動車メーカーが特注で9台製造、オリンピック村や競技会場の段差解消のスロープや手すりもオリンピック閉幕後の2日間の突貫工事で間に合わせた。

選手宣誓は水泳車いすフェンシング(サーブル団体)に出場した青野繁夫。両種目で銀メダルを獲得した。また、卓球男子ダブルスで猪狩靖典渡部藤男組が日本選手団唯一の金メダルを獲得した。

それまで、日本の重度身体障害者医療は身体を動かさない事、人目につかないようにする事だったが、東京パラリンピックを契機として、日本において障害者スポーツが広く認知されるようになり、普及していった。

障害者の自立や社会参加・貢献が、障害者自身と社会を幸せにする事を目の当たりにした日本人選手の中には、義肢装具の職人として義肢の工夫をして、動きやすい義肢製作をした。

開会式

1964年11月8日(日曜日)の午前10時より、パラリンピック選手村(東京オリンピック選手村)にて開催された。
主賓として皇太子明仁親王及び皇太子妃美智子夫妻(現在の今上天皇皇后)、東龍太郎東京都知事、神田博厚生大臣[1]らが出席した。
この開会式の観客は全員が招待客のみで一般の人は入場できなかった。

実施競技

各国のメダル獲得数順位

東京パラリンピック 獲得メダル数
順位 NPC Name 合計
1 テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 50 41 31 122
2 テンプレート:Flagicon イギリス 18 23 19 60
3 テンプレート:Flagicon イタリア 14 15 24 53
4 テンプレート:Flagicon オーストラリア 11 11 8 30
5 テンプレート:RHO1964 10 5 2 17
6 テンプレート:ZAF1961 8 8 3 19
7 テンプレート:Flagicon イスラエル 7 3 10 20
8 テンプレート:Flagicon アルゼンチン 6 15 16 37
9 テンプレート:Flagicon ドイツ 5 2 3 10
10 テンプレート:Flagicon オランダ 4 6 3 13
11 テンプレート:Flagicon フランス 4 2 4 10
12 テンプレート:Flagicon オーストリア 4 1 4 9
13 テンプレート:Flagicon 日本 1 5 3 9
14 テンプレート:Flagicon ベルギー 1 0 2 3
15 テンプレート:Flagicon スイス 0 1 0 1
16 テンプレート:Flagicon マルタ 0 0 2 2
17 テンプレート:Flagicon スウェーデン 0 0 1 1

日本人メダリスト

  • テンプレート:Gold medal
    • 猪狩靖典・渡部藤男組 - 卓球男子ダブルス
  • テンプレート:Silver medal
    • 斉藤定一・原沢茂夫・青野繁夫 - 車椅子フェンシング男子サーベル団体
    • 松本毅・斉藤定一・安藤徳次 - 男子アーチェリーAlbion団体
    • 安藤昇一・松本毅・斉藤定一 - 男子アーチェリーFITA団体
    • 青野繁夫 - 競泳男子50m自由形(class 5)
    • 山崎武範 - 卓球男子シングルス
  • テンプレート:Bronze medal
    • 牧岡節美 - 競泳男子自由形50m class 4
    • 松本毅・安藤徳次組 - ダーチャリー男女混合ダブルス
    • 小菅原文代・井上千代乃組 - 卓球女子ダブルス
    • 大塚一成 - 卓球男子シングルス

関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

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  1. 尚、パラリンピック期間中に日本国内閣総理大臣池田勇人から佐藤榮作に交代したが、神田は佐藤新内閣でも引き続いて厚生大臣に留任している。