宮の森ジャンプ競技場

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テンプレート:スキージャンプ競技場情報ボックス 宮の森ジャンプ競技場(みやのもりジャンプきょうぎじょう)は、北海道札幌市中央区宮の森にある札幌市立のスキージャンプの競技場である。正式名称は札幌市宮の森ジャンプ競技場[1]。株式会社札幌振興公社が指定管理者として管理運営をしている[2]

概要

ノーマルヒルに分類されるジャンプ台で、K点90m、2004年導入のヒルサイズは100m。

札幌オリンピックで使用されるジャンプ競技場は当初大倉山ジャンプ競技場を改修し、70m級と90m級を併設(それまでは80m級の大倉シャンツェと60m級の雪印シャンツェの併設台であった)する計画であったが、大倉山の敷地が狭隘でスタンドの面積が取れなかったことや、すぐ横に90m級がある事で70m級の観戦者に「レベルの低い台で」という印象を与えることを嫌ったことから分離して設置することとし、1968年11月に現在地にて着工、1970年に完成した。

1972年の札幌オリンピックの際、当地にて行われたスキージャンプ70m級競技において、日本人選手が金・銀・銅メダルを独占した。札幌オリンピックでの日本人選手のメダル獲得はこの競技のみであった。

1983年の改修工事により、K点が90mになり、サマージャンプの開催が可能になった。

2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会の会場として使用された。このため、国際スキー連盟の最新競技規則に合わせるための改修工事が2005年に行われた。

現在のバッケンレコードは2012年1月7日(土)の第53回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会で栃本翔平が記録した104.0m。

主な開催大会

現在施行されている大会

過去に施行されていた大会

バッケンレコード

  • 宮の森ジャンプ競技場バッケンレコード(ジャンプ台記録)の変遷[3]
年月日 氏名 記録 備考
開場時 K=86
1970年1月24日 浅利正勝テンプレート:Flagicon 日本 85.0 m 第25回北海道スキー選手権大会
1970年1月28日 金野昭次テンプレート:Flagicon 日本 85.0 m 第11回雪印杯
1970年3月20日 青地清二テンプレート:Flagicon 日本 85.5 m 札幌オリンピック特別強化選手選考記録会
1973年1月14日 金野昭次テンプレート:Flagicon 日本 88.0 m 第14回雪印杯
1977年3月23日 久保田三知男テンプレート:Flagicon 日本 91.0 m 宮の森ナイタージャンプ公式記録会
1981年2月27日 T・クリスチャンセンテンプレート:Flagicon ノルウェー 91.5 m 第52回宮様国際
1983年改修 K=90
1984年1月8日 秋元正博テンプレート:Flagicon 日本 93.5 m 第25回雪印杯
1984年1月14日 秋元正博テンプレート:Flagicon 日本 94.5 m 第12回札幌五輪記念
1984年3月2日 エルンスト・フェットーリテンプレート:Flagicon オーストリア 99.0 m 第55回宮様国際
1995年2月24日 西方仁也テンプレート:Flagicon 日本 100.0 m 第66回宮様国際
2004年3月19日 葛西紀明テンプレート:Flagicon 日本 101.0 m 第28回伊藤杯宮の森ナイター
2006年1月7日 アンデシュ・バーダルテンプレート:Flagicon ノルウェー 102.5 m 第34回札幌五輪記念
2012年1月7日 栃本翔平テンプレート:Flagicon 日本 104.0 m 第53回雪印杯[4]

交通手段

札幌市営地下鉄東西線円山公園駅からジェイ・アール北海道バス(円14荒井山線)「宮の森シャンツェ前」終点下車。徒歩10分。

ラージヒルの大倉山ジャンプ競技場とは約1.5 km離れているが、大倉山と違い、競技会開催日以外にも路線バスが出ている。競技会開催日は、路線バスとは別に、随時臨時直行バスが出る。

脚注

テンプレート:Reflist
  1. 札幌市ジャンプ競技場条例
  2. 札幌市指定管理者制度
  3. 宮の森ジャンプ競技場のあゆみ - 札幌大倉山展望台
  4. *第53回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会リザルト(PDF)