奈良県立平城高等学校

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テンプレート:日本の高等学校 奈良県立平城高等学校(ならけんりつへいじょうこうとうがっこう、英語表記:Nara Prefectural Heijo Senior High School)は、奈良県奈良市にある公立高等学校関西文化学術研究都市平城・相楽地区に位置する。奈良県北端の公立高等学校であり、京都府木津川市との境に極めて近い立地である。

校名は、設置準備の段階では「北和高等学校」と仮称されていた。その後「奈良北」「平城山」「平城」「高の原」から検討され、校地が平城山の一帯だけでなく平城宮跡の北部にも位置することから、「平城」に決まった[1]

男女共学。2006年度には全日制普通科に加え、全国で初めて小学校教諭志望者育成のための全日制普通科 教育コースが新たに開設された。

設置学科

  • 定員400名
    • 普通科・定員360人(一般選抜)
    • 普通科教育コース・定員40人(特色選抜)
    • ※平成17年度生までは全日制普通科・400人

沿革

  • 1979年4月1日 - 奈良県立高等学校等設置準備事務所主事2名を配置発令。
  • 1979年8月28日 - 第1期工事起工式を行なう。
  • 1979年11月1日 - 校章を制定する。
  • 1979年12月22日 - 奈良県立高等学校設置条例の一部を改正する条例を議決し、校名を「奈良県立平城高等学校」とすることに決定。
  • 1980年4月1日 - 奈良県立平城高等学校(全日制・普通科)として開校。
  • 1980年5月8日 - 生徒会を発足する。
  • 1980年6月4日 - 育友会 (PTA) を発足する。
  • 1980年9月12日 - 第2期工事が始まる。
  • 1981年3月25日 - 第2期工事竣工。
  • 1981年7月14日 - 校歌を制定。
  • 1981年8月23日 - 第3期工事が始まる
  • 1981年8月31日 - 新体操練習場竣工。
  • 1981年12月5日 - プールの建設工事が始まる。
  • 1982年3月31日 - 第3期工事・プール竣工。
  • 1982年6月12日 - 落成式挙行。
  • 1984年2月28日 - 格技場竣工。
  • 1984年9月 - わかくさ国体でプールが競技場として使用される。
  • 1987年3月6日 - 校舎を増築、弓道場竣工。
  • 1989年11月7日 - 創立10周年記念式典を挙行。
  • 1998年3月20日 - クラブハウス「朱雀館」竣工。
  • 1999年10月30日 創立20周年記念式典を挙行。
  • 2006年4月1日 - 奈良県立高田高等学校とともに全国初の普通科教育コース(定員40人)を設置。平成18年度新入生より制服を、従来のデザインをもとに実用面などから改定。
  • 2007年4月1日 - 特色選抜に普通科枠(定員40人)を新設する。

校風

校訓は「創造、敬愛、堅忍」。創立30周年に向け、2008年には「笑顔の数だけ夢がある」というスローガンを定めた。

  • 生徒全体的に温和で向上心があり、文化祭などの盛り上がりは県内情報誌などで一定の評価を得ている。
  • 生徒の大半が神戸大学などの国公立大学、関関同立産近甲龍などの私立大学に進学。進学実績は公式HPを参照のこと。

制服

男女ともにブレザーを着用する。男子はネクタイ、女子はリボンを付け、これらの色が赤・青・緑と各学年によって入学時に分けられる。なお、体操服・上靴であるスリッパ生徒手帳などもこれらの色である。

交通アクセス

部活動

部局

  • 新聞局
  • 放送局
  • 人権サークル
  • 吹奏室内楽部

文化部

  • E.S.S部
  • 演劇部
  • 華道部
  • 写真部
  • 書道部
  • 美術部
  • 文芸部
  • 茶道部
  • フォークギター部
  • パソコン部
  • コーラス部

運動部

  • 陸上競技部
  • 野球部
  • バスケットボール部
  • 卓球部
  • バドミントン部
  • テニス部
  • バレーボール部
  • サッカー部
  • ソフトボール部
  • 弓道部
  • 新体操部
  • 水球部(県内唯一)
  • 剣道部

同好会

  • ハンドクラフト同好会

学校行事

いずれの行事も生徒が主体となって行われる。

修学旅行

HEIJO ウルルン滞在記」と称し、2年生の10月に九州地方鹿児島熊本宮崎長崎)へ3泊4日の修学旅行を行う。クラスごとでの行動となり、ラフティングなどの体験を行うクラスが多い。また、教育コースは現地の小学校と交流する機会が設けられている。さらに、2日目には鹿児島で民泊を実施し、農業や漁業を体験する。なお、平和学習・人権学習の一環として知覧特攻平和会館を訪れる。 ちなみに、私服での参加である。

文化祭

平城山祭(ならやまさい)」と呼ばれる。毎年9月初旬に2日間開催。1日目は原則非公開、2日目は生徒の招待客や地元住民への公開という形をとっており、自由に立入はできない。その内容は、一般的なクラスごとの出店(食品の販売は3年生のみ)やイベント・催し物やコンサートなどに加え、奈良県下で唯一この高校にのみ存在する水球を行う「水球部」による"WATER POLO BOYS"と題する男子シンクロ演技(2007~2009年度は公演されていない)、また生徒らによる後夜祭では「平城ステップ」と呼ばれるダンス、公立高校の文化祭としては異例な花火の打ち上を行ない、最後に校歌を歌うという、かなり独自色の濃いものである。また、平城高校生徒の一番の特徴として"祭り好き"と多方面から評価されることなどから、生徒達自身で各クラスオリジナルのTシャツを作ったり文化祭に工夫を凝らし楽しんでいる。

体育大会

体育大会は特に名称はないが、毎年9月中旬に、高校から近い奈良市立鴻池運動公園で行われる。これは一般非公開である。2008年度においては鴻池運動公園改修工事のため、橿原陸上競技場で行われた。 体育大会に向けて、各クラスでは学級旗を一学期の終わりから夏休みにかけて作成する。競技の内容は100メートル・200メートル・リレー競技などの競走、12人13脚・大縄跳びなどの団体競技、その他にも走り幅跳び・ソフトボール投げなどがあり、2010年度には障害物競走が新設された。これらの競技はクラス対抗で競われる。昼休み中には水球部による「エッサッサ」とよばれるダンス、自由参加のフォークダンスが催される。

その他の行事

一学期と三学期には球技大会が行われる。この行事でも各クラスオリジナルのタオルを作ることが多い。内容は一学期がドッジボール、三学期はサッカー、バスケットボール。三学期は2年生のみの参加となる。 また、三学期には1,2年生のカルタ(百人一首)大会や、1年生の防災歩行訓練が行われる。防災歩行訓練とは、地震などの災害時に交通機関が麻痺した状態を想定して行われ、生駒、郡山、奈良の各地点から徒歩で学校を目指す。

近隣施設

当校の所在地が京都府との県境に位置しているため。朝の高の原駅では奈良県立の平城と京都府立の南陽両校の生徒が入り混じって通学する様子が見られる。
当校から2駅離れた大和西大寺駅近隣施設であるが、多数の生徒が利用する。

同校出身の著名人

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

  • 「高校人国記 奈良の群像 平城<1> 『地元に高校を』ニュータウンに誕生」『朝日新聞』2005年10月1日付朝刊、奈良全県・2地方、第35面
  • H21年度2学期の動き - 奈良県立平城高等学校
  • 創立30周年記念事業 - 奈良県立平城高等学校