垂直

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月14日 (木) 04:21時点におけるAddbot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 35 件をウィキデータ上の d:q205034 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索
ファイル:Perpendicular-coloured.svg
線分ABと線分CDがなす角(青で示される角とオレンジで示される角)は各々直角であるため、線分ABと線分CDは垂直である。

垂直(すいちょく、perpendicular)とは、二つの幾何学的対象のなすが直角であること。また、垂直に交わることを直交すると言う。垂直であることを垂直記号 "⊥" を用いてあらわす。慣用的に鉛直のことを垂直ということも多いが、水平面に対して垂直であることが鉛直の原義である。

最も単純な場合、交わる 2 直線を l, m とし、l, m の交点を O とする。直線 l 上の O と異なる任意の一点を P、直線 m 上の O と異なる任意の一点を Q とするとき、

<math>\angle POQ = 90^\circ \iff l \perp m</math>

また二つの(特に幾何的な)<math>\vec{0}</math>でないベクトル <math>\vec{a}</math> と <math>\vec{b}</math> にたいして、これらのベクトルのなす角θ とおくと (0°≤ θ ≤ 180°)

<math>\theta = 90^\circ \iff \vec{a} \cdot \vec{b} = 0</math>

という内積との関係が成り立つ。

関連項目