中央労働委員会

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労働委員会会館(東京都港区芝公園)

中央労働委員会(ちゅうおうろうどういいんかい、英称:Central Labor Relations Commission)は、労使間関係の調整をつかさどる、日本中央省庁のひとつ。厚生労働省外局。略称は中労委

現在の委員会会長は諏訪康雄。本局は東京都港区芝公園1-5-32 労働委員会会館内にある。

特徴

  1. 内閣に対し一定程度の独立性を有し、準立法権能(規則制定権)と準司法権能(審決権)を有する合議制の機関、いわゆる行政委員会
  2. 労働組合法が規定する労働委員会のひとつ。
  • 東京の本局のほか、北海道地方事務所(札幌)・東北地方事務所(仙台)・中部地方事務所(名古屋)・近畿地方事務所(大阪)・中国地方事務所(広島)・四国地方事務所(高松)・九州地方事務所(福岡)と九州地方事務所沖縄分室(那覇)を置き、都道府県労働委員会を統括する。

沿革

1946年(昭和21年)3月1日に発足、1988年(昭和63年)10月1日に公共企業体などを対象とする国営企業労働委員会(1987年3月31日までは公共企業体等労働委員会)を統合した。

主な職務

中央労働委員会は、以下のことを行う

  1. 船員以外の労使間について労働争議の調整
  2. 船員以外の労使間について不当労働行為(労働組合法第7条)事件の審査
  3. 船員以外の労働組合の資格審査
  4. 中央労働委員会と都道府県労働委員会の手続に関する規則の制定

琉球政府の中央労働委員会

復帰前の沖縄にも、琉球政府労働局外局として、同名の中央労働委員会が存在した。現在の沖縄県労働委員会のことである。詳細は中央労働委員会 (琉球政府)を参照のこと。

関連項目

外部リンク

テンプレート:厚生労働省