カバサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月20日 (水) 06:22時点におけるAddbot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 15 件をウィキデータ上の d:q1024753 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索
ファイル:Cabasa.jpg
現代のカバサ

カバサブラジルポルトガル語:cabasa、意味:瓢箪)は体鳴楽器に分類される打楽器のひとつ。南米の楽器である。柄の付いた、手に乗せられるほどの大きさの、周りに溝を付けた中空の球形または円柱形の本体の回りに、小さな玉をひもでつなげて緩く巻き付けたもの。これを、振ったり、手や膝に打ち付けたり、玉を本体にこすりつけたりして音を出す。

元来はひょうたんと植物の実で作るが、現代の楽器は、円柱形で、側面に金属の玉が巻き付けてある。この側面を軽く持ち、柄を回して玉を本体にこすりつけて音を出したり、楽器を高く掲げ、これを引力に従って振り下ろしながら回転させ、(相互に無重力状態になった)玉を軽く本体に触れさせるようにしながら音を出したりする。

アフリカシェケレは、よく似た楽器である。また、玉を本体の中に入れたマラカスは、類似の楽器と考えていい。

関連項目