WEEE指令

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WEEE指令の適用表示マーク
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WEEE指令の適用表示マークの制式寸法

WEEE指令(ウィーしれい、ダブルトリプルイーしれい、英: Waste Electrical and Electronic Equipment Directive、WEEE Directive)は、廃電気・電子製品(WEEE)に関する欧州連合(EU)の指令である。単に、WEEE(ウィー)とも呼ばれる。2003年2月にRoHS(ローズ)指令と共に公布施行された。その後、2012.7.4改正した。

原文は、“DIRECTIVE 2002/96/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 27 January 2003 on waste electrical and electronic equipment (WEEE)”[1]であり、Waste Electrical and Electronic Equipmentの頭文字からWEEEと呼ばれている。

日本語に訳すと、「電気電子機器廃棄に関する欧州議会及び理事会指令」となるが、一般には、WEEE指令あるいはWEEE基準と呼ばれることが多い。

概要

下記の種類の電気・電子機器(electrical and electronic equipment、EEEと略す)について、収集・リサイクル・回収目標を定めている。

  1. 大型家電
  2. 小型家電
  3. ITおよび通信機器
  4. 耐久消費財
  5. 照明
  6. 電気・電子工具(大型の固定式産業用工具を除く)
  7. 玩具レジャーならびにスポーツ用機器
  8. 医療用機器
  9. 監視・制御装置
  10. 自動販売機

これらの品目を欧州連合内で販売するメーカーは、各製品が廃棄物として環境に悪影響を与えないよう配慮する必要があり、回収・リサイクルなどについても製造者責任を有し、回収やリサイクルが容易な製品設計やマーキングをするとともに、回収・リサイクル費用の負担などが求められる。

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. EUR-Lex - 32002L0096