UGSF

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UGSFUnited Galaxy Space Force,銀河連邦宇宙軍)は、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)のゲーム内に共通して登場する架空の軍隊であり、これが登場する一連のゲームを指すシリーズ名である。

概要

主に宇宙を舞台としたナムコ製ゲームに共通する背景設定として様々な作品に登場する。

初出は1990年、国際花と緑の博覧会に出展されたアトラクション『ギャラクシアン³』で、当初は「銀河連邦防衛軍」と呼ばれていた。後にアミューズメント施設用のアトラクションとなってから「UGSF」と呼ぶようになった。

その後しばらくは『ギャラクシアン³』シリーズのみの設定であったが、1994年『サイバーコマンド』、2006年『バウンティハウンズ』においてUGSFが使用されるようになった。またその一方、1999年『スターイクシオン』と『ミスタードリラー』、2004年『ニュースペースオーダー』等の作品群においてシェアードワールド的手法を用いられ、UGSFと明言していないナムコ作品群もUGSFという統一設定に組み込まれていった。そして2005年『NAMCO x CAPCOM』ではスターシステム的手法を用いて、さらに他のナムコ作品群との関与が深まっていき、UGSFはナムコ作品共通の世界観として拡大していった。それ以外にも2000年『リッジレーサー5』以降のリッジレーサーシリーズのように世界観の一部の名称がUGSFと同じという例もある。これら様々な手法で拡大した結果、現在ではかなりの規模となっている。ただし2007年にフラッシュノベル『ニュースペースオーダー -Link of Life-』とニンテンドーDS用ソフト『みずいろブラッド』を最後にUGSFシリーズ作品は出ていない。

また当初は個々の作品内の描写と設定の間には細かな矛盾や相違がありつつも積極的な解決が図られていなかったが、2011年9月、これらUGSFの歴史を公式年表化したオフィシャルサイト「UGSFシリーズ公式サイト」(#外部リンク参照)が公開された以降は、公式サイト内の説明やガレージキット等の版権商品において、矛盾を解消する方向で設定が補強されつつある。

UGSFが登場するゲーム

ギャラクシアン³、ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB、ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR
UGSFの名が前面に出ている作品。
スターイクシオン
UGSFの名が前面に出ている作品。UGSF特殊部隊「チームガイア」の主人公ロイ・ハイニックとして「UGSF vs 様々な宇宙種族」が戦う内容となっている。主人公ロイ・ハイニックは、『スターラスター』の主人公ダン・ハイニック少尉の子孫であるとされ、『ギャラクシアン』『ギャラガ』『ギャプラス』『ボスコニアン』の未来とされた。
スターブレード
UGSFの名が前面に出ている作品。UGSF特殊部隊「チームスターブレード」の一員として、特殊戦闘航宙機FX-01に乗りこみ帝国と戦う。
スターブレードOperation Blue Planet
一台のみ作られたO.R.B.S.筐体向けの試作ゲームで、『スターブレード』の続編にあたる。自機は『スターブレード』登場機FX-01の後継機ジオキャリバーとされている。時代背景はサディーン来襲より1世紀(『スターイクシオン』より1世紀)のちの事となっている。
サイバースレッドサイバーコマンド
UGSFの名が前面に出ている作品。UGSF特殊部隊「サイバーコマンド」の一員として、戦闘ビークルに乗りこみ人工知能コンピューターに支配されたコロニー「ウラヌス」の解放のため突入する。なお前作のサイバースレッドはストーリー上UGSFの名が前面に出ていないが世界観を共有している。
ACE COMBAT 3 electrosphereACE COMBAT Advance
ゲーム内で登場する架空の企業 ゼネラルリソース社 (General Resource LTD)及びニューコム社(neucom inc.)が、『ニュースペースオーダー』でUGSFへ兵器を供給する企業として登場する。なお本作は現時点で歴代作品中、最も近い未来に設定されている。(西暦2040年)
ニュースペースオーダー
本作品の中の一国家である民主連邦(United Galaxy)が、『スターイクシオン』で構築されたUGSF設定と、上述の『ACE COMBAT 3 electrosphere』の一部設定が用いられた。さらに本作品では『ゼビウス』(ゼビ語が登場)、『テイルズ オブ エターニア』(メルニクス語が登場)、『スターブレード』(作中登場機の設定の一部)、『スターブレードOperation Blue Planet』(作中搭乗機がジオキャリバー後継機)、『ギャラクシアン3|ギャラクシアン³』(作中登場機がドラグーンJ2の量産型、敵のユニットにゾルギアが登場)、『スターラスター』(設定の一部に登場)と、様々な作品との関連性が強く、現在のところ最も大きなUGSF作品世界を形作っている。
バウンティ ハウンズ
UGSF作品の設定が多数投入された作品で、主人公マクシミリアンがゼネラルリソース社とニューコム社の二社の陰謀に巻き込まれながら、『ギャラクシアン³』の敵キャラクターであるゾルギアと戦うシーンなどが登場する。またストーリー展開にも、『ACE COMBAT 3 electrosphere』等の設定を流用した箇所が頻出する。
ディグダグシリーズミスタードリラーバラデューク爆突機銃艇
『ミスタードリラー』の主人公ホリ・ススムの母であるトビ・マスヨは『バラデューク』『爆突機銃艇』の主人公KISSYのことであり、UGSF空間騎兵であるとされた。ゲーム中にはゲームキューブ用ソフト『ミスタードリラー ドリルランド』のお助けキャラとして登場する。なおトビ・マスヨと結婚したホリ・タイゾウはディグダグの主人公であるためこの作品もUGSFの設定として関連付けられている。
スタートリゴン
『ミスタードリラー』と世界観を共有するアーケードゲームで、プレイヤーキャラのホシ・ワタルとビッグバン・宙太はUGSF関連組織のスペースレスキュー所属であるとされた。
NAMCO x CAPCOM
先に記述のあるトビ・マスヨが登場、加えて相棒の天現寺ひろみ(『バーニングフォース』より登場)もUGSF所属という設定が付加されている。また、『ミスタードリラー』のホリ・タイゾウもバラデュークへの突破口を開いた人物として描かれ、よりUGSFへの関係性を深める設定が付加された。
みずいろブラッド
かわいらしいギャグタッチなので、誰もがあまり気にとめなかったロボットのような意味不明な主人公たちは、実は機械生命UIMSであり、舞台となっている地球はUIMSによって侵略され人類が駆逐された地球。主人公・みずいろの「おかあさん」がゾルギアの知り合いであったことが公式ブログで公開されている。また、「ジオソードなんとか」や「ドラグーンなんとか」と戦闘をしたことも記述。更に、UIMSのその後や『ギャラクシアン³』での設定を活かしたストーリー展開がなされている。ゲーム本編では、グリーンエイリアンやディスラプターと戦闘になるが、これは敵戦力を模倣、あるいは鹵獲したUGSFとの戦いであり、ゲームではこれらを撃退してハッピーエンドだが、公式ブログの後日談では主人公たちUIMSはUGSFによって全滅させられるという衝撃の結末となっている。現時点で唯一のバンダイレーベルUGSF作品である。
リッジレーサー5リッジレーサー6リッジレーサー7
「5」「6」ではコース上にゼネラルリソース社やその製品の看板が登場。また、「7」のニトロシステムの供給元もゼネラルリソース社である。
サンダーセプター
プレイヤー機が航走する「ハイパーウェイ」の設定が、『ニュースペースオーダー』で使われている「スターライン」の未来の形とされUGSF入りとなった。現時点では歴代作品中、最も未来に設定されている。(西暦7650年)

主な装備

宇宙戦闘艦

UGSFシリーズで使われた宇宙用の大型戦闘艦。用途別に戦艦から空母といった様々な艦種がある。

サラトガ級
戦艦
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』で登場。UGSFの主力戦艦。艦首に主砲を備える。全長900m。
ハーキュリーズ級
重巡洋艦
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』で登場。UGSFの戦闘艦のひとつ。後の『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場するクロノスの原型となった艦とされている。全長850m。
コンステレーション級
巡洋艦
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』で登場。UGSFの戦闘艦のひとつ。サラトガ級をひと回り小さくした形状をしている艦。全長700m。
ダイダロス
戦略級戦闘用航宙母艦
『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場。巨大宇宙生物ゾルギアを駆逐するため、航宙艇ドラグーンJ2を惑星エクシア近傍の中域までワープ搬送した。大きさは全長3000m、全幅不明。とされる。
クロノス
戦略級宇宙戦闘艦
『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場。UGSFの主力戦艦。衛星ゾルから惑星エクシアへと侵攻しつつあった巨大宇宙生物ゾルギアを止めるためにエクシア周辺中域でゾルギアと戦闘を行ったが、2隻のうち1隻がゾルギアの体当たりを受け撃沈した。全長850m。
ドマス級
レーザー砲艦
『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場。UGSFの戦闘艦のひとつ。艦首に3門のレーザー砲を持つ砲艦。

航宙艇・航宙機

UGSFで使用される小~中型の戦闘機型宇宙戦闘機を指す。近年はUGSFシリーズ公式サイト上にあるブログにおいて「~スタイル」と呼ばれる分類がされつつある。 現行で判明しているのは、ガンナードーム・スタイル、フレーム・スタイル、ヴァリアブル・スタイル、ソード・スタイル、ファイター・スタイルの5種となっている。 本項では上記5種の分類での表記と、未分類のガイア系、ブラスター系、その他系を併記する。

ガンナードーム・スタイル系航宙艇
ドラグーン
『ギャラクシアン³ Project Dragoon』で登場。プレイヤーの自機だが操縦は出来ず、ガンナーの一人となって戦う。対UIMS用兵器開発計画「ドラグーンプロジェクト」により開発された重戦闘航宙艇。艦長1名、操縦士1名、通信士1名、電子戦オペレーター1名、ガンナー28名、計32人乗り。全長55.27m、全幅34.66m、静止質量455t。
ドラグーンR
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』で登場。プレイヤーの自機だが操縦は出来ず、ガンナーの一人となって戦う。対ガーブ戦で活躍した重戦闘航宙艇。ドラグーンを原型として機首部とエンジン部の改修が行われている機体。ところどころにドラグーンJ2へとつながるデザインも見える。全長58m、全幅35m、静止質量410t。
ドラグーン・イージー
UGSFシリーズ公式サイトで登場。ゲーム未出。設定画のみ。独特な長い機首を持つ航宙艇。
ドラグーンD
UGSFシリーズ公式サイトで登場。ゲーム未出。設定画のみ。ガンナードームとは別に連装砲台が2基搭載されている。
ドラグーンJ1
『ギャラクシアン³ 公式設定資料集』で登場。ゲーム未出。設定画のみ。ドラグーンRをベースとして改良を加えた機体。UGSFには採用はされなかった。
ドラグーンJ2(PROTO TYPE)
『ギャラクシアン³ 公式設定資料集』で登場。ゲーム未出。設定画のみ。ドラグーンJ1からさらに進化させ、かなりJ2に形状が近づいた。こちらも正式採用はされていない。
ドラグーンJ2
『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場。プレイヤーの自機だが操縦は出来ず、ガンナーの一人となって戦う。UGSF特殊部隊であるSAT(Special Attack Team)が運用する重戦闘航宙艇。全長88m、全幅72.5m、静止質量728t。小型軽量化のためワープエンジンは搭載されておらず、母艦であるダイダロスに搭載されて現場付近まで運搬される。母艦のワープ中に発進準備を整え、完了次第艦外にアームで固定された状態をキープし、母艦のワープアウトと同時にアームが解除され発進する。
ドラグーンJ2 単座モデル
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。退役したドラグーンJ2を独立戦略遊撃部隊「チームガイア」向けにパイロット一人で扱えるように改造した機体。ワープエンジンも追加されている。全周囲砲台は取り払われており、真正面しか攻撃できない。
ドラグーンK
UGSFシリーズ公式サイトで登場。ゲーム未出。設定画のみ。やや小ぶりのドラグーン。
ドラグーンM
UGSFシリーズ公式サイトで登場。ゲーム未出。設定画のみ。ドラグーンRのデザインに近い機体。
ドラグーンI-DS
『ニュースペースオーダー』『ニュースペースオーダー -Link of Life-』、UGSFシリーズ公式サイトで登場。対UIMS用ではなく純粋な軍事用ドラグーンとされている。ニュースペースオーダーでは空母の艦載機として登場し、公式サイトでは設定画が出ている。バリエーションとして、I-DS2、I-DS3があるとされる。
ドラグーンI-IS
『ニュースペースオーダー』、UGSFシリーズ公式サイトで登場。ドラグーンI-DSの原型機であり、こちらは逆に対UIMS用となっている。ニュースペースオーダーでは文字設定のみ、公式サイトでは設定画が出ている。
フレーム・スタイル系航宙機
ジオフレームα
『ニュースペースオーダー』『ニュースペースオーダー -Link of Life-』の設定で登場。民主連邦が使う超巨大戦艦「決戦艦」を護衛する航宙機。フレームは骨格(frame)を意味し「四肢がある航宙機」を指す。α、α5、α7、α19、α32のみが設定中に登場する。
ジオフレームβ
『ニュースペースオーダー -Link of Life-』の設定で登場。β、β2のみが設定で登場する。ニュースペースオーダーの時代では、それぞれ艦艇撃沈容積で2位 3,900,000,000,000 Cubic tonと、3位 2,700,000,000,000 Cubic tonを誇る。
ヴァリアブル・スタイル系航宙機
『ニュースペースオーダー Link of Life』のメカニックス内で設定のみが登場する。該当機種は不明。
ソード・スタイル系航宙機
FX-01
『スターブレード』で登場。プレイヤーの自機。「ジオソード」の名前で呼ばれることが多いが、それは本機を運用していた小隊の名前であって「FX-01」が正式名称。全長21.3m、全幅13.8m、静止質量45.7t。
S-90B ジオソード
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。オペレーション・スターブレードで使われた航宙機FX-01が定義したソード・スタイルを踏襲した航宙機。FX-01に似ているが別の機体。全長も18m弱とFX-01よりも小型。ジオソードの名前はオペレーション・スターブレードで活躍したジオソード小隊から取られている。
ジオキャリバー
『スターブレード OPERATION BLUE PLANET』で登場。プレイヤーの自機。ジオソード後継を思わせるフォルムに4門レーザーを装備する。コンバットシステムが『ACE COMBAT3』に登場するゼネラルリソース社製。
S-114C ジオキャリバー2GR
『ニュースペースオーダー』で登場。プレイヤーが操作する艦艇ユニットに搭載された航宙機。「GR」はゼネラルリソース製であることを指す。外観はジオキャリバーと酷似している。
S-113D ジオキャリバー2Nu
『ニュースペースオーダー』で登場。プレイヤーが操作する艦艇ユニットに搭載された航宙機。「Nu」はニューコム製であることを指す。同じ名前だが外観は全くの別物。
S-117C ジオセイバー
『ニュースペースオーダー -Link of Life-』の設定で登場。ジオキャリバー2の後継機とされる。S-117Cとは別にS-118Bもあるとされる。
ジオスピア
『ニュースペースオーダー -Link of Life-』の設定で登場。ドラグーンLDSαとも呼ばれる。パイロットはアダム・バーカート少尉。
ジオブレードα(Nu)
『ニュースペースオーダー -Link of Life-』の設定で登場。ニュースペースオーダーの時代では艦艇撃沈容積での最高記録 4,500,000,000,000 Cubic tonを誇る。
ファイター・スタイル系航宙機
GFX-001a ギャラクシップ
『ギャラクシアン』で登場。プレイヤーの自機。強力な単装レーザーを機体正面に装備した航宙機。宇宙昆虫軍団「ギャラガ」との戦いにおいて活躍した機体。
GF-02 ギャラクシップ
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。強力な単装レーザーを機体正面に装備した航宙機。電子的制御より機械的制御に重きを置いた設計であり、ジャミングや機体のダメージへの安定性が高い。
GFX-D002a ファイター
『ギャラガ』、UGSFシリーズ公式サイト、バンダイナムコゲームス YouTubeチャンネルで登場。プレイヤーの自機。UGSFシリーズ公式サイトによると型番末尾「a」から始まる8種のなかの一つとされる。「Galaga(ギャラガ) 30周年記念ムービー」の動画に登場する機体。
GFX-D002b ファイター
『ギャラガ』、UGSFシリーズ公式サイト、株式会社ウェーブガレージキットで登場。プレイヤーの自機。「コンバインド・システム」による2機連結状態「デュアル・ファイター・モード」となることで、攻撃力が倍となる「デュアル・シンクロナス攻撃」を可能とした航宙機。GFX-D002aと同様、外形違いの8機種の中の1種である。なおガレージキットのデザインは横山宏が行った。
GF-17 オウガヘッダー
『ギャプラス』『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。専用の外部戦闘ユニット「ブラスターヘッド」を交換する事によって、様々な機能を付加できるようにした航宙機。ギャプラス軍団との戦闘で投入された。
ブレスト・ファイター
『ギャラガ'88』で登場。プレイヤーの自機。デュアル・ファイター・モードを上回る、3機合体による「トリプル・ファイター・モード」を搭載している。
GF-X タイクーン
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。未完成の試作機。戦闘機ではあるものの、ドラグーンJ2並の重戦闘艇と呼ぶべき規模の機体である。『スターブレード OPERATION BLUE PLANET』で、敵であるUIMS側にも本機と同じコードネームがついた機体があるが関連性は不明。
ガイア系航宙機
G.A.I.A.(ガイア)
『スターラスター』で登場。プレイヤーの自機となる高機動航宙機。「Galaxy Absolute defense line Interception Armament」 の略称。わずか5mの機体に準ビッグバンパワーを発揮できる「クェーサードライブ」を搭載し、さらに航宙機として初めてフォトントーピドー(光子魚雷)を搭載した。全長5.3m、静止質量13.3t、出力1.13×13^13;キロワット、推力1.88×10^9kg。
SL-01 G.A.I.A.Σ(ガイアシグマ)
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。G.A.I.A.直系となる後継機。
ブラスター系航宙機
ブラスター
『ボスコニアン』で登場。プレイヤーの自機。旋廻性能を重視した航宙機。前後へ攻撃する能力を持つ。
GF-09 スパルタカス
『スターイクシオン』で登場。プレイヤーの自機。ブラスターのリファインモデル。
ブラスターFR
『ブラストオフ』で登場。プレイヤーの自機。攻撃範囲を4種類持ち、それを切り替える能力を持つ。
ブラスターMk-2・フェニックス
『ファイナルブラスター』で登場。プレイヤーの自機。強力な威力を持つ「フェニックスブラスター」を搭載している。
その他系航宙機
サンダーセプター
『サンダーセプター』で登場。プレイヤーの自機。ハイパーウェイ専用航宙機。
アレス
『ギャラクシアン³ Attack of the ZOLGEAR』で登場。量産型の航宙機。航宙艇ドラグーンJ2を支援するため4機からなる部隊「ホーク チーム」が投入された。機首に3連レーザーバルカンと機体後部に小型ミサイル64発を搭載する。
カットラス
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』で登場。量産型の航宙機。航宙艇ドラグーンRを支援するため複数機が投入された。装備は不明。

戦車

UGSFで使用される小型機動兵器を指す。移動方法は二足歩行、多脚、ホバー走行とさまざまなものがある。また活躍する舞台も民間、軍用、宇宙に地上と幅広い。

民間用ビークル
『サイバースレッド』で登場。武装と特殊な改造をおこなったビークル。プレイヤーの自機として6機体登場する。闇のバトルゲームに持ち込まれ、死のゲームが行われた。

テンプレート:Main

軍用ビークル
『サイバーコマンド』で登場。UGSFの特殊作戦部隊のビークル。プレイヤーの自機として6機体登場する。反乱を起こしたコロニー「ウラヌス」の鎮圧のため突入作戦を敢行した。

テンプレート:Main

『ニュースペースオーダー』で登場。設定のみ。地上部隊の機動兵器としてや、戦艦の甲板上で使われる移動砲台として登場。なお、ニュースペースオーダーでは一貫して「ヴィークル」と呼ばれる。

基地・要塞

キリングムーン
『ギャラクシアン³ Project Dragoon』に登場。航宙艇ドラグーンの発進、帰還する基地として使われた。
ギムレッツホワイト
『ギャラクシアン³ THE RISING OF GOURB』に登場。航宙艇ドラグーンRと、護衛の航宙機カットラスの発進、帰還する基地として使われた。
ウラヌス型コロニー
『サイバーコマンド』『スターイクシオン』に登場。サイバーコマンドの時は人類初のアイランド3型コロニーであったが、後にスターイクシオンの時に工場専用に改造したものが再登場している。
ボスコベース
『ボスコニアン』『スターラスター』『ギャラガ'88』『スターイクシオン』に登場。球状のブロックをチューブで六角形につなげた特徴的な外観を持つ。ボスコニアンの前線基地であったが、ボスコニアン戦終了後UGSFが接収。スターラスターではUGSFの補給基地として使われた。

その他

サインダック
『バーニングフォース』に登場。プレイヤーの自機。地球大学で宇宙学を学んでいた天現寺ひろみが卒業試験で使用したエアバイク。UGSFの兵器ではないが武器が搭載されている。
波動銃
『バラデューク』『爆突機銃艇』に登場。プレイヤーの自機として使う空間騎兵トビ・マスヨの使用する銃。強力なエネルギー弾を発射するが反動も凄まじい個人用携行兵器。
爆突機銃艇
『爆突機銃艇』で登場。プレイヤーの自機強化パーツとして出現する。オクティ族殲滅のために投入された兵器。空間騎兵用とパケット族用の2種類がある。

UGSFと友好的な勢力

パケット族
宇宙辺境に住む種族。丸っこい黄色の体に1つ目という宇宙人。長老を頂点とした部族を構成している。平和的な種族ではあるが『爆突機銃艇』では主人公と戦う姿も見られる。
バラデューク』『爆突機銃艇』に登場。

UGSFと敵対する勢力

ギャラガ種族
宇宙空間を自由に飛び回る昆虫種族。船と同等のサイズで、蟻や蜂のような社会性を持ち、「宇宙昆虫軍団」とも呼ばれる。獰猛で人類圏を幾度もおびやかし、UGSFにとって宿敵ともいえる存在。
ギャラガ』『ギャラガ'88』『ギャプラス』『スターイクシオン』『ギャラガレギオンズ』に登場。また『ギャラクシアン』の敵「エイリアン」も、スターイクシオンにおいてギャラガ種族とされた。
UIMS (ウイムズ)
Unknown Intellectual Mechanized Speciesの略で、機械生命体からなる侵略軍団。兵器自体が意思を持っており、「生きた兵器」と呼ばれる。自ら進化を遂げ、小型戦闘機から宇宙戦艦、惑星破壊兵器、かまぼこのような練り物まで様々なユニットが存在。進化系統が異なる幾つかの群があり、発見された3つの群はそれぞれ「UIMS」、「UIMS δ」、「UIMS Ω」と呼ばれる。
ギャラクシアン3』『スターイクシオン』『みずいろブラッド』『スターブレード・オペレーションブループラネット』に登場。『スターブレード』に登場した敵「帝国」もUGSF公式ページではUIMSであると公表されている。
バッツーラ
異次元にある「暗黒惑星」から侵攻してきた生命体。銀河の中心でビッグバンを試みた。
スターラスター』『スターイクシオン』に登場。
ボスコニアン
宇宙海賊。人類の女性と似た姿をしている。ステルス技術に優れ、彼らの機体は接近しないとレーダーで捕捉する事が出来ない。
ボスコニアン』『ブラストオフ』『ファイナルブラスター』『スターイクシオン』に登場。
サディーン
人類と似た高度文明を持つ種族。外見も人類と似ている。
『スターイクシオン』に登場。
オクティ族
要塞「バラデューク」に棲む邪悪な種族。
『バラデューク』『爆突機銃艇』に登場。
ゾルギア
宇宙生命体。個体の大きさにばらつきがあり、大型のゾルギアは自己防衛戦力として体内に大量の寄生生命体を内包している。
『ギャラクシアン3 アタック・オブ・ゾルギア』『スターイクシオン』『バウンティ ハウンズ』に登場。

ファン活動

ギャラクシアン³の6人版がゲームセンターに設置され始めた頃から、同人活動を主体としたファン活動が活発化。インターネットの普及がされていない当時のパソコン通信を介して強力なコミュニティが自然発生。

同時期、コミックマーケットにおいて、3~4サークルほどが積極的なファン活動を展開し、28人版が設置されていた東京世田谷のナムコ・ワンダーエッグなどに開園から閉園まで『ギャラクシアン³』の全ての出発回に乗り込み、終日作戦成功を目論むなどの集まりが度々決行された。

最盛期には200人前後が集結し、一部一般客などから苦情があったなどとも囁かれる。

ナムコ・ワンダーエッグはその後期間限定営業のため閉園となっている。

シリーズ関連の製作が相次いで中止になっている現在では規模も縮小しているものの、未だ根強いファンによってUGSF復活の活動が行われている。

ファンサークル

上記ファン活動や二次創作活動を行っていた主なサークルは以下の通り

  • ランニングマン - 現在確認されている最初のUGSF系同人サークル(現在は活動停止)
  • UGSF広報局 - ワンダーエッグにおける絶対地球防衛作戦などのオフラインイベントを実施した同人誌サークル、最盛期には作戦決行に200人以上をワンダーエッグに集結させた(現在は活動停止)
  • UGSF WEST - グッズ製作や筐体や資料と同人誌の収集・保存を行い現在も活動している長寿サークル
  • UGSF成田空港業務部 - グッズ製作やUGSF専門用語辞典を執筆した同人誌サークル(現在は活動停止)
  • ニヤリ部隊 - オリジナルユニフォームジャンパーとユニフォームキャップを製作(身内用)している同人誌サークル、主にギャラクシアン3の二次創作SSを製作、頒布(現在は自然解散)
  • UGSF.ORG - NSOを中心にコミケで同人誌の発行やUGSF設定の考証などを行っているサークルで3DCGがメイン
  • おけやん地球を救う会 - 埼玉を拠点に津田沼、ワンダーエッグなどで出撃していた同人誌サークル(現在は活動停止)
  • RED5 - 故きりしまいずる(ゲーメスト誌で活躍していたイラストレーター)の同人誌サークルで、公式設定のはるか以前よりバーニングフォースをUGSFに関連付けし、凝ったメカデザインを描き上げていた(代表者が事故死したため活動停止)
  • 風見鶏 - UGSF二次創作コミックと用語辞典を発行した同人誌サークル(現在は活動停止)
  • 中部0088部隊 - 出撃を主な活動としていたサークルでパソコン通信Nifty-Serveのパティオでコミュニティを形成していた(現在は自然解散)
  • 大阪06部隊 - 出撃を主な活動としていたサークル(現在は自然解散)
  • 信州0077部隊 - 出撃を主な活動としていたサークル(現在は自然解散)

ほとんどのサークルは2001年に発表されたスターブレード・オペレーションブループラネットをほぼ最終作品として2003年までに活動停止、解散をしており、現在に至って同人活動を行なっているサークルは無く、唯一として筐体保存と資料保存を行なっているUGSF-WESTだけが活動を不定期に行なっているに留まる。初期の同人サークルは1993~1994年頃に発生し約10年ほどの間にコミュニティ形成により活動サークルが増えた。ゲームセンターノートなどからの情報共有や大会告知情報が地域ごとにパソコン通信を介して共有されるようになり遠征や、開発展示会、公式情報や広報誌(NG、ノワーズ)の情報を基にした同人誌制作や二次創作活動が行われた(特にNGには基板仕様など詳細情報が掲載されており貴重な資料となった)。

外部リンク

  • UGSF - UGSFシリーズ公式サイト

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