Tonan前橋
テンプレート:告知 テンプレート:小文字 テンプレート:サッカークラブ テンプレート:Infobox tonan前橋（トナンまえばし）は、サッカーどころ群馬県前橋市を本拠地にする高校サッカー部が発展する形で誕生したサッカークラブ。トップ、サテライトの2段階の社会人チーム、ユース、ジュニアユース、ジュニア、女子、シニアなどで構成される「図南サッカークラブ」のトップチームに位置する。
公式サイトではJリーグ昇格を目指していることを公言している。2013年には公益社団法人日本プロサッカーリーグよりJリーグ百年構想クラブに認定された。
歴史
1982年 - 2005年
1982年、高校サッカー界で強豪である群馬県立前橋商業高等学校サッカー部の奈良知彦監督が中心になって前橋商業高校サッカー部OBたちが集まり図南サッカークラブを結成した。当初はOBが卒業して社会人になってからも体を動かしサッカーを楽しめるように作られたサッカー倶楽部という趣もあった。
しかし、群馬サッカーリーグ3部に参戦すると奈良監督の教え子たちは初年度からチームワークを発揮し、そのシーズンは県選手権ベスト4という成績を残す。
1985年2部昇格、翌年1986年には群馬県リーグ1部に昇格。社会人企業チームと互角に競り合い、この年の天皇杯県予選トーナメントでは3位になる。
1988年シーズン。試合中に興奮し審判に対しての暴力行為に発展。群馬県サッカー協会は事態を重くみて、監督は1年間の出場停止、チームは半年間の公式試合への出場停止、更には2部へ降格という処分が下された。
翌年2部を制し、1990年には1部に返り咲く、県総合選手権初優勝、天皇杯県予選準優勝を飾る。翌1991年県リーグ1部で初優勝、翌1992年には天皇杯県予選優勝、関東社会人選手権優勝、1993年晴れて関東リーグに昇格した。1990年代後半からは元Jリーグ所属選手が所属するようにもなる。
1994年～2000年までは県リーグでくすぶり続けるも、2001年から関東リーグに復帰する。
そして2年間関東リーグに所属した後、伝説となった2003年1月13日のザスパ草津との関東リーグ入替戦でPK戦までもつれた死闘に敗れ、再び県リーグに降格する事となる（この1ヶ月後にキャプテン鳥居塚伸人のザスパ草津への移籍が発表された）。
2003年に図南SCから図南SC群馬に名称変更。
2006年
J2ザスパ草津より氏家英行、小久保純、樹森大介の3選手、JFLアルテ高崎から鏑木豪が加入。群馬県リーグ1部を9勝3分、平均得点5点という別次元の強さで制し、第40回関東社会人サッカー大会出場権を得たが、準々決勝で敗退した。
2007年
この年のシーズンも圧倒的な強さで群馬県リーグ1部を制覇し、第41回関東社会人サッカー大会に臨んだが、準々決勝で敗退し、またしても関東リーグ2部昇格を逃した。一方、群馬県サッカー協会長杯では決勝戦でJFLのアルテ高崎を破り優勝し天皇杯全日本サッカー選手権大会への初出場を果たした。そして前年に続き出場を決めた全国社会人サッカー選手権大会には大会初勝利と関東リーグを飛び越えてのJFL昇格のチャンスを掴むべく大会に臨んだが、東北リーグ1部2位ですでに全国地域リーグ決勝大会への出場権を獲得していたNECトーキンと1回戦で対戦するも惨敗。
2008年
図南SC群馬からtonan前橋に改称。群馬県リーグ1部（全14試合）で114得点を挙げ、6年連続14度目の優勝を飾り、第42回関東社会人サッカー大会への出場を決めた。そして、各都県リーグの代表チームを破り16年ぶり2度目の優勝を果たし、7年ぶりとなる悲願の関東リーグ2部復帰を決めた。また、10月に行われた全国社会人サッカー選手権大会では初戦で九州リーグ王者の沖縄かりゆしFCを撃破し、6度目の出場にして同大会での初勝利を挙げた。
2009年
久しぶりの関東リーグ2部で開幕2連敗を喫しスタートダッシュに失敗したが、その後の10試合を8勝2敗でカバーし2試合を残して3位まで浮上。そして迎えたリーグ戦13試合目アウェーS.A.I市原SCとの2位の座をかけた直接対決に勝利し、最終的には10勝4敗の成績で1部昇格を決めた。
そして、4年連続の出場となった全国社会人サッカー選手権では各地域リーグの強豪チームを相手に健闘し、3位入賞を果たした。
2010年
4月に公式サイト上でヤマダ電機とのオフィシャルパートナー契約の締結が発表された。
7月にトップチームとサテライトチームの2チームが同時に全国社会人サッカー選手権大会の出場権を獲得するという快挙を達成した。
リーグ戦は関東リーグ1部5位という過去最高の成績を収めた。
2011年
全国社会人関東予選で6年ぶりに敗退し、群馬県サッカー協会長杯でも4年ぶりに決勝進出を逃すなど、カップ戦では結果が出ないシーズンとなったが、リーグ戦では2年連続5位と健闘した。
2012年
群馬県サッカー協会長杯で優勝し、5年ぶり2回目となる天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場。1回戦で大会初勝利を挙げ、2回戦ではチーム史上初のJリーグ所属チーム（モンテディオ山形）との対戦を果たしたが敗退した。さらに、リーグ戦では過去最高の4位の成績を残した。
2013年
菅原監督兼代表が「サッカーなう」のインタビューに対して、「(J3に)手を挙げようと思っていますよ」と答え、2014シーズンから新設される予定のJ3に参入する意向を示した。
2013年9月17日、Jリーグ準加盟が承認された。しかし10月15日に、J3加盟審査において、ステップ2のJ3スタジアム審査が「要件未充足との結論」になったとして、2014年度のライセンス交付見送りが決定。[1]その後日本フットボールリーグに公募推薦枠での昇格を目指したが、こちらも昇格が認められず、JFL・J3昇格は持ち越された。[2]
2014年
群馬県草津町・前橋市を主本拠地とするJリーグ ディビジョン2・ザスパクサツ群馬の役員改選により、菅原が取締役クラブライセンス対策本部長に再任される[3]
群馬県サッカー協会長杯では、トップチームとサテライトチームがともに決勝に進出し直接対決した結果、3-2でサテライトチーム側が勝利し天皇杯に群馬県代表として出場することとなった[4]。
ホームスタジアム
2014年の関東サッカーリーグでは、群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場とNTT図南スーパーグラウンドでホームゲームを開催する。 2013年にJリーグ準加盟申請を行った際は、前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場をホームグラウンドとした（2013年は最終節のみ当地で開催）。
戦績
リーグ戦
トップチーム
| 年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | 天皇杯 |
| 1989 | 群馬県2部 | 優勝 | |||||||||
| 1990 | 群馬県1部 | 2位 | |||||||||
| 1991 | 優勝 | ||||||||||
| 1992 | 優勝 | ||||||||||
| 1993 | 関東 | 9位 | 9 | 18 | 3 | 3 | 12 | 16 | 53 | -37 | |
| 1994 | 群馬県1部 | 優勝 | |||||||||
| 1995 | 優勝 | 県予選準決勝 | |||||||||
| 1996 | 優勝 | ||||||||||
| 1997 | 2位 | 県予選準優勝 | |||||||||
| 1998 | 優勝 | 県予選3位 | |||||||||
| 1999 | 優勝 | 県予選3回戦 | |||||||||
| 2000 | 優勝 | 27 | 10 | 9 | 0 | 1 | 40 | 12 | +28 | 県予選1回戦 | |
| 2001 | 関東 | 7位 | 22 | 18 | 6 | 4 | 8 | 27 | 30 | -3 | 県予選準優勝 |
| 2002 | 9位 | 11 | 9 | 2 | - | 7(3) | 13 | 19 | -6 | 県予選3位 | |
| 2003 | 群馬県1部 | 優勝 | 34 | 14 | 11 | 1 | 2 | 50 | 15 | +35 | 県予選3位 |
| 2004 | 優勝 | 23 | 10 | 7 | 2 | 1 | 33 | 11 | +22 | 県予選準々決勝 | |
| 2005 | 優勝 | 35 | 14 | 11 | 2 | 1 | 52 | 16 | +36 | 県予選準々決勝 | |
| 2006 | 優勝 | 30 | 12 | 9 | 3 | 0 | 62 | 18 | +44 | 県予選準々決勝 | |
| 2007 | 優勝 | 42 | 14 | 14 | 0 | 0 | 87 | 10 | +77 | 1回戦 | |
| 2008 | 優勝 | 39 | 14 | 13 | 0 | 1 | 114 | 9 | +105 | 県予選準優勝 | |
| 2009 | 関東2部 | 2位 | 30 | 14 | 10 | 0 | 4 | 38 | 14 | +24 | 県予選準優勝 |
| 2010 | 関東1部 | 5位 | 20 | 14 | 6 | 2 | 6 | 22 | 23 | -1 | 県予選準優勝 |
| 2011 | 5位 | 17 | 14 | 5 | 2 | 7 | 20 | 26 | -6 | 県予選3位 | |
| 2012 | 4位 | 28 | 18 | 8 | 4 | 6 | 34 | 29 | +5 | 2回戦 | |
| 2013 | 3位 | 31 | 18 | 9 | 4 | 5 | 32 | 21 | +11 | 県予選準優勝 | |
| 2014 |
- ( )はPK戦
サテライトチーム
| 年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | 天皇杯 |
| 2009 | 群馬県2部A | 優勝 | 30 | 10 | 10 | 0 | 0 | 78 | 2 | +76 | 県予選準々決勝 |
| 2010 | 群馬県1部 | 優勝 | 42 | 14 | 14 | 0 | 0 | 75 | 14 | +61 | 県予選2回戦 |
| 2011 | 優勝 | 34 | 14 | 11 | 1 | 2 | 71 | 18 | +53 | 県予選3回戦 | |
| 2012 | 優勝 | 42 | 14 | 14 | 0 | 0 | 97 | 9 | +88 | 県予選準々決勝 | |
| 2013 | 優勝 | 37 | 14 | 12 | 1 | 1 | 58 | 16 | +42 | 県予選1回戦 | |
| 2014 | 関東2部 |
全国社会人大会
トップチーム
| 年度 | 成績 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 3位決定戦 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1999 | 1回戦 | 3-4 水戸ホーリーホック (JFL) |
||||
| 2000 | 1回戦 | 3(6PK7)3 かりゆしホテルズFC (九州) |
||||
| 2001 | 1回戦 | 1-2 佐川印刷SC (関西) |
||||
| 2006 | 1回戦 | 0-3 静岡FC (東海) |
||||
| 2007 | 1回戦 | 1-4 NECトーキン (東北) |
||||
| 2008 | 2回戦 | 2(3PK2)2 沖縄かりゆしFC (九州) |
1-2 松本山雅FC (北信越) |
|||
| 2009 | 3位 | 3-1 BIWAKO S.C.HIRA (関西) |
1 (7PK6) 1 新日鐵大分 (九州) |
1-0 Y.S.C.C. (関東) |
1-4 ツエーゲン金沢 (北信越) |
2 (延長) 1 AC長野パルセイロ (北信越) |
| 2010 | ベスト8 | 2(延長)1 FC KAGOSHIMA (九州) |
2 (5PK4) 2 ヴォラドール松江 (中国) |
0-2 カマタマーレ讃岐 (四国) |
||
| 2013 | 1回戦 | 2-3 レノファ山口FC (中国) |
サテライトチーム
| 年度 | 成績 | 1回戦 |
|---|---|---|
| 2010 | 1回戦 | 0-1 阪南大クラブ (関西) |
関東社会人大会
トップチーム
| 年度 | 成績 | 1回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1998 | ベスト8 | 4-0 与野蹴魂会 (埼玉県) |
0-1v 栃木SC (栃木県1位) |
||
| 1999 | ベスト8 | 4-0 越谷FC (埼玉県2位) |
3-4 東邦チタニウム (神奈川県1位) |
||
| 2000 | 準優勝 | 3-0 日立水戸 (茨城県2位) |
2-0 藤沢市役所 (開催地) |
4-1 矢板SC (栃木県1位) |
1(3PK5)1 海自厚木マーカス (神奈川県1位) |
| 2003 | ベスト8 | 4-1 六浦FC (神奈川県2位) |
0-1v 神奈川県教員SC (神奈川県1位) |
||
| 2004 | ベスト4 | 2-1 日立ビルシステム (東京都2位) |
1-0 柏FC (千葉県) |
1(2PK4)1 飯能ブルーダー (埼玉県1位) |
|
| 2005 | 1回戦 | 0-1 トステムFC (茨城県) |
|||
| 2006 | ベスト8 | 8-1 宇都宮FC (栃木県1位) |
2-3 クラブ・ドラゴンズ (茨城県) |
||
| 2007 | ベスト8 | 2(3PK1)2 横浜猛蹴 (神奈川県2位) |
0-1 FCコリア (東京都1位) |
||
| 2008 | 優勝 | 2-1 六浦FC (神奈川県2位) |
2-1 坂戸シティーFC (埼玉県3位) |
1(5PK4)1 東京海上日動火災保険 (東京都3位) |
2-0 日立ビルシステム (東京都1位) |
サテライトチーム
| 年度 | 成績 | 1回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | ベスト8 | 2-1 T.F.S.C. (東京都2位) |
0-5 横浜猛蹴 (神奈川県2位) |
||
| 2011 | ベスト8 | 3-2 青梅FC (東京都2位) |
0-2 パイオニア川越 (埼玉県2位) |
||
| 2012 | 1回戦 | 0(0PK3)0 アルドール狭山FC (埼玉県3位) |
|||
| 2013 | 準優勝 | 1-0 FCコラソン・プリンシパル (神奈川県2位) |
3-0 FC真岡21 (栃木県2位) |
3-0 早稲田ユナイテッド (東京県3位) |
1-3 ジョイフル本田つくばFC (開催地) |
獲得タイトル
- 関東社会人サッカー大会：2回
- 1992年、2008年
- 群馬県サッカー協会長杯：2回
- 2007年、2012年
- 群馬県サッカー総合選手権大会：13回
- 1990年、1994年、1996年～2000年、2002年～2007年
- 群馬県社会人リーグ1部：14回
- 1991年～1992年、1994年～1996年、1998年～2000年、2003年～2008年
ユニフォーム
ユニフォームスポンサー
| 掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 提出年 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 胸 | なし | |||
| 背中 | なし | |||
| 袖 | なし | |||
| パンツ | なし |
ユニフォームサプライヤー
- 現在 ミズノ
歴代ユニフォームスポンサー
| 年度 | 胸 | 背中 | 袖 | パンツ | サプライヤー |
| 2008 | シネッテック | ファネックス | OMGpratnersげんき堂 | エンザダイニング | 不明 |
| 2009 | - | - | ヤマダ電機 | - | |
| 2010 | - | ||||
| 2011 | |||||
| 2012 | |||||
| 2013 | ミズノ |
主な所属選手
現役選手
過去に在籍した選手
主な下部組織出身選手
- 横山翔平 (ジュニアユース12期生・現ザスパクサツ群馬)
- 星野悟 (ジュニアユース7期生・現FC町田ゼルビア)
- 土田健太 (ジュニアユース7期生・元アルテ高崎、前橋商業高校時代に高校選手権で1年生GKながら優秀選手賞に輝く)
- 高橋秀人 (ジュニアユース6期生・現FC東京、2012年に下部組織出身選手初の日本代表に選ばれる)
- 都丸昌弘 (ジュニアユース6期生・現横河武蔵野FC)
- 反町一輝 (ジュニアユース6期生・年代別代表や、ザスパ草津の特別指定選手を経験、2010年にトップチームに登録)
- 大河原亮 (ジュニアユース6期生・元柏レイソル、2007年に下部組織出身選手初のJ1登録選手となる、2010年にトップチームに登録)
- 糠谷祐真 (ジュニアユース5期生・前橋商業高校時代に高校選手権でDFで得点王を獲得という快挙を達成)
- 二瓶隼 (ジュニアユース5期生・2004年に下部組織出身選手初のトップチーム登録を果たす(同時にトップチーム最年少登録記録も更新(17歳でトップチームに登録))
- 柳澤宏太 (ジュニアユース1期生・元ザスパ草津、2005年に下部組織出身選手初のJリーグ公式戦出場を果たす、2008年にトップチームに登録)
- 斎藤太一郎 (ジュニアユース1期生・元ベガルタ仙台、2001年に下部組織出身選手初のJリーガーとなる、2002年Jリーグキャリアサポートセンター適用第1号)
参照
外部リンク
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- ↑ ｔｏｎａｎ前橋 ＪＦＬ入会承認されず（2013年12月4日 上毛新聞 同12月6日閲覧）
- ↑ 株主総会・取締役会開催のご報告（株式会社草津温泉フットボールクラブ 2014年4月24日 同5月9日閲覧）
- ↑ tonan前橋サテライトがジャイキリ!!トップチームを破り、天皇杯出場へ(14/7/7 18:39)(ゲキサカ)
