Safari

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テンプレート:Infobox Safari(サファリ)は、アップルにより開発されているウェブブラウザOS X 標準のウェブブラウザとして Mac OS X v10.3 より搭載されている。iPhoneiPod touchiPadiOS プラットフォーム向けに OS X 用からカスタマイズされた Safari が標準ウェブブラウザとして搭載されている。

特徴

主な特徴として、レンダリングエンジンに KDEKonqueror オープンソースプロジェクトで使われている KHTMLKJS をベースとする Webkit を使用、SVGRSSタブブラウズといった最新のブラウザが備える機能に対応する。

画像に埋め込まれたカラープロファイリングを読みこみ正確な色空間を描画可能である。

CSS では、開発中の仕様も一部実装し、比較的正確な描画が望める。Acid2 テストに最初期(2005年4月[1])に合格している。 開発中のWebKit r31356(最初のスコア100は、r31342)を利用することによって、Acid3 テストにも公開版として最初に合格するWebブラウザとなった[2]。ただし、iOS版は、Acid3でのスコアは100であるにもかかわらず、Acid2には未合格である(version 4.0.5現在)。

JavaScript に関しては、おおむね Gecko 系ブラウザに近い挙動を示すテンプレート:要出典JavaScriptCore フレームワークを中核に備えている。KDE 開発の KJS を前身とするフレームワークであり、OS 全般の JavaScript の処理に用いられている。図形を描画するcanvas要素を実装しており、JavaScript もこれに対応する。

TLS・SSL のサポート、Cookie の管理、Mac OS X の設定で閲覧できるサイトの制限などのセキュリティ機能をそなえる。

HTTP レスポンスヘッダ(あるいは HTML の meta 要素)の Content-Type: フィールドの charset 指定(無指定時は ISO-8859-1)と実際の HTML の文字コードが異なっている場合、正確な動作を行う Safari では指定に忠実に解釈するため文字化けする。

Mac OS X v10.6 以降の Mac 版 Safari では、プラグインを個別プロセスで実行する仕様となり、プラグインがクラッシュしてもブラウザ全体が落ちることはなくなった。iOS 版 Safari は、Flash などのプラグインをサポートしない。

Windows 版

Windows 版も公開されていたが、2012年7月26日(日本時間)にOS X Mountain LionとともにリリースされたSafari 6にはWindows向けが用意されず、旧バージョンのダウンロードはサポートページからしかできなくなった。この件に関してアップルは回答を避けている[3]。2012年10月23日、情報処理推進機構セキュリティホールが存在するため使用停止を勧告した[4]

Windows 版 Safari では、Windows の ClearType を用いず独自エンジンでフォントアンチエイリアスを行うことができる(Windows での ClearType を使用することも可能)。内部構造や振舞いをみる限り、Mac のグラフィックコアである Quartz 自体をそのまま移植しているとみられる。また、追加面の文字の表示ができない。

歴史及び開発

1997年まで、Mac OS では Netscape Navigator が標準ウェブブラウザであった。アップルコンピュータマイクロソフトと提携後は、 Internet Explorer for Mac(バージョンは 4.5 から 5.2)が標準ウェブブラウザとして同梱されていた。

  • 2003年1月7日アップルコンピュータが Safari のベータ版を発表。
  • 2003年6月24日に公式版 1.0 を発表。そのすぐ後、マイクロソフトは Internet Explorer for Mac の開発を中止すると発表したことから、Safari は Mac OS X v10.3 以降の標準ブラウザとなることが決まった。
  • 2003年10月24日に発売された Mac OS X v10.3 には、バージョン 1.1 (v100) を搭載。Safari が標準のブラウザ、Internet Explorer for Mac は代替ブラウザという位置づけになった。
  • Mac OS X v10.2.8 向けの最終バージョンは 1.0.3、Mac OS X v10.3.9 向けの最終バージョンは 1.3.2。これらの二つは 2007 年末までにサポートが終了している。
  • 2005年4月29日に発売された Mac OS X v10.4 には、バージョン 2.0 (v412) を搭載。初のメジャーバージョンアップであり、RSS リーダーなどの機能が追加されている。
  • 2007年6月11日に Windows 版 Safari の開発が発表された。同時に Mac OS X、Windows プラットフォーム対応、Safari 3.0 (v522.11) のパブリックベータが公開された。Safari のウェブブラウザ市場占有率の向上を狙った投入であり、Apple の Windows 版ソフトウェアは QuickTimeiTunes に続き 3 本目となる[5]
  • 2008年3月18日、Mac OS X v10.5.2、Mac OS X v10.4.11、Windows XP、Windows Vista 向けにSafari 3.1 (525.13) が公開された[6]
  • 2009年2月24日にアップルが Safari 4 ベータ版を発表[7][8]
  • 2009年6月9日にアップルが Safari 4 の正式版を発表。β 版の不具合の修正、日本語を含む表示言語の追加や、タブ表示に変更がされている。
  • Mac OS X では、リリースされてきた Security Update に Safari に関係するセキュリティ修正が多数含まれてきたが、必ずしも WebCore のバージョンが上がっている訳ではない[9][10]
  • 2010年6月7日に、Safari 5 が発表された。サードパーティーの機能拡張をサポート、ページ内の広告などを非表示にできる Safari リーダーの搭載、検索オプションに Bing の追加、Geolocation や WebSocket を始めとした HTML5 の対応強化、JavaScript のパフォーマンスが 30% 向上、開発者用ツールの改善など。
  • 2012年7月26日、OS X Mountain LionのリリースとともにSafari 6が公開。しかしWindows向けのバージョンは用意されず、旧バージョンのダウンロードもサポートページからしかできなくなった。
  • 2013年10月22日、OS X MavericksのリリースとともにSafari 7が公開。共有リンクやキーチェーンなど多くの機能を追加し、パフォーマンスやバッテリー効率を向上。旧バージョン向けにはSafari 6.1が公開。

バージョン履歴

OS X

世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Beta 0.8 48 Mac OS X v10.2 2003年1月7日 Macworld Conferenceで最初のリリース[11]
0.8.1 51 2003年1月10日 すべてのユーザーに推薦する小さな改善。
0.8.2 60 2003年2月12日 ウェブサイトとの互換性改善、XML サポート、安定性改善、Macromedia Flash のパフォーマンス改善、ウェブ標準のサポート改善。
0.9 73 2003年4月14日 Safari Beta 2 (パブリックベータ) リリース[12]。タブブラウジング、フォームとパスワードの自動入力、ブラウザのリセット(クッキー、キャッシュ及びその他の消去)、Netscape 及び Mozilla のブックマーク読み込み、ウェブ標準のサポート改善、AppleScript サポート改善、多くの言語版対応。
0.9 74 2003年5月15日 パブリックベータ 2 の SSL 証明書の検証を改善。
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 1 1.0 85 Mac OS X v10.2 2003年6月23日 Safari 1.0リリース[13]。Safari が Mac OS X の標準ブラウザになる、自動タブの高速化、iSync によるブックマーク同期化のサポート、すべての Mac OS X 言語版サポート、より多くの AppleScript のコントロールを改善、ウェブ標準のサポート改善。
1.0 85.5 2003年10月3日 Mac OS X 10.2.8 アップデータと共にリリース。
1.0.1 85.6 2003年11月19日 Security Update 2003-11-19 と共にリリース。
1.0.2 85.7 2004年2月23日 Security Update 2004-02-23 と共にリリース。CAN-2004-0166 のセキュリティ修正、ステータスバーの URL 表示を改善。
1.0.3 85.8 2004年8月9日 Security Update 2004-08-09 と共にリリース。CAN-2002-1363, CAN-2004-0421, CAN-2004-0597, CAN-2004-0598, CAN-2004-0599 のセキュリティ修正。
1.0.3 85.8.1 2005年1月25日 Security Update 2005-001 と共にリリース。
1.1 100 Mac OS X 10.3 2003年10月24日 Mac OS X 10.3 と共にリリース。高速化、ウェブ標準のサポート改善、CSS サポート改善。
1.1.1 100.1 2003年11月19日 Mac OS X 10.3 と共にリリース。高速化、ウェブ標準のサポート改善、CSS サポート改善。
1.2 125 2004年2月2日 ウェブサイト及びウェブとの互換性改善。個人証明書の認証をサポート。フルキーボードアクセス、中断したダウンロードの再開機能。LiveConnect のサポート。XMLHttpRequest のサポート[14]
1.2.1 125.1 2004年3月15日 Mac OS X 10.3.3 アップデータと共にリリース。
1.2.2 125.7 2004年5月26日 Mac OS X 10.3.4 アップデータと共にリリース。Hotmail 添付ファイルの問題を修正。
1.2.2 125.8 2004年6月7日 Security Update 2004-06-07 と共にリリース。Resolves a security issue where the "Show in Finder" button would execute certain downloaded applications.
1.2.3 125.9 2004年8月9日 Security Update 2004-08-09 と共にリリース。CAN-2002-1363, CAN-2004-0421, CAN-2004-0597, CAN-2004-0598, CAN-2004-0599 のセキュリティ修正。
1.2.4 125.11 2004年11月5日 Mac OS X 10.3.6 アップデータと共にリリース。60 秒タイムアウト除去。非 ASCII 文字を含む HDD 名に伴う問題を解決。
1.2.4 125.12 2004年12月2日 Security Update 2004-12-02 と共にリリース。いくつかのセキリティ問題の解決;ステータスバーにおける URL が偽装できる脆弱性とポップアップウインドウの発行元が偽装できる脆弱性[15][16]
1.3 312 2005年4月15日 Mac OS X 10.3.9 と共にリリース。Mac OS X 10.4 に含まれる Safari 2 向けに開発された描画速度及びウェブサイト互換性の改善をほとんど取り込む。
1.3.1 312.3 2005年8月29日 Safari Update 1.3.1 としてリリース。ウェブサイトの互換性、安定性、及びサードパーティサポートの更新[17]
1.3.2 312.5 2006年1月11日 Safari Update 1.3.2 としてリリース。ウェブサイトの互換性、安定性、及びサードパーティサポートの更新[18]
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 2 2.0 412 Mac OS X 10.4 2005年4月29日 Mac OS X 10.4 と共にリリース。レンダリング速度及びウェブサイト互換性改善。統合した RSS 及び Atom リーダー。統合した PDF ビューワー。プライベートブラウジングモード及びペアレンタルコントロール。ウェブアーカイブと同じくウェブサイトを完全に保存する。
2.0 412.2 2005年7月12日 Mac OS X 10.4.2 アップデートと共にリリース。プロキシサーバ認証の改善、その他多数。
2.0 412.2.2 2005年8月15日 Security Update 2005-007 と共にリリース。CAN-2005-2516、CAN-2005-2517 及び CAN-2005-2522 のセキュリティ修正。
2.0.1 412.5 2005年8月29日 Safari Update 2.0.1 としてリリース。ウェブサイトの互換性、安定性、及びサードパーティサポートの更新。
2.0.2 416.12 2005年11月2日 Mac OS X 10.4.3 アップデートの一部。Acid2 クリア、ヘブライ語アラビア語テキストの処理改善、Macromedia Shockwave 向けのより優れた OpenGL サポート、Webcam 互換性の改善。
2.0.2 416.13 2005年11月29日 Security Update 2005-009 と共にリリース。Safari に組み込まれている PCRE のバージョンアップにより、入力の検証を強化。非常に長い名前をもったダウンロードされたファイルによるオーバーフロー問題に対する更新。JavaScript のダイアログボックスが発行元を偽装できる問題への対処[19]。WebKit 内のヒープオーバーフロー問題への対処。
2.0.3 417.8 2006年1月10日 Mac OS X 10.4.4 アップデートの一部。多数のセキュリティ修正とバグ修正。.Mac を通した RSS 購読項目の既読/未読状態の同期サポートを追加。
2.0.3 417.9.2 2006年4月4日 Mac OS X 10.4.6 アップデート (2006-002) の一部。セキュリティ修正とバグ修正。
2.0.3 417.9.3 2006年5月11日 Mac OS X 10.4.6 アップデート (2006-003) の一部。セキュリティ修正とバグ修正。
2.0.4 419.3 2006年6月27日 Mac OS X 10.4.7 アップデートの一部。セキュリティ修正とバグ修正。
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 3 3.0 522.11 Mac OS X 10.4 2007年6月11日 WWDC で公開されたパブリックベータ。SVG 対応
3.0.2 522.12 2007年6月22日 パブリックベータ
3.0.3 522.12.1 2007年7月31日 パブリックベータ
3.0.4 523.10.3 Mac OS X 10.5 2007年10月26日 Mac OS X 10.5 と共にリリース。レンダリング速度及びウェブサイト互換性、PDF ハンドリングの改善。ウェブ クリップによる Dashboard ウィジェットの作成機能の追加。
3.0.4 523.12 Mac OS X 10.4 2007年11月14日 Mac OS X 10.4.11 アップデートの一部。レンダリング速度及びウェブサイト互換性、PDF ハンドリングの改善。セキュリティ修正とバグ修正。
3.0.4 523.10.6 Mac OS X 10.5 2007年12月17日 Security Update 2007-009 の一部。CVE-2007-5858 のセキュリティ修正。
3.1 525.13 Mac OS X 10.4,
Mac OS X 10.5
2008年3月18日 Safari 3.1 単体リリース。初の Windows 版を含む。パフォーマンス改善、最新のウェブ標準への対応の進展、互換性の改善、複数のセキュリティ修正[20][21]
3.1.1 525.18 2008年4月16日 Safari 3.1.1 単体リリース。互換性の改善、複数のセキュリティ修正[22][23]
3.1.2 525.20.1 2008年6月30日 Mac OS X 10.5.4 Update 及び Tiger 向け Safari 3.1.2 単体リリース。CVE-2008-2307 のセキュリティ修正[24][25]
3.2 525.26.12 2008年11月13日 Safari 3.2 単体リリース。フィッシング対策、EV SSL 対応、複数のセキュリティ修正[26][27]
3.2.1 525.27.1 2008年11月24日 Safari 3.2.1 単体リリース。安定性の改善。
3.2.3 525.28.3 2009年5月12日 Mac OS X 10.5.7 Update 及び Tiger 向け Safari 3.2.3 単体リリース。セキュリティの問題を修正[28]
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 4 4.0 (β) 528.16 Mac OS X 10.4,
Mac OS X 10.5
2009年2月24日 Safari 4.0 パブリックベータリリース。UI の大幅な変革、HTML5 の機能を先取りして装備、Nitro エンジンにより JavaScript の実行速度が大幅に向上。
4.0 (β) 528.17 2009年5月12日 Safari 4 Public Beta Security Update[29]
4.0 530.17 2009年6月9日 以前から公開されていた Safari 4 (β) の正規版。速度向上の他、履歴やブックマークを CoverFlow 表示したりインターフェイスの変更などの新機能を搭載(β 版とはタブ表示が異なる)。
4.0.1 530.18 2009年6月17日 PDF 印刷で強制終了する件、Safari インストール後 iPhoto の機能の一部が適切に動作しないことがあった件等を訂正。
4.0.2 530.19 2009年7月8日 Nitro JavaScript エンジンの安定性の改善、互換性と複数のセキュリティ修正[30]
4.0.3 531.9 Mac OS X 10.4,
Mac OS X 10.5,
Mac OS X 10.6
2009年8月11日 HTML5 の video 要素を使ったウェブページでの安定性の改善、一部のユーザが iWork.com へログイン出来ない問題の改善、ウェブコンテンツがカラーでなくグレースケールで表示される原因の改善、複数のセキュリティ修正[31][32]
4.0.4 531.21.10 2009年11月11日 JavaScript のパフォーマンスの改善、項目数の多い履歴を対象に検索を実行する場合のパフォーマンスの改善、他社製プラグイン、検索フィールド、および Yahoo! メールの安定性の改善、複数のセキュリティ修正[33][34]
4.0.5 531.22.7 2010年3月11日 Top Sites のパフォーマンスの改善、他社製プラグインの安定性、オンラインフォームや Scalable Vector Graphics を使用する ウェブ サイトの安定性の改善、Safari から一部の Linksys ルーターの設定を変更できなかった問題の解決、複数のセキュリティ修正[35][36]
4.1 533.16 Mac OS X 10.4 2010年6月07日 JavaScript、Top Sites、トラックパッドのピンチジェスチャのパフォーマンス、使いやすさ、互換性、HTML5 サポート、等の改善。DNS プリフェッチと改善されたページキャッシュによってページ読み込み速度が向上、Bing 検索オプションの追加。複数のセキュリティ修正[37][38]
4.1.1 533.17.8 2010年7月28日 精度・安定性の向上、複数の問題の改善、複数のセキュリティ修正[39][40]
4.1.2 2010年9月7日
4.1.3 2010年11月18日
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 5 5.0 533.16 Mac OS X 10.5,
Mac OS X 10.6
2010年6月7日 新たに「機能拡張」機能と「Safari リーダー」の追加、JavaScript 実行速度の向上、Bing 検索オプション追加、HTML5 サポートの改善、複数のセキュリティ修正[41][42]
5.0.1 533.17.8 2010年7月28日 「機能拡張」機能をデフォルトで有効に、精度・安定性の向上、複数の問題の改善、複数のセキュリティ修正[43][44]
5.0.2 533.18.5 2010年9月7日
5.0.3 533.19.4 2010年11月18日
5.0.4 533.20.27 2011年3月9日 ImageIO、libxml、WebKit に含まれる合計 62 件の脆弱性の修正。プラグインの安定性向上。印刷の問題の対応。
5.0.5 2011年4月14日 WebKit の脆弱性 CVE-2011-1290 と CVE-2011-1344 の合計 2 件の修正。認証局によって不正に発行されていた SSL 証明書の対応。[45]
5.0.6 Mac OS X 10.5 2011年7月20日 安定性・安全性に関する多くの問題に対処。[46]
5.1 534.48.3 Mac OS X 10.6,
OS X 10.7
2011年7月20日 新しいプロセスアーキテクチャの採用。HTML5 や CSS3 の複数のウェブ標準規格に準拠。プライバシーの改良。[47]
5.1.1 534.51.22 2011年10月12日 iCloud に対応。安定性・信頼性・安全性に関する複数の問題に対処。印刷の改善。JavaScript のパフォーマンスが 13% 以上向上。[48]
5.1.2 534.52.7 2011年11月29日 安定性の向上
5.1.3 534.53.10 Mac OS X 10.7 2012年2月1日 OS X 10.7.3 アップデートの一部
5.1.4 534.54.16 Mac OS X 10.6,
Mac OS X 10.7
2012年3月12日 拡張機能使用時の安定性、互換性、起動時間の改善。[49]パフォーマンスの改善。いくつかの脆弱性の対応[50]
5.1.5 534.55.3 2012年3月26日 32 ビットモード時の問題改善。Mac OS X Server v10.6.8 のソフトウェア・アップデートの安定性の改善[51]
5.1.6 534.56 2012年5月9日
5.1.7 534.57 2012年5月9日 複数のクロスサイトスクリプティング、メモリ破損、WebKit によるフォームの処理にステートトラッキングの問題を修正。[52]
5.1.8 534.58.2 Mac OS X 10.7 2013年3月14日 セキュリティアップデート2013-001に含まれる。
5.1.10 2013年9月12日 セキュリティアップデート[53]
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 6 6.0 536.25 Mac OS X 10.7,
OS X 10.8
2012年7月25日 レイアウトの大幅改善。これにより、URL検索欄とGoogle検索欄が統一された。feed:// の URL の処理の問題を解消、サイトが自動入力を無効にするように指定している場合でも、パスワードが自動的に入力される問題を解決。[54]
6.0.1 536.26 2012年8月24日 HTTPS URL の処理を改善、Safariの隔離属性を処理するロジックのエラーが原因でセーフモードは隔離されたファイルに対して反応していなかった問題に対し隔離属性の存在の検出を適正化、複数のメモリ処理の改善。[55]
6.0.2 536.26 2012年11月1日
6.0.3 536.27 2013年3月14日
6.0.4 536.29.13 2013年4月16日
6.0.5 536.30.1 2013年6月4日 セキュリティアップデート2013-002に含まれる[56]
6.1 537.43.58 2013年10月22日
6.1.1 537.73.11 2013年12月16日
6.1.2 2014年2月25日
6.1.3 2014年4月1日
6.1.4 2014年5月21日
6.1.5 2014年6月30日
6.1.6 2014年8月13日
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 7 7.0 537.71 OS X 10.9 2013年10月22日 OS X 10.9に同梱。
共有リンクやキーチェーンなど多くの機能を追加し、パフォーマンスやバッテリー効率を向上。
7.0.1 537.73.11 2013年12月16日
7.0.2 2014年2月25日
7.0.3 2014年4月1日
7.0.4 537.76.4 2014年5月21日
7.0.5 537.77.4 2014年6月30日
7.0.6 2014年8月13日
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 8 8.0 538.35.8 OS X 10.10 2014年6月2日 パブリックベータ。OS X 10.10 Developer Preview 1に同梱。

Windows

世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 3 3.0 522.11.3 Windows 2000,
Windows XP,
Windows Vista
2007年6月11日 パブリックベータ。Windows XP、Windows Vista(Windows 2000 はサポートされないが動作可能)向けの最初のリリース。 Mac OS X 向けと同様に Safari 3 の新機能を搭載。
3.0.1 522.12.2 2007年6月13日 パブリックベータ。複数のセキュリティ修正。
3.0.2 522.13.1 2007年7月22日 パブリックベータ。セキュリティ修正を含む。
3.0.3 522.15.5 2007年8月1日 パブリックベータ。大幅な安定性向上及びメモリリークの修正。
3.0.4 523.12.9 Windows XP,
Windows Vista
2007年11月14日 パブリックベータ。幾つかUIに関する修正されたが、依然として問題は残る。Windows 2000 では Safari 3.0.3 と異なり実行不可。幾許かのショートカットキーが追加され、以後のブラウザで(例としてタブの移動など)使用できるようになった。
3.0.4 523.13 2007年12月17日 Safari 3 Beta 3.0.4 のセキュリティアップデート。 このセキュリティアップデートは、既存の Safari にサイト間攻撃 (XSS) がなされる問題を防ぐ目的で施された[57]
3.0.4 523.15 2007年12月21日 Safari 3 Beta 3.0.4 のセキュリティアップデート (v.1.1)。This update fixes an issue introduced with the previous security update “that may cause Safari to unexpectedly quit when browsing certain websites”.
3.1 525.13 2008年3月18日 安定した初の Windows 向けリリース。新たに CSS ウェブフォント[58] とアニメ[59]が導入され、それから SVG 及び HTML5 に於けるメディア[60]の扱いが改善された。パフォーマンス改善。検索に際して自動のスペルチェック機能が追加される。
3.1.1 525.17 2008年4月16日 安定性の改善とセキュリティ修正。
3.1.2 525.21 2008年6月19日 Windows の仕様と複合したセキュリティ問題(悪意のあるファイルが自動的にダウンロードされ実行される危険がある)を修正[61][62]
3.2.1 525.27.1 2008年11月24日 安定性の改善。
3.2.2 525.28.1 2009年2月12日 フィードの処理に関する脆弱性により、JavaScript がローカルセキュリティゾーンで実行される恐れのあるセキュリティ問題を修正。
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 4 4.0 530.17 Windows XP,
Windows Vista
2009年6月9日 以前から公開されていた Safari 4 Beta の正規版。速度向上の他、履歴やブックマークを CoverFlow 表示したり、Windows 版では Windows 風のインターフェイスを採用している
4.0.2 530.19.1 2009年7月8日 Nitro JavaScript エンジンの安定性の改善、互換性と複数のセキュリティ問題の修正。
4.0.3 531.9.1 2009年8月11日 安定性の改善、互換性と複数のセキュリティ問題の修正。
4.0.4 531.21.10 Windows XP,
Windows Vista,
Windows 7
2009年11月11日 文字化け問題の修正。Windows 7 への対応、複数のセキュリティ問題の修正。
4.0.5 531.22.7 2010年3月11日
世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 5 5.0 533.16 Windows XP,
Windows Vista,
Windows 7
2010年6月7日
5.0.1 533.17.8 2010年7月28日
5.0.2 533.18.5 2010年9月7日
5.0.3 533.19.4 2010年11月18日
5.0.4 533.20.27 2011年3月9日 ImageIO、libxml、WebKit に含まれる合計 62 件の脆弱性の修正。プラグインの安定性向上。印刷の問題の対応。
5.0.5 533.21.1 2011年4月14日 WebKit の脆弱性 CVE-2011-1290 と CVE-2011-1344 の合計 2 件の修正。認証局によって不正に発行されていた SSL 証明書の対応。
5.1 534.48.3 2011年7月20日 新しいプロセスアーキテクチャの採用。HTML5 や CSS3 の複数のウェブ標準規格に準拠。プライバシーの改良。
5.1.1 534.51.22 2011年10月12日 iCloud に対応。安定性・信頼性・安全性に関する複数の問題に対処。印刷の改善。
5.1.2 534.52.7 2011年11月29日 安定性の向上
5.1.3
5.1.4 534.54.16 2012年3月12日 拡張機能使用時の安定性、互換性、起動時間の改善。パフォーマンスの改善。いくつかの脆弱性の対応。
5.1.5
5.1.6
5.1.7 534.57.2 2012年5月9日 Windows系統では最後のバージョン。セキュリティホールが存在するが修正版は出ていない[4]

iOS

世代 Safari
バージョン
WebKit
バージョン
対応 OS リリース日 概要
Safari 3 3.0 419.3 iPhone OS 1.1.4 2008年2月26日 ホームスクリーンでのウェブサイトのリンクを保存できる。
3.1.1 525.18.1 iPhone OS 2.0 2008年7月11日 画像を保存できる。一部のウェブページをフルスクリーンで表示できる。
Safari 4 4.0 528.16 iPhone OS 3.0 2009年6月17日 テキスト、画像のカット、コピーアンドペーストに対応。リンクを別窓で開く事が可能。Javascript エンジンの高速化。
4.0 528.18 iPhone OS 3.1 2009年9月9日 WebKit に関する 4 つのセキュリティアップデート[63]
4.0.4 531.21.10 iPhone OS 3.2 2010年4月3日 iPad の初期搭載版。
4.0.5 532.9 iOS 4.0, 4.1 2010年6月21日 iOS 4.0の初期搭載版。複数のセキュリティアップデート[64]
Safari 5 5.0.2 533.17.9 iOS 4.2.1, 4.3 2010年11月24日
5.1 534.46 iOS 5.0, 5.1 2011年10月12日
Safari 6 6.0 536.26 iOS 6 2012年9月19日
Safari 7 7.0 537.51.1 iOS 7 2013年9月18日 iOS 7向けのデザインに変更される。タブの個数が最大24枚になる。スライドでタブを削除できる。テンプレート:要出典

バージョン別シェア率

テンプレート:Amboxテンプレート:DMCA Safari のバージョン別シェア率(デスクトップ) (Net Appplications: 2013年12月[65])

バージョン シェア
Safari 5.0 0.68 %
Safari 5.1 1.19 %
Safari 6.0 0.79 %
Safari 6.1 1.11 %
Safari 7.0 1.93 %
全てのバージョン 5.82 %

Safari のバージョン別シェア率(モバイル・タブレット) (Net Appplications: 2013年12月[66])

バージョン シェア
Safari 4.0 0.55 %
Safari 5.0 1.26 %
Safari 5.1 3.84 %
Safari 6.0 9.77 %
Safari 7.0 31.13 %
全てのバージョン 54.82 %

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Apple software テンプレート:OS X テンプレート:IOS

テンプレート:ウェブブラウザ
  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
  4. 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
  5. テンプレート:Cite web
  6. アップル - Safari
  7. テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite web
  9. Safari and WebKit Version Information
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. テンプレート:Cite web
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. テンプレート:Cite web
  24. テンプレート:Cite web
  25. テンプレート:Cite web
  26. Safari 3.2
  27. テンプレート:Cite web
  28. テンプレート:Cite web
  29. テンプレート:Cite web
  30. テンプレート:Cite web
  31. Safari 4.0.3
  32. テンプレート:Cite web
  33. Safari 4.0.4
  34. テンプレート:Cite web
  35. Safari 4.0.5
  36. テンプレート:Cite web
  37. Safari 4.1 for Tiger
  38. テンプレート:Cite web
  39. Safari 4.1.3 for Tiger
  40. テンプレート:Cite web
  41. Safari 5.0
  42. テンプレート:Cite web
  43. Safari 5.0.1
  44. テンプレート:Cite web
  45. テンプレート:Cite web
  46. テンプレート:Cite web
  47. テンプレート:Cite web
  48. テンプレート:Cite web
  49. Safari 5.1.4
  50. Safari 5.1.4 のセキュリティコンテンツについて
  51. Safari 5.1.5
  52. [1]
  53. [2]
  54. [3]
  55. [4]
  56. [5]
  57. テンプレート:Cite web
  58. CSS で WebServer 上のフォントを参照し、文字を出力する技術。
  59. (訳者註)ここでのアニメは、アップル社が提案する WebKit での CSS Animations 技術のこと。これといった訳文は2008年11月時点で存在しない。CSS で HTML DOM Element を動かす技術。参考資料:「CSS Animation」(The WebKit Open Source Project)、「CSS TransitionsとCSS Animations、Apple提案のCSSアニメ機能」(マイコミジャーナル)
  60. (訳者註)ここでのメディアは埋め込みメディアの類いをさすか。HTML5 ではタグ体系の大幅な見直しが盛り込まれることになっていて、Safari (WebKit) では実験的に搭載されている。video タグ等の振る舞いを改善する物と思われる。
  61. テンプレート:Cite web
  62. テンプレート:Cite web
  63. About the security content of iPhone OS 3.1 and iPhone OS 3.1.1 for iPod touch
  64. iOS 4 のセキュリティコンテンツについて
  65. テンプレート:Cite web
  66. テンプレート:Cite web