SDL

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SDL (Simple DirectMedia Layer) は、C言語で書かれたクロスプラットフォームのマルチメディアライブラリである。グラフィックの描画やサウンドの再生などのAPIを提供する。WindowsOS XLinuxiOSAndroidを公式にサポートしている。SDL自身はC言語で書かれているが、インタフェース部はPerlPythonRubyJavaなどのプログラミング言語にも移植されている。SDLそのものはOS間の違いを吸収するための最低限の抽象化しか提供しないが、SDLで使えるフォントネットワークスプライトなどの多数のライブラリが公開されている。

SDLが使用するAPI

SDLは画面の描画にOSによって異なるAPIを使う。WindowsではDirectDrawないしGDIが、LinuxではXlibが使用される。ただし、環境変数「SDL_VIDEODRIVER」を変更すれば、プログラムを書き換えることなく別のAPIを使って表示することも可能になっている。[1] 同様に音声出力に使うAPIも環境変数で変更が可能。

ギャラリー


補助ライブラリ

  • SDL_image-さまざまな画像形式をサポートする。
  • SDL_mixer-さまざまな音声形式をサポートする。
  • SDL_net-ネットワークをサポートする。
  • SDL_ttf-TrueTypeフォントをサポートする。
  • SDL_rtf-Rich Text Format形式の文書をサポートする。
  • SDL_gfx-図形を描くための補助ライブラリ。

関連項目

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  • allegro-マルチプラットフォーム開発用のライブラリ。

外部リンク

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