Publishing TeX
テンプレート:Infobox Publishing テンプレート:TeX (Publishing TeX) は、日本語用の機能を追加した [[TeX|テンプレート:TeX]] (TeX) の一種で、通常 テンプレート:PTeX (pTeX) と表記される。
テンプレート:TeX は組版処理を行うフリーソフトウェアであり、ソースコードも公開されている。そのため、誰でも改良を加えることができる。英語圏で開発された テンプレート:TeX を日本語に対応させる試みはいくつかあって、NTT によるもの (NTT テンプレート:JTeX [NTT JTeX]) や、アスキーによるもの(アスキー日本語 テンプレート:TeX)が代表的であった。互換性を維持するなどの技術的な理由で、当初はどちらも縦組みの文章を組版できなかった。
このような状況の中で、1990年にアスキーは テンプレート:TeX の改造を進めて縦組みにも対応させ、これを機にその名称を “テンプレート:PTeX” (Publishing テンプレート:TeX) に改めた。
テンプレート:TeX 上の拡張マクロセット [[LaTeX|テンプレート:LaTeX]] (LaTeX) を日本語に対応させた、テンプレート:PTeX 上の拡張マクロセットもある。これを pテンプレート:LaTeX (pLaTeX) と呼ぶ。
アスキーでは、テンプレート:PTeX を含む様々な編集ツール群を開発し、自社の出版業務に使用するとともに、このツール群を “EWB” (Editor's Work Bench) と呼んで公開もしている。
派生版
テンプレート:PTeXには派生版が存在する。
- uテンプレート:PTeX - 2007年、田中琢爾作。内部をUTF-8対応させたもの。TeX Live 2012で取り込まれた。サイト:upTeX, upLaTeX − 内部Unicode版 pTeX, pLaTeX の実装
- テンプレート:E-pTeX - 2008年、北川弘典作。テンプレート:E-TeXと同じくレジストリ数を拡張したもの。TeX Live 2011で取り込まれた。サイト:e-pTeX
派生版については、2012年の北川弘典の講演資料が詳しい[1]。公開サイト:数学ソフトウェアとフリードキュメント XIV
関連項目
- [[TeX|テンプレート:TeX]]
- [[LaTeX|テンプレート:LaTeX]]
- DTP
- アスキー・メディアワークス