M110 (天体)

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M110
星座 アンドロメダ座
観測データ
E6
赤経 (RA, α) 00 h 40.4 m (J2000.0)
赤緯 (Dec, δ) +41° 41' (J2000.0)
距離 232.5万 光年
視等級 +8.9
視直径 17' × 10'
物理的性質
直径 1万5000 光年
(B-V) _
絶対等級 _
特性 _
その他の名称

M110
NGC 205

300px

M110 (NGC205) は、アンドロメダ座に位置する楕円銀河である。アンドロメダ銀河 (M31) の2番目に大きな伴銀河で、局部銀河群に属する。1773年シャルル・メシエが発見した。

距離はおよそ230万光年で、質量銀河系よりは小さいと考えられている。望遠鏡ではM31の中心から北西に45'ほど離れた位置に見える。

なおメシエカタログは当初M109までで終わっており、この星雲はメシエの生前にはカタログに登録されていない。しかし彼の残したM31のスケッチの中にM32とともに描き込まれていたため、1968年にM110と呼ぶことがジョーンズにより提案されたものである。研究者の中にはこれを認めず、NGC205という呼称を用いるべきであるとする者もいる。

口径5cmの望遠鏡で注意深くみると見える。口径10cmの望遠鏡ではっきりと見えてくる。口径20cmで見ても口径10cmで見たのとあまり変わらない。


テンプレート:メシエ天体